フライブルク大学 サマーコース

フライブルク大学 サマーコース
初めに
フライブルク大学では毎年8月にサマーコースを開いています。このコースは元々日本人を対象として始
まったので日本人のためのドイツ語コースが開かれていたりしているので、日本の他大学の学生も数多く
来ているので初めて海外へ行く人や一人で海外へ行く人でも安心して行くことができます。
行くまでの流れ
まずは資料を取り寄せインターネットで申し込みをします。その時に日本人の送迎バスを使うかが問わ
れますが、とっておいた方がそのままホテルでの宿泊をせずスムーズに寮までいけるのでとっておくのが
良いでしょう。ノイシュバンシュタイン城ツアーもありますが、それはまた現地で申し込みができる場合
もあるので絶対にとった方がいいという程ではありません。最後に受付番号をもらうのでそれを使って郵
便局などで振り込みをしましょう。飛行機は各自でとります。バスの日程に合わせて飛行機をとると良い
でしょう。空港内でバスの待ち合わせをしますがその間に少し電車にのってフランクフルトの町を散策す
るのもよいです。空港付近は食べ物も割高であまりおいしくありませんでした。後はバスに乗ってしまえ
ば親切な日本人チューターの方が案内、説明をしてくれます。
乗り物
ドイツでは改札はありません。券売機で切符を買ってそれを持って入らなければなりません。特急では
毎回チェックがあり、普通電車やトラムでも時折見回りが来ます。無賃乗車が発覚した場合は40ユーロ
の罰金が発生します。バスの場合は運転席側から入って料金を払いましょう。ドイツでは特急のチケット
の早期購入割引があるのでICEなどの利用の予定が決まれば早めに券売機で購入しておくとお得です。特
急は1等車と2等車があるので乗る時に気を付けましょう。座席指定なども追加料金でできますが、基本
的にはしなくても座ることができるのであまり心配することはないでしょう。
ドイツの地下鉄(Sバーン)
持ち物
服装は秋を想定していきましょう。ドイツは昼間でも全然汗をかきません。日差しが少し強いくらいで
す。夜はとても冷えるのでダウンとまでは言いませんがちょっとした上着は必要です。現金に加えてクレ
ジットカードもあると便利です。海外は日本とはコンセントが違うので、変換プラグを持っていくのがよ
いでしょう。変圧器は携帯程度だけであれば必要ないでしょう。ドライヤーであれば海外旅行用のものを
持っていくのをオススメします。
食事
大学の食堂は昼と夜に利用できますが日によって当たりハズレがあるのであまり私は利用しませんでし
た。しかし、量はとても多くとれますのでレストランで食べるよりはるかに安く済みます。大学付近にカ
リーヴァストやケバブのお店があるのでお勧めです。
食堂での昼食(不味かった) 大学付近のカリーヴァスト
住居
コースの間の住居は基本的に学生寮が多いですが、たまにホームステイの人もいます。学生寮はWGと
なっており、その寮によって異なりますが、大体2∼8人にキッチン、冷蔵庫、シャワー、トイレ等がある
共有スペースに、机とベッドがある個室が設けられています。多くの人はフライブルク大学の学生と一緒
にその部屋を使用するため、決まり事などを守りながら生活をしましょう。洗濯機は寮にありますが、有
料です。中には学生部で専用のコインを買う必要があるのでその寮についたら早めに調べると良いでしょ
う。また寮にはLANケーブルがある場合があるのでノートパソコンを持っていくのもいいでしょう。
語学コース
コースは主に二つあり、日本人のためのドイツ語コースと国際コースです。日本人コースでは受講生全
員が日本人で授業内容も初等レベルですので、ドイツ語をしっかり学びたいという方やドイツ語専攻の方
は国際コースを選ぶと良いでしょう。国際コースでは様々な国籍の人たちと一緒にドイツ語を学んでいく
ので様々な国の人と関わる機会がたくさんあります。行く前にウェブでテストを受けてその結果から授業
のクラスが決まります。しかし、実際授業を受けてみてそのクラスが難しかったり、易しかったりした場
合は担当教員に相談すればクラスを変更することができるのでテストは心配する必要はありません。
授業
授業の進み方は基本的に私たちの会話の授業と同じようなものと捉えてよいでしょう。時間は9時から12
時半までの2コマ分で間に30分の休憩をはさんで行われます。欠席は数回認められていますが、決められた
数以上欠席すると単位をもらうことができなくなるので注意しましょう。日本人コースでは周りも日本人
なので特に目新しいものはありません。しかし、国際コースでは周りは外国人です。日本人も多くいます
が、全員が日本語をわからないので授業の進行や未知語の説明等がすべてドイツ語で行われます。自身が
単語の説明をする時もドイツ語での説明なのでドイツ語をドイツ語で理解していくということが必要にな
ります。教材はMENSCHENという本を使いました。これは私たちの会話の授業で使用しているNetzwerk
等と同じようなものですのであまり難しいものはでてきません。私たちにとっては教科書を解くのには苦
労しないでしょう。しかし、欧米人と私たちは話すスピードが格段に違います。彼らはアルファベット言
語に慣れ親しんでいるのでその速さや訛り等になれるのに少し苦労するでしょう。
国際コースのクラス
テスト
私は国際コースを受講したため国際コースしかわかりませんが、テストは私たちの会話の授業と似たよ
うな形式ですのでいつも通りにやれば特に勉強しなくともある程度の点数はとれるので心配しなくていい
でしょう。クラスによって違いますが、テストに加えてグループでの簡単なリサーチ発表や個人での簡単
なプレゼンテーション等もあります。
エクステンション講座
平日に毎日行われる授業以外に午後からエクステンション講座を受講することができます。これは全10
回ありますが1回でも休んだ場合単位認定されなく、初回に来なければ基本的に聴講することも難しくなり
ます。このエクステンション講座は様々なレベルの人たちがくるのでドイツ語のレベルも比較的に易しい
ので気軽に参加できます。またここで外国人の知り合いを見つけることもできるので、とりあえず最初だ
け参加してみるのもいいでしょう。午後のエクステンション講座に加えて、日本人のための講座も開かれ
ているので興味のあるものに参加してみるのもいいでしょう。日本人のための講座は各1回限りのものなの
でよく知らせの紙を見てみましょう。
サマーコース修了式
レクレーションプログラム
平日の午後や週末に様々なレクレーションプログラムが開かれています。BBQやボーリング、週末で
はシュバルツバルトやボーデンゼーへの小旅行等の多くの企画があり、様々な国の人と共に楽しめます。
参加するには事前の申し込みが必要なのであらかじめ何があるかこまめにチェックするとよいでしょう。
レクレーションのBBQ
フライブルク周辺
フライブルクはとてものどかな町で自然もたくさんあります。ここの水道水は近隣のシュバルツバルト
から綺麗な水がでているのでそのまま飲むことができます。大学の近くには大きい塔があります。その付
近にはいろいろな屋台などもあるので一度行ってみるといいでしょう。フライブルクにはドイツブンデス
リーガ1部にあるSCフライブルクというチームがあるので町にあるチケット販売所でチケットを購入して
見に行きましょう。街中にはスポーツバーも多く8月の後半にはドイツスーパーカップや、ブンデスリーガ
の開幕戦があるのでスタジアムにいけない場合はそちらに足を運びましょう。最初にフライブルク周辺で
使える在来線乗り放題チケットを購入するのでそれを使って黒い森やスイスのバーゼルなどに行ってみる
のもいいでしょう。スイスに行く際にはパスポートを携帯しましょう。スイスのバーゼルではサッカー日
本代表の柿谷曜一朗選手が所属しているFCバーゼルがあるので現地にいって試合や練習を見に行ってサ
インをねだりましょう。バーゼルの試合のチケットはスタジアムでも購入できます。
大学付近の塔 スイスのバーゼルFC
旅行
サマーコースの間はいろいろなところにいってみるのもいいでしょう。中にはフランスやイタリアに行
く人もいます。ジャーマンレールパスやバーデンビュッテンブルクチケットなどドイツではお得な電車の
利用法がたくさんあるのでそれらを調べ、利用することによってより有意義なものとなります。せっかく
のヨーロッパなのでドイツだけにこだわらず、コースが終了した後にすぐ帰国せずにヨーロッパ各地を旅
行してから帰国するのも良い経験となるに違いありません。