中央管理コンソール 簡単導入・設定ガイド - IBM

IBM FastBack for Workstations
中央管理コンソール
簡単導入・設定ガイド
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注意事項
当資料は日本アイ・ビー・エム(株)の正式なレビューを受けておりません。
当資料はマニュアルをはじめとする正式なドキュメントの補完資料として参照して下さい。
以下は、IBM Corporationの米国およびその他の国における商標です。
– AIX, AS/400, BLADECENTER, BLUEGENE, DB2, E-BUSINESS, IBM, ISERIES, MICROPARTITIONING, TIVOLI, Lotus, Lotus Domino, Lotus iNotes, Lotus Notes, Lotus Sametime, OS/390,
PSERIES, RATIONAL, RS/6000, S/390, SECUREWAY, WEBSPHERE, XSERIES, Z/OS, ZSERIES
“Java” およびすべてのJava関連の商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国におけ
る商標です。
“Microsoft” “Windows” “Windows NT” および “Windows”ロゴは Microsoft Corporationの米国およびその他の
国における商標です。
“Pentium” “MMX” “Intel” “Intel Inside (ロゴ)” は Intel Corporationの米国およびその他の国における商標です。
“UNIX”はThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標です。
“Linux”は、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。便宜上記載する場合がありますが、それ
ら権利を侵害する意志や目的はありません。
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目次
1. 導入前の確認事項
2. 中央管理コンソールの導入
3. 中央管理コンソールの構成
1. 中央管理コンソールの起動
2. グループの作成
3. 新規クライアントの登録
4. 補足
1. グループと管理フォルダー
2. 管理フォルダーのアクセス権限設定例
※当ガイドは、IBM FastBack for Workstations 6.1.2 をもとに作成されています。
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1. 導入前の
導入前の確認事項
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1. 導入前の確認事項
1.1 システム要件
– システム要件を満たしていることを確認してください。
【FastBack for Workstations Hardware and Software Requirements v 6.1.2】
• http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21454246
1.2 ログインユーザー
– 管理者権限のあるユーザー・アカウントIDでログインします。
1.3 その他のアプリケーション
– 起動しているアプリケーションなどがあれば、全て終了します。
1.4 インストール・イメージ
– いずれかの方法により、インストール・イメージを用意します。
①IBM FastBack for Workstationsの製品CD
②Webダウンロード・プログラムよりダウンロードし、zipファイルを展開
※当ガイドは、TIP(Tivoli Integrated Portal)がインストールされていない環境上での手順として作成されています。
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2. 中央管理コンソール
中央管理コンソールの
コンソールの導入
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2. 中央管理コンソールの導入(1)
2.1 以下の実行ファイルをダブルクリックします。
– 6.1.2.0-TIV-FB4WKSTNS-CAC_windows.exe
2.2 セットアップ言語を選択して「OK」ボタンを押します。
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2. 中央管理コンソールの導入(2)
2.3 「次へ」ボタンを押します。
2.4 ソフトウェア・ライセンス情報を確認して「使用条件の条項に同意します」を選択して「次へ」ボタン
を押します。
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2. 中央管理コンソールの導入(3)
2.5 TIP(Tivoli Integrated Portal)で使用するユーザー ID とパスワードを入力して「次へ」ボタンを
押します。
デフォルト・ユーザー:
tipadmin
デフォルト・パスワード:
tippass
2.6 中央管理コンソール用のインストール先のフォルダを確認して「次へ」ボタンを押します。
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2. 中央管理コンソールの導入(4)
2.7 TIP(Tivoli Integrated Portal)用のインストール先のフォルダを確認して「次へ」ボタンを押しま
す。
2.8 内容を確認して「インストール」ボタンを押すと、インストールが開始されます。
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2. 中央管理コンソールの導入(5)
2.9 お使いのシステム用に構成をするためにしばらく時間がかかります。(通常20~30分程度)
2.8 「完了」ボタンを押します。
※「完了」ボタンを押してしばらくすると、中央管理コンソールのログイン画面が開きます。
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(参考)Java バーチャル・マシン用メモリーの設定(1)
中央管理コンソールのパフォーマンスを向上させるために、Java バーチャル・マシン(JVM)用のメ
モリーを設定することができます。
JVM maximumHeapSize の設定値を適切にすることは、多くの IBM FastBack for
Workstations を管理する場合に効果があります。この値が小さすぎると、レスポンスが悪くなるな
ど、動作に不都合が生じることがあります。
【JVM maximumHeapSize の設定値の確認方法】
コマンド・プロンプトから、C:¥IBM¥Tivoli¥Tipv2¥bin に移動し、以下のコマンドを実行します。
–
–
–
–
–
wsadmin
set server1 [$AdminConfig getid /Cell/TIPCell/Node/TIPNode/Server/server1/]
set jvm [$AdminConfig list JavaVirtualMachine $server1]
$AdminConfig show $jvm
quit
※wsadmin 実行時には TIP 用のユーザーID
およびパスワードの入力を求めるウィンドウが
表示されます。
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(参考)Java バーチャル・マシン用メモリーの設定(2)
【JVM maximumHeapSize の設定値の変更方法】
(例)初期値 256MB、最大値 512MB として設定する場合
以下の内容をテキストファイル(jvm.jacl)に保存する。
–
–
–
–
set server1 [$AdminConfig getid /Cell/TIPCell/Node/TIPNode/Server/server1/]
set jvm [$AdminConfig list JavaVirtualMachine $server1]
$AdminConfig modify $jvm {{initialHeapSize 256} {maximumHeapSize 512}}
$AdminConfig save
コマンド・プロンプトから、以下のコマンドを実行します。
– wsadmin -f jvm.jacl
この後、以下の中央管理コンソール・サービスを再始動すると、設定が反映されます。
– Tivoli Integrated Portal – V2.1_TIPProfile_Port_16310
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(参考)中央管理コンソール・サービスの実行ユーザーの設定(1)
デフォルトでは中央管理コンソール・サービスの実行ユーザーは、ローカル・システム・アカウントと
なっています。このユーザーは、ファイル・サーバーや NAS など、他のコンピューター上にある共
有フォルダーにアクセスすることはできません。
他のコンピューター上にある共有フォルダーにアクセスする必要がある場合には、以下の手順によ
り、アクセス権限のある実行ユーザーに変更してください。
【サービス実行ユーザーの変更方法】
以下の中央管理コンソール・サービスを一旦停止する。
– Tivoli Integrated Portal – V2.1_TIPProfile_Port_16310
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(参考)中央管理コンソール・サービスの実行ユーザーの設定(2)
中央管理コンソール・サービスを右クリックし表示されるウィンドウの「ログオン」タブにて、適切なア
クセス権限をもったユーザー ID およびパスワードを設定した後、サービスを起動してください。
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3. 中央管理コンソール
中央管理コンソールの
コンソールの構成
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3.1 中央管理コンソールの起動(1)
3.1.1 スタート・メニューからは、以下のようにして起動します。
– すべてのプログラム > TSM > IBM FB4WCA Console > IBM_TSM_F4WS_Console
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3.1 中央管理コンソールの起動(2)
3.1.2 中央管理コンソール・サーバー上のブラウザーからは、以下のようにして起動します。
– https://localhost:16311/ibm/console/logon.jsp
3.1.3 他のコンピューター上のブラウザーからは、以下のようにして起動します。
(ホスト名 remotehost に接続する場合)
– https://remotehost:16311/ibm/console/logon.jsp
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3.2 グループの作成(1)
3.2.1 左のペインで「グループ構成」をクリックする。
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3.2 グループの作成(2)
3.2.2 アクション・メニューから「グループの作成」を選択すると、グループ構成ウィザードが表示され
ますので、画面下部の「次へ」ボタンを押します。
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3.2 グループの作成(3)
3.2.3 「グループ名」ページでは、グループを識別するグループ名を指定し、画面下部の「次へ」ボタ
ンを押します。
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3.2 グループの作成(4)
3.2.4 「継続的保護」ページでは、ローカルで保持するバージョン数やバックアップの最大スペース、
さらには継続的保護に使用するストレージの場所を指定し、画面下部の「次へ」ボタンを押します。
– この設定画面は、IBM FastBack for Workstations の「一般」タブに相当します。
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3.2 グループの作成(5)
3.2.5 「保護するファイル」ページでは、保護対象とするフォルダーやファイルへのパスをルール・
ベースのパターン一致によって指定し、画面下部の「次へ」ボタンを押します。
– この設定画面は、IBM FastBack for Workstations の「保護するファイル」タブに相当します。
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※パターン一致による指定方法については、「IBM FastBack for Workstations 簡単導入・設定ガイド」をご覧ください。
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3.2 グループの作成(6)
3.2.6 「Eメール保護」ページでは、保護対象とするEメール・アプリケーションやEメール・アプリケー
ションが使用するフォルダーやファイルへのパスをルール・ベースのパターン一致によって指定し、
さらに保持するバージョン数や保護の頻度を指定して、画面下部の「次へ」ボタンを押します。
– この設定画面は、IBM FastBack for Workstations の「Eメール保護」タブに相当します。
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3.2 グループの作成(7)
3.2.7 「リモート・ストレージ」ページでは、リモート・ストレージのタイプや場所、保持するバージョン数
やバックアップの最大スペースなどを指定して、画面下部の「次へ」ボタンを押します。
– この設定画面は、IBM FastBack for Workstations の「リモート・ストレージ」タブに相当します。
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3.2 グループの作成(8)
3.2.8 「詳細」ページでは、メッセージのポップアップの許可や、バックアップの最大サイズ、リモート・
バックアップの際の最大転送速度などを指定して、画面下部の「次へ」ボタンを押します。
– この設定画面は、IBM FastBack for Workstations の「詳細」タブに相当します。
– リモート・バックアップの際の最大転送速度の設定は、旧バージョンのクライアントのみに有効
な設定です。6.1.2 以降のクライアントには影響しません。
– なお、中央管理コンソールのみの設定項目として、各クライアントの状態をチェックする頻度や
クライアント側での構成変更を禁止する指定が追加されています。
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3.2 グループの作成(9)
3.2.9 「要約」ページでは、設定内容を確認し、画面下部の「完了」ボタンを押すとグループ構成が作
成されます。
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3.3 新規クライアントの登録(1)
中央管理コンソールを使用して作成した構成ファイルを使用して、新規クライアントを個々のユー
ザーのコンピューターにインストールすることができます。これによってインストールされたクライア
ントは、中央管理コンソールに認識されると、事前に指定されたグループに自動的に割り当てられ、
また事前に指定されたスクリプトが実行されます。
新規クライアントの登録手順の概要は、以下の通りです。
– クライアント用スクリプトの作成
– 管理フォルダーの識別
– 構成ファイルの作成
– インストーラーと構成ファイルの配布
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3.3 新規クライアントの登録(2)
3.3.1 クライアント用スクリプトの作成
【概要】
– 各クライアントが中央管理コンソールに最初に認識される際に自動的に実行されるスクリプトを
作成します。
– 通常このスクリプトは、すべての保護対象ファイルの初期バックアップの実行のために使用さ
れます。
– 初期バックアップが実行されない場合には、更新されたファイルのみがバックアップされること
になります。
– また例えば、初期バックアップの際にネットワークの使用帯域を考慮して、リモート・ストレージ
へのバックアップを中断したい場合などにも、このスクリプトに含めて実行することができます。
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3.3 新規クライアントの登録(3)
3.3.1 クライアント用スクリプトの作成(続き)
– 左のペインで「管理設定」をクリックし、アクション・メニューから「スクリプトの作成」を選択します。
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3.3 新規クライアントの登録(4)
3.3.1 クライアント用スクリプトの作成(続き)
– スクリプト名を入力し、スクリプト欄では「すべてのファイルのバックアップ」を選択します。
– その他の項目についても必要に応じて設定し、「OK」ボタンを押します。
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3.3 新規クライアントの登録(5)
3.3.1 クライアント用スクリプトの作成(続き)
– スクリプト名を入力し、スクリプト欄では「すべてのファイルのバックアップ」を選択します。
– その他の項目についても必要に応じて設定し、「OK」ボタンを押すとカスタム・スクリプトに登録
されます。
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3.3 新規クライアントの登録(6)
3.3.2 管理フォルダーの識別
– 中央管理コンソールと IBM FastBack for Workstations の双方によってアクセスされる管理
フォルダーを定義します。
– 管理設定のアクション・メニューから「管理フォルダーの識別」を選択します。
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3.3 新規クライアントの登録(7)
※リモート・ストレージの場所の例:
¥¥server¥sharename¥folder
3.3.2 管理フォルダーの識別(続き)
– 管理フォルダーを識別するための名前(別名)と、管理フォルダーとして使用する共有フォル
ダーの UNC 名(¥¥server¥sharename¥folder¥RealTimeBackup)を設定します。
– この管理フォルダーにアクセスしたクライアントを割り当てるグループ名と実行するスクリプト名
を選択し、「OK」ボタンを押します。
¥RealTimeBackup
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3.3 新規クライアントの登録(8)
3.3.3 構成ファイルの作成
– クライアントの設定に使用する構成ファイルを作成します。
– 管理設定に表示されている管理フォルダーの中から、構成ファイルを作成する管理フォルダー
を選択します。
– 管理設定のアクション・メニューから「構成ファイルの作成」を選択します。
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3.3 新規クライアントの登録(9)
3.3.3 構成ファイルの作成(続き)
– 「構成の取得」ボタンを押し、選択している管理フォルダーに割り当てられているグループ用の
構成情報を表示します。
– 表示された構成情報のテキストすべてを選択し、クリップ・ボードにコピーします。
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3.3 新規クライアントの登録(10)
3.3.3 構成ファイルの作成(続き)
– コピーしたテキストを以下のいずれかのファイル名として保存します。内容はいずれも同じもの
です。
• 新規クライアント初期設定用: fpa.txt
• 未登録クライアント設定更新用: fpcommands.xml
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3.3 新規クライアントの登録(11)
3.3.4 インストーラーと構成ファイルの配布
– インストールに必要なファイルを対象のクライアントに配布し、インストーラーを実行します。
– また、インストーラー実行時に、新規クライアント初期設定用の構成ファイル(fpa.txt)が、以
下の位置に存在する場合、インストーラーは、その構成ファイルから構成情報を読み込んで設
定します。
• %WINDIR%¥System32¥
– この位置に構成ファイルが存在しない場合には、デフォルトの構成情報を設定します。
– このため、新規クライアント初期設定用の構成ファイル(fpa.txt)の構成情報をインストール
時に反映させるためには、インストーラー実行前に、所定の位置に構成ファイル(fpa.txt)を
コピーし、その後インストーラーを実行してください。
– 例えば、インストーラー、構成ファイル(fpa.txt)、およびバッチファイル(構成ファイルを所定
の位置にコピーしてからインストーラーを実行する)を zip ファイルなどのアーカイブ・ファイルに
まとめ、アーカイブ・ファイル展開時に、そのバッチファイルが自動的に実行されるように設定す
ることにより、中央管理コンソールによって予め設定された構成情報となるように IBM
FastBack for Workstations をインストールすることが可能です。
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4. 補足
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4.1 グループと管理フォルダー(1)
4.1.1 グループ
– 中央管理コンソールで、一度に多くのクライアントを管理することができます。
– 複数の基準に基づいて、クライアントをフィルターに掛け、選択することができますが、標準フィ
ルターは、類似したデータ保護の必要性を持つクライアントを、同じグループに割り当てること
によって実施されます。
– グループは、IBM FastBack for Workstations クライアントの保護設定の構成を定義します。
– 同じ保護設定をクライアントの設定ノートブックでも構成することができます。
– クライアントを1 つずつ管理するのではなく、多くのクライアントを1 つのグループにまとめ、1 つ
のアクションでそのグループ内のすべてのクライアントを管理することができます。
– グループの構成を変更する場合は、すべてのクライアント・メンバーの構成を変更します。
– 「クライアント」タスクで、グループ別にクライアントをフィルターに掛け、グループのすべてのメ
ンバーを選択してから、選択したすべてのクライアントに1 つのアクションを実行することができ
ます。
4.1.2 管理フォルダー
– クライアントは、管理フォルダーから構成情報、コマンド、および更新プログラムを自動的にダ
ウンロードします。
– 中央管理コンソールは、管理フォルダーでクライアントと情報を共有することにより、クライアン
トを管理します。
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4.1 グループと管理フォルダー(2)
4.1.3 管理フォルダーのサブ・フォルダー
– 管理フォルダーには、次の2 つのレベルの管理サブ・フォルダーがあります。
• グループ管理サブ・フォルダー
– これらのフォルダーは、この管理フォルダーを共有するすべてのコンピューターに適用
されます。
– グループ管理サブ・フォルダーごとに、「ダウンロード」サブ・フォルダーが設定されます。
– グループ管理の「ダウンロード」サブ・フォルダーに更新プログラムまたは構成ファイル
を置くと、このグループ管理フォルダーを共有するすべてのクライアントは、更新プログ
ラムまたは構成を自動的に適用します。
• コンピューター固有のサブフォルダー
– これらのフォルダーは、1 台のコンピューターにのみ適用されます。
– 中央管理コンソールは、コンピューター固有のサブ・フォルダーを経由してクライアント
と通信します。
– コンピューター固有のサブ・フォルダーには、2 個のサブ・フォルダーがあります。
» 「レポート」フォルダー
» 「ダウンロード」フォルダー
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4.1 グループと管理フォルダー(3)
4.1.4 コンピューター固有のサブ・フォルダー
– 「レポート」フォルダー
• クライアントは、状況レポートを「レポート」フォルダーに格納します。
• レポートは、中央管理コンソールに表示できます。
• レポート・フォルダーの絶対パスは、以下の通りです。
(リモート・ストレージの場所)¥RealTimeBackup¥(コンピューター名)¥BackupAdmin¥Reports¥
– 「ダウンロード」フォルダー
• このフォルダーに更新プログラムまたは構成ファイルを置くと、クライアントは、更新プログラムまたは構
成を自動的に適用します。
• 絶対パスは、以下の通りです。
(リモート・ストレージの場所)¥RealTimeBackup¥(コンピューター名)¥BackupAdmin¥Downloads¥
4.1.5 管理フォルダーの例
– リモート・ストレージの場所: ¥¥FileServer¥ShareFolder¥DefaultGroup
– (リモート・ストレージの場所)¥RealTimeBackup
• BackupAdmin
・・・ グループ管理サブ・フォルダー
– Downloads
・・・・・・ 「ダウンロード」フォルダー
• Computer1
・・・ コンピュータ固有のサブ・フォルダー
– BackupAdmin
» Downloads
・・・・・・ 「ダウンロード」フォルダー
» Reports
・・・・・・ 「レポート」フォルダー
• Computer2
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4.2 管理フォルダーのアクセス権限設定例(1)
【Windows Server の場合】
※これは管理フォルダーのアクセス権限設定の一例です。
お使いの環境に応じて適切に設定してください。
共有フォルダー(¥ShareFolder)
– 【共有】Everyone – フル・コントロール
デフォルト・グループ用フォルダー(¥DefaultGroup)
– 【セキュリティ】
※「親からの継承可能なアクセス許可をこのオブジェクトと子オブジェクトすべてに伝達できるよ
うにし、それらをここで明示的に定義されているものに含める」のチェックをはずす
はずす。
はずす
• Administrators
フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• CREATOR OWNER フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• OWNER RIGHTS* フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
– Windows 2008 以降では設定が必要になります。
• SYSTEM
フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• Users
読み取りと実行
このフォルダのみ
(参考)Configuring User permissions for Windows Servers for use with Tivoli Storage Manager FastBack for
Workstations and Tivoli Continuous Data Protection for Files
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21454051
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4.2 管理フォルダーのアクセス権限設定例(2)
【Windows Server の場合】(続き)
管理フォルダー(¥RealTimeBackup)
– 【セキュリティ】
※「親からの継承可能なアクセス許可をこのオブジェクトと子オブジェクトすべてに伝達できるよ
うにし、それらをここで明示的に定義されているものに含める」のチェックをはずす
はずす。
はずす
• Administrators
フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• CREATOR OWNER フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• OWNER RIGHTS* フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
– Windows 2008 以降では設定が必要になります。
• SYSTEM
フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• Users
フル・コントロール
ファイルのみ
• Users
特殊(以下を許可) このフォルダのみ
– フォルダのスキャン / ファイルの実行
– フォルダの一覧 / データの読み取り
– 属性の読み取り
– 拡張属性の読み取り
– ファイルの作成 / データの書き込み
– フォルダの作成 / データの追加
– サブフォルダとファイルの削除
– アクセス許可の読み取り
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4.2 管理フォルダーのアクセス権限設定例(3)
【Windows Server の場合】(続き)
グループ管理サブ・フォルダー(¥RealTimeBackup¥BackupAdmin)
– 【セキュリティ】
• Administrators
フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• CREATOR OWNER フル・コントロール
サブフォルダとファイルのみ
• SYSTEM
フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• Users
特殊(以下を許可) このフォルダのみ
– フォルダのスキャン / ファイルの実行
– フォルダの一覧 / データの読み取り
– 属性の読み取り
– 拡張属性の読み取り
– アクセス許可の読み取り
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4.2 管理フォルダーのアクセス権限設定例(4)
【Windows Server の場合】(続き)
ダウンロード用サブ・フォルダー(¥RealTimeBackup¥BackupAdmin¥Downloads)
– 【セキュリティ】
• Administrators
フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• CREATOR OWNER フル・コントロール
サブフォルダとファイルのみ
• SYSTEM
フル・コントロール
このフォルダ、サブフォルダおよびファイル
• Users
特殊(以下を許可) このフォルダのみ
– フォルダのスキャン / ファイルの実行
– フォルダの一覧 / データの読み取り
– 属性の読み取り
– 拡張属性の読み取り
– アクセス許可の読み取り
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4.2 管理フォルダーのアクセス権限設定例(5)
【Unix / Linux(Samba Server)の場合】
共有フォルダー設定(/ShareFolder)
– 【共有】Everyone – フル・コントロール
ディレクトリー設定(/DefaultGroup)
– 【セキュリティ】
※ユーザーは others であるとして設定
•
•
•
•
chmod
chmod
chmod
chown
o+rwxt /ShareFolder/DefaultGroup
o+rwxt /ShareFolder/DefaultGroup/RealTimeBackup
o+rx /ShareFolder/DefaultGroup/RealTimeBackup/BackupAdmin
root /ShareFolder/DefaultGroup/RealTimeBackup/BackupAdmin
Samba 設定ファイル(smb.conf)の定義
[ShareFolder]
path = /ShareFolder
writable = yes
create mask = 0700
directory mask = 0700
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免責
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ことを目的として作成されました。詳細につきましては、URL
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自身の環境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任において行なってください。
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