パドックパス - Rosso

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パドックパス
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スーパーカーのレストアも手掛ける
創業33年の老舗輸入車ショップ
杜の都、仙台にショールームを構える「パドックパス」は、
クラシックミニからフェラーリまで、様々な輸入車を取り扱う。
現在、フェラーリ365BBとカウンタックLP400をレストア中。
気になる方はいまのうちに連絡をしておこう。
文●武井寛史/写真●佐藤靖彦 text by TAKEI Hirofumi / photos by SATO Yasuhiko
フェラーリやランボル
ギーニといったスーパー
スポーツカーのメンテナ
ンスでピットは全て埋
まっていた。
これから搭
載される綺麗なエンジン
やミッションなどのパー
ツも置かれていた。
現在、
パドックパスでは旧車を蘇らせるレストアに力を入れている。
これからレストアがスタートする365BB は、
25 年ほど眠っていた個体のため各部を細かくチェックする。
表面的には綺麗なボディでレストアする必要はない
ように見える。
しかし、
注意深く見て行くと所々に錆や腐食がある。
特に下まわりは錆びが酷く状態が良いとはいえない。
365BB のボディやシャシー、
エンジン、
室内が蘇るプロジェクトがスタートする。
東日本大震災から今年で 4 年を迎え、未だ災害
たのだが、需要に応じた形で、現在はフェラーリや
いてとても忙しそうな印象だ。そんな中、目を引い
で状態は良い。イタリアでレストアされた経歴もあ
催される走行会やツーリングなどのイベント。走行
の爪痕が残る東北地方だが、それでも少しずつでは
ランボルギーニといった特別なクルマにも力を入れ
たのは、レストア中のフェラーリ 365BB とカウン
る室内は、シートの張りなど、年式のわりには綺麗
会は国際レーシングコースのスポーツランド SUGO
あるが確実に復興は進んでいる。そんな北の地にも
ている。ちなみに業務内容は、車両の販売はもちろ
タック LP400。LP400 はボディの塗装が終了して
だ。リフトに上げてもらい車体下部やサスペンショ
で行われ、人気がある企画だ。
スーパースポーツカーを扱うショップがある。宮城
ん、車検整備、鈑金塗装など。また、エンジンやミッ
いて、これからエンジンルームと内装に着手する段
ンまわりを見せて頂いた。正直、 が酷く状態は良
このようなイベントの開催については、
「パドッ
県仙台市太白区にある「パドックパス」だ。杜の都
ションのオーバーホールにも対応してくれ、こだわ
階。世界的に価格が高騰している LP400 だが、レ
いとはいえない。これらの状況を踏まえた上でレス
クパス」のホームページをチェックして頂きたい。
と謳われる東北地方最大の都市、仙台の地において
りのクルマを所有しているユーザーには有難いお店。
ストアの完成が楽しみな1台だ。
トアメニューが決まっていくのだ。LP400と365BB
仙台は東京駅から新幹線を使えば1時間ちょっと
1982 年に創業。今年で 33 年目を迎え、輸入車販
地下1階のファクトリーを覗くと、フェラーリ
365BB はレストアする前の段階。25 年ほど眠っ
はまだ売り先が決まっていないようなので、興味があ
で着いてしまう。遠いようで近い仙台には、たくさ
売の実績は十分だ。
「パドックパス」は、クラシック
348 やカウンタック・アニバーサリー、スーパー7、
ていた個体らしく、ボディには若干 びはあるもの
る方は今から話を付けておいたほうが良さそうだ。
んの観光地と名物があるので、旅行気分で「パドッ
ミニを始めとしたイギリス車が得意なショップだっ
ミニクーパーなど、たくさんの輸入車が入庫されて
の、屋根のあるガレージに保管されていたようなの
「パドックパス」のもうひとつの魅力は、年に数回開
クパス」へと足を運んでみては如何だろう。
宮城県仙台市太白区砂押町 20-3 TEL:022-249-3298
営業時間:9:30∼18:30(日・祝 9:30∼18:00)
定休日:月曜日・第 3 日曜日
リフトに上がっているのはレスト
ア中のカウンタックLP400。
ボディ
ワークのレストアはすでに終了して
いて、
現在、
エンジンとミッションは
下りている状態。
今後、
オーバーホー
ルされたエンジンが搭載される。
室
内も酷い状態ではないが手を入れる
予定。
リフト手前のカウンタックは
25 周年アニバーサリー。
エンジンが
下ろされリフレッシュするためのメ
ンテナンスが進行中だ。
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