学校だより - 東京都立中野特別支援学校

学校だより
平 成 27年 4月 6日 発 行
平成27年4月号
東京都立中野特別支援学校長
吉田京子
「確かな成長」を実感できる教育を目指して
校長 吉田 京子
4月1日より都立中野特別支援学校の校長に着任しました。
小学部・中学部を担当します山岸直人副校長、高等部を担当します大野哲也副校長と共に新しい体制の中
で、中野特別支援学校の教育を推進してまいります。これまで同様本年もどうぞよろしくお願い申し上げま
す。
先達が築いてこられた中野特別支援学校の伝統と歴史を引き継ぎ、児童・生徒の安全で安心できる学校を
基礎に置き、
「分かりやすい授業」と「確かな成長」を目指す教育を実践してまいります。
さて余談になりますが、私が東京都の教員として最初に着任した学校が当時の中野養護学校でした。9年
間、中学部の教員として特別支援教育に懸命に取り組んでいた時代です。
その頃、本校は開校して
間もない時期で、グランドのプレハブ校舎もなく、「つつじ館」もありませんでした。台風のシーズンに脇
を流れる神田川が氾濫し、川に一番隣接していた保健室に決壊した水が流れ込み、教員がみんなで水を掻い
出し授業を再開したことを覚えています。現在は環状七号線下に大きなトンネルが設置されたため、このよ
うなことはなくなりましたが、思い出深い出来事として印象に残っています。当時、私が最初に担任した生
徒も、今では50歳に届く年齢に達します。
この度、特別支援学校の教員として育ててもらった学校に校長として着任することになり、本校の子ども
達を健やかに育む教育の実践に全力を尽くし、恩返しをしたいという思いで一杯です。
本校は、これまで歴代の校長先生や教職員の努力と、地域や保護者の方々の一方ならぬご協力を得て、特
別支援教育の先進的な実践で指導内容の改善・充実を図り、地域との連携や貢献に努めて高い評価を受けて
まいりました。
学校評価アンケートにおいても高い回収率と、多くの設問において肯定的な回答をいただき、自由記述で
も学校改善のための前向きで建設的なご意見を多くいただきました。一方、専門性の向上、人権尊重、防災、
情報発信についてはなお一層の努力が必要であるとの評価もいただいています。子ども達の「安全・安心」
は学校教育の根幹であり、人権を尊重し一人一人の自立と社会参加の実現を図ることを使命として、専門性
を向上させ「確かな成長」を目指すことを重点項目として取り組んでまいります。
これまでのように、保護者の皆様や地域の皆様の変わらぬご支援とご協力をいただきますよう、よろしく
お願い申し上げます。
このたび、都立久我山青光学園からまいりました
山岸 直人(やまぎし・なおと)と申します。
大学時代に、養護学校(当時)の児童・生徒の余
このたび、4月1日付で着任しました大野 哲也
(おおの・てつや)と申します。高等部を主に担当い
たします。
暇活動支援に取り組んだり福祉作業所の非常勤指
前任校は都立文京盲学校という視覚障害の高等
導員を務めたりしておりましたが、教員となってか
部単独校でしたが、初任から15年間、知的障害特
らは、専ら視覚・聴覚障害教育の場におりました。
別支援学校(養護学校)高等部におりました。
初心に立ち返り、「中野の教育のさらなる充実」
新たな気持ちで、「大空めざすけやきのように」
と「児童・生徒の確かな成長」のために、全力で取
「みどり広げるけやきのように」そして高等部の皆
り組んでまいる所存です。
さんは目指す進路が実現するように、ともにがんば
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
副校長 山岸 直人
ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
副校長 大野 哲也