葛城市都市計画道路見直しについて 『都市計画道路見直し検討委員会』を開催しました! 葛城市では平成 26 年 12 月 24 日(水)に『第 1 回都市計画道路見直し検討委員会』 を開催しました。 都市計画道路見直し検討委員会は、長期にわたり未着手となっている都市計画道路を テーマに計 3 回開催する予定で、1 回目は『都市計画道路の見直し方針案の検討』につ いて庁内関係部署による議論が行われました。議論した内容について、以下のとおり報 告いたします。 ■ 都市計画道路 都市計画道路とは、都市における円滑な交通を確保し、健全で良好な市街地の形成を図るとと もに、安全で快適な都市生活と機能的な都市活動を支えるため、都市計画法に基づいてルートや 幅員などが決められた都市の骨格となる道路のことです。 ■ 都市計画道路の区域内の規制 【都市計画法第 53 条・第 54 条】 都市計画道路に定められると都市計画法による規制が発生し、都市計画道路の区域内に建築物 を建てるときには市長の許可が必要となります。この規制は、将来における都市計画事業の円滑 な執行を確保することを目的としており、以下に示す建物であれば建築の許可が受けられます。 ・階数が 2 階までの建物(3 階建て以上は不可) ・地階を有しないこと(地下室は不可) ・主要構造部が木造や鉄骨造等の移転・除却が容易な構造であること(鉄筋コンクリート造は不可) 都市計画道路の見直しの目的 1. 長期にわたり未着手となっている都市計画道路が存在する! 葛城市ではこれまで街路事業や土地区画整理事業等により継続的に都市計画 道路の整備に取り組んできましたが、財政的な制約や既成市街地における事業 の困難性から、長期間にわたり未着手となっている都市計画道路が存在します。 2. 社会変化や財政状況に応じた効率的な都市計画道路の整備が求められている! 近年、まちづくりでは、人口減少・高齢社会の到来、市街地拡大傾向の収束、 中心市街地の空洞化、環境負荷の増大等にともない、成長型から成熟型(都市 機能の集約・コンパクト化)への変化が求められています。また、葛城市を取 り巻く財政状況の逼迫により効率的な事業執行が必要となり、真に必要な道路 についてメリハリをつけた整備が求められています。 葛城市では都市計画決定以降、長期間にわたり未着手となっている都市計画道路 を対象に、葛城市のあるべき将来像の実現のため、必要性・実現性を十分精査し、 必要な都市計画道路網の再構築を図ることを目的に都市計画道路の見直し検討を実 施します。 葛城市内の都市計画道路 路線名 3.2.4 高田バイパス線 3.4.2 橿原五条線 3.3.52 磯壁新在家線 3.4.57 大和高田当麻線 3.4.58 当麻香芝線 3.4.770 新庄駅前通り線 3.5.770 新庄南北線 3.5.771 北花内南藤井線 計 ※ 計画 決定 S47. 12.22 S42. 3.13 S61. 5.20 S61. 5.20 S61. 5.20 H1. 9.22 H1. 9.22 H1. 9.22 計画 延長 (km) 計画 幅員 (m) 7.12 38 4.98 0.00 2.14 国管理 2.24 16 0.00 2.24 0.00 国管理 0.09 23 0.09 0.00 0.00 市決定 0.25 16 0.00 0.25 0.00 市決定 1.05 16 0.00 1.05 0.00 県決定 0.95 16 0.75 0.00 0.20 市決定 1.56 14 0.00 0.00 1.56 市決定 0.85 14 0.00 0.00 0.85 市決定 5.82 3.54 4.75 14.11 改良済 概成済 延長 延長 (km) (km) 未着手 延長 (km) 備考 概成済延長:都市計画道路の計画幅員の 2/3 以上の幅員、又は 4 車線以上の供用道路で、改良済の 都市計画道路と同程度の機能を果たし得る現道を有する区間。 見直し対象路線 葛城市内に位置する都市計画道路は8路線あり、この内、国管理である 3.2.4 高田 バイパス線 ・ 3.4.2 橿原五条線、既に改良済である 3.3.52 磯壁新在家線を除く ① 3.2.4 大和高田当麻線、②3.4.58 当麻香芝線、③3.4.770 新庄駅前通り線、④3.5.770 新庄南北線、⑤3.5.771 北花内南藤井線の計5路線を見直し対象路線として位置づけま す。 都市計画道路の見直し方針(案) 『奈良県都市計画道路の見直しガイドライン/平成 22 年 7 月/奈良県』に基づき、 未着手の都市計画道路の『存続』、『変更』、『廃止』について検討していきます。 見直し対象路線の抽出 見直し検討対象路線の特性把握 次の 3 つの視点について検証(必要性の検証) ①自動車の交通機能の観点からの必要性 ②歩行者の交通機能の観点からの必要性 ③まちづくり計画との整合性の観点からの必要性 いずれの観点からも 必要性が認められない 実現性が低い いずれの観点から 必要性が認められる 実現性の検証 実現性が 高い 沿線のまちづくり計画を踏まえた 代替手段の検討 代替手段 有り 代替手段無し 廃 止 変 更 存 都市計画道路見直し検討委員会のスケジュール 項 目 議題及び検討内容 第1回都市計画道路見直し 検討委員会 平成 26 年 12 月 24 日(水) 第 2 回都市計画道路見直し 検討委員会 第 3 回都市計画道路見直し 検討委員会 「都市計画道路の見直し方針案の検討」 ・未着手の都市計画道路の課題 ・都市計画道路の見直し方針案の検討 「都市計画道路の存続・廃止の検討」 「都市計画道路の見直し案作成」 お問い合わせ先 葛城市 都市整備部 都市計画課 [email protected] TEL 0745―69―3001/FAX 0745―69―6456 続
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