(2004年6月) [PDF/867KB] - 農林水産技術会議事務局筑波事務所

研究者のアウトリーチ活動
農林水産技術会議事務局 技術政策課 技術情報室長
大同
久明
研究情報の発信という業務を担当するようになり、広報というものを民間の広報担当者から勉強さ
せていただく機会がある。彼らからみれば官庁の広報は総じてお知らせ広報の域を出ておらず、タ
ーゲットも不明瞭であるという。
そう言われて考えてみると、例えば新技術や品種等の研究成果を発信するにしても、それを通して
農林水産研究開発の意義を社会に向けて広報しようとするのか、実際の普及に向けて宣伝しようと
するのか必ずしも目的が明確でない場合があったり、印刷物にしてもどんな内容のものでも同様の
リストで「関係機関に配布」という形で終わることが多く、ターゲットも絞られていないのかもしれない。戦略的な広報
のためには関係者の意識改革と相当の工夫が必要となる。
そうした中で、ターゲットを絞った広報として中央農業総合研究センターで始めた「研究協力員」制度と「出前指導」は
新しい切り口になるであろう。先進的な農業者を研究協力員として認定し、彼らに情報発信を集中するとともに彼らを中
心に実証試験などを実施、要望があれば研究者が直接現地指導を行うというものである。広報的に見れば、生産者という
「伝えたい人」への情報伝播の経路にいる情報感度と口こみ力の高い先進的生産者である「伝わったらいい人」を直接の
ターゲットとしており、広く伝えるというより深く伝える体制になっている。また、研究員が直接出向くことにより、従
来のお知らせ広報から双方向性を持った対話型広報へ進化しているといえよう。
一方で、広く一般をターゲットにした広報にも新たな責務といえるものが生まれている。食の安全性の問題等にからんだ
国民の科学技術への不信や理解の不足、若者の理科離れが言われており、われわれの情報発信は農林水産研究だけでなく、
もっと広く科学技術の意義を伝えるという側面も重要になってきているのである。
そんなこともあり、「サイエンス・コミュニケーション」という分野の本を拾い読みしてみると、「公衆の科学理解」と
「公衆の科学意識」の違いということが強調されている。「科学理解」を進める活動は「科学と社会の関係をめぐる問題
は総じて公衆の側の無知と誤解に起因する」という尊大な前提のもとでの一方向の情報発信によるものであり、「日常生
活の中で科学に依存しているにもかかわらず科学から疎外されつつあるごく普通の人々」には届かないとされ、科学技術
に向けられる一連の態度あるいは傾向として定義づけられる「科学意識」を向上させる活動にシフトすべきだとしている。
息の長い活動になるが、そのためには体験や科学者との対話を通して多くの段階を経て信頼を醸成し理解へとつなげてい
くことが重要であるとしている。
これはすなわち研究者との双方向的なコミュニケーションが欠かせないということであり、ターゲットは異なるが研究者
の方から手をさしのべる(reach out)「出前指導」と同じ考え方であろう。これを進めるにはいろいろなアイデアが必要
になってくるが、「つくばリサーチギャラリー」という一般の方々との接点を核にして、研究者との直接対話や体験の場
を作るといったような方策も必要かもしれない。
この原稿を書いているさなか、15 年度の科学技術白書が発表された。この中でこのような科学者の社会的活動を「アウト
リーチ」活動として整理されている。ぜひご一読を(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/06/04060202.htm)。
RSS による新着情報の配信サービス
研究情報課広域情報係長
佐藤
勉
1.RSS とは
RDF Site Summary の略で、Web サイトの要約などを記述する XML ベースのフォーマットです。これを利用することにより、
利用者は Web の更新された内容を効率的かつ的確に知ることができます。RSS 情報を得るためには、RSS リーダや RSS アグ
リゲータなどと呼ばれるソフトを利用します。農林水産研究情報センター(以下「情報センター」)では昨年 12 月に更新
した研究情報公開システムにおいて RSS 情報を提供しています。
2.情報センターで提供している RSS 情報
次の3種類の RSS 情報を提供しており、1)、2)は広く一般に公開していますが、3)は農林水産省関係試験研究機関等のみ
が利用可能です。
1)ホームページの新着更新情報
農林水産研究 www サーバーと農林水産省関係試験研究機関等公式ホームページの新着更新情報を提供しています。
提供している情報源の詳細は次の URL を参照してください。
http://www.affrc.go.jp/ja/rss/rss-j.html
2)図書・雑誌の新着情報
情報センターをはじめ、農林水産省関係試験研究機関等の各図書室で受け入れた図書・雑誌の新着情報を提供して
います。
3)COINS の新着雑誌情報
電子メールによるコンテンツサービス(COINS)の新着雑誌情報を提供しています。
3.RSS リーダの利用例
RSS リーダは各種ありますが、SharpReader(Windows 対応)の利用事例を紹介します。
1)インストールと起動方法
SharpReader のサイト(http://www.sharpreader.com/)から ZIP ファイルをダウンロード、解凍した後、適当な
フォルダに置き、SharpReader.exe を実行すれば起動します。
初期状態でいくつかのサイトが登録されていますので、すぐにそれらの最新記事を参照可能です。
2)新たなサイトの登録
SharpReader にフィード元 URL(RSS 情報の取得先 URL)を指定することで新着情報を参照できます。一例として、
ホームページの新着更新情報(http://www.affrc.go.jp/ja/rss/rss-j.html)の中で「農林水産研究 www サーバー
の更新情報」を登録してみます。RDF アイコンの上で右クリックしリンク URL をコピーした後、SharpReader の
[Address]テキストボックスに貼り付け、リターンキーを押します。
図1
フィード元 URL をこのように指定
すると、このサイトの新着情報が表示されます。
図2
最新情報を表示
[Subscribe]ボタンを押すとサイトが登録され、定期的に更新をチェックし、情報が最新に保たれます。図書等
のフィード元 URL については、次項「HTML での提供」のページを参照してください。
4.HTML での提供
RSS 情報を HTML に変換・提供しており、通常の Web ブラウザで新着情報を閲覧可能です。利用方法は、次の URL を参照し
てください。
1)ホームページの新着更新情報
http://www.affrc.go.jp/ja/rss/shinchaku-web.html
2)図書・雑誌の新着情報
http://library.affrc.go.jp/shinchaku.html
3)COINS の新着雑誌情報
http://www3.affrc.go.jp/rss/RSS.rsssrv.cls?id=6&context=html
5.電子メールによる配信
上記の 1)、2)は電子メールでの受信が可能であり、設定は次の URL で行ってください(当面、農林水産省関係試験研究機
関等のみが利用可能)。 https://www3.affrc.go.jp/rss/login.csp
Web of Science と Journal Citation Reports をバージョンアップ
研究情報課情報処理第2係長
青木 浩子
農学情報資源システムの文献情報データベース(EDB)で提供中の Web of Science(WoS) と Journal Citation Reports(JCR)
が 2004 年 7 月よりバージョンアップされます。新しく追加及び強化される機能をご紹介します。従来のシステムと比較す
ると、検索結果に対する解析機能が強化されます。
1.Web of Science の新機能
1)Quick Search 機能
これは WoS の新しいスタートページ(図1)に追加され、サーチエンジンのようにキーワードを入力するだけのシ
ンプルな検索ができます。
2)Group Author による検索
General Search モードで、従来のキーワード、著者、雑誌、著者所属の4つの検索に加えて、Group Author(グ
ループ著者)による検索ができます。
3)Dictionary 機能
著者名、ジャーナル名などを正確に入力するための補助機能として機能強化されます。
4)統計解析ツール
検索結果の分析機能が追加されます。検索結果を著者、所属機関、収録雑誌、発行年等でランク付けすることがで
きます。また、検索結果のグラフ化も可能です。
5)Personal Citation Alert
特定の論文について、それを引用する文献を追跡するためのアラート(自動検索)機能を設定できます。設定はワ
ンクリックで簡単に可能です。
6)検索条件の設定
検索の途中でも条件の設定を変更できるようになります。
図1
WoS の新スタート画面
2.Journal Citation Reports の新機能
1)検索結果のグラフィック表示
従来のインパクト・ファクターのグラフ表示に加えて、引用雑誌と被引用雑誌についてもグラフィック表示ができ
るようになります(図2)。
2)Current Contents Connect(CCC)とのリンク機能
新たに CCC とのリンク機能が追加となり、JCR で検索した雑誌の最新号の目次を参照することができます。
新機能の利用方法については、以下を参考にしてください。
[バージョンアップについての情報]
http://www.thomsonscientific.jp/news/press/wok3_j.pdf
[検索マニュアル等(更新中)]
http://www.thomsonscientific.jp/support/userguides/index.shtml
図2
JCR の新グラフィック機能
なお、このサービスは農学情報資源システム(http://www.affrc.go.jp/agropedia/)において、農林水産省及び農林水産
省関係試験研究機関の方のみを対象としています。
図書資料管理システム(ALIS)のデータベース拡充事業
研究情報課収書管理第 1 係長
澤田 明美
1.図書資料管理システムの運用状況
図書資料管理システム(ALIS)は、農林水産省関係試験研究機関等の書誌所在情報を電子化することにより、情報の共有
化、貸出管理、文献複写、相互貸借なども含めた、利用者への総合的なサービスを目的とした図書館業務システムです。
農林水産研究情報センター(以下「情報センター」)では平成9年1月に ALIS を開発・導入し、平成 13 年2月からは、機
能アップした GUI ベースの現行システム「ALIS2000」を運用してきました。
ALIS は、全国 40 カ所以上の農林水産省関係試験研究機関等の図書資料の書誌所在情報をデータベース化し、農林水産関
係試験研究機関総合目録(ALIS Web-OPAC)として提供しています。平成 14 年 1 月からはインターネット上において広く一
般にも公開しています。データ入力件数及びアクセス件数の推移は図のとおりです。
なお、平成 16 年 6 月末現在における ALIS へのデータ収録状況は、次のとおりです。
図
書
雑
誌
受 入 件 数
1,010,620 件
1,101,978 件
登録書誌件数
601,963 件
33,443 件
(注)受入件数は所蔵データの総入力件数を示します。
2.遡及データ入力への取り組み
図書資料管理システムとしての機能を最大限に活用し、利用者へのサービス向上、図書資料管理の効率化等を図るために
は、各機関で所蔵する書誌所在情報がすべて入力されていることが必要です。
情報センターでは、ALIS へのデータ入力を進めるため、ALIS 運用開始当初から、各機関において独自に作成された図書資
料情報の電子化データを提供していただき、移行及び統合作業を行ってきました。また、平成 11 年度以降は、各機関へ参
加を呼びかけ、未電子化目録の電子化及び書誌所在情報データベース拡充(遡及データ入力)事業を進めてきました。
平成 13 年度からは、「農林水産研究情報デジタルコミュニティの構築」予算として確保された農林水産図書資料所在情報
データベース作成経費により遡及入力を進めています。
平成 11~15 年度の遡及入力の実績は、次のとおり(情報センターを含む)です。
平成 11 年度
図書 : 66,900 件
平成 12 年度
図書 : 40,000 件
平成 13 年度
図書 : 80,165 件
平成 14 年度
図書 : 74,726 件
雑誌 : 11,021 件
平成 15 年度
図書 : 31,160 件
雑誌 : 75,000 件
この事業の推進に当たっては、各機関の担当者に書誌情報のコピーと必要事項を記入したデータシートを作成、提出して
いただき、構築を行ってきました。さらに、平成 13 年度からは、入力参加機関から入力作業場所等を提供していただく現
地入力や、入力対象の図書資料を情報センターに送付していただいての入力等、入力方法も増やし、参加機関との連携、
協力のもとに事業を進めてきました。
なお、昨年度は、情報センターデポジトリィ事業(本誌 No.65 参照)により移管された雑誌についてもデータ入力を実施
しました。
3.平成 16 年度のデータ整備計画
平成 16 年度の遡及データ入力については、先に行った参加希望調査の結果をもとに調整等を行い、図書:63 千件、雑誌
156.7 千件
(内訳)

現地入力 8 機関:図書 41 千件、雑誌 153 千件

現物送付

書誌コピー11 機関:図書 15 千件
2 機関:図書 7 千件、雑誌 3.7 千件
のデータ入力を予定しています。
図
データ入力件数(入力総数)及び Web-OPAC アクセス件数の推移
省内における国立国会図書館支部図書館、分館の連携
研究情報課課長補佐
田中
忠一
1.省内の国会図書館支部図書館、分館
農林水産研究情報センター(以下「情報センター」)は、
「国立国会図書館支部農林水産省図書館農林水産技術会議事務局
筑波事務所分館」ですが、省内には、支部図書館(分館)が筑波事務所分館のほか、支部農林水産省図書館(以下「本省
図書館」)、支部農林水産省図書館農林水産政策研究所分館、支部林野庁図書館の計4館あり、各々は組織上も独立した管
理、運営が行われています。
農林水産省では電子政府構築計画の中で行政情報等のデータベース整備を推進することとしており、この一環として、イ
ンターネットを通じて個別に外部提供されている4館の蔵書案内及び蔵書データベースについては、利用者の利便性を考
慮し「農林水産省電子図書館データベース」として整備することになりました。この動きに伴って、データベース構築事
業についての共通認識と各館の現状についての理解を深めるために、
本省図書館と情報センターでは平成 14 年度から意見
交換を行っておりましたが、15 年度からは4館関係者による定期的な打合せ等を行ってきました。これまでの打合せ等を
通じて、連携がより密接なものとなり、その成果として以下のような具体的な取組が行われていますので、ご紹介します。
2.具体的な連携活動
1)4館合同勉強会の開催
近年、図書館界を取り巻く現状が大きく変化しつつある中で、直面する課題に取り組み、図書館界での新たな動き等につ
いて意見・情報交換を深め、各館が進歩し続けるための一助にすることを目的として、4館合同勉強会を定期的に開催し
ています。
第1回目は 2004 年 1 月 28 日、本省図書館において開催され、14 名が参加し、各館における現状の活動状況を報告し、特
徴的な活動について具体的に確認しあいました。第2回目は 2004 年 5 月 18 日、林野庁図書館において開催され、18 名が
参加し、図書館利用者の拡大策をテーマとして、日本近代林政年表の編纂者である香田徹也氏から、資料収集時の図書館
利用体験をもとにした話題提供、各館における図書資料の収集、具体的な利用拡大への取組等について報告、意見交換を
行いました。
また、2003 年 6 月 10 日には5名の方が参加し、筑波施設等(情報センター、計算センター、つくばリサーチギャラリー)
の説明会を開催し、運用しているシステム等をご覧いただきました。
今後、合同勉強会は発展的に解消し、その趣旨を継続させるとともに、位置づけをより明確なものとするため、農林水産
省所属図書館協議会として開催していくことになっています。
2)農林水産省図書館との相互貸借の改善
本省図書館と情報センターの間における相互貸借については、従来から国立国会図書館中央館及び支部図書館資料相互貸
出規則に基づき、貸借する資料は原則として職員が手交することになっていましたが、2003 年 8 月 1 日付で両館で申合せ
を行い、郵送で貸借可能となりました。また、農水省の研究独法人図書室と本省図書館間の相互貸借は、情報センターが
受付窓口となって一元的に対応しており、情報センターが仲介することで本省図書館の資料の借用利用が可能となってい
ます。
3)4館同時検索システムの構築
国民からみて利用しやすい環境を作ることを目的として、4館における各蔵書データベースの同時検索システムの構築を
計画しています。本省図書館が中心となって仕様書の作成を行っており、平成 16 年度中に運用開始する予定です。
4)ポータルサイトの整備
4館の図書館情報(ホームページ)への検索窓口の一元化を図り、利用者からのアクセスの利便性を向上させるために、
ポータルサイトを作成することとし、16 年度から以下の URL にて運用しています。
http://www.library.maff.go.jp/opac/portal/index.html
農林水産省図書館情報総合ページ
農林水産研究情報センターの活動状況
-平成 15 年度研究情報課課長補佐
田中
忠一
平成 15 年度の活動概要をご紹介します。詳細は、「筑波事務所年報 平成 15 年度」(8月末発行予定)をご覧ください。
<図書資料の収集>
<図書資料の提供サービス>
●コンテンツ・サービス
農林水産省関係試験研究機関の研究者に外国雑誌の最新目次情報を提供しています。15 年度のサービス雑誌数は 8 誌(シ
ート複写枚数は 1,670 枚)でした。また、電子メールによるコンテンツ・サービスである COINS を運用(15 年度は 1,031
誌を提供)しており、利用者は 680 名、登録誌数は 1,031 誌(延べ 11,329 誌)でした。
<情報の加工・処理・提供>
情報センターで提供している主なデータベースの、15 年度における入力件数、蓄積件数(15 年度末)、アクセス件数(出力
件数)は以下のとおりです。
<WWW による情報サービス>
農林水産研究 WWW サーバーへのアクセス件数は以下のとおりです。
地域の情報拠点「地域情報利用実験棟」が完成!
-九州沖縄農業研究センター情報資料課-
九州沖縄農研センター情報資料課長
山下
昭弘
九州沖縄農業研究センター情報資料課では、①図書館業務、②情報ネットワーク管理業務、③広報業務の三つを柱にして
います。今回は当課が重点的に取り組んでいることを紹介します。
1.図書館機能を持つ実験棟が完成
平成 15 年度施設整備の一環として、平成 16 年 3 月に九州沖縄農業研究センターの敷地に「地域情報利用実験棟」が新た
に建設(RC-1620 ㎡)されました(写真)。
この実験棟は、当センターにおける冊子体情報及び電子情報の集中化を図り、情報の収集・整理・提供業務とともに地域
情報研究を一体的に効率よく推進することを目的とした共同利用施設です。
この施設の中で最も大きなスペースは図書室です。これまで九州沖縄農業研究センター西合志キャンパスでは図書室が四
か所に分散され、研究者の利用に極めて不便であるとともに、当課にとっても日常的な業務効率が悪く、最大の課題とな
っていました。
振り返ってみると、平成 7 年度からこの問題の根本的解決にむけて毎年新規の施設整備の予算要求を積み重ねてきました。
それが平成 15 年度に農林水産技術会議事務局、農業・生物系特定産業技術研究機構本部及び当センター内のご理解とご協
力により、図書館機能を取り込んだ研究施設として整備されました。
新図書室はこれまでの四か所の図書室を合わせた面積には及ばないものの、雑誌架を除きすべて電動式移動書架を導入し
たことにより、所蔵する図書資料約 8 万冊をすべて移転・収納し、すばらしい利用環境となりました。今後とも図書資料
の利用環境の向上を目指していきます。
2.情報ネットワーク基盤の強化策
ホームページの作成・運営、ネットワーク管理、利用者の管理、ヘルプデスクを中心とする業務では、最近のインターネ
ット、情報技術(IT)の急激な普及に伴って、当センターのホームページへのアクセス回数が 100 万件/月の大台に乗る
ようになってきました。そのため広報媒体として重要と位置づけ、コンテンツの拡充に努めています。その一つは、研究
部等の個別ページの充実を図る独自の取組として、ホームページ作成技術の習得を目的にした職員研修会を開催していま
す。
また、当センターでは事務の効率的な推進を図るためイントラネットを導入していますが、そのシステムの利用実態は部
署により格差がみられます。その格差解消策として、システム利用技術の普及が不可欠であることから、その全体のレベ
ルアップを目指し、独自の研修会を継続的に実施しています。いずれも情報資料課職員が講師として奮闘しています。
3.広報を重点化
当センターニュース、研究報告を始めとする刊行物 9 誌の編集・発行、研究成果発表会の開催、一般公開の開催・地域催
事への出展など、イベントを通した展示活動、さらに最近では記者発表などマスコミを通した広報活動に積極的に取り組
んでいます。現在、情報資料課には、広報専任の担当者が不在であることから課員が総掛かりで分担しています。特に、
現所長の就任挨拶において広報の重要性が表明されました。また、所長室に所長を補佐する所長補佐官が設置(九州沖縄
農研ホームページを参照)され、その中に広報担当補佐官(研究部長兼任)が新設されました。当課の相談役でもありま
す。
最近は、所長の強力なリーダーシップによって、記者発表の回数も格段に多くなっています。記者発表では、発表内容を
記者に十分理解してもらうことが重要であり、
そのためにプレスリリース資料の作成に多くの時間を割いています。
また、
発表前の舞台作り、発表後のフォロー(記者の問い合わせ対応、報道内容のチェック)や記事への問い合わせも頻繁に発
生するため、現体制の脆弱性を痛感しているところです。
これからも、九州沖縄地域農業の活性化に少しでも役立ちたいと課全員でがんばっていきます。
「地域情報利用実験棟」の前で
◆文献複写に関する取扱を一部変更
農林水産研究情報センター(以下「情報センター」)は国立国会図
書館の分館であることから、著作権法上に規定されている「図書館」
として位置づけられ、著作権法第31条に基づき複写サービスを行
っています。近年、著作権法に対する関心の高まりに伴って複写サ
ービスを行う図書館として責任ある対応が重要となっており、また、
農林水産省所管研究独法人が実費徴収を伴った複写サービスを進
める上で複写規程の整備、文献複写に関する著作権法上の責任の明
確化、利用者への著作権遵守の周知、徹底等について取り組んでい
ることから、情報センターとしても文献複写の取扱について改めて
整理し、「農林水産研究情報センターにおける文献複写に関する取
扱について」として定めました。これに伴って、複写申込書様式の
変更、著作権尊重の重要性について図書室内へ掲示するほか、複写範囲(特に新着雑誌の複写の扱い)について図のよう
に明示しています。複写利用される場合は、ご理解とご協力をお願いします。
◆情報センター主催のデータベースセミナー実施計画
情報センターでは、提供しているデータベースの利用拡大を図るために利用者講習会を開催していますが、平成 16 年度は
文献情報データベース(EDB)を中心に、筑波地区において集中的に実施することとし、これまでに 5 回開催し、のべ 30
名が参加しました。後期の4回については 10 月~11 月頃に開催する予定で、日程が確定しましたら、研修・セミナー
(http://www.affrc.go.jp/ja/info/kenshu/now/index.html)にてご案内します。
注)EDB は農林水産省関係試験研究機関等の方のみが利用可能です。