小中一貫校芦刈観瀾校 3月は 学校だより 3月号 平成27年3月6日 発行 文責 小中一貫校としての1年目 副校長 武富 秀之 進学・進級に向けて、家庭で支援を! 10日(火)県立高一般入試 1日目 11日(水) 2日目 13日(金)9年生卒業式 17日(火)6年生卒業式 20日(金)学年末保護者会 (1~5年、7~8年) 24日(火)平成26年度修了式 ゴールは目前です 進学・進級の春。気持ちはワクワク。でも、浮かれすぎは禁物です。 平成26年度のゴールが目前に迫 4月を「やる気いっぱいの笑顔」でスタートさせるには、やはり、 っ て き ま し た 。 小 中 一 貫 校 に な り 、 「家で学習することを当たり前にできる習慣」をつけることが大事です。 早くも一年が過ぎようとしています。 そして、そのためには子どもが大好きな家族からのサポートが必要です。 保護者の皆さんの目には、芦刈観 瀾 校 の 児 童 生 徒 の 成 長 が ど の よ う に ◆「勉強しろ」と言わなくても、自ら学ぶ環境をつくりましょう! 映っているのでしょうか? 一つの校舎に集まることによって、 ○十数年前、授業中は落ち着かず、よく宿題を忘れる子がいました。 小学部児童と中学部生徒がどう影響 「学習習慣をつけたいですね」とおうちの方にも相談したところ…。 し合うのかと、心配された方もいら ◎しばらくして「漢字や計算を各15分、苦手な社会の教科書を10 っしゃったと思います。 分間音読。」というわずか40分程度の学習に取り組み始めました。 しかしこの1年、中学部生徒が小 毎日チェックはしたものの、いつまで続くかなと半ば期待せずに見 学部児童を優しく導き、小学部児童 守ったところ、なんと1か月続きました。これにはおうちの方も、私 が中学部生徒を慕い、学校行事や授 も、本人もびっくり。そして、いつのまにか宿題の提出忘れがなくな 業で生き生きと活動し、学び合う姿を見て安心されたのではないでしょうか? り、自主学習ノートを毎日提出するのが当たり前になっていました。 これは、昨年度までに芦刈小と芦刈中で小中一貫校開校に向けて積み上げて こられた教育活動の成果だと言えます。特に「地域の教育力を活かす教育環境 ◆短期間にこんなによく変われたなあと感心していたら・・・。 づくり」が観瀾校で学ぶ児童生徒の健やかな成長の大きな要因となっています。 「先生が毎日励ましのコメントをノートに書いてくださったおかげで 今年度は地域コーディネーターの岡本様、あしぱる職員の皆様を要とした夢 す!」とお母さんに感謝されました。しかし、そんなことで簡単に変わ つなぎボランティアの皆様のリードで、のべ743名も教育活動のサポートを れるわけがありません。そこで、その子にさりげなくたずねました。 していただきました。本当にありがたい「極上の学校支援」です。 すると「家のみんなが我慢してんだ。」と不思議な答えを返しました。 観瀾校の生徒児童が、小さなことにも「ありがとうございます!」という感 ◆実はこの変化には、「家族みんなの温かい協力」があったのです。 謝の気持ちを表したり、相手や周囲のことを考えながら行動しようとしたりす それは、「その子の勉強する時間だけ、テレビを消すこと」。 ることができるのは、年間を通し、様々な場面で地域のボランティアの皆様が 学習を阻害する一番の誘惑を、家族で我慢されたのです。弟や妹もい 温かくかかわってくださったことが大きく影響しています。このことには感謝 たので、子どもの学習時間の設定に家族の生活リズムを合わせたること と共に、来年度もぜひ継続して力添えをいただきたいと願っています。 は、簡単ではなかったと思います。でも本人は、家族が自分のために協 また、保護者の皆様には本校の教育活動を御理解いただき、「共に子どもを 力してくれたことが嬉しくて、「頑張る気持ち」になれたようです。 育む大人」として教師支援の立場から御意見・御助言・御協力をいただけたこ ◆ 今 の 時 代 な ら 、「 パ ソ コ ン・ タ ブ レ ッ ト ・ス マ ホ 等 を 使 用 し ない 。 あ る とは、本校教職員の大きな支えとなりました。心から感謝しています。 いは、一定時間スマホを1カ所に集めて使用しない。」でしょうか? 観瀾校は本年度から「小中一貫教育」という新たな教育体制を活かして学校 子どもの行動を変えるためには、家族でかかわることが大事です。 課題の解決を図る取り組みに着手したばかり。来年度も1年から9年までの児 御家庭の状況によってその方法は様々です。でも、家族が精一杯の思い 童生徒と教員が「ともに」を合い言葉に心をひとつにして取り組んでいきます。 やりや心遣いを行動で示すことは、子どもが今の自分を変える勇気や継 その基盤として、保護者と教員が「子どもを豊かに育てる」というひとつの 続して取り組む力をもつことに、確実につながりそうです。 目標に対して、相手に委ねず、相手と歩調を合わせ、共に解決法を考え、協力 できる関係をつくることは何より大切なことです。日々御多忙と思いますが、 ○「親は子の鑑」…我が子の言葉遣いや態度が自分に似てきてドキッとしたことは 来年度も力を合わせて、子どもを指導・支援する関係づくりをお願いします。 ありませんか?大人の言動はどんなことも「子どものお手本」です!要注意です◆ 感謝でいっぱい!「6年生ありがとう集会」 笑顔広がる「花いっぱい運動」 2月27日(金)、小学部全員参加で「6年生ありがとう集会」が開催され 芦刈町地区青少年育成会・婦人会・まち ました。6年生に感謝の気持ちを込めて、4、5年の運営委員会が中心となり、 づ く り フ ォ ー ラ ム の 主 催 で 毎 年 開 催 さ れ て 準備から企画・運営まで、全校で取り組みました。 いる「花いっぱい運動」。 当日は、みんなで楽しむゲーム活動、各 今年は、2月15日 学年からの工夫を凝らした出し物…。どれ (日 ) に 、 芦刈 幼 稚 園 にも『6年生、大好きだよ!ありがとう!』 で開催された「情報モ の気持ちがあふれるプログラムの連続で、 ラル教育講演会」終了 参加者みんな、心がポカポカになりました。 後に、本校中庭にて実 最後に、6年生からのお返しの出し物が 施されました。 ありました。ドラえもんやのび太のタイム 当日は、生徒会運営 スリップによる寸劇に、下級生は大喜び。 委員、スポーツ部活動参加者を中心とした8年生と、 期待通り、6年生の「笑顔を広げるサー 小 学 部 「 緑 の 少 年 団 」 の 子ど も た ち 数 名 がボ ラ ン テ ビス精神」は超一流!今年度リーダーとし ィ ア と し て 参 加 し 、 プ ラ ンタ ー 約 8 0 個 に花 苗 を 植 て活躍したパワーをを存分に見せつけてく え 込 み ま し た 。 寒 風 吹 く 中の 活 動 で し た が、 積 極 的 れました。中学部での活躍が今から楽しみです。 1年生「桃太郎見参!」 に動く姿に、婦人会の皆さんが感心されていました。 笑顔で協力してくれた皆さん、ありがとう! グッピーに赤ちゃん誕生 2年生「華麗なランニングマン」 ~ベルマークで水槽を購入~ 正面玄関から入って、右隅に 水槽を配置しました。 この水槽は、皆さんの御協力 で集まったベルマークのポイン トで購入したものです。 現在、水槽には、藻を食べるというフィリピン原産のプレコが1匹と色 とりどりのグッピーが群れで過ごしています。そのグッピーには早くも赤 6年生「みんな大好き!ドラえもん」 ちゃんが生まれました。元気いっぱいで、すいすいと泳いでいます。 小城市学童美術展立体審査会 2月24日(火)、三日月小学校体育館で、 小 城市 学童 美 術展 立 体審 査会 があり まし た。 観瀾校は、素晴らしい成績を納めました。 ◆県特選 2年 中元寺章吾 (しょうご) 4年 楠田 祥大 (しょうた) 5年 島崎 梨花 (りんか) 8年 久保菜乃巴 (なのは) ◆県準特選 1年 福山 結望 (ゆうみ) 2年 山川 凜大 (りんた) 2年 久保 颯 (はやと) 2年 中元寺章吾さんの作品 5年 本村 一将 (かずまさ) すごい迫力のニワトリでした 7年 中原汰都紀 (たつき) ◆このほか、市特選に17点、 市入選に10点も選ばれました! 春を呼ぶ『 ひな模様』 2月27日~3月1日に開催さ れた「芦刈町ひなまつり展」に、 観瀾校1~9年の有志で描いたぬ りえを構成した「ひな模様」を展 示していただきました。 玄関に置いていた正三角形のお 雛様とお内裏様のぬりえに、子ど もたちが個性あふれるぬりえをし て く れ た お か げ で 、「 素 敵 な共 同 作 品」になりました。 「一人一人の小さな力を合わせ ると大きな力になる」を視覚的に表したいと、私(副校長)の思いでしたが、 予想以上の出来映えになりました。自主参加してくれた皆さんありがとう! 【※なお、公民館から参加賞として「消しゴム」をいただきました。】
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