OMIC Bangkok Branch TEL: 02-2864120 Fax: 02-2872571 No.12-14, Yen Akas Soi 3, Chongnonsri, Yannawa, Bangkok 10120 =========================================================================================== OMIC Food Safety Newsletter No. 345 Feb. 21, 2014 日本の食品安全情報をタイムリーに日本語とタイ語で解説するニュースレターです。 =========================================================================================== ★ 今週のトピックス(日本の厚生労働省からの情報) 1.タイ産品の輸入違反事例 日付 2/6 品名 ハトムギ 違反内容 基準 アフラトキシン 総アフラトキ 12ppb(B1:11.7)検出 シンとして 10ppb (2014 年 2 月上旬) 検査の種類 参考 命令検査 No.013 /Q.026 -028 ★ RASFF マンスリーレポート EU におけるタイ産食品の違反情報 (2014 年 2 月中旬) 日付 届出国 届出理由 通知の種類 2/10 オ ー ス ト 唐辛子(chilli peppers (Capsicum spp))からプロクロラズ 通関拒否 リア (prochloraz)(0.202ppm)が検出されました。 2/10 ドイツ 小麦粉混合物(flour mix)から高濃度のアルミニウム(833ppm) 注意喚起 が検出されました。 ★食品安全Q&A Q306. アフラトキシンの命令検査における検体の採取方法を教えて下さい。 A306. 平成25年度の場合は、平成25年3月29日付け食安輸発0329第1号の別表1により、アフラトキシン の検査対象の食品が定められています。ハトムギは全輸出国について検査対象食品になっています。 アフラトキシンの検体採取の方法は、別表1に記載されている例外を除いては、通知の別表3に基づいて 行われます。別表3では、1粒の重量が0.1g以下か0.1gを超えるかにより、2種類の場合分けがされてお り、更に各々の場合について(1)袋づめで内容量がおおむね20kg以上のもの、(2)缶入り又はカートン 入りで内容量4.5kg以上のもの、(3)小型容器包装に入れられたもの(1又は2以外のもの)に場合分け されます。 (1)~(3)について、各々ロットの大きさにより、サンプルの大きさ(またはサンプル抽出のための Bag数)、採取量、検体数が定められています。アフラトキシンは、検体中に均一に存在していない為、 上記の様な詳細の検体の採取方法が定められています。 食安輸発 0329 第 1 号 http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/kensa/2013/dl/01_a.pdf 別表 1 http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/kensa/2013/dl/01_b.pdf 別表 3 http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/kensa/2013/dl/01_d.pdf Q307. プロクロラズとはどの様な物質ですか。 A307. プロクロラズは、稲等で殺菌剤として使用される農薬です。日本では食品衛生法において、唐辛 子は「その他のなす科野菜」として 0.05ppm の暫定基準が定められています。また、EU においては、 chilli peppers として 0.05ppm の基準が定められています。 Q308. 食品中のアルミニウムの使用や安全性について教えてください。 A308. アルミニウムは天然にも存在する金属元素ですが、食品添加物としてもベーキングパウダー等の 膨張剤、色止め剤、品質安定剤、着色料などに含まれています。ラットを用いた動物実験では、アルミ ニウムを大量に投与したときに腎臓や膀胱への影響や握力の低下などが認められています。厚生労働省 では生鮮食品からのアルミニウムの摂取量の調査を行った実績があり、国際的にもアルミニウムを含む 食品添加物の基準の設定や見直しが進められています。 厚生労働省関連情報サイト http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/aluminium/ ★ OMIC からのお知らせ 次回のOMIC Food Safety Newsletter No.346の発行は、3月7日とさせて頂きます。 =========================================================================================== 発行者: 海外貨物検査株式会社 バンコク支店 http://www.omicbangkok.com/en 問合せ: (タイ語)[email protected] (日本語)[email protected] ニュースレターバックナンバー: (タイ語) http://www.omicbangkok.com/th/newsletter.php (日本語) http://www.omicbangkok.com/en/newsletter.php 食の安全ウエブサイト: (日本語) http://www.omicfoodsafety.com/ (英語) http://www.omicfoodsafety.com/html_eng/
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