第 1 回 筋力をつけて健康寿命をのばそう ~ロコモティブシンドロームを予防するために~ ロコモティブシンドロームとは? 「ロコモティブシンドローム」(略称:ロコモ)と は、骨や関節、筋肉といった運動器の障害により、 歩行や日常生活に支障のある状態をいいます。 全国で40歳以上の3人に1人の割合の人が予備軍といわれています。 国が20 13年から取り組んでいる「健康日本21(第2 次)」では、ロコモの認知度向上を目標に掲げており、 メタボ対策に次ぐ国民運動として、ロコモ予防 の活動が広がっています。 + ◎ロコモティブシンドロームの原因◎ ◎予防と対策◎ ①骨粗しょう症 ②膝関節痛や腰痛 ③加齢性筋肉減少症や神経障害 ④食生活の変化やストレス ①正しい姿勢を保つ ②こまめに体を動かす ③食事の質に気をつける 次号では、ロコモティブシンドローム予防のための食事について 紹介していきます! 引用:長崎市国民健康保険課 気になる点や質問がありましたら、 お気軽に栄養士までお声かけください。 (公社)長崎県栄養士会 第 2 回 筋力をつけて健康寿命をのばそう ~ロコモティブシンドロームを予防するために~ ◆ロコモを予防するための食事◆ 朝食を抜いたり、主食だけの食事(かけうどん+おにぎり)や、菓子パンだけに なっていませんか? ⇒必要な栄養素を過不足なくとるためには、毎日の食事をバランスよくとること が大切です。主食・主菜・副菜をそろえて 1 日 3 食バランスよくたべましょう! 筋肉や骨をつくるもとであるたんぱく質は足りていますか? ⇒主菜でたんぱく質をとりましょう。 主菜(おかず)は 1 食に 1 皿。肉、魚、大豆製品などの良質たんぱく質を いろいろ組み合わせて、種類の偏りなく、まんべんなく摂りましょう。 牛乳・乳製品もたんぱく質を多く含んでいるので、忘れずに! + 次号では、骨をつくるもとになるカルシウムや、その他栄養素の働きについて 紹介していきます! 気になる点や質問がありましたら、 お気軽に栄養士までお声掛けください。 引用:長崎市国民健康保険課 (公社)長崎県栄養士会 第 3 回 筋力をつけて健康寿命をのばそう ~ロコモティブシンドロームを予防するために~ ◆ロコモを予防するための食事◆ カルシウムが不足していませんか? ⇒骨をつくるもとになるカルシウムを積極的に取り入れましょう! 【カルシウムを多く含む食品】 カルシウムの吸収を助けるビタミン類も忘れずに! ●ビタミンD…カルシウムの吸収を助けます。 魚類(鮭、サバ、鰯など)、きのこ類(きくらげ、干し椎茸など)に豊富。 ●ビタミンK…骨にカルシウムが沈着するのを助け、強化します。 納豆や小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、ワカメなどに豊富。 ●ビタミンC…骨や軟骨に含まれるコラーゲン生成に役立ちます。 野菜(赤・黄ピーマン)、果物(柿、柑橘類)に多く含まれます。 魚や肉の加工品、インスタント食品を食べ過ぎていませんか? ⇒加工食品は、カルシウムの吸収を阻害するリンを多く含むため、 とりすぎに注意しましょう。 気になる点や質問がありましたら、 お気軽に栄養士までお声掛けください。 引用:長崎市国民保険課 (公社)長崎県栄養士会
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