平成27年度 事業計画書

事業計画書(法
人)
平成27年度
事業計画書
社会福祉法人
1.
和楽会
法人・施設の運営方針
当 法 人 が か ね て か ら 準 備 を 進 め て い た 長 岡 京 市 に お け る「 保 育・高 齢 複 合 施 設 友 岡 」
が 、 平 成 27年 3月 に 竣 工 し 、 地 域 密 着 型 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム が 開 設 を 迎 え た 。 平 成 27
年 4月 に は 、 保 育 所 が 開 設 す る こ と と な る 。
平 成 27年 度 は 、 こ の 保 育 ・ 高 齢 複 合 施 設 を 軌 道 に 乗 せ 、 本 施 設 が 担 っ て い る 長 岡 京
市 の 待 機 児 童 の 解 消 並 び に 特 養 待 機 者 の 解 消 に 貢 献 で き る よ う 取 り 組 ん で い く 。ま た 、
本施設が目指している保育所児童と高齢者のふれ合いや、地域での多世代間交流の実
施にむけ取り組んでいく。
ま た 、和 束 町 の 既 存 施 設 に お い て は 、法 人 本 部 の 所 在 地 と し て 相 楽 郡 東 部 の 和 束 町 、
笠 置 町 、南 山 城 村 の 三 ヵ 町 村 の 高 齢 者 福 祉 の 拠 点 と し て 更 な る 機 能 を 発 揮 す る た め に 、
各関係機関との連携強化を今後も図っていく。
2.
理事会・評議員会 開催予定
平成27年 5月
平成27年12月
平成28年 3月
3.
監事監査の実施予定
平成27年
4.
平 成 26年 度 事 業 報 告 並 び に 決 算 報 告 等
平 成 27年 度 補 正 予 算 等
平 成 28年 度 事 業 計 画 並 び に 予 算 等
5月
そ の 他
• 職 員 の 資 格 取 得 に 向 け 、施 設 内 外 の 研 修 会 や 講 習 会 へ の 参 加 に 対 す る 支 援 を 行 う 。
• 介護福祉士等の有資格率の向上。(目標値
有資格率40%)
事業計画書(施
設)
平成27年度
事業計画書(案)
〈高齢者介護施設 (和束町)〉
特別養護老人ホーム わらく
ショートステイ わらく
デイサービスセンター いっぷく
和楽会居宅介護支援事業所
〈保育・高齢複合施設 友岡〉
特別養護老人ホーム ともおか
デイサービスセンター 花菜(はなな)
きらら保育園
Ⅰ.運営・処遇(支援)等方針
介護事業を利用して頂くそれぞれの利用者(高齢者)が、人生の晩年においても
自らの残存機能を活用し、活き活きと輝いて、自律した生活ができるよう、各事業
の機能を十分に発揮し、生活支援を行う。
保育事業では、集団生活の中での規律、調和と個々の力を引き出し、身近な大人
や友達に関心を持ち、親しみをもって自ら関わろうとし、共に過ごすことの喜び、
協力し合ってやり遂げようとする気持ちを作る保育を目指す。
各事業所においては、更なるサービスの質の向上に努め、多世代間交流の場、地
域の高齢者や子ども達の福祉の拠点としての機能を十分発揮し、地域の福祉向上の
一翼を担っていく。
利 用 者 本 位 の サ ー ビ ス の 提 供 に 努 め 、個 別 の 介 護・保 育 ニ ー ズ へ の 対 応 を 目 指 す 。
各事業所の稼働率を向上させ、より多くの方の支援ができるよう日程やサービス
の調整を迅速かつ円滑に行なう。
Ⅱ.高齢者介護施設
(和 束 町 )
1.特別養護老人ホーム
わらく
(1) 利用者本位の理念に基づき、入居者お一人お一人の想いを大切にした生活の実現を
目指す。
(2) 利用者の重度化に対応し、利用者が安心して日常生活を過ごせるよう看護職員と介
護職員等の連携のもと、医療的ケアの充実に取り組み、入居者やご家族が安心でき
る看取り介護を更に充実する。
(3) 入居者が活き活きと暮らしていただけるよう、社会参加としての外出行事など、個
別のニーズに即した余暇活動(レクリエーション)の充実に取り組む。
(4) 日常動作の中にリハビリを取り入れ一時帰宅、一時外泊の支援や地域の催しに積極
的に参加することによって、身体機能の維持、向上を図ることで施設が終の棲家で
はなく通過点となるよう、利用者の在宅復帰に取り組む。
(5) 地域包括ケアシステムの円滑な構築に向け、高齢者が馴染のある地域で安心して暮
らせるように入所系施設として参画していく。
(6) それぞれの職種が専門性を発揮しつつ協働し、生活リハビリを主体に心身機能の維
持向上に努めるとともに、入居者の大きな楽しみでもある食事を最期まで楽しんで
頂けるよう、入居者個々の状態に合わせた食事形態や提供方法の工夫を行い、可能
な限り最期まで経口摂取に取組む。
(7) 入居者、ご家族、施設の三者が協力して、入居者の生活を支えられるよう、ご家族
との連携強化を図る。また、家族の会との連携強化と会運営に対する支援を行う。
(8) 入居者の身体状況の変化に迅速に対応し、入院の回避や入院が短期間で済むよう努
めることにより、年間稼働率の向上を図る。
2.ショートステイ
わらく
(1) 地域包括ケアシステムの円滑な導入に資するよう、利用者の家族や担当ケアマネジ
ャー、主治医や他のサービス提供事業所との連携を密にし、利用者が一貫したサー
ビスを利用できるよう努める。
( 2 ) 利 用 者 だ け で な く 、介 護 者 の 身 体 的 精 神 的 負 担 の 軽 減 も 図 り レ ス パ イ ト で き る よ う 、
安心で安全かつ利用者個々の在宅介護に近づけたサービス提供に努める。
(3) 利用登録者の拡大を図るとともに、日程調整を迅速に行い、より多くの方々にご利
用いただけるよう努める。また、特養の入院者の居室を利用しての緊急ショート対
応を勧め、年間稼働率の向上を目指す。
( 4 ) 日 々 の 体 操 や レ ク リ エ ー シ ョ ン 、生 活 リ ハ ビ リ を 実 施 す る こ と で 、身 体 機 能 の 維 持 、
向上に努め、継続して在宅生活が送れるように支援する。
(5) 利用者並びに介護者の個々のニーズの把握に努め、個別ケアの充実を図る。
(6) 介護経験が浅い家族や介護力の低い家庭に対しては、褥瘡の発生や心身の変化の有
無など身体状況の把握と改善に取り組み、ショートステイ利用中の介護の工夫やテ
クニックを伝え、退所後の在宅生活を支援する。
(7) リピーターの確保と介護者(家族)との信頼関係の向上のため、利用前後のフォロ
ーを継続すると共に、必要に応じて家庭訪問を実施する。
3.デイサービスセンター
いっぷく
(1) 地域包括ケアシステムの円滑な導入に資するよう、利用者の家族や担当ケアマネジ
ャー、主治医や他のサービス提供事業所との連携を密にし、利用者が一貫したサー
ビスを利用できるよう努める。
(2) 地域のより多くの利用者の在宅介護の支えになるよう、サービス提供時間の複数化
等 も 含 め 、利 用 者 や 介 護 者 の ニ ー ズ に 添 っ た サ ー ビ ス 提 供 の 促 進 を 行 う こ と に よ り 、
年間稼働率の向上を目指す。
(3) 利用者個々の状況に応じたサービス提供の実現に向け、リハビリや認知症対応また
要支援者の自立支援等を重視した多様なグループ活動の充実に取り組む。
(4) 利用者の生きがい作りにつながるよう、利用者主体の余暇活動や個別ケアへの取組
みを行い、サービスの質の向上を図る。
(5) 利用者に、より一日を快適に過ごしていただけるよう、個々のニーズや状況の把握
に努め、安心で安全なサービスを提供する。
(6) 利用者宅の訪問を継続的に行い、家族の心身の負担軽減とともに、利用者の情報共
有により、家族との信頼関係の向上を図る。
(7) 事業所内のサービスだけでなく、ニーズの高い外出レクリエーションを計画的に行
うことにより、利用者のニーズに応え魅力あるサービスの提供に努める。
4.和楽会居宅介護支援事業所
(1) 利用者の個々のニーズと心身の状態やその利用者を取り巻く環境変化を常に把握し、
その時々で必要な支援が出来るよう努める。
(2) サービス提供事業者との連携を密にし、常に利用者が適切にサービスを利用できる
よう調整を行なう。
(3) 支援計画作成においては、介護保険事業などの公的サービスだけではなく、インフ
ォーマル(ボランティアや近隣住民等による助け合いなどの非公式な支援活動)な
サービスも含めた多様なサービスを提案するとともに、新たな地域資源の把握に努
める。
(4) 新規利用者や、介護についての相談にも積極的に対応し、適切なサービスに繋げら
れるよう支援する。
(5) 地域のより多くの高齢者の在宅介護を支援できるよう、介護支援専門員の充実を図
る。
(6) 要介護状態になっても住み慣れた地域でその人らしい暮らしが継続して行なわれる
よ う に 医 療 、介 護 、予 防 に 関 わ る 地 域 の 専 門 職 が 集 ま る ネ ッ ト ワ ー ク 会 議 に 参 加 し 、
介護支援専門員の立場として積極的に意見を述べ、地域包括ケアシステムの構築を
目指す。
Ⅲ.保育・高齢福祉施設 友岡
1.特別養護老人ホーム ともおか(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護)
(1)利用者本位の理念に基づき、入居者お一人お一人の想いを大切にした生活の実現を
目指す。
(2)ご家族への面会依頼、帰宅支援、また、社会参加としての外出行事などを行うこと
で住み慣れた地域で安心して過ごしていけるという、地域密着型施設の本質を追求
していくとともに、入居者個々の生活の質の向上を図っていくものとする。
(3)入居者の重度化に対応し、安心して日常生活を過ごせるよう、嘱託医、看護職員、
栄養課、介護職員等の連携のもと、医療的ケアの充実に取り組む。また、入居者、
ご家族の希望に沿えるように看取り介護にも取り組んでいく。
(4)それぞれの職種が専門性を発揮しつつ協働し、生活リハビリを主体に入居者の心身
機能の維持向上に努める。そのため、各委員会を立ち上げ、検討、研鑽していくこ
とで個別ケアが実践できるものとするとともに、職員の資質向上も図っていく。
(5)質の高いケアが提供できるように、外部、内部研修の参加の啓発と定期の勉強会を
実施し、職員の知識、技術の向上を図る。
2.デイサービスセンター
(1)
はな な
花菜(通常規模型通所介護)
平成27年夏季の開所を目指す。
開所に必要となる職員の採用と育成、配置転換
(2)地域のより多くの利用者の在宅生活の支えになるよう、延長デイサービス等を含め
利 用 者 や 介 護 者( 家 族 )の ニ ー ズ に 沿 っ た サ ー ビ ス 提 供 の 促 進 を 行 う こ と に よ り 利
用者数の獲得を目指す。
(3)介護者や担当ケアマネジャー、主治医や他のサービス事業所、保険者や地域包括支
援 セ ン タ ー と の 連 携 を 図 り 、利 用 者 の 在 宅 生 活 の 支 援 を 行 う 。ま た 、利 用 者 宅 の 訪
問 を 行 い 、介 護 者 の 心 身 の 負 担 軽 減 と と も に 、利 用 者 の 情 報 の 共 有 に よ り 、介 護 者
との信頼関係の向上を図る。
(4)利用者個々の状況に応じたサービス提供の実現に向け、リハビリや認知症対応また
自立支援等を重視した多様なグループ活動の充実に取り組む。
(5)利用者の生きがい作りにつながるよう、利用者主体の余暇活動や個別ケアへの取り
組みを行い、サービスの向上を図る。また、保育園児や地域の方々との交流の機会
を作っていくことで社会参加、生活の質の向上や満足度の向上を図っていく。
(6)利用者に、より一日を快適に過ごしていただけるよう、個々のニーズや状況の把握
に努め、安心で安全なサービスを提供する。
3.きらら保育園
(1)乳幼児期は、生涯にわたる人間形成の基本をつくる極めて大切な時期であり、この
時期に子どもが自己を十分に発揮しながら活動できるように安全で情緒の安定した
生活ができる環境を提供する。
(2)集団生活の中での規律、調和と個々の力を引き出す保育を目指す。
(3)『知育・食育・こころ育』を大切に子どもの心身ともに強く優しく折れないこころ
を育む。
(4)笑顔であいさつができる子、高齢者とのふれあいをとおして命の大切さがわかる子
を育む。
(5)少子高齢化や核家族化の進行、女性の社会進出など保育を取り巻く状況が大きく変
化している中で、地域の保育相談窓口として保護者の支援に取り組む。
Ⅳ.職員のスキルアップ
(1) 年間を通じて計画的に内部研修や外部研修を継続して実施し、職員個々の介護また
は保育の技術や知識の習得、認知症高齢者等への対応手法の向上等スキルアップを
行う。
(2) 新任職員が職場環境に不安なくスムーズに馴染めるように、プリセプター制度を活
用することで、新人育成体制と継続して働ける環境整備を進める。
(3) 介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員等の資格取得を支援し、ケアスタッフの
介 護 福 祉 士 取 得 率 30% を 目 指 す 。
(4) 介護プロフェッショナルキャリア段位制度を導入し、内部、外部のアセッサーの評
価を受け介護スタッフの技術向上とスキルアップに努める。
(5) 運営推進会議や家族の会を発足し、第三者からの専門的、客観的な見地からの意見
をもとにサービスの質の向上を図る。また、サービス向上委員会を立ち上げ、満足
度の向上にも努めていくものとする。
(6)内部、外部研修への参加啓発と定期的に勉強会を実施し、質の高いケアが提供でき
るように、職員の知識、技術の向上を図る。
Ⅴ. そ の 他(建物改修、設備・備品等購入及び地域貢献等)
(1) 既存施設の維持管理、美観も配慮した機能維持を図る。
(2) 「介護の日」の恒例事業となった地域住民対象の介護教室を今年度も3ヵ町村社協
と共催し、継続実施するとともに、在宅サービス利用者の介護者の交流事業に取り
組む。
(3)保育・高齢者複合施設内の行事等を通じて家族や保護者だけでなく、地域住民の参
加 も 呼 び 掛 け る メ ニ ュ ー を 企 画・立 案 し 、地 域 に 開 か れ た 施 設 を 目 指 す も の と す る 。