葛城市都市計画道路見直しについて 『都市計画道路見直し検討委員会』を開催しました! 葛城市では平成 27 年 3 月 3 日(火)に『第 2 回都市計画道路見直し検討委員会』 を開催しました。 都市計画道路見直し検討委員会は、長期にわたり未着手となっている都市計画道路を テーマに計 3 回開催する予定で、2 回目は『都市計画道路の存続・廃止の検討』につい て庁内関係部署による議論が行われました。議論した内容について、以下のとおり報告 いたします。 都市計画道路の必要性の考え方 都市計画道路に対する必要性は、『奈良県都市計画道路の見直しガイドライン/平成 22 年 7 月/奈良県』に基づき、 「①自動車の交通機能の観点」、 「②歩行者等の交通機能 の観点」、「③葛城市のまちづくり計画との整合性」について客観的な指標を用いて評価 しました。上記ガイドラインに示される必要性の検証項目の考え方は以下のとおりです。 観点 機能 必要性の検証項目 ・ 当該路線の現道が混雑しているか。 自 動 車 の 交 通 機 能 の 観 点 歩 行 者 等 の 交 通 機 能 の 観 点 葛 城 市 の 通行 機能 円滑性 ・ 『奈良県みんなでつくる渋滞解消プラン/H25.3 奈良県 』におけ る「渋滞が著しい箇所」としての位置づけがあるか。 ・ 当該路線又は並行路線の将来の混雑緩和に寄与するか。 安全性 交通 結節点 利用 円滑性・安全性・ 交通結節点利用 アクセス 機能 連続性 ・ 将来交通量を踏まえ、自動車のボトルネック踏切に該当する箇所の 混雑緩和に寄与するか ・ 『奈良県みんなでつくる交通安全対策プラン/H22.2 奈良県』に おける「事故危険個所」としての位置づけがあるか ・ 交通結節点へのアクセス強化に資するか ・ 都市計画マスタープラン等に位置づけられているか ・ 『奈良県自転車利用ネットワークづくりガイドライン/H23.7 奈 良県』のなかで、サイクリングロードに位置づけられているか ・ 通学路として指定されているか 通行 機能 安全性 ・ 「あんしん歩行エリア」として指定されているか ・ 歩行者・自転車の安全で快適な通行環境の確保に資するか 円滑性 滞留 機能 滞留 市街地 形成 機能 骨格 形成 ・ バリアフリー新法に基づき定められた「特定道路」や「生活関連経 路」としての位置づけがあるか ・ 土地区画整理事業や市街地開発事業などの面的整備地内の都市計 画道路としての位置づけがあるか ・ 企業立地・観光振興などを支援する都市計画道路としての位置づけ があるか ま ち づ く り 計 画 と の 整 合 性 ・ 緊急輸送道路に位置づけられているか 防災 空間 機能 避難路 ・ 防災拠点にアクセスしているか 環境 空間 機能 延焼 防止 景観形 成・沿道 環境保全 収容 空間 機能 交通 施設の 収容 市の独自指標 ・ 建築物が連担しており、道路以外に延焼防止機能が無い地域におい て、火災の延焼防止効果等の防災機能を果たすか ・ 景観形成や沿道環境保全の都市空間のネットワークの位置づけが あるか ・ 駅前広場や駐車場、駐輪場などの交通施設、電線類等の各種施設の 収容空間の位置づけがあるか ・ 周辺市町村との連携強化に資する都市計画道路に位置づけられ ているか 都市計画道路の実現性の考え方 都市計画道路の実現性は、以下に示す項目を基に検証しました。 【実現性の検証項目】 当該路線に並行して同規模の道路が存在する 保全すべき史跡や文化財等がある 保全すべき建築物等がある 大規模な構造物等が必要 支障物件が多く、長期化が予想される 道路構造令に適合しない 地元から変更・廃止等の要望がある 将来交通量がそれほど見込まれない 次回の見直し検討委員会 次回の見直し検討委員会では、第 2 回委員会で出た意見を踏まえ、各都市計画道路の 見直し案について具体的な検討を行うこととなりました。次回の見直し検討委員会は5 月中旬頃の開催を予定しております。 葛城市 都市整備部 都市計画課 [email protected] TEL 0745―69―3001/FAX 0745―69―6456
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