【 学 校 経 営 方 針 】 1 本校の使命 創立139年目を迎え、 「開明小学校」から積み上げられた歴史ある本校は、地域の人たちの 誇りであり心のふるさとであるとともに、地域コミュニティーの中核としての期待は大きいも のがある。御津で学び成長する「みつっ子」には、ふるさとに誇りをもち自然や文化を守り育 てる、ふるさと感を一人一人に根づかせ、自分の夢に向かって挑戦する態度を養うことが重要 である。そのためには、将来を見通し、地域の実情を踏まえたコミュニティとしての「開かれ た」学校の姿を問い続けることで、地域住民が積極的に関わる「学校の姿」を確立していくこ とが大切である。平成23年度からの新たな学習指導要領の実施に伴い、学習内容や学習時間 が増加し、社会をたくましく切り拓く子どもを育てるための「言語力」 「表現力」 「活用力」 「探 求力」 「道徳性」が問われている。この学習指導要領の求める課題に的確に対応できる教育課程 を編成し、一人一人に「確かな学力」を習得させ、 「生きる力」を養っていかなければならない。 そこで、本校の課題解決に向け教職員・保護者・地域が一つになって取り組む強い絆を築き上 げ、校訓に託された児童を育成するため、地域に学び児童理解を深めるよう資質向上に努める ことがわたしたちの使命である。 2 校訓 ○「なかよく」・・・・・やくそくを守り友だちを大切にするやさしい子 ○「げんきよく」・・・・心も体も健やかでたくましい子 ○「せいいっぱい」・・・夢と志をもって力の限りがんばるねばり強い子 3 学校教育目標 「なかよく・げんきよく・せいいっぱい」調和のとれた児童の育成 -ふるさと御津に誇りをもち、夢に向かって挑戦する「みつっ子」- 4 学校経営基本方針 ① 「いきたい・いかせたい・働きたい」三方よしの学校づくり ② 道徳教育・特別支援教育を基盤とした学校・学級づくり ③ 「体験」を学びに活かす教育活動の創造 ④ ふるさと御津の「よさ」を活かした教育課程の創造 ⑤ 地域・保護者との強い絆を大切にする学校経営 ⑥ 学校評価によるPDCAサイクルを活用した学校改革 5 めざす児童像 ① 目を見て話を聞く子 ・人の話をしっかり聞く態度を身につけることは、理解する力を高めます。子どもの 話も子どもの目を見て聞いてください。子どもとの絆が深まります。 ② 自ら学習に取り組む子 ・家庭学習において予習・復習に取り組み、 「学び方」を身につけることが学力アップ に大切です。子どものノートを見てください。今日の学びがわかります。 ③ そうじに心(魂)を入れる子 ・そうじは「答案」です。今の自分が1点の誤差もなく正確に表れます。黙ってもく もく「ありがとう」の気持ちを込めて取り組みます。 ④ 友だちの気もちがわかる子 ・511人、十人十色で一人一人ちがいます。「これを言うと相手はどう思うかな?」 と考えられるようになると、やさしい子がどんどんふえて、みんな学校に行きたく なります。 ⑤ やくそくが守れる子 ・学校は集団で学ぶ場です。集団で学ぶには最低限のやくそくが必要です。 全員がやくそくを当たり前として守ることで、みんなが楽しい学校になります。 ⑥ 進んであいさつをする子 ・あいさつは子どもの「心」のバロメータです。子どもの心が病んでいるときはでき ません。 6 めざす教師像 ① 子どもの心に灯をともす教師 ② 児童を愛し、人権を尊び、教育への情熱に燃える教師 ③ 研修を怠らず、人間性の涵養に努める教師 ④ 明るく健康的で、いつも謙虚さを失わない教師 ⑤ 児童や保護者・地域から信頼される教師 7 特色ある学校づくり目標 音楽の力を学校の「げんき」へ -楽しい歌声が響く学校にしよう- ①毎日音楽が流れる環境づくり ○一日が歌で始まり歌で終わる学校にしよう ・朝会・終会で自主的に歌声を響かせる ○行事・休み時間等の機会を捉えて音楽の流れる学校に しよう ②学校行事・児童会活動等で歌声を響かせる活動の工夫 ③芸術鑑賞会・ふれあいコンサートの開催 8 9 教科・領域における指導の重点 ① 自ら課題を克服する主体的な学びの創造 ② 自らの考えを記し、書くことを大切にした学習活動の工夫 ③ 家庭学習(予習・復習)と授業の連携による自ら学ぶ学習態度の育成 ④ 教育課題・要望における「すばやい対応」と情報共有 重点努力事項 (1)学習指導の充実 ~ユニバーサルデザイン化された授業の工夫~ ①国語・算数を中心とした基礎学力の定着を図る ②学習指導要領等に基づき各教科等の指導時間を確保する ③指導計画に基づき系統的・発展的に指導し指導方法の工夫に努める ④自らの考えを書くことの徹底と学習過程におけるノート活用方法の工夫を図る ⑤学習評価を工夫し指導と評価の一体化を図る ⑥はなまるタイムの充実を図ることで主体的な学びを実践させる ⑦読書活動の推進 -読書で拓く心と世界- ・読書タイム、本との出会い読書活動推進事業、図書室利用促進プランの推進を図る ⑧家庭と連携した学習習慣の定着 ・「家庭学習の手引き」の活用により家庭学習の習慣化を図ることで自ら学ぶ学習態度を育成 する(家庭へのアプローチ、次の学習につながる適切な宿題・課題の設定) (2)道徳・人権教育の充実 ~児童の内面に根ざした人権感覚の育成~ ①子どもの学校生活の拠点は「学級」であることをふまえ、温かい人間関係をもとにした「学 級づくり」を進める ②「人権教育基本方針」に基づく道徳的実践力を培い、人権尊重の学校文化の創造を図る ③「兵庫版道徳教育副読本」や「私たちの道徳」を積極的に活用するとともに家庭・地域への 道徳の授業の公開により道徳教育を推進する ④家庭や地域との連携を図る中で、基本的な生活習慣や規範意識、人間関係の基本となる挨拶 の習慣や社会生活上のルール等を身に付けさせ、日常生活の中で活かせるよう指導する ⑤体験活動・先人の生き方に学ぶ地域教材等を有効に活用した子どもの心に響く人権・道徳教 育の充実に努める (3)特別活動の充実 ~よりよい人間関係を築こうとするリーダーの育成~ ①児童の発想を尊重し、自主的・実践的な学級会・学校児童会・地区児童会等の活動を積極的 に支援する ②年間計画に基づく計画的・系統的な取組により学級活動の充実を図る ③地域や社会教育施設と連携を進めるとともに、学校行事のあり方を新しい視点で見直し、行 事内容の充実を図る (4)「総合的な学習の時間」の充実 ~創意工夫を生かした「生きる力」につながる教育活動の展開~ ①ゲストティーチャー及び地域の有効資源の活用を図り、児童の多様な学びを支援する ②目標及び内容、児童に身につけさせたい資質、能力及び態度などの全体計画について共通理 解を図り児童の指導に当たる (5)生徒指導の充実 ~人間的なふれあいに基づく指導~ ①管理職・生徒指導担当のコーディネートのもと、全教職員が共通理解をすることでいじめ・ 不登校・虐待・体罰・セクハラ・パワハラ・問題行動などについて、青尐協・民生児童委員・ PTA健育部等、学校・家庭・地域・関係機関が連携を密にして、早期発見・早期対応に努 める ②「学校いじめ防止基本方針」により、いじめ・不登校等の早期発見・早期解決に努めるとと もに、「教科担任制」「尐人数指導」の特性を生かし、組織的・協力的にチームでの指導を行 う ③養護教諭・特別支援教育関係者・関係機関等との連携を深めることで児童の内面理解に努め るとともに、生活指導上の諸課題について早期発見・早期解決を図る (6)体育・健康教育、防災・防犯教育の充実と文化活動の推進 ①音楽の力を生かした学校づくりを推進する ②新体力テストの結果にもとづき、体力・運動能力等の向上を図る ③防災体制の整備・充実を図り、阪神淡路・東日本等の震災の教訓を生かした津波・防災教育 の推進を図る ④スクールヘルパーの協力を得るなど、家庭や地域との連携により緊急時にも適切に対応でき る体制を整える (7)今日的課題に対応した教育(国際理解教育・情報教育・環境教育・福祉教育)の推進 ①異文化理解と国際性豊かな実践的態度との育成と外国語活動の充実(FLTの計画的活用) ②情報活用能力の育成と携帯電話を含む情報安全教育に関する指導の充実を図る ③環境問題に対する興味・関心を高め、学習と実践を一体化させた環境教育を推進する ④体験活動を生かした福祉教育の充実を図る (8)一人一人の教育的ニーズを把握した特別支援教育の推進 ①障がいの状態に応じた学習指導・就学指導の充実に努める (「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」の作成) ②特別支援学級を中核に、校内及び学校間の交流や地域の人々とのふれあいを推進する ③保護者及び関係諸機関との連携を図り、就学指導推進委員会を中心とした校内支援体制の構 築を図る (9)食を通じて健康な体と身体を培う食育の推進 ①食に関する指導の目標を定め、指導計画の作成及び校内指導体制の整備を行う ②栄養教諭をはじめ、全教職員が連携し、給食の時間だけでなく、学校の教育活動全体を通じ て食に関する指導を推進する ③家庭との連携を図り、正しい食習慣を育てる
© Copyright 2024 ExpyDoc