アチーブメント RSS レーシング X30 Challenge Asia-Pacific レース参戦 Report ■開催日:4 月 25 〜 26 日 ■天候:晴れ ■路面状況:ドライ ■参加台数:ジュニア:16 台 / セニア6台 決勝で追い上げた三澤がクラス5位 平川はクラス3位で表彰台を獲得 若手ドライバー育成を掲げるアチーブメント RSS レーシングは、4月 23 〜 26 日に宮城県・ スポーツランド SUGO 西コースで開催された、 CIK-FIA アジアパシフィック選手権に併催され た X30 チャレンジアジアパシフィック大会に参 戦した。 この大会は、アジアパシフィック KF 選手権の サポートクラスとして設定されたもので、15 歳 未満のジュニアクラスと 15 歳以上を対象とした セニアクラスを開催。総合優勝のドライバーに は、秋にフランス・ルマンで開催される世界大 会への出場権が与えられる。また、レースフォー マットも国際レースに倣い、QP、予選2ヒート、 プレファイナル、ファイナルとヒート数を多い のが特徴。経験の浅いドライバーにとっては、 レース経験を積む絶好の機会となる。 今大会には、ジュニアクラスに先の全日本選 手権西地域開幕戦で鮮烈なデビューを飾った三 澤拓真、セニアクラスへは今季の地方選手権シ リーズにデビューを予定している平川真子と二 人のドライバーが参戦。ともに、SUGO では初 の実戦となった。また、今大会には RSS より芹 澤代表が来訪。若い二人のドライバーを見守ら れた。 タイムトライアル(三澤:40.291・クラス 10 位/総合 13 位、平川:40.589・クラス6位/ 総合 21 位) 土曜日から始まった公式スケジュール。まず 最初はタイムトライアルとなる。三澤は走行経 験の少ない SUGO へやや苦戦をし、クラス 10 番手のタイムにとどまる。一方の平川もクラス 6番手。ただし、両者とも総合トップのタイム から大きく遅れてはおらず、予選での巻き返し が期待された。 予選ヒート(三澤:クラス 10 位/ 14 位・総合 14 位、平川:クラス6位/4位・総合 16 位) 予選ヒートは2ヒート。1ヒート目のスター ティンググリッドは TT の結果順、2ヒート目は 1ヒート目の着順が適用される。1ヒート目を 13 番手からスタートした三澤は、なかなか順位 の挽回ができず、7番手グループの中でレース を進めていく。最後は 10 位でチェッカーを受け ヒート目へ進んだ。一方の平川も順位の挽回は できなかったものの、最後まで走りきってチェッ カー。 第2ヒートでは三澤は 14 位までドロップ。平 川はその直後となる 16 位まで挽回し、三澤は総 合 14 位、平川は総合 16 位でプレファイナルへ と進んだ。 プレファイナル(三澤:クラス 15 位・総合 21 位、 平川:クラス5位・総合 18 位) 決勝のスターティンググリッドを決するプレ ファイナル。上位進出を狙いたいところだった が、三澤は9番手走行中にトラブルが発生し、 ピットに戻るとそのままリタイア。ファイナル は最後尾スタートとなってしまう。平川は、予 選時よりもタイムを伸ばし、総合 18 位でゴール した。 ファイナル(三澤:クラス5位・総合6位、平川: クラス3位・総合 14 位) 迎えたファイナルヒート。最後尾スタートと なった三澤は、序盤から積極的なレース運びを 見せ順位を挽回。レース中盤にはトップ 10 内ま で進出すると、終盤の 18 周目には決勝ファステ ストラップもマーク。決勝へ向けマシン、ドラ イバーを仕上げてきた成果を見せ、総合6位で チェッカーとなった。平川も粘り強い走りを続 け、総合で 14 位まで進出してチェッカー。クラ ス別では3位となり、表彰台の一角を獲得した。 X30 Challenge Asia-Pacific Driver's Voice 25-26 APR. 2015 高木虎之介監督 いろいろと悩んだ部分 もあったんですが、結 果的には最後にタイム も出ていたので、まず は良かったのかなとい う 感 じ で し た。SUGO は2週間前の練習が初 めてで、どこで抜くか と い っ た こ と は KF の レースを見たり、レー スの動画を見て研究し ていたので、ある程度 三澤拓真 は わ か っ て い ま し た。 昨日、今日とヒートがたくさんあったので、悪 いところを直しながら取り組んでいました。次 回の全日本中山大会へ向けて、少しわかったこ とがあったので、それを活かして、また自分の 自信にもつながったので頑張りたいと思います。 今回、参戦にあたりサポートして頂いた方々に 感謝します。 今回は二人とも初めての SUGO となった。今回 権などのレースでいい順位を目指してほしい。 ることだったが予選2ヒート、プレファイナル、 れてくると思うので、チームとしても良かった。 初めての SUGO のレー ス だ っ た ん で す が、 TT、予選、決勝と毎ヒー ト課題を決めて、いろ いろとセッティングを 試して感じながら走る ことができて、結果が ついてきたことが何よ りも嬉しいですし、諦 めないで走って良かっ たなと思います。これ を次のレースにもつな げられるように頑張り う。最後は表彰台も獲得したし、2年目で初め 平川真子 参戦した目的は多くのヒート数で経験を積ませ ファイナルいい経験ができたと思う。三澤は徐々 に良くなり、決勝はファステストラップも記録 しているし、いい走りを見せてくれた。最後尾 スタートから総合6位までよく上がってこられ たなと思う。与えられた条件の中でいいい走り を見せてくれたので、それを全日本へつなげて ほしい。 平川は、初めてのSUGOで練習もなくレース に臨み、体力的にも厳しいなかで頑張ったと思 ての表彰台となったので、これからも鈴鹿選手 1回表彰台を経験すると、走りにも余裕が生ま このチームの目的はフォーミュラまで上がるド ライバーを育成すること。今回は RSS の芹澤 代表もアドバイザーとしていらして頂いた。今 後、フォーミュラに上がれば芹澤代表と一緒に レースを戦うことになるので、今回一緒にレー スをできたことはドライバー二人にとっては大 きかったと思う。 また、今回も多くの方々にサポート頂き参戦で きたことを感謝します。今後も応援、よろしく お願いいたします。 たいと思います。 参戦をサポートして頂いたスポンサー、応援し てくださった皆さんに感謝しています。ありが とうございました。 RESULTS ● X30 Junior クラス(16 台) Pos. No. Driver Team Frame 1 24 名取鉄平 Team BirelART BirelART 2 18 野中誠太 T.KBF BirelART 3 20 皆木駿輔 K.SPEED WIN BirelART 4 16 冨田自然 Tech Miyazawa KOSMIC 5 21 三澤拓真 アチーブメンント RSS レーシングEXPRIT 6 15 THANAPONPANG SUTUMNO ビレルパシフィック MTS BirelART 7 12 緑川 匠 MAD-CROC Karting JUNIOR MAD-CROC 8 11 角田裕毅 Team BirelART BirelART 9 14 酒井夢良 チームぶるーと SWF 10 17 青山聖矢 Racing Square GEN TONYKART ● X30 Senior クラス(6 台) Pos. No. Driver Team Frame 1 2 荒川 翔 Zi ViVre RT MAD-CROC 2 1 平賀正悟 チームエッフェガーラ Birel 3 4 平川真子 アチーブメンント RSS レーシングEXPRIT 4 5 小石裕也 TAKAGI PLANNING EXPRIT 5 6 QINGYUAN LI ビレルパシフィック MTS BirelART 6 3 鈴木啓子 Super Racing Junkie! BirelART Engine Tire IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL Engine Tire IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL IAME DL Q.P. 40.170 40.121 39.860 40.341 40.291 40.198 40.128 40.118 40.409 40.335 Q.P. 40.225 40.262 40.589 40.229 40.550 40.493 Q.H.1Q.H.2P.F. 7 3 5 4 4 5 4 7 1 1 1 1 1310 7 5 10 9 11 15 9 11 10 8 5 8 8 10 3 2 2 6 1416 13 11 1212 12 9 Q.H.1Q.H.2P.F. 1 1 1 1 3 2 3 3 6 6 4 5 2 3 2 2 5 4 6 6 4 5 5 5 アチーブメント RSS レーシングチーム 監督:高木虎之介 ドライバー:三澤拓真 メカニック:岡本康裕 使用マテリアル CHASSIS:EXPRIT ENGINE:IAME Parilla X30 TYRE:BRIDGESTONE ※エンジン&タイヤは主催者指定のワンメイク制 (今大会はダンロップを使用)
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