保健たより平成２７年７月２４日県立糸魚川高等学校夏季休業中の健康安全について ★皆さんは、夏季休業を９回以上経験しているベテランです★ 生活リズムを崩さないさて、あなたはどんな夏を過ごしますか。第一志望校合格を目指した受験勉強の夏？レギュラーの座を目指した部活集中の夏？ 1 学期の復習と 2 学期の予習の夏？待ちに待った夏？皆さんは、夏季休業を 9 回以上経験しているベテランです。目指すものをしっかり決めて生活リズムを崩すことなく有意義な夏季休業にしてください。全校生徒が同じ日数の夏季休業です。（くれぐれも「遅寝遅起き・朝ご飯抜き」の生活は駄目ですよ。）熱中症に注意 ① こまめに水分補給をする。暑さで、大量の汗とともに水分・塩分が失われます。少し塩分が入った飲み物が良いです。スポーツドリンクなどをしっかり飲んでください。また、喉が渇く前に水分補給をしてください。室内でも十分に注意が必要です。 ② タオルや帽子をかぶる。屋外での活動する時は、タオルや帽子をかぶりましょう。また、日陰をさがして直射日光を避けましょう。炎天下や風の通りの悪い場所では特に注意してください。 ③ 睡眠をとる。睡眠不足はテキメンに体調不良を起こします。寝苦しい夜は、冷房機器を上手に使って寝ましょう。くれぐれも扇風機・エアコンの付けって放しはしないこと。体がだるくなります。性犯罪に巻き込まれないこの時期は強制わいせつや痴漢等の性的被害の発生が懸念されます。混雑する公共の乗り物内、人通りの少ない場所や夜間は特に注意しましょう。生徒自ら危険な場所には行かないことや状況を判断する能力を高めましょう。万が一被害に遭いそう・遭った場合は、大人に話すこと、近隣に助けを求めること、現場から離れること、100 番通報すること等を必ずしましょう。一人で抱え込まないでください。また、インターネット利用した被害も心配されます。出会い系、画像を送って欲しい（君のかわいい顔の写真を送って、から巧みにエスカレートしてそのうち裸や下着姿を送って･･･等々、）インターネット上に潜む危険性を認識しましょう。事故に注意毎年全国的に水の事故や交通事故の痛ましい事故が起こっています。水の事故は、海や川の急な深みにはまったり離岸流に注意しなくてはなりません。その中でも、岸（陸）に沿っての流れを「沿岸流」といい、岸から沖（陸から海）へ向かっての流れを「離岸流」といいます。遠浅の海岸を中心に発生しやすいため、海水浴客が知らず知らずに巻き込まれ、沖合に流され事故となるケースがある（例：流されたビーチボールや浮き輪を追いかけて知らず知らずに沖合に流される。）海水浴の時に、「離岸流」に巻きこ込まれてしまうと沖（海）に流されてしまって岸（陸）に戻れなくなってしまうことがあります。また、気をつけて欲しいのは、救出に向かった人が死亡する事故があるということです。応急手当で大切なのは、まず救助者の安全を確保することです。溺れている人を発見したら、すぐに１１９番通報をする。次に溺れている人の近くに浮き輪を投げ入れる。浮き輪がない時は、ペットボトルでも、カバンでも水に浮くものならなんでも浮き具になります。自転車の乗り方に十分注意をしてください。・並んで走っていませんか？・スーパーの駐車場を斜め横断した上、左右を確認せず大通りで出ている人はいませんか？・イヤホンや携帯を使って乗っていませんか？（自転車に関する道路交通法で罰金です。） ★思春期講演会を実施しました。★ 7 月 17 日柏崎市で助産院を開業されている五十嵐先生から、「自分らしく生きてほしいきみに～助産師が伝えたい命の話～」と題して講演をしていただきました。いのちの奇跡、いのちのライフサイクル、人生の中の高校生、共に生きる、望まない性行動、性感染症、性暴力・犯罪等の項目ごとにわかりやすくお話をして頂きました。講演の最後に「生きているだけで１００点満点」という言葉があり、成長と共に忘れがちですが一番大切なことだと思います。ことわざに「這えば立て立ば歩めの親心（子どもの成長を待ちわびる親心をいうことば）」があります。生まれてくる時は、元気であればそれでいい。と思っていた親も子どもが立ち、歩き、言葉を発するようになると、「あれもこれも出来る子、頭のいい子、運動の出来る子」と欲が出てきますが、命あってのことです。高校時代は、思春期真っ直中で、体の変化やこころの変化に驚いたり戸惑ったりしている時期です。しかし、将来的には一人ひとり生き方が違ってきます。その土台となる今の時期を有意義に過ごしてほしいと思います。