鹿屋市立寿小学校 特別支援教育便り5月号 平成27年5月1日(金) よろしくお願いいたします☆特別支援教育 平成27年度がスタートして約1カ月が経ち,子どもたちは新しい学年や学級に慣れてきて元気に過ごして いるところです。子どもたちが毎日を安心して過ごせるのも保護者の方々の支えがあってのことで,学校への ご理解とご協力へ本当に感謝しています。 さて,この「おひさま」は特別支援教育に関するお便りです。今年度の特別支援教育についてご理解いただ くために,学校の様子や特別支援教育に関する情報を紹介していきたいと思います。隔月のお便りになります が質問や疑問,感想など,何かありましたら学級担任や,特別支援教育コーディネーターまでお寄せください。 今年度よろしくお願い致します。 1 保護者との連携による支援 教育的支援を必要とする子どもへ支援体制を推進していくだけでなく,毎日の学校生活には保護者の 方々のご理解とご協力が欠かせません。支援を必要とする子どもだけでなく,保護者の方々との情報交 換を心がけています。子どもの個性や能力,可能性を伸ばすために,学校で出来ることや,家庭で出来 ることを共に検討していきましょう。 ★小さな頑張りを学校と家庭で一緒にほめていきましょう。 2 通常学級での支援 特別な教育的支援を必要とする子どもすべてが「特別な場」で「特別な指導」を必要とするわけでは なく,通常学級でその子に応じた支援を行うだけで,特性によるつまずきや困難が解消される子どもも 多くいます。まずは通常学級での配慮した支援を中心に考えます。 ★担任がその子に合う課題を提供したり,特別支援教育支援員による支援を行ったりします。 3 学校全体での支援 学校内の人材,時間,場所など,今あるものをうまく活用しながら,学校全体で連携・協力した支援 を行っています。たとえば,1 つの教室の一斉指導の中に教師が 2 名入って指導する「T・T 指導」や 2 つ以上の教室にクラスの子どもを分けて指導する「少人数指導」,さらに,特別支援学級での「個別 の学習」も含まれます。 ゆっくり! じっくり! ★たんぽぽ学級・ひまわり学級の紹介 交流学級を中心とした「交流及び共同学習」も積極的に行っています。具体的には朝の会・給 食・音楽・図工・体育・理科・総合的な学習の時間などの学習は,交流学級の子どもたちと一緒 に交流学級担任や特別支援教育支援員のサポートのもとで学習をしています。 指導内容については,得意なことを活かし,国語や算数などの教科学習のほか,子どもの状態 に合わせて身の回りのことから,外出,買い物などの日常生活に必要なことを学習しています。 さらに,卒業後の進路に向けた指導に至るまでの幅広い内容を,個別の指導計画に基づいて計画 的に行います。 4 外部機関との連携による支援 県教育センターや県子ども総合療育センターとの連携や,近隣の小・中学校,鹿屋養護学校との連携, 医療機関との連携など,外部の機関を紹介したりパイプ役になったりしています。関係機関の利用によ り通常学級で学習していく子どももたくさんいます。 ★専門機関の高度な対応の活用もご検討ください。 小さな気づきから始める特別支援教育 鹿児島県では,子ども一人ひとりの可能性を最大限に伸ばすことを目指す特別支援教育の充 実に取り組んでいます。すべての子どもたちが楽しく,いきいきと学校生活を送るためには,一 人ひとりの得意なことや苦手なことに気づき,理解し,適切に支援する私たち大人の対応が大切 になります。 こんなことで,困っていませんか? 遊びの中で 学習の中で ○友達とすぐけんかになる ・順番が守れない ・友達の物をほしがる ・冗談が通じない ○一人遊びが多い ・友達とうまく話せない ・特定のことにこだわる ○先生のいうことが分からない ○忘れ物が多い ○着席している時間が短い ○動きがぎこちない ○漢字を覚えられない 生活の中で ○こだわりのためにスムーズに 行動できない ○思ったことを,そのまま言葉に して言ってしまう ○注意しても同じことを繰り返す ↓ ↓ ↓ ★ 『わがまま』や経験不足,努力不足ではなく,本人もとても困っています。 わかっているのに がまんできない・・・! どうしたら いいのかなぁ どうしてこんなに 不安なのかな 平成 25 年 3 月鹿児島県教育委員会「小さな気づきから始める特別支援教育」より抜粋
© Copyright 2024 ExpyDoc