2006.09-10

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心の和がれ №2
(2006/09~10)
p01~01
p02~02
p02~02
p02~03
p03~03
ストレスはチャンス
散歩の楽しみ
応対に心遣いを
諦めない力
秋の楽しみ
p03~04
p04~04
p04~05
幼稚園の誕生会に思う
五 戒
子育て
2006.09.01
ストレスは問題を解決するチャンス
太りすぎは我々人間だけではなく、ペットの世界にも及んでいるそうだ。そういえば、肉がつき過
ぎてよたよた歩いている犬や、自らの重さに敏捷性をなくして動きの鈍くなった猫を街角で見かける。
最近の豊富なグルメを反映して脂肪分の摂取量が多いと指摘される。
飽食は相変わらず続き、成人病も増加しているというわけで、とくに高血圧などに密接な関係があ
る食塩摂取量は目標の10gを超え1日12g以上になっている。そうしたことに加え、不規則な生
活、ストレス、アルコールの多飲などが続くと、老年期が早く訪れるという調査もある。食生活は自
分自身の努力で改善も可能であるが、厄介なのはストレスである、目標に向かって邁進するなかで苦
悩も多い。
就労した企業の家族から主人を励ましてほしいという賀状に心が痛くなる。景気低迷で経験したこ
とのない現代に右肩上がりの経験ばかりが空回り。思い通りに伸びない数字に心身ともに疲れ、その
苦悩が家族にも伝わってくる。「迷えば基本に返れ」が回答だが、人員の合理化がサービスに影響す
るとネガティブな行動になるが、このような時にこそ充実したサービスの提供により将来が見えてく
る。
い っ き
永い不況の体験が「一簣の功を成す」と、あるように、あと一歩の努力が肥やしとなり財産となる。
今は家族が互いに目を見・手を握り・熱い心で不況の坂を登れば歓喜の大輪が「きっと」咲く「必ず」
咲くことは確実だ。
① お客様(知人)はわれわれの財産である
われわれが今日あるのも、お客様の支援があってこそ感謝の心をもとう。
② 志を高く掲げよう
現在のレベルに安住することなく、日々自己練磨の重要性を認識して果敢にチャレンジしよう。
③ チームワーク
人材育成は自己の成長と心得、熱意と信頼で人との出会いと一人ひとりを大切に心の協力者を
作ろう。
④ 心身の健康づくり
各自のライフスタイルを体力に合わせて充実した余暇を楽しみ自らリフレッシュする豊かな
私生活を送ろう。
ストレスを受けることは問題を解決せよとの心の信号「ピンチはチャンスの目」何事もポジテブに受
け止め人々との絆を財産と心得て大切にしていきたい。
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2006.09.11
散歩の楽しみ
今年の夏は、電気料金の節約から設定温度を気にしながらケチケチ冷房が続いた。9月に入って夕
方は天然クラーで十分、朝方には肌寒さを感じる。待ちわびた少し汗を感じる快適散歩の到来である。
早朝の散歩コースで見慣れない夫婦が多くなった。定年退職して間もない男性であろうか、真剣な
めいきょう し す い
眼差しで硬さがあり妻に後押しされるように黙々と足を運ぶ。散歩を続けると明 鏡 止水を全身に感じ
夫婦して会話を楽しみながら歩くようになる。しかし、簡単なようで継続が難しく三日坊主と楽な方
向へと逃避する。会社で労働という与えられた時が本人を支えてきたが、現在の余りにも多すぎる余
暇に不安を感じて「一日の行動目標」・・を。
これも、また簡単なようで難しい。「男子厨房に入らず」と申すが、今まで支えてくれた妻の手助
け、と。家事の手伝いでも考えようではないか。きっと妻の日常行動を体験することで、労苦を理解
し男に生まれてよかったと思うに違いない。人生の3分の2が過ぎた、あとの人生を短くも長くもす
るのも自分次第。「時はその使い方如何によって金にも鉛にもなる」プレヴォ/フランスの小説家の
言葉にあるように、生き生きと活気に満ちて使われた時間は金のように美しくきらめく。だらだらと
無目的に使われた時間は鉛のように重く灰色によどむ。
あ
ねが
ひ よ く
な
苦楽を共に歩んだ伴侶に感謝し、「天に在りては願わくは比翼の鳥と作り、地に在りては願わくは
な
かいろう どうけつ
連理の枝と為らん」と。ますます愛情を深め、共通の趣味を持って余暇を満喫し、「偕老洞穴」を目
指すためにも、まず健康促進の散歩から始めたいものだ。
2006.09.16
応対に心遣いを
「ハイ○○でございます」。電話応答の研修には,どこでも力を入れている。電話は企業の声の
窓口。相手が見えないだけに,すべてはこちらの声のトーン、対応の姿勢で決まるからだ。職場や家庭
での電話では、かけた方が先に静かに受話器を置くのが基本である。用件が終わるやいなや、大きな
音でガチャンとされたら、それまでの会話の内容さえ傷つき、信用も失墜しかねない。
自宅に大切な訪問客。歓談が弾んで夜になり、客はいとまを告げる。玄関までお送りする。そこで
最後のあいさつの後、客の足音が遠のくのを待って鍵をかける。出来れば門口まで見送り、来訪の感
謝と夜道の労をねぎらい、灯りを消すようにしているだろうか。「さよなら」と言うが早いか、ガチ
ャガチャと鍵をかけ、パッと灯りを消す人がたまにいる。これでは、いかにも“用済み”とされた印
象を免れない。どんな歓待も興ざめしてしまうだろう。
あいさつも、電話の応答も、玄関の見送りも、心がけの問題だ。数分いや数秒のことである。お金は
かからない。相手に礼を尽くす思いやりが、信頼の根っことなる。電話に向かい頭を下げながら会話
する方を見かける、礼を尽くすと言葉にも表れる。見えぬ相手にもきっと心が通じる
あわただしい時代だからこそ、ほんのちょっとした心遣いが、生活に、人間関係に潤いを与えてい
く。小事だが、大事にしていきたい点である。
2006.09.04
諦めない力
私の知人に59歳にして大学を卒業した人がいる。学生時代は商業科の高校に入学、家庭の事情に
より大學に進学せず民間会社に就職し懸命に働いた。彼は目標意識が高く、なによりも探究心が強か
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った。高校時代も大学受験に懸命であったが入学を断念、さぞ悔しい想いをしたに違いない。子育
てを終えて、やっと自分の時間と余裕が出来た50半ばに一大決心、大学受験に挑戦見事合格した。
け ん ど ちょうらい
皺の増えた笑顔が年輪を感じさせるどころか、青年の躍動感さえ感じた。まさに“捲土 重 来 ”
人間が持っている最大の能力の一つは“あきらめない力”である。自分には無理だと思った瞬間か
ら、あらゆる可能性は閉ざされてしまう。反対に“よしやろう”という決意はいかに高い困難の壁を
も突き崩すエネルギーとなる。
「人生は毎日が新しい一日である、かけがえのない一日である」目標も挑戦もない“やらされている”
だけの人には自分自身の歴史はない。夢・それは、誰でも抱ける最高に価値ある栄養源だ。みずみず
しい真剣勝負の日々に必ず価値ある成果がついてくる。
2006.10.01
秋の楽しみ
ふくいく
けんがいきく
豊麗な大輪の馥郁とした香りがすがすがしい。孔雀の尾のような華麗な 懸 崖 菊 。“花の王”「菊
花展示会」を観賞する季節である。
いくびょう
さ
め
てきしん
菊を見るたび、育てた方の苦労を思う。寒風の中の土壌作りに始まり、 育 苗 、挿し芽、 摘 心 、
植え替えなど一年中休む暇がないほどだという。まさに「菊は人の足音を聞いて育つ」。毎年変わら
ぬ美しさで開花する菊に強い生命力を見る
人間は誰でも肉体的に老いていく。しかし、老いても心は太陽のように若々しく、創造的に生きてい
くことほど尊いものはない、人のため、地域のため、はつらつと活躍するわが「シルバー」メンバー。
年を重ねてもなお、挑戦という崇高な目的をもって生き抜く“生涯青春”の人生でありたい。
2006.10.08
幼稚園の誕生会に思う
法師蝉の鳴き声が澄んだ山間に響く日に、幼稚園の誕生会で9月生まれの園児が10名自己紹介や
唱歌とお菓子バイキングなど活発な園児の姿に接した。子供の大切な教育環境は、幼稚園はもとより
家庭、地域にある。「子供は父母の行為を映す鏡である」イギリスの哲学者スペンサーにあるように、
幼児期には親の与える影響は計り知れない。
幼児教育のあり方に明の教育と暗の教育で考えて見ると。暗教育では、子供に乱暴な言葉で会話を
すれば、その子は乱暴な会話を学び、戒めれば戒めることを学ぶ、子供をののしれば、ののしること
を学び、嘲け笑えば嘲笑することを学ぶ。明の面では、子供に敬意を持って接する。子供の権利を尊
重する。子供の行動から常に学ぶなど、その中から感受性豊かな思いやり深い子供が青年へと育つ。
私が遊戯中の自己紹介で「狸」と簡単に述べたことで、子供達が公衆の中で私を見つけると「たぬ
き・タヌキ」と呼ぶ、知らぬ人はその行為を見て「大人に対する態度か」と、子供への悪い評価とな
りかねない、発した子供が悪いのではなく簡単に語った自分の責任だ。以後、自己紹介は“ありがと
う・おじさん”と。園児は私を見ると“ありがとう・ありがとう”と呼ぶ園児の姿が輝いて見える。
親の接し方次第で子供の心は温度計のように敏感に変わる。
子供の豊かな心の泉は親の深い理解と愛情という滋養を必要とする。子供を慈しむ大人との触れ合
い、愛情あふれる幼稚園の先生、周囲の豊かな眼差しに包まれてこそ子供の創造性や思いやりの心
も大きく膨らむ。
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社会の未来は現在の子供にある。子供を豊かに育むことのできる社会は発展性や希望がある。紅
葉の美しいシーズンに向かい、自らの周囲の子供を育て慈しみのあるシルバーの風を送る一人であり
たい。
2006.10.14
五
戒
主婦の日常は大変である。家庭を支え、子供を育て、未来の基盤を築く重要な役割を担っている。
子供に愛情や思いやりが欠ければ、子供たちも他者を顧みない存在となる。他人の苦しみを理解し、
差別や暴力のない社会を築く原点は家庭にある。思うにまかせぬ子育てに奮闘し、絶え間ない家事と
格闘し、夫の頑固な石頭の操縦も厭わず、地域社会との関係も大切にする。
素晴らしきかな主婦に・・・乾杯。
辛いことが多いのは
感謝を知らないから
苦しいことが多いのは
自分に甘えがあるから
悲しいことが多いのは
自分のことしか、分からないから
心配ごとが多いのは
今を懸命に、生きてないから
行きづまりが多いのは
自分が裸になれないから
2006.10.22
子育て
今日は「会員のつどい」に幼稚園児と歌と踊りそして歌遊びに参加した。
「子供は 5 歳までに一生涯学ぶ全てを学び終える」とドイツの教育学者フレーベルが述べている将来
の可能性をおおいに秘めた、この重要な時期に心のふれ合いが出来、子供たちの感性ゆたかな成長を
見守ることのできるのは、私自身にとってもたいへん有意義なことだ。
心が寛大な人の中で育った子は
がまん強くなり、励ましを
受けて育った子は自信を持つ。
ほめられる中で育った子は
いつも感謝することを知り
公明正大な中で育った子は
正義感を持つ。
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思いやりのある中で育った子は
信仰心を持ち、人に認めて
もらえる中で育った子は
自分を大事にする。
仲間の愛の中で育った子は
世界に愛をみつけます。
ご高覧ありがとうございました。
「浅才非才」の身であり、先人の、また諸先輩の
お知恵を拝借して、多くの文献を参考に掲載しております。
今後ともご指導よろしくお願いいたします