「交流及び共同学習」について~共に学び合う~

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校長
大和田 邦彦
第 2 号
平成27年4月30日発行
http://www.nanao-sh.metro.tokyo.jp/
「交流及び共同学習」について~共に学び合う~
校長 大和田 邦彦
新年度もひと月が経ちます。朝の校門に「おはようございます」と元気な声で入ってくる人、手にタッチ
をして挨拶を伝える人、立ち止まって正面で姿勢を正して挨拶する人。まだ慣れないのか、もじもじしてい
る小学一年生。様々ですが、明るく元気な挨拶が響くようになってきました。挨拶はコミュニケーションの
第一歩、今年度は、全校の重点目標として取り組んでいます。
さて、4月23日(木)
、今年度初めての交流会が開かれました。日野三中の生徒会役員、合唱部、ボラ
ンティア部の皆さんが本校に来て、中学部2年生と一緒に活動をしました。合唱部の歌声は少人数ながら体
育館中に響き渡るもので、本校の生徒がその美しい歌声に聞き入り感動している様子は、全身を使って大き
な拍手を送った様子からも明らかでした。歌う人、聴く人が一体となって、芸術を楽しんだ時間を共有して
いました。他にも自己紹介や交流レクレーションを通して、ゆっくりとお互いを知り合う機会になっていま
した。
昨年度2月9日に開催された学校運営連絡協議会では、授業見学の一つとし
て夢が丘小学校との交流会を参観してもらいました。パラバルーンを一緒に上
下に操り、タイミングを合わせながら最後にはバルーンの中に一緒に入る。協
力して作り上げた空間の中には交流校と本校の児童の一体感が漂っているよう
に見えました。その後の協議の中で、
「二十数年前の養護学校の時代にもあった
らどんなによかったか。ぜひ続けてほしい。
」
「中身を工夫して交流が進められ
ていた。更に充実したものにしてほしい。
」といった多くの感想・評価をいただ
きました。
「交流及び共同学習」は一つのまとまった言葉です。文部科学省のホームペ
ージ「特別支援教育について 第1章 よりよい交流及び共同学習を進めるた
めに」の中でその意義が示されています。
『1 交流及び共同学習の意義(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/010/001/001.htm)
我が国は、障害の有無にかかわらず、誰もが相互に人格と個性を尊重し合える共生社会の実現を目指しています。そのた
めには、障害のある人と障害のない人が互いに理解し合うことが不可欠であり、障害のある子どもたちと障害のない子ども
たち、あるいは、地域社会の人たちとが、ふれ合い、共に活動する機会を設けることが大切です。
障害のある子どもが幼稚園、小学校、中学校、高等学校等(以下、「小・中学校等」という。)の子どもと共に活動することは、
双方の子どもたちの社会性や豊かな人間性を育成する上で、重要な役割を果たしており、地域や学校、子どもたちの実態に
応じて、様々な工夫の下に進められてきています。
小・中学校等や特別支援学校の学習指導要領等においては、障害のある子どもと障害のない子どもが活動を共にする機
会を積極的に設けるよう示されています。』
本年度も、七生緑小・夢が丘小・日野三中・日野高校との交流活動が予定されています。交流校と協力
しながら、交流に留まらず、全ての児童・生徒にとって共に学び合い、共生社会の実現を目指す活動になる
よう進めてまいります。ぜひ、こうした活動もご参観ください。お待ちしています。
~校内支援活動をご紹介します~
本校には校内総合支援組織「サンルーム」 があります。これは「進路指導室」
「保健室」
「相談支援室」
の3つ(サン)の部屋(ルーム)が、役割を活かしながら担任と連携し、総合的に支援を行う組織とい
う意味です。児童・生徒の学習面や生活面での困り感や課題について、サンルームに「相談したい」と
申し込みを受け、外部専門員の先生方につないだり、療育相談や進路の助言など橋渡しを行います。
外部専門員とは
都が平成24年度より導入した制度です。今年度から正式名称を「都立特別支援学校知的障害教育外部
専門員」と改めました。本校は平成25年度より活用し、本校の外部専門員として専門職の先生方(7名)
が年間を通し来校し、教員に対して、次のようなことに関しての指導・助言を行います。
① 言語聴覚士:やり取りする力、言葉に繋がる力、摂食のこと等について
② 作業療法士:身体面での支援の仕方、感覚機能の特性に合わせた指導や支援方法
③ 臨床発達心理士・臨床心理士:発達課題に添ったサポートや指導の手立て
④ 授業アドバイザー:授業のねらい、動線、教室環境や教材の工夫等について
学校ホームページのご紹介
学校ホームページでは、わかりやすい情報発信に心がけ、より一層
の充実を図ってまいります。ぜひご覧ください。
「ななおの雑記」のコーナー
このコーナーでは、日頃の児童・生徒の
学習の様子を掲載しています。
ぜひ、学校ホームページで、このマークを
クリックしてご覧ください!!
第44回運動会の実施について
平成 27年 5 月 23日(土曜日) 9:40~14:45
*雨天の際は 5月26日(火曜日)に延期します。
*七生福祉園グラウンドにて開催いたします。
ゴールデンウイーク明けから、運動会練習が始まります。
当日は、児童・生徒が力いっぱい走り、演技を行います。実行委員、応援団をはじめ、係活動
で運営に携わる児童・生徒の活躍もご覧いただけます。ぜひ、ご来校ください。
「児童・生徒のみなさん
ひとりで悩まないで」
学校には、セクハラ相談員の教職員がいます。今年度のセクハラ相談員は、下記の教職員です。
児童・生徒にも「相談がある場合は、次の中で相談しやすい先生を選んで
相談してください。
」と話しています。
今井 浩寿先生 (経営企画室)
斉藤 葉子先生 (保健室)
遠藤 輝雄先生 (高等部)
望月 由佳恵先生(中学部)
★ 連休中に、緊急で連絡が必要な場合は、学校携帯「080-4412-7704」まで、
ご連絡ください。