佐藤 ひさし議員

現在、土木課において市内各地にて市民の方々
午後 1時00分 開
や町内会との話し合いを続け、地域を挙げての
議
除雪体制確立のため、また一歩新たなスタート
○佐藤俊弘議長
を切っておられますこと、感謝いたします。
休憩前に引き続き会議を開き
ます。
第7次米沢市総合計画の快適な生活環境づくり
次に進みます。
四つの柱の一つとして、雪に強いまちづくり推
一つ、利雪・克雪について、ほか3点。9番佐
進ということで、本市は豪雪地帯であり、冬期
藤 議員。
間の快適な生活を確保するため克雪対策の一層
〔9番佐藤
○9番(佐藤
議員登壇〕
(拍手)
の充実を図る。また、歩道除雪を初めとする道
議員)
路除雪の質の向上、流融雪溝面的整備及び無散
9番の佐藤 でござ
います。質問に入らせていただきます。
水消雪の促進を図るとともに、地域を挙げて克
1番、利雪・克雪について。
雪に取り組むまちづくりを推進するとあります。
当市は山形県でも多雪地帯であり、克雪対策が
また、具体的な施策についても種々計画を立て
急速に進歩しているといっても、産業の発展や
られておりますが、特に利雪・克雪の中で、雪
市民の方々の生活が阻害されているということ
を利用したり、及びイベントを初め雪を生かし
は事実であります。特に、高齢化の進んでいる
た産業及び文化の振興による、個性的で魅力の
当市にとって雪の問題は重要な課題であります。
あるまちづくりについて、とありますが、どの
利雪とは水資源、エネルギー資源、材料等とし
ような現状になっているか、
お伺いいたします。
て雪を生活や産業に利用すると一般に言われて
また、山大工学部においては雪問題についてい
います。具体的に申し上げますと、水資源とし
ろいろ研究がなされておりますが、そこと当市
て利用、冷熱源としての利用、断熱、保温、保
との連携はどのようになっていますか。
湿材としての利用、景観素材としての利用、ス
また、当市には唯一の克雪プラザである施設が
ポーツ・レクリエーションへの利用等、いろい
あるわけでございますが、その活用方法はどの
ろあるわけであります。
ようになっていますか。
それに、親雪交流として、雪に対し積極的に近
この3点についてお伺いいたします。
づき、生活の潤いとしたり、文化創造の素材と
2番、食料・農業・農村基本条例の制定につい
して活用し、雪に親しみ、雪と共存していこう
てでございます。
とする対応を意味しております。
〔発言する人あり〕
また、克雪については、雪をどう処理し、冬期
愛宕は3……、じゃ3番目か。
間の生活を快適に確保するかにあると思います。
愛宕の火祭りについて。
具体的には、市民の方々の道路交通の確保、消
昭和 55 年ごろ、春の上杉まつり、冬の上杉雪灯
雪、融雪、各家庭での雪の対策等があるわけで
篭まつりが盛大となり、米沢三大祭りの一つに
あります。
位置づけし、夏祭りとして愛宕のお山登りを中
私は、9月議会の一般質問において、除雪、排
心としたものが実施されたようでございます。
雪、主に市街地の除排雪、歩道の除雪について
御神火渡りが企画された、これが愛宕の火祭り
当局のお考えをお聞きしたところであります。
の中心でありました。それを愛宕の伝統のお山
1
登りを連動させたようでございます。御神火渡
な位置づけになっているか、また今後どのよう
りは松が岬神社から採火祭に始まり、たいまつ
な形で進めていくか、行政当局のお考えをお伺
行列を組んで地蔵園まで行進するものでありま
いいたします。
した。この行列は当時、市民の方、約 400 人ぐ
では、3番。食料・農業・基本条例の制定につ
らいが参加したと言われております。地蔵園広
いてご質問いたします。
場に用意された大火壇に松が岬神社の御神火と
戦後の農政は深刻な食料不足がスタートし、品
愛宕神社の御神火が移され、壮大な祭りとなっ
質改良を初め農地造成拡大を通して米の増産を
ていました。この形式の愛宕の火祭りは昭和 59
推し進めてきました。
昭和 36 年に農業基本法が
年の第4回まで続きましたが、
昭和 60 年になる
制定され、農家収入を他産業並みに引き上げ、
と、市民の方々から、もっと市街地にもにぎわ
経営基盤を強化して、有力な産業として国が米
いという声が上がり、
御神火コースを逆にとり、
の全量を買い上げ、農業を根幹とする国民の食
地蔵園から松川河川敷に至るコースに変更、松
料確保と、農業者の充実を図りました。
川河川敷では米沢牛肉まつりとジョイントした
この手厚い保護のもと、農家は生産者であると
と言われております。
同時に企業家であるという気概が薄れまして、
しかし、これも定着せず、昭和 63 年の第8回か
次第に生産だけに力を入れてきました。これが
ら河川敷では米沢花笠まつりに変更され、御神
ため、農業基本法の離農者の農地を中核農家に
火祭りは西部地区の町内地域団体によって細々
集中させるという専業農家の育成はうまくいき
と続けられました。お山登りも従来の形で続け
ませんでした。他産業から収入を求める兼業農
られています。
家が農業生産の大半を占め、豊かになり、真の
現在の夏祭りの中心は米沢花笠まつりとなり、
専業農家は育たないまま片隅に置かれ、農家の
まちの広場で盛大に開催されております。御神
子息は次々と農家から都会へと流れました。
火祭りは地域の方々の負担金によって引き継が
さらに、国民の食生活の向上で、外国からの食
れています。
料品、果物、家畜飼料等の大量輸入が始まり、
しかし、ことしから、愛宕の火祭りと西部の御
この間さまざまな外部的要因によって影響を受
神火祭りとの実行委員会を立ち上げ、祭りの参
け、農村社会は大きく変化をしました。
加者も他地域より大勢参加し、広域的になって
その後、貿易自由化や保管する備蓄米に大量の
きました。特に、子供たちが火を扱うことが情
過剰が発生し、農村社会はますます変貌をしま
操教育にもなるということから、
多くの小学校、
した。この行き詰まった日本農業の再建をめぐ
窪田小学校、塩井小学校、愛宕小学校の学年行
って論議が深まり、平成6年に新食糧法が施行
事にも取り入れられ、米沢地域フォーラムが主
されました。これまで経済大国のおごりで世界
催する第3回まちづくり賞の受賞にもつながっ
中から食料を輸入し、美食、飽食の日常生活が
ています。
当たり前と思い込んできました。
四季祭りについては四季のまつり実行委員会で
ところが、食料自給率は 42%、穀物自給率に至
決定するということで、当局は関知しないとい
っては 29%になっております。新農業基本法は、
うふうな答弁に逃げられるかもしれませんが、
近い将来の食料危機に備えてその食料の自給率
愛宕の火祭りについて、夏祭りの中でどのよう
をいかに高めていくか、
大きな議題であります。
2
このような事態に即応し、当市と友好都市であ
と、これらで 98%を占めているようでございま
るある市において、食料・農業・農村基本条例
す。
を平成 12 年3月 21 日に制定しました。その内
水質汚濁状況について環境基準の達成状況に見
容を見ますと、条例の目的として、食料・農業
るに、達成河川は全体のまだ 69.9%であり、依
及び農村のあり方について、基本理念を定め、
然として全体の3割強の水域が達成されており
並びに市、農業者と市民及び事業者の責務を明
ません。下水道等の生活排水処理施設の整備が
らかにするとともに、食料・農業・農村に関す
十分に進んでいないことから、生活雑排水の6
る基本的な施策等を定めることにより、豊かで
割が未処理のまま放流されており、これが河川
住みよい環境の保全に配慮し、持続的に発展す
の大きな汚濁原因となっています。生活排水を
る地域社会の実現に寄与するというふうにあり
処理するには、
下水道、
農業集落排水処理施設、
ます。
浄化槽等がありますが、それぞれ特色を有して
条例の中身の目的はいろいろありますが、当該
いるわけであります。
生活排水は河川を汚染し、
市におきましては、現在、食料の自給率は 51%
感染症等の発生源となります。
ということであります。しかし、当面、市内に
そこで、生活環境の改善、福祉の向上という役
おける農産物の自給率をおおむね7割以上とす
割を持つ下水道は、
日本では明治 14 年に横浜で、
ると。しかも可能な限り品目別の目標値を定め
次いで東京の神田地区でその建設が始まりまし
るとして、きめ細やかな行政となっておるよう
た。
でございます。
当市においては、第4次米沢市建設振興計画の
県や国にだけ任せるのではなく、地方自治体と
中で緊急課題として取り上げられました。昭和
して当市の農業を守るという考えは当局はお持
45 年から4年間かけて基本計画が作成された
ちなはずでございます。当市における食料自給
ようでございます。下水道事業の現在の整備状
率を上げ、農業の収入を上げるため、当該市の
況を見ますと、中部地区がおおむね完了、西部
条例を参考にして、当市独自の条例を制定する
地区を主に整備しており、間もなく東部地区に
考えがあるかどうか、お伺いいたします。
着手する予定のようでございます。市街地にお
4番目、下水道の今後の見通しについてお聞き
ける整備完了は平成 17 年ごろというふうにお
いたします。
聞きしております。その後、農業集落排水を含
生活排水とは、し尿等、日常生活に伴って排出
めた周辺部の整備に入ることと思いますが、下
される台所、洗濯、ふろ等からの排水をいうわ
水道を敷設するには莫大な費用がかかるわけで
けでありますが、生活排水の発生負荷量は生活
すが、市民の方々は早く下水道を利用し、快適
形態等によって差があるわけでございますが、
な生活を送りたいという気持ちで待ち望んでお
おおむね1人1日当たりのBOD負荷量は 43
ります。
グラムというふうに言われておりまして、台所
そこで、現時点での下水道の整備の進捗状況と
等から排出される生活雑排水が約7割に当たる
今後における整備計画を年度別に地域的にお伺
30 グラムを占めているようでございます。生活
いしたいと思います。
排水中のBODの発生源別割合は、台所から発
以上、壇上での質問を終わります。
生する負荷量が 55%、ふろが 30%、洗濯が 13%
○佐藤俊弘議長
3
髙橋市長。
〔髙橋幸翁市長登壇〕
を考えるならば、今の生産調整その他のことも
佐藤 議員のご質問中、農業
やむを得ずここも、これ全中と国、農林水産省
基本法の制定の是非について私から、その他は
との話し合いで、これは応じてはおりますけれ
それぞれの担当部長からお答え申し上げます。
ども、それでも減反割合が新潟、山形、宮城、
結論から。農業基本条例は本市において私自身
最近では秋田の一部なども含めて、米作適地で
は制定する考えはございません。何となれば、
ありますから、北海道その他のように2分の1
よそでの事例を申されました。中身は私は承知
以上生産調整、減反という地区になってないと
をしておりませんが、やはり国のやっていらっ
いう、そういう配慮を見ましても、米を中心と
しゃることの制度を超えてできないわけです。
する日本国内の作物、
何がいいかというんでは、
その他の条例も関係ありますけれども。今も述
最大適地が米づくりであります。ですから、現
べられましたけれども、悪口風に言うならば、
実は認めなくちゃなりません。なりませんけれ
それこそ猫の目農政と言われるように変わって
ども、世界の流れを見ても、文明国中、アメリ
きましたから。あの八郎潟干拓、完成しないう
カ、フランスなどというのは文明国ではありま
ちにもう生産調整、30 年余にわたっております。
すけれども、最大の農業国であります。輸出す
農業基本法の意図というのはやっぱり当時は子
るのにも保護貿易と言われながら奨励金をつけ
供が多いと、戦後の相続法の関係もありますか
て出しているというのが多くの文明国の農業実
ら、猫の額程度の均分相続を、耕地を分けてお
態であります。
ったんではもう農家社会の経済は成り立たない
これは国の政治ですから、田舎の私ぐらいが申
という裏側の意図がありまして、戦後、復興を
し上げてもせんないことでありますけれども、
企図しておりましたから、いわゆる二、三男対
自動車産業やら先端産業、日本の戦後復興の繁
策などを中心としながら、二次産業等への導入
栄をもたらす働き手でありましたけれども、生
と、耕地の、農地の集約、今も言っております
産性において農業などはとてもおぼつかないで
けれども、そういうものをねらいとしたのが昭
しょう。かなわないでしょう。私に言わさせて
和 36 年の農業基本法であったわけであります。
いただくと、
戦後 50 数年前になかった製品も誕
その制定の意図と裏腹に、長年なじんできた土
生しておりますが、今とそれとの比較ではいわ
地への愛着という農家の選択と、いわゆる兼業
ゆる半導体、あのライターやプレーボーイの時
になってくるわけでございますが、大変なこと
計に入っておる、1メガビット、最初に開発さ
でありますから、36 年の農業基本法はもうスタ
れたときは1個 20 万円でございました。
最後に
ートわずかの年限にしてその意図したところが
は大量生産となって1円しないという現実にな
大失敗であったということに落ちつくわけです
るわけです。
が、それでも同じことをやっておりましたし、
農業はこういう価値観との中で対抗できるはず
やっぱり基礎食料は自前でと、日本の国でとい
がありませんから、幾ら過保護であったかどう
うことですから、申し上げるまでもなく、何十
かは別としても、それでも基本政策の食料を農
万トン米づくり運動ということで、山形県なん
業であるとするならば、やっぱり一定の支えを
かは生産性において全国を代表する米産県であ
していかないと成り立たないという構造である
ったわけでありますし、それが今の日本の農業
べきでありますから、現実は認めつつも生産調
○髙橋幸翁市長
4
整にも応じ、いろいろなことをやっています。
○佐藤俊弘議長
大変不謹慎なことを申し上げますけれども、今
○河村貞彦企画調整部長
河村企画調整部長。
それでは、私からは
までは休んで、
休んだ分に金くれておったのが、
1番目の利雪・克雪についてお答えしたいと思
多用途利用米にしないとだめだとか、今度は大
います。
豆、麦などの集団化して団地化しないとただで
ご質問の第1点目、現在の取り組み状況はどの
は金くれませんよということで締めつけが来る
ようになっているかでございます。
わけです。だって、大豆だって何だって今おっ
利雪につきましては、雪灯籠まつりによる市民
しゃるとおりに、東南アジアを初めとする国か
の交流及び観光客の誘客活動、それから各公民
ら、運賃かけても、若干の関税かけてももう買
館などの主催によります雪祭りなどの事業を行
った方が安いという、これは穀物や農作物に限
っておるところでございます。
りません。
また、
雪の降らない地域との交流としましては、
日本の構造の失敗は、大変よかれと思って進ん
姉妹都市でございます沖縄県沖縄市や宮崎県高
できたけれども全部アンバランスで、高賃金国
鍋町の小学生を招いての雪像交流会の開催など
でありますから全部、産業維持にも、生活に必
を行っております。
要なものは運賃や若干の関税かけても、よその
農産物の生産面では古志田地区に雪菜の生産を
国で同じものが出るならば国内から買わない方
奨励するなどの事業を行っておるところでござ
がいいという構造社会になってしまったこと。
います。
今になって申し上げてもしようがないことであ
克雪につきましては、幹線道路を初め生活道路
りますけれども、それらをどうして直すんだと
並びに歩道の除排雪路線を拡充拡大するととも
いう配慮が今の全体政治の中で欠けているから
に、堆積場や排雪場の確保を行っておるところ
こそ、みんな困ると。伝統産業の織物なんか全
でございます。また流雪溝や地下水利用等によ
部赤字といって過言でないほどでございます。
る無散水融雪システムの整備を図っておるとこ
米より先に日米繊維交渉で始まるわけですから、
ろでもございます。
経費払ったら人件費では対抗できないという事
さらには、平成 12 年度からでございますが、国
情がありますから、独自の構想なども米沢市で
土庁の、個性と活力に満ちた雪国創造事業のモ
は伝統基幹産業によるための融資補償なども、
デル事業の指定を受けまして、西部地区におき
幾たびか私になってからもしてまいりましたけ
まして面的流雪溝の整備を行っておりますほか、
れども、
代表にはやっぱり農業でありますから、
クロスカントリーコースを整備するなど、利
国策がそういう現実の中に、うたい文句のきれ
雪・克雪事業に取り組んでおるところでござい
いごとも、米沢市の農業はこうしたら活路を開
ます。
けるなんてことで出したところで、しょせんむ
第2点目の山大工学部との共同研究などの状況
なしいことだから、そんなことをすること自体
についてでございます。
がおかしいと私思っておりますから、つくる考
毎年、山形大学産業研究所を通して研究奨励補
えがないということを申し上げたいわけであり
助金を交付し、研究助成を行っておるところで
ます。
ございます。この中で、平成 11 年には物質工学
以上であります。
科の折原助教授によります歩道の融雪に関する
5
研究に対しまして補助金を交付したところでご
○佐藤俊弘議長
ざいます。
○香坂茂昭産業部長
また、
今年度、
下水道課の事業といたしまして、
お答えいたしたいと思います。
下水道の汚水熱を利用した融雪装置の実験を上
議員のご質問の中にありましたように、この愛
新田の中継ポンプ場で行うに当たりまして、機
宕の火祭りにつきましては、今まで大分紆余曲
械システム工学科の髙橋助教授に技術協力をい
折した経過があるようでございまして、昭和 56
ただいて事業を進めているところでございます。
年から松が岬神社での採火、そして地蔵院まで
今後ともその効果や課題の分析について、共同
の行列、その後は松川河川敷までのたいまつ行
研究を進めてまいりたいというふうに考えてお
列ということで、いろいろ変わってきた経過が
ります。
あるようでございます。
そのほかには、地域共同研究センター長の梅宮
その間いろいろと祭りのあり方について検討が
教授、
電子情報工学科の東山教授によりまして、
なされてきたようでございまして、地元で開催
融雪システムの開発について独自に研究が行わ
されるようになって現在に至っておるわけでご
れております。しかし、山形大学工学部には土
ざいます。
木工学や建築工学に関する学科がないために、
このような歴史的経過がございまして、その中
なかなかこうした利雪・克雪分野での共同研究
で昭和 63 年度に四季のまつり実行委員会とい
が難しいといった面もあろうかと考えておると
うのが設立されるわけでございますけれども、
ころでございますが、今後とも地域の重要な課
現在も愛宕の火祭り、これの中で火焔太鼓の奉
題である利雪・克雪につきましては、山形大学
納につきまして、それから一部たいまつ行列等
の先生方のお力をおかりしながら、さまざまな
につきまして、それらにかかる経費を負担して
角度から共同研究を行ってまいりたいというふ
いる状況にございます。
うに考えております。
現在、米沢四季の祭りとして位置づけされてお
第3点目の克雪プラザの事業等でございますが、
りますのは、ご案内のように、春の米沢上杉ま
克雪プラザにつきましては、ご承知のとおり西
つり、夏の米沢夏まつり、秋の上杉鷹山公まつ
部公民館との併設となっております。管理運営
り、冬の上杉雪灯籠まつり、これがあります。
面も西部公民館で行っているのが実態でござい
愛宕の火祭りにつきましては、今申し上げまし
ます。このため、別途人員は配置しておらない
たように、米沢四季のまつり実行委員会の方か
ところでございます。
ら一部経費を負担している関係上、例年市民の
予算につきましては、西部公民館の委託料に事
皆様にご協力をお願いしておりますいろいろの
業推進費としまして 80 万円を克雪意識事業費
寄附金の中でも、四季のまつりの行事の一つと
として計上しております。なお、克雪プラザの
して記載させていただいております。
事業といたしましては、ラングラウフチャレン
夏祭りといたしましては、夏の期間中繰り広げ
ジャーセミナー、西部雪祭り、上杉雪灯篭まつ
ます各種イベントで、東北花火大会、愛宕の火
りへの協賛、西部雪ん子少年団などの主催事業
祭り、米沢牛肉まつり、水上花火大会、それか
が実施されておるところでございます。
ら納涼市民盆踊り大会、米沢灯籠流し、これら
私からは以上でございます。
があるわけでございます。中でも愛宕の火祭り
6
香坂産業部長。
愛宕の火祭りについて
については 600 年、長きにわたります歴史に裏
今後の予定でございますが、東部地区の第1期
打ちされた郷土色豊かなお祭りと、こういうこ
分、つまり国道 121 号線から北側ということに
とで認識しておりまして、また本年よりも、お
なりますけれども、これは今年度から具体的に
話にありましたように、愛宕の火祭り実行委員
幹線管渠の工事に既に入っております。間もな
会として組織が一本化されましたわけで、今後
く着工いたしますが、あわせて浄水管理センタ
ともますますこのご発展を期待しているところ
ーに圧送するための中田町の中継ポンプ場、こ
でございます。
の建設に着手をする予定をしております。
ちなみに、
平成 12 年度の対応として申し上げま
現時点での予定でございますが、
平成 15 年度に
すと、四季のお祭り実行委員会の経費負担とい
は奥羽本線の東側、さらに旧県道の米沢高畠線
たしましては、奉納しております火焔太鼓、こ
というのがございますが、これより北側、それ
れにかかります舞台制作料、それから出演料、
から今申し上げましたこの旧県道の南側の一部、
それとたいまつに関しまして、おおむね約 65
この区域について、15 年度くらいには供用開始
万ほどでございますけれども、これは現物支給
されるよう工事を進めていく予定をしておりま
方式ということで対応させていただいておりま
す。
した。
また、国道 121 号までの、つまり1期の残りの
愛宕の火祭り実行委員会、これの一本化がなっ
部分でございますけれども、この区域につきま
たと、こういうようなことでございますので、
しては、
平成 18 年度ころまでにはおおむね完了
来年度以降につきましては補助金方式で支出い
いたす予定をしております。したがいまして、
たしまして、実行委員会での裁量でお使いいた
121 号線から南側の東部地区の第2期分という
だけるようにするように事務担当レベルで話を
ことになりますけれども、この区域につきまし
進めさせていただいておるわけでございます。
ては、
平成 16 年ころに新たなこの地区の事業認
四季のまつりの中での位置づけでございますの
可をちょうだいいたしまして、1期分と若干ダ
で、補助金は一本化して四季のまつり実行委員
ブらせる形で、
平成 17 年度ころから具体的に実
会の方に支出しているという関係上、全体の経
施をしてまいりたいというふうに思っておりま
費の中で運営していくと、こういうふうなこと
す。
現時点でのおおむねの予定でございますが、
になります。決して行政が逃げるというわけで
この2期分の完成年度は平成 24 年ころには何
ございませんので、ひとつその辺はご理解いた
とか完了したいというふうな予定をしておりま
だきたいと、このように思います。
す。
○佐藤俊弘議長
○森 正弘建設部長
森建設部長。
いずれにしても、まだ米沢市の普及率 42%とい
私から、最後のご質問の
う、県内でも低い方にランクをされております
公共下水道の進捗といいましょうか、今後の計
ので、
財源とのかかわりもございますけれども、
画についてご答弁をさせていただきます。
今後とも積極的に進めてまいりたいというふう
お話にもありましたように、中部地区が終わり
に思っております。
まして、西部地区を展開してまいりましたが、
以上であります。
おかげさまで来年度、
平成 13 年度にはおおむね
○佐藤俊弘議長
完了する予定でございます。
○9番(佐藤
7
9番佐藤 議員。
議員)
農業・農村基本条例
の問題ですけれども、市長は、一切つくりませ
あるいはいろいろな形での盛り上がりをつくっ
んという言明をなさったわけですけれども、一
ていくというようなことで、ぜひこれらについ
応山形県としても、私が説明しました当該市と
ても、やらないということじゃなくて、少しは
いうのは新潟県の上越市なわけですけれども、
頭の隅に置いていただくというようなことにし
大体それと同じような条例を山形県としてつく
ていただきたいというふうに思うわけです。
るというふうな手だてになっておるようです。
それから、愛宕の火祭りの件でございますけれ
その場合、県の基本条例をそのまま米沢市とし
ども、総じて予算的だけの話になるわけですけ
てそれを使っていくのか、あるいはそれに伴っ
れども、先ほど申し上げましたとおり、非常に
てやっぱり米沢市独自としての基本条例をつく
地域的に盛り上がって、以前にも増して、前回
ってやっていくというふうなことが必要だと思
は、私も先ほど最初の質問で 400 名がひところ
います。やっぱり環境基本条例にしても、県は
参加者があったということですけれども、本年
県でつくり、米沢市はそれぞれ独自の自治体と
度につきましては 800 名という参加者があっ
して特色ある自治体であるわけでございますの
たわけでございます。もう倍になっているわけ
で、その辺の兼ね合いをどうお考えになってい
でございまして、本当に地域的に盛り上がった
るか。
お祭り、また夏祭りの一つは米沢花笠まつりと
それから、上越市の条例内容については、市長
いうふうなことと、やはりこの愛宕の火祭りと
は知らないというふうなことでございますけれ
いうようなものも、市民参加という意味では二
ども、私の方から事前通告しているわけですか
本柱になってきたんではないかというふうなこ
ら、担当課あたりでは知っていらっしゃると思
とでございますので、今まで現物支給で、本当
いますけれども、この条例につきましては、農
はある程度補助金というふうなことのようでご
家の方々だけ考えるんじゃなくて、やはり市な
ざいますけれども、来年度のイベントにも向か
り、そこでお住みになっている市民の方、ある
って、ぜひひとつ予算的な措置をして、米沢の
いは実際農業をなさっている方、そういう方が
夏祭りの柱でやっていただくというようなこと
それぞれ責任を持って、やっぱり自分の住んで
でぜひお願いしたいと思います。
いる市の食べ物を少しでも多く地域でつくって
今度の祭りの場合にも、あそこの桂町の三菱自
いくと。
動車から万成線まで、今まで片側通行だったの
先ほど、古志田の雪菜とか、いろいろ出された
を全面通行どめして、警察の方にもご協力いた
わけでございますけれども、やはり米沢市はま
だきまして、すばらしい祭りになっております
だまだそういう特産品がある。窪田の小なすと
ので、ぜひその辺のことについて、予算的な措
か、あるいは小野川の豆もやしとか、館山の大
置も含めてもう一度ご答弁願いたいと思います。
根とか、やっぱり特色ある特産品というのはい
それから、下水道の進捗状況については大体わ
っぱいあるわけでございますから、いわゆるそ
かったわけですけれども、
平成 24 年に大体市街
ういうものは育成を図りながら、それから今高
地が完了すると。次の髙橋義和議員の方に周辺
齢化といってもやはりいろいろな健康老人の方
部の下水道の普及についてという質問がありま
がおられるわけでございますから、そういうも
すから余り聞きませんけれども、一応平成 24
のを含めた少しでも農業の自給率を高めると。
年に市街地が終わるというふうなことで、その
8
後周辺にいくというふうな形になるんでしょう
○佐藤俊弘議長
か。その辺お聞きします。
○香坂茂昭産業部長
以上です。
○佐藤俊弘議長
○髙橋幸翁市長
香坂産業部長。
具体的に予算化の話でご
ざいますけれども、先ほど申し上げましたよう
髙橋市長。
に、組織の変更を踏まえまして、新たな対応を
だから悪いですけれども、あ
図ってまいることになります。今申し上げまし
なた役人出身でいらっしゃいますけれども、そ
たように、今、事務段階で今後の対応について
ういう意味で言うんではなくて、だから役人国
詰めを行ってまいりたいと考えておりますので、
家だと言われるんですよ。米沢牛であれ、小野
ご理解いただきたいと思います。
川の豆もやし、雪菜、うこぎなんてのはもう担
○佐藤俊弘議長
当課がやりたくないと言ったのを私、奨励しよ
○森 正弘建設部長
森建設部長。
確かに、あくまでも予定
うと言ってんですよ。そんなに宣伝費もかけな
として東部地区平成 24 年ころということでご
いで、芝浦屠場に米沢牛のスタンプなんて、な
ざいます。市街地がこれですべて終わるのかと
かったものを起こしたり、
物すごいあれですよ、
いうようなお話でございますけれども、この後
それは。悪いけど。ABCも、以前からやって
残っておりますのが、いわゆる北部地区と称し
ますし。実態的にやっているものを、それを理
ておりますが、中田町、それから窪田の一部、
屈でこうして理解してもらうなんてこと自体こ
これについては次のエリアであろうというふう
っけいだと私言いたいんですよ。だから形式張
に思っております。
って。そっちをつくる知恵を使うふうにもっと
もう一つ申し上げておきたいのは、基本的には
実体的なものを、必要なものをやっているんで
都市計画の用途地域を基本としておりますけれ
すから。そんなの必要ないというんですよ。
ども、西部でもそうでありましたように、その
ここで言うのは、私、十数年前になりましたけ
用途地域にプラス、そこと連檐している家屋密
れども、国の制度の生産調整も随分経過してき
集地についても、周辺部と言ったらいいんでし
たときに、将来この地域農業はどうすんだとな
ょうか、そういうものを取り組んでおりますの
ったときは、適地でありますから嫌でも今、生
で、東部地区についても若干の周辺部を取り入
産調整に応じている。これが解けたときには再
れた形で第2のステップとして事業認可をちょ
び、さっき申し上げた東北各地と一緒に、米作
うだいしたいと、このように考えております。
適地というのは国内で一番売り物なんですから、
○佐藤俊弘議長
以上で9番佐藤 議員の一般
質問を終了し、暫時休憩いたします。
ここは。やっぱりそういう農業を中心としたも
のがやれることを願ってと私申し上げているん
午後 1時47分 休
ですよ。言ってきたこととやってることと随分
矛盾しますし、国の制度だからそれはいやでも
応でも応じているんですよ。今おっしゃったこ
とぐらいは、そんなこと、つくらなくてもやっ
てますから。実際の方でもっと推奨していきま
すから必要ないというふうに申し上げているん
です。ご理解いただきたいと思います。
9
憩