教育相談だより

◢◎教育相談だより◎◣
平成 27 年5月
教 育 相 談 課
先日、体育館で臨床心理士の徳田美保先生を講師にお招きして、1 年生を対象に「自分も相手も大切
にするコミュニケーションのとり方」という題目で「思春期教室」を開催しました。
講演で話された内容は 4 つです。
①ストレスについて
②何が差別を
差別を生み出すのか
③緊張したときの
緊張したときの対処法
したときの対処法
④気持ちの
気持ちの良
ちの良いコミュニケーションついて
内容ごとにまとめてみました。
①・ストレスには精神的なストレスと物理的なストレスの 2 つがあること。
・うまくいかないことはストレスになる。うまくやっていきたい気持ちもストレスになる。
・愚痴を言ってもストレスは解消しない。
※それに向
それに向き合うためには、
うためには、自分が
自分が楽しいと思
しいと思えることを試
えることを試みる。
みる。楽しいと思
しいと思えるように考
えるように考え方を
変えてみること
えてみること。
②・物事にはすべて「差」というものがある。何気ないことにも「差」は存在する。
・その「差」に価値観が付くと、それは差別を導いてしまうことがある。
※それに振
それに振り回されないために、
されないために、自分なりの
自分なりの価値観
なりの価値観を
価値観を持つようにしてほしい。
つようにしてほしい。自分なりの
自分なりの価値観
なりの価値観を
価値観を
探してほしい。
してほしい。
③・緊張してばかりだと体も心も疲れてしまう。
※力を入れたあとに、
れたあとに、それを抜
それを抜くことを意識
くことを意識して
意識して欲
して欲しい。
しい。
④・コミュニケーションがうまくいかないとき
※そのようなときこそ自分
そのようなときこそ自分を
自分を肯定して
肯定して欲
して欲しい。
しい。
※大変だったのによく
大変だったのによく頑張
頑張ったねと
ったねと自分
自分を
ほめて欲しい。
しい。
だったのによく頑張ったねと自分をほめて欲
※つらいときに自分
つらいときに自分をほめることは
自分をほめることは力
をほめることは力になる。
になる。
◎講演を聞いた皆さんの意見からの抜粋です。
「ストレスを解消するために私は歌を歌ってます。今日教えてもらった緊張をほぐす運動をやってみた
いなと思いました。」(女子)
「これから色々なことで緊張したりする時がたくさんあると思います。今日教えてもらったことをやり、
リラックスした状態で色々なことに挑戦していきたいです。」(男子)
「私にもたくさんのストレスがあります。これからもさまざまなストレスがたくさんかかってくると思
います。でもうまくつきあっていけたらいいなと思いました。徳田先生にはコミュニケーションのと
り方も楽しくおしえていただきました。」(女子)
「他の人とコミュニケーションをとるのは、これから社会で生きていくためには必要だと思います。そ
ういう時に無愛想に「ありがとう」と言うより、少し笑って「ありがとう」と言ったほうが印象もよ
くて、相手の人も嬉しくなると思います。」
(男子)
※人の性格を変えることは難しいものです。それは
簡単に変わるものではありません。
でも、コミュニケーションのとり方は、案外簡単に
変えることができるものです。
今回の講演が、皆さんの普段のコミュニケーション
の在り方を考え直すきっかけになれば幸いです。
(教育相談課)