1 【質問1回目】 原田平議員 人事行政についてお問いをい たします。 1

~会議録抜粋~
会議録より抜粋し、「一問一答形式に編集」したもので正式な会議録ではありません。
===平成23年第4回定例会 一般質問===
原田平議員
1 人事行政について
(1)組織機構と職員定数について
(2)任用替え制度について
【質問1回目】
○原田平議員
件費査定の中で事務事業の事務量や内容を所
人事行政についてお問いをい
属長等から十分に把握をし、その結果を踏ま
たします。
えながら翌年度の職員の配置を決定している
1番目として、組織機構と職員定数につい
ところでございます。また、事務事業の内容
て、2番について、任用替えの制度について
から、正職員で行わなければならない業務な
ということでお尋ねをいたします。
のか、臨時職員等で対忚できるものなのか、
今年度の4月に機構改革が行われました。
あるいは民間に受け皿があるもので、民間に
13部57課から13部51課になったわけ
任せるほうが経費面、サービス面で効率的・
であります。6課減ったわけであります。組
効果的であると考えられるものなのかどうか、
織機構に対して職員定数に関するそれぞれの
効果的であると判断される場合は民間に任せ
課の職員配置はどのように行われているのか、
ていくことなど、事務事業の精査や雇用体系
お伺いいたしたいと思います。
も含めて職員の配置を行っているところでご
続きまして、任用替えの制度についてであ
ざいます。
りますが、市の考えておられる職種変更試験
それから、次に、1の(2)任用替え制度
制度の導入のこれまでの経過についてお問い
についてでございますが、市の考える職種変
をいたしたいと思います。まず、それをお尋
更試験制度と導入経緯についてお答え申し上
ねいたします。
げます。
職種変更試験につきましては、強制的に受
【質問1回目への答弁】
験させるものではなくて、職員から希望者を
○乾市長公室長
それでは、1の(1)組織
募って技能労務職から一般行政職へ、あるい
の人員の配置についてのご質問にお答えいた
は一般行政職から技能労務職へなど、職種変
します。
更の希望者を募って実施するものでございま
今年度4月に、第4次行革の基末理念であ
す。導入の経緯につきましては、団塊世代職
る簡素でわかりやすい組織、スリムで効率性
員が退職し、新規採用職員だけでは経験・知
を重視した職員体制とすることや、第4次総
識が不足するため、経験豊かな職員が任用替
合計画の基末理念である協働を推進し、多様
えによってみずから新たな業務にチャレンジ
化する市民ニーズや地方分権・地域主権にス
し、能力を発揮してもらうことなどを考えて
ムーズに対忚するため、組織機構の見直しを
おります。また、末市では、技能労務職員の
行ったところでございます。その組織機構に
全職員数に占める割合は19.3%と、大阪
対する職員の総数につきましては、第4次行
府下の市平均の10.3%を大きく上回って
財政改革実施計画に660人以下の体制にす
おり、大阪府下で2番目に高い割合になって
ることを目標として掲げているところでござ
いる一方で、保健福祉部門のように、業務量
います。各課への具体的な職員配置につきま
が増加して職員補充の必要性が高まっている
しては、事務事業評価における各職員の業務
部署が増えている状況などから、技能労務職
分担シートを作成し、それを活用したり、人
から一般行政職に職種変更を希望する職員の
1
~会議録抜粋~
会議録より抜粋し、「一問一答形式に編集」したもので正式な会議録ではありません。
===平成23年第4回定例会 一般質問===
原田平議員
1 人事行政について
(1)組織機構と職員定数について
(2)任用替え制度について
職種変更を行って、新規採用の抑制など職員
【質問2回目への答弁】
定数の適正化を図ってまいりたいというふう
○乾市長公室長
に考えているところでございます。
れていく中で、効率的・効果的なサービスを
それでは、職員数が削減さ
実現し続けるためには、必要な人員を確保し、
【質問2回目】
○原田平議員
後継者の育成や技術の継承が重要であるが、
人事行政でありますが、先ほ
どう考えているのかというお問いに対してご
どの藤浦議員は、市役所の職員はまだまだ多
答弁申し上げます。
いと思われている方が多いと、こういうよう
市民サービスの維持向上のためには、常に
な発言をされておられました。実際、現状を
効率的・効果的に業務を行っていかなければ
調べますと、この4月現在で職員数が再任用
ならないと考えておりまして、そのためには、
も含めまして710人、そして、非常勤、臨
議員ご指摘のとおり、必要な人員を確保し、
時等で411人、合わせて1,121人が末
後継者の育成や技術の継承を行っていくこと
市の行政を担っていただいておるわけであり
が重要と認識しております。その方法といた
ます。先ほどのご答弁にもありましたように、
しましては、業務マニュアルや引継書等がご
業務の拡大等によって非常に人員が増加して
ざいます。また、長年の経験により培った知
いるという現状があります。そういう中で、
識やノウハウで、文章化してマニュアルにで
先ほどのご答弁でいいますと、民間委託や雇
きないものも大事な財産でありますから、そ
用体系も含めて勘案して職員の配置を行って
の場合には人から人への直接の継承が必要に
いるとのことでありますけれども、職員数が
なってまいります。後継者の育成も含めまし
削減されていく中で、効率的・効果的なサー
て、現在は再任用制度などを活用しながら、
ビスを実現し続けるためには、必要な人員、
その継承に努めているところでございます。
あるいは先ほども出ておりましたように後継
また、技術の継承は日常業務の中で行うのが
者の育成、そして技術の継承等がこれから重
効果的であり、必要な人員を確保して、知
要になってくると思います。先ほど、副市長
識・情報の共有化、良好なコミュニケーショ
のほうのご答弁の中で、非常にすばらしい職
ン、業務のローテーション化などにより後継
員が育っているというようなことも披瀝して
者の育成と技術の継承に資する人材の育成に
いただきました。そういうことの経験で、や
取り組み、市民サービスの維持向上に努めて
はり後継者を今育てなければならないという
まいりたいと考えております。
状況でありますので、私は、そういうことで
それから、任用替えの2回目のご質問でご
の改めての質問でありますので、再度人事当
ざいますが、職種変更後の職員の体制や職員
局の考えをお聞きいたしたいと思います。
のフォローについてのご質問にお答えいたし
続きまして、職種変更後の職員の体制や、
ます。
そのフォローはどうされているのか、お尋ね
職種変更後の職員の体制につきましては、
をいたします。
残った職員個々の負担が大きくならないよう
に十分配慮していきたいと考えております。
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~会議録抜粋~
会議録より抜粋し、「一問一答形式に編集」したもので正式な会議録ではありません。
===平成23年第4回定例会 一般質問===
原田平議員
1 人事行政について
(1)組織機構と職員定数について
(2)任用替え制度について
方法といたしましては、現在、技能労務職員
ないと。こういうことでは今後先が非常に不
については退職不補充の方針となっておりま
安であります。そういう意味も踏まえて、こ
すので、技能労務職員の職場においては、臨
れからの人事行政にしっかりと取り組んでい
時非常勤職員や委託など、その職場に忚じた
ただきたいと、これは要望しておきます。
対忚を行ってまいりたいと考えているところ
でございます。仮に委託化が進むといたしま
しても、市がイニシアチブをとれる範囲での
委託化を考えているところでございます。試
験に合格し、職種変更を行った職員につきま
しては、環境の変化に伴うメンタル面につい
てのフォローを行っていくことや、必要な知
識の習得のための研修の充実とスキルアップ
を図ってまいりたいと考えているところでご
ざいます。
【質問3回目】
○原田平議員
職員計画は大変苦労されてい
るということはよくわかります。しかし、技
術職員で入られた方については、やはりその
プライドと、そして職務に専念をするという
意欲を持って入ってこられております。そう
いうことで、他市にない働きもしていただい
ておりますし、その成果も十分上げていただ
いております。そういう状況の中で、任用替
え、あるいは定数削減を行われると、非常に
職員の士気に影響するというふうに感じます。
これからの取り組みとして、やはり再精査を
していただいて、必要なところには人員を配
置する、先般から出ております公共建物の検
査をする人もおらない、あるいは権限移譲に
なってきて、水路が大阪府から、あるいは国
有水路が、そういうところについても十分知
識がないというような状況もありますし、い
ろんな状況で専門職、あるいはそういう技術
が必要となってくるところの継承ができてい
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