2015 鈴鹿・近畿選手権シリーズ第1戦鈴鹿サンデーロードレース RACE REPORT ■開催概要 ●シリーズ名称 ●主催 ●会場 ●参加台数 ●開催日 ●天候／路面； MFJ公認・承認2015鈴鹿・近畿選手権シリーズ第1戦鈴鹿サンデーロードレース；株式会社モビリティランド鈴鹿サーキット三重県鈴鹿市稲生町7992 ；鈴鹿サーキット国際レーシングコース・東コース（2輪/2.243km）；総参加台数／198台鈴鹿ST600R （Revival）....................................................................46台鈴鹿インターJ-GP3........................................................................... 8台鈴鹿・近畿ナショナルJ-GP3 .............................................................. 6台鈴鹿ST250 ......................................................................................27台鈴鹿インターJ-GP2........................................................................... 2台鈴鹿インターST600 .......................................................................... 5台鈴鹿・近畿ナショナルST600 ............................................................26台鈴鹿インターJSB1000 ...................................................................22台鈴鹿・近畿ナショナルJSB1000 .......................................................24台 CBR250R Dream Cupエキスパートクラス ...................................32台； 2015年3月29日（日）；雨のち曇り／ウェット ★次回レ−ス予定 2015鈴鹿・近畿選手権シリーズ第2戦鈴鹿サンデーロードレース ■開催日／2015年5月10日（日） ■会場／鈴鹿サーキット国際レーシングコース・西コース（2輪/3.475km）鈴鹿・近畿ナショナルJSB1000／ST600／J-GP3 ■開催クラス／鈴鹿インターJSB1000／J-GP3、ピレリカップ600チャレンジ、鈴鹿ST600R （Revival）、鈴鹿ST250、 CBR250R Dream Cupエキスパートクラス ★レースリザルトは、インターネットでご覧いただけます。リザルトページ http://www.suzukacircuit.jp/result_s/ ★レース写真は、バトルファクトリー様のHPでご購入いただけます。バトルファクトリーHP http://www.battle.co.jp/ 2015鈴鹿・近畿選手権シリーズ第1戦世界を目指すライダーとレースを楽しむライダーが集結。天候が変わりやすい春の荒天のもと、 2015年鈴鹿サンデーロードレースが開幕！（日）に開催された「FUN & RUN! 2-Wheels 2015」に続き、「鈴鹿サンデーロードレース」の第1戦が3月29日 3月15日（日）に行われ、2015年の2輪モータースポーツシーズンが本格的に開幕した。今回は「鈴鹿ST600R （Revival）」に46台が参加。決勝グリッドに並ぶことができる最大数は34台のため、予選落ちが発生するという盛況ぶりだった。また、4月18日（土）、19日（日）に行われる「鈴鹿2＆4レース 2015MFJ全日本ロードレース選手権第1戦」あるいはその先にある鈴鹿8耐を見据え、「鈴鹿インターJSB1000」にも多くの参戦台数が集まった。当日は今シーズンが初開催となる「鈴鹿インターJ-GP2」と「鈴鹿インターST600」の混走による公式予選が始まる直しかし、大きなアクシデントもな前にウェット宣言が出された。午後になり、雨は小降りになったが、路面は終始ウェット。く、無事に全てのレースが終了した。今シーズンは前述の通り、「鈴鹿J-GP2」が初開催となった他、NSF250Rの出荷状態で参戦することが条件となる「HRC NSF250R Challenge」クラスのマシンが「鈴鹿・近畿ナショナルJ-GP3」と混走。さらに5月10日（日）に西コースで開催される第2戦では、全国各地で行われている地方選手権内の全8戦で得た総合ポイント数でシリーズタイトルが争われる「ピレリカップ600チャレンジ」もこの「鈴鹿サンデーロードレース」にて初開催される。テクニカルな西コースでどんなバトルが展開されるのか、今から楽しみだ。 2015鈴鹿・近畿選手権シリーズ第1戦レースレポート（1） ■鈴鹿ST600R（Revival）ポールポジションスタートの岩月寿樹が良いクラッチミートを披露してホールショットをゲット。その岩月がオープニングラップ終了時点で2位を走る平城彰雄に1秒160ものアドバンテージを築く。岩月、平城、4列目12番グリッドスタートの村瀬豊は単独トップ、単独2位、単独3位に。4位の佐藤龍彦、5位の児玉悟、6位の松谷竜真もそれぞれ単独走行となる。平城は5周目に1分00秒702のファステストラップをマーク。同じ頃、児玉が佐藤に接近する。岩月は7周目に1分 00秒662をマークして再び平城を引き離す。ファイナルラップでもファステストを更新した岩月が後続に9秒550ものアドバンテージを築き、堂々のポールtoウィンを飾った。鈴鹿ST600R（Revival）／表彰式（写真左から2位：平城彰雄、優勝：岩月寿樹、3位：村瀬豊） ■鈴鹿インターJ-GP3 鈴鹿・近畿ナショナルJ-GP3 ポールポジションスタートの大内田拓、3番グリッドスタートの大澤恒貴のオーダーで1コーナーへ。大内田、4列目10 番グリッドスタートの井上学、大澤のオーダーでオープニングラップを終える。大内田は2周目に1分05秒570のファステストをマークするが、3周目になると井上が大内田に接近。テールtoノーズの状態で5周目の1コーナーへと進入していく。6周目の1コーナーで井上がトップに。井上は大内田にコンマ548のアドバンテージを築いて7周目に突入していく。その井上がトップチェッカーを受け、総合優勝を飾るとともにインターJ-GP3のウィナーに。ナショナルJ-GP3とNSF250R Challengeを制したのは総合4位の中川尚人だった。鈴鹿インターJ-GP3表彰式／（写真左から2位：大内田拓、優勝：井上学、3位：金子寛）鈴鹿・近畿ナショナルJ-GP3表彰式／（写真左から2位：埜口遥希、優勝：中川尚人、3位：蜂谷神治） 2015鈴鹿・近畿選手権シリーズ第1戦レースレポート（2） ■鈴鹿インターJSB1000 2番グリッドスタートの辻本範行がホールショットをゲット。ポールポジションスタートの吉道竜也はオープニングラップで転倒してしまう。辻本はオープニングラップ終了時点で早くも後続に1秒880のアドバンテージを築く。辻本に続くのは久積基宏、山崎茂、水澤保の3台だ。その後も辻本は単独トップの座をキープ。久積、山崎、水澤もそれぞれ単独走行を続ける。毎周ファステストラップを更新した辻本だが、レース終盤になると久積が徐々にこれに接近。しかしパスするには至らず、辻本が今季のインターJSB1000で初優勝を遂げた。1秒097遅れで2位に入ったのは久積。そこから 8秒265遅れ、山崎が3位表彰台に立つこととなった。鈴鹿インターJSB1000表彰式／（写真左から2位：久積基宏、優勝：辻本範行、3位：山崎茂） ■鈴鹿・近畿ナショナルJSB1000 4列目10番グリッドスタートの吉村孝広がオープニングラップのS字でトップに浮上。その吉村、岡本倫治、加藤久幸、片岡誉、中尾泰三、吉兼典男のオーダーでオープニングラップを終える。2周目に岡本が吉村をパスしてトップに。岡本は独走状態となる。ポールポジションスタートの吉兼が4 周目に2位に浮上。吉兼はファステストをマークしながら岡本に接近していく。7周目のショートカットで吉兼が岡本をパス。8周目の1コーナー進入では岡本が前に出る。その後もオーダーを入れ替え続けたその2台だが、11周目になると岡本が吉兼を引き離すことに成功する。しかしその岡本がファイナルラップのS字で転倒。吉兼の優勝が決まった。鈴鹿・近畿ナショナルJSB1000表彰式／（写真左から2位：林規夫、優勝：吉兼典男、3位：中尾泰三） ■鈴鹿ST250 良いスタートを切ったのは2番グリッドスタートの寺岡利彦。その背後に3番グリッドスタートの兵藤龍之介が続く。その2台を抑え、トップでオープニングラップを帰ってきたのは中村敬司。それに兵藤、寺岡が続いてオープニングラップを終了する。2周目より中村と兵藤がテールtoノーズのバトルを展開。3周目に兵藤が中村をパスする。その2台はその後も激しいバトルを続ける。単独3位を走るのは7番グリッドスタートの山本剛大。12番グリッドスタートの前田龍哉も単独4位となる。8周目のS字一つ目で中村が転倒。これにより兵藤が単独トップとなるとそのままチェッカー。2位に山本が、3位に前田がそれぞれ入賞することとなった。鈴鹿ST250表彰式／（写真左から2位：山本剛大、優勝：兵藤龍之介、3位：前田龍哉） 2015鈴鹿・近畿選手権シリーズ第1戦レースレポート（3） ■鈴鹿インターJ-GP2／鈴鹿インターST600 良いクラッチミートを披露した佐藤太紀を北岡慎也がパス。北岡、佐藤、ポールポジションスタートながら出遅れた上和田拓海のオーダーでオープニングラップを終了する。北岡が単独トップに。3周目の1コーナー進入で上和田が佐藤をパス。佐藤の背後には相馬利胤が続く。次第に上和田も単独2位となるが、上和田、相馬、佐藤が再び集団となり、北岡に接近していく。ファイナルラップの1コーナー進入で上和田が北岡をパスしてトップに。S字で相馬と佐藤も北岡をパス。上和田、相馬、佐藤のオーダーでチェッカーを受けた。インターJ-GP2のウィナーは上和田。インターST600のカテゴリー別表彰では相馬が頂点に立つこととなった。 ■鈴鹿インターJ-GP2表彰式／（優勝：上和田拓海） ■鈴鹿インターST600表彰式／（写真左から2位：北岡慎也、優勝：相馬利胤、3位：川口篤史） ■鈴鹿・近畿ナショナルST600 2番グリッドスタートの中村敬司と3番グリッドスタートの百瀬隆真が横並びの状態で1コーナーへ。中村、百瀬のオーダーでオープニングラップを終了すると、2周目以降、その2 台が後続を大きく引き離す。単独3位を走るのは6番グリッドスタートの古山颯太だ。百瀬が7周目のメインストレートで中村のインに並ぶと、続く1コーナー進入でこれをパス。しかし8周目の1コーナー進入では中村が百瀬をパスしてトップに返り咲く。バックマーカーを処理しながら周回を続けたその2台だが、11周目に百瀬がバックマーカーに引っ掛かる。これにより中村が単独トップに。百瀬に2秒586のアドバンテージを築いた中村が堂々の優勝を決めた。 ■鈴鹿・近畿ナショナルST600表彰式／（写真左から2位：百瀬隆真、優勝：中村敬司、3位：古山颯太） 2015鈴鹿・近畿選手権シリーズ第1戦レースレポート（4） CBR250R Dream Cupエキスパートクラスポールポジションスタートの笠井悠太がオープニングラップの2コーナーでトップに。その笠井、中村大輝、中沢寿寛のオーダーでオープニングラップを終了する。2周目の逆バンク立ち上がりでトップの笠井が転倒。これにより中村がトップに立つ。2位で続くのは中沢。中村、中沢に櫻井芽依を加えた3台がトップグループを形成する。その後方では久保直諒ら8台が3位の座を争う。次第にトップグループは中村と中沢の2台に。しかし、7周目のS字で中村が転倒。これにより単独走行となった中沢が2位以降に4秒461のアドバンテージを築いてトップチェッカーを受けた。2位に入賞したのは久保。3位には女子高校生ライダーの櫻井が入った。 CBR250R Dream Cupエキスパートクラス表彰式（写真左から2位：久保直諒、優勝：中沢寿寛、 3位：櫻井芽依） 2015鈴鹿・近畿選手権シリーズ第1戦この日、キラリと光ったライダーに一問一答 Voice of Pick up Rider -SUNDAY EDITION- Voice of Pick up Riders -SUNDAY EDITIONこの日、キラリと光ったライダーに一問一答この日、キラリと光ったライダーに一問一答「Voice of Pick up Rider -SUNDAY EDITION-」 ST600Rには初参戦でポールtoウィンを達成岩月寿樹選手（AZ Racing＋ALTEC＋ASK’s＋NoLimit＋伊賀II輪改） Q.初めて参戦する鈴鹿ST600R（Revival）の公式予選でトップタイムを叩き出した感想は？ A.先週初めてR6に乗り、今日が3回目。今まで他のマシンで出したベストタイムの更新を目指していました。ポールポジションは獲得できましたが、自分が設定した目標に届かず、実は悔しかったのです。 Q.決勝レースで独走状態を築き、ポールtoウィン。ST600R（Revival）初優勝の気分は？ A.うれしかったです。ただ、多少は離せたかなと思ってはいたのですが、実は独走状態だったというのを知らなかったのです。後ろを見ることなく、ペースも落とさず、最後まで安定して走り切ることを心掛けていました。 Q.今シーズンの参戦計画を教えてくださいに専念します。やるからには全戦優勝を狙っていきます。 A.年はST600R（Revival）