多摩永山中学校だより 2号

平成 27年4月24日 発行
多摩永山中学校だより
多摩市立多摩永山中学校
2号
編集・発行 校長 中村
伸
全校生徒がそろった今年度最初の全校朝礼が、4月16日(木)に行われました。体育館への集合時間よ
りも早く全学年整列が終わり、静寂な中での最初の全校朝礼を行うことができました。その朝礼の場で、昨
年度に引き続き通級指導学級「こぶし学級」のことについて、西島明佳主任教諭より全校生徒に次のような
講話がありました。
こぶし学級の紹介とお願い
こぶし学級担任 西島明佳
こぶし学級は昨年度開級した通級指導学級です。多摩市内の中学校9校から生徒が通って来ます。こ
ぶし学級は校舎3階にあり、教室の前にはカーテンがかかっています。生徒のみなさんには教室移動の
際に不便をかけることがあると思いますが、協力してください。
人には、得意なこともあれば苦手なこともあります。
みなさんは苦手なことをしなければならない時にどのような気持ちになりますか。私は逃げたくなり
ます。やりたくない、と思います。しかし、通級生はそういった自分の苦手なことを克服しよう、少し
でも生活しやすくなるように変わろうと、自分と向き合い努力をしに通って来ます。私は、こぶし学級
に通う生徒のことをとてもすてきだと思います。
この1年間を振り返って、多摩永山中学校のみなさんは信頼できる生徒だと感じています。ですから、
こぶし学級に通ってくる生徒にも保護者にも、
「本校の生徒は信頼できるので、安心して通級してくだ
さい」と、自信をもって紹介しています。
学校は生徒が安心して登校できることがとても大切です。
多摩永山中の生徒はもちろんのこと、通級生も安心して登校できるような学校にしていきましょう。
こぶし学級の生徒を見かけたら、心の中で応援してください。理解と協力をお願いします。
この後、生活指導主任の小津昌彦主幹教諭より校内生活の過ごし方について講話があり、すべての生徒が
「安心して生活できる学校」を維持していくために何が大切か、全校生徒が確認をしました。
キーワードは、
「これくらいはいいだろう、という判断はダメ」ということでした。
「例えば授業中の私語
でも、自分はこのくらいは大丈夫であっても、他の人にとっては授業に集中できないなど、大丈夫でないこ
とがあることを考えてもらいたい。自分のわがままが、集団生活の中でどんな影響を及ぼすか想像できなけ
ればならない。
」ということなどが話されました。
他にも「新学期早々の時期に増える交通事故への注意」
「携帯電話(スマホ)やインターネットのトラブル
への注意」
「不審者への注意」について、生徒たちに呼びかけを行いました。
4月10(金)
、生徒会主催による「新入生を迎える会」が行われました。この会の目的は、新入生に一人
ひとりが多摩永山中学校生徒会会員であることの意識づけをするとともに、生徒会活動や部活動を紹介する
ことによって、新入生にこれからの中学校生活への展望を持たせることにあります。
生徒会役員に先導されて学級ごとに新入生が体育館に入場、その後、生徒会長の三谷恭加さん(3-3)の歓
迎の言葉で会が始まりました。そして先ず副会長の島田隼希くん(2-1)から生徒会組織についての説明があ
り、続いて各種委員会の紹介が前年度後期各委員長から行われました。
生徒会活動に関する照会の後は、各部活動より活動内容についての紹介がありました。それぞれ工夫をこ
らしたパフォーマンスが披露されました。
新入生の入場
生徒会長の歓迎の言葉
吹奏楽部紹介
家庭科部紹介
語学部紹介
美術部紹介
科学部紹介
陸上部紹介
ソフトテニス部紹介
野球部紹介
バドミントン部紹介
男子バスケット部紹介
女子バスケット部紹介
バレーボール部紹介
剣道部紹介
2・3年生からの合唱
多摩永山中学校の皆さんへ
鈴木 萌
お久し振りです。わたしは今、長野県駒ケ根市にある「駒ケ根青年海外協力隊訓練所」というところ
にいます。青年海外協力隊(JICAボランティア)は、開発途上国の人々の経済や社会の発展に協力
する活動をしています。わたしは「現職教員特別参加制度」で、教員としての今までの知識や技術を活
かして、参加させてもらうことになりました。6月末からホンジュラスに派遣される予定です。4~6
月までは、
「派遣前訓練」として、スペイン語(ホンジュラスの公用語はスペイン語です)の訓練や途上
国で活動するボランティアとしての勉強をしています。
わたしは多摩永山中学校で7年間過ごしました。社会科の授業の中で生徒の皆さんが開発途上国の問
題や国際平和について真剣に耳を傾け、関心を持って追究している姿を毎年見てきて、自分自身が皆さ
んに教える立場としてきちんと現地で暮らして活動したいと思うようになりました。だから、青年海外
協力隊への参加は、多摩永山中学校の生徒の皆さんとの社会科の授業がきっかけなのです。
ホンジュラスは中南米にある小さな国で、貧困国として知られています。教育環境の整備も課題とな
っています。基礎教育の質を向上させる支援をするのが派遣の目的です。しばらくの間学校を離れるの
は少し寂しいですが、まずは現地で良い活動ができるように、今しっかりと学びたいと思います。
鈴木先生にはこれからも多摩永山中学校のみなさんへ、JICA の活動についてリポートをしていただくこ
とをお願いしております。次は日本から出発前に、メッセージをいただくことにしています。