ドイツにおける活動

コミュニティにおける「良き企業市民」として、
ボランティア活動に取り組んでいます。
[フランス]における活動
希少疾患「フリードライヒ失調症」の
患者さんと家族の方をサポートしています
ラボラトワール・タケダ株式会社(LT社)とAFAF(仏フリードライヒ
失調症協会)とは、患者さんや医療従事者に向けて、
フリードライヒ
Stakeholder's Voice
失調症の啓発と情報提供に6年間にわたって共に取り組んできま
2 0 0 6 年 の A F A F の 年 次 総 会 期 間 中に、
した。フリードライヒ失調症は遺伝性の希少疾患で、神経細胞の異
LT社からフリードライヒ失調症患者さんの
常に伴い運動機能が衰退していく病気です。この病気は進行性で、
お手伝いをするボランティア活動について
患者さんは、発病後10年から20年で自力歩行ができなくなります。
また、希少疾患であることから、患者さんや家族の自覚や理解が足
の 皆さんは、患 者さんにわかりや すいよう
りないこともしばしばあります。LT社では
にオレンジ色のTシャツを着ていることから、
ボランティア活動も立ち上げており、オレン
「Oranges」と呼ばれています。
ジ色のTシャツを着た従業員が、患者さん
「Oranges」の存在は、患者さんや家族の
の食事や移動を介助し、2日間にわたる交流
方に、連帯感や優しさを与えてくれており、
の時間を過ごしています。LT社では、今後
我々は心より感謝しています。
も積極的にボランティア活動に取り組んで
AFAF会長
いきます。
患者さんとLT社従業員
フリードライヒ失調症の患者さん、AFAFのスタッフの皆さんと、LT社従業員
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の提案があり、LT社から多くの介護ボラン
ティアが参加してくれました。ボランティア
Juliette Dieusaert
社会との関係
Relationship With
Society
[ドイツ]
における活動
従業員が制作した5隻の木製ボートを
2つの保育園に寄贈しました
タケダ・ファル マ 有 限 会 社( T P 社 )は、設 立 2 5 周 年を 迎 えた
2006年から、本社のあるアーヘンの市民団体や公共施設の支援
Stakeholder's Voice
を行っています。2008年度は、本社の近くにある保育園に、寄付
TP社からいただくような寄付や寄贈がなけ
を行うとともに、運動場の遊具として木製ボートをプレゼントしま
れば、子どもたちに十分な楽しみを提供して
した。このボートは、ベルリンでの営業会議の際に、従業員が制作
あげる余裕はありません。寄付のおかげで、
Months」
( P82参照)の活動として、保育園の運動場で、スタッフ
が色塗りを仕上げました。このような楽しい取り組みを通じて、
よき企業市民としての活動を行うことができました。子どもたち
音楽や体育の授業を行ったり、バランスのと
れた食事を与えられるようになりました。この
保育園の子どもたちは全て社会的に恵まれ
ない家庭に育ち、親たちには余裕がない場合
が多い ので、保育園で十分な楽しみを提供
が運動場の新しい遊具で楽しそう
することは大変重要です。子どもたちはボー
に遊ぶ姿を見ることは、なにより
トを大変喜んで、遊ぶのが待ちきれない様子
の喜びです。TP社では、今後もこ
でした。
のような活動を推進していきたい
Relationship With Our Stakeholders
し、色を塗ったものです。さらに「World Wide Takeda-ism
Mittendrin 保育園園長
Nassim Navvabi
と考えています。
保育園の皆さんとTP社従業員
木製ボートに色を塗るTP社従業員
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