歴史部会 紹介

歴史部会
はじめに
――遡ること400年前。
政宗公の時代、伊達家家臣が遺した記録があります。
「大地震、津波入候(そうらえ)テ、御領中ニテ人
千七百八十三人、(中略)死ト也」
写真: 川村孫兵衛像
世に云う「慶長三陸地震」――日本で初めて「津波」
という言葉が使われた大地震です。
この大地震により、東北の沿岸部は壊滅的打撃を被りました。
その後、復興に尽力したのが、政宗公と、その意を受けた家臣団、川村孫兵衛、佐々若
狭らです。
孫兵衛らは、壊滅的打撃を受けた沿岸部に、製塩事業を興し、さらには、北上川を改修
し、内陸部での大規模な新田開発を可能にし、その結果、仙台藩は、実高百万石と呼ば
れる雄藩に成長しました。
すなわち仙台藩の歴史は、「復興」の歴史です。
「歴史部会」では、四ツ谷用水、貞山堀、北上川改修などの「水の文化史」や、「杜の都」の
由来にもなった森林行政の歴史など、さまざまな歴史的事実の研究を進めるとともに、
「観光部会」などの他部会とも連携して、市民参加型の活動を行っていきます。
くわしい活動は、今後、「活動報告」のページで紹介していきますので、乞うご期待!