妙深寺報 平成 26 年(2014 年)1 月号(第 408 号) 2014 1 開導聖人御生誕200年慶讃ご奉公本格スタート 白い蓮の花のように生きる ∼心に花を 人に力を∼ 住職巻頭言 「約束を果たす」 特集 開導聖人御生誕200年に向けて ◆平成 26年度 受持教務一覧 ◆「年頭所感」― 事務局長 柴山迪昭 ◆開導聖人御生誕 200 年に向けて ― 平成26年度弘通方針 平成 29年「開導聖人御生誕200年慶讃」/平成28年「当山先師上人御年回報恩」 白い蓮の花のように生きる ~心に花を 人に力を~ 佛立開花運動ご奉公成就 ◆「菩薩の誓い」カードが新しくなりました! ◆寒参詣にお参詣いたしましょう! ◆NewsFlash ・震災支援活動が地元新聞に掲載される ・松風会研修旅行 ・野毛山動物園へ遠足(薫化会) ・マグマスパスタジオで結縁の法要 ・壮年会かわら版 ・青年会のコーナー ・波 ほか 忘れないという 復 興 支 援 約束を果たす 法華経にはみ仏や菩薩方の誓い お 約 束 は 守 ら れ ま し た。今 度 は、 御 利 益 で ご 信 心 が 起 こ り ま す。 清 潤 やお約束と共に、法華経を信じる 私 た ち が 約 束 を 果 た す 順 番 で す。 住職 約束を守る。この揺るぎない思い 私たちのお約束を明らかにされて お約束を守ってくださったことに 約束を守ってくださる。だから、 と行動が、善の力となって自分を います。 最初は何も分からないはずです。 感謝し、今度は約束を果たそうと 守 り、家 族 を 守 り、大 き な 御 利 益 となります。 約束なんて、知らなくて当然です。 努 力 す る。こ れ ほ ど 尊 い、幸 せ の 出現くださり、法華経に記された のとおりに上行菩薩は末法悪世に 妙不可思議な現証の御利益をいた に向かって唱え重ねてゆくだけで、 「南 無 妙 法 蓮 華 経 」と 御 本 尊 さ ま お祖師さまのお名前のとおりです。 で す。法 華 経 の 信 者 の お 約 束 は、 ご信心のお手本は、お祖師さま 法華経は約束のお経です。約束 とおりのご法難に遭い、それらを だくことができます。これがみ仏 サイクルはありません。 乗り越えて、御題目さまをお届け 太 陽 が 暗 闇 を 取 り 除 く よ う に、 やお祖師さまの大きなお慈悲です。 「日蓮」 末 法 に 生 ま れ て く る 私 た ち は、 くださいました。 「不思議なる未来記の経文也」 蓮の花が汚泥に染まることなく 謗法や罪障の重荷に足を取られて、 心の闇を照らそうと生きる。 その人は世の中に往来して人々の 人であると自覚されたお祖師さま 尊い御法と言われても信じること 白く咲くように、その人は世間に 欲 望 も 強 け れ ば 疑 い の 心 も 強 く、 でさえ、法華経の不思議さを感慨 は出来ませんし、正しい生き方を ある欲望や怒りや愚かさに染まら 自身こそ上行菩薩という約束の 深く述べられています。 歩むことは出来ません。 しかし、現証の御利益を実体験 御法さまへの強烈な感謝と随喜 ずにみ仏の説いた道を歩んでゆく。 私たちは、み仏やお祖師さまが お約束を守ってくださった、その す れ ば、猜 疑 心 の 塊 で あ っ て も、 さいぎしん 恩恵をいただいて、現証の御利益 御法さまを信じることが出来ます。 を力に変えて、このご信心を一人 でも多くの人に届けようとする人。 を い た だ い て い ま す。ま ず、こ の 有難さを自覚することが大切です。 苦しいから唱えてみた、辛いから 欲望や嫉妬から生じるゴタゴタと、 世 間 に 溢 れ る ド ロ ド ロ の 愛 憎、 そこに現れる御利益は、お約束が 一線を画して真っ直ぐ生きる人。 やってみた。それでもいいのです。 いて、自分の約束を忘れていては 守られている証拠です。 約束を守ることを相手に強いて いないでしょうか。 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 2 力が弱くなっていることに気づき、 「釈尊出世の本懐は人の振舞にて お祖師さまの御妙判。 お祖師さまの名前のように生きよ そういう時に災難が起こるという 約束を果たそうと生きる人とは、 善を修する人が少なくなり、善の うと努める人でした。周囲の人を ことを知らなければなりません。 開導聖人の御指南。 候ひけるぞ」 幸 せ に し、自 分 も 幸 せ に な れ る、 一 人 ひ と り、人 生 の 状 況、夢 も バスや電車や飛行機や船に、どれ 弱くなる一方です。乗り合わせる 善を修する人は少なく、その力は モ ン と な る の で は な い。行 為 に のではない。生まれによってバラ 「生まれによって賤しい人になる み仏のスッタニパータの言葉。 「信とは行なり」 課題も問題も、趣味や嗜好や能力 だけ功徳を積もうと努力している よって賤しい人ともなり、行為に 末 法 の 様 相 が 深 ま っ て い ま す。 も 違 い ま す。し か し、こ の 約 束 を 人がいるでしょう。交通機関だけ 永遠の幸せの循環、永遠に御利益 知 り、忘 れ ず に 努 力 す れ ば、自 分 ではなく、会社も地域も家庭でも、 よってバラモンともなる」 の中に生きる人生です。 も、家 族 も、お 見 守 り と お 導 き を 国も世界も、そういう状態です。 思いがけないことばかり起こる、 「ア ク シ ョ ン 」で、そ の 人 の 価 値 と に も か く に も、「行 為 」「行 動 」 い た だ き、成 功 は 持 続 し、逆 境 も 必ず乗り越えられます。 仏教は、特に法華経は認めません。 いても仕方ありません。あなたが、 い人はだめです。行動しない人を、 が決まります。「行動」できていな 事故など、多くの人を巻き込んだ その災いを止める存在になれると 御宝前に逃げている、御題目に 不慮の災難や事故が続くと嘆いて 災 難 が あ り ま す。果 た し て、ど の 知ってください。運命を嘆くので 逃げている。御題目を唱えている 船の難破や沈没、電車や飛行機 ような運命によって、果報も罪障 はなく、周囲の運命すら変えられ 凡 夫 そ の も の で、我 が 強 く、わ が けれど、人間としての行動は全く も違うはずの人たちが、恐ろしい もし、あなたが法華経の約束を 災害に遭ってしまうのでしょうか。 る自分になるのです。 開導聖人はお示しです。 また二人、水難の定業あるに彼が としても、それを退ける力を持つ 定業を持つ人が大勢乗り合わせた 御法さまに約束の履行を強いる は守れません。 法華経は語れません。きっと約束 ま ま で、自 分 勝 手 で、独 り よ が り、 罪に勝るる程の善人乗合たらんに ことが出来ます。何か悪いことに だけではダメ。ハッピーエンドは 果たそうと努める、菩薩行を実践 は 善 の 方 に 引 れ て 其 難 免 る べ し。 巻き込まれて、アクセクと追われ 御利益をいただいた日に訪れるの 「船 の く つ が え る も 乗 合 た る 人、 善悪の強弱、相たたこうてつよき 追われる人生から、逃れることが ではなく、御利益をいただいた日 人の話も聞かない。そういう人に、 方 に 引 る べ し。家 宅 の 火 難、盗 難 出来るのです。 皆水難定まれるに非ず。中に一人、 する人であれば、たとえ恐ろしい 等も主の心によると思え」 大 切 な こ と は、邪 念 も、我 欲 も、 からハッピースタートなのです。 偏りも執着もなく、約束を忘れず、 全員が事故に遭う運命を持って いるのではありません。恐ろしい 約束を果たそうと、太陽のように、 幸せに、充実して過ごすためにも、 一年間、素敵なサイクルの中で、 業を背負っている人は、それほど 白 い 蓮 の 花 の よ う に 生 き て ゆ く、 忘れないでください。 約束を果たそうと努め励むことを 多くないのです。悪い運命の人を 恨んでも仕方ありません。むしろ、 決意と行動でしょう。 3 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 本年も 菩薩の誓いを実践し 教講異体同心で ご奉公させていただきます 平成 26 年元旦 住職 長松清潤・教務部一同 局長 柴山迪昭・事務局一同 教区長・部長・班長・教養各会 他役員一同 平成 年度受持教務 な が ま つ せいじゅん 住職 長松清潤師 べ しんごう しんこう りんこう 港南連合 あ り ま せいほう ★保土ヶ谷教区 有馬清朋師 りんかい ながくらじんよう ★臨海教区 長倉深要師 中央連合 の ざ き じゅんえ ★上星川教区 野崎淳慧師 し み ず せいこう ★旭教区 清水清康師 湘南連合 い わ さ わ せいじゅう ★戸塚教区 岩澤清従師 か ね こ せいけん ★泉教区 兼子清顕師 つつみ じんきょう ★千葉・長野教区 堤 深恭師 い わ さ わ じんしゅう ★法深寺在住 べ しんごう ★若葉教区 岩澤深修師 あ 阿部信仰師 わかば 野崎清翔師 の ざ き せいしょう ★新横浜教区 港北連合 兼子清顕師 か ね こ せいけん ★臨港教区 清水清康師 し み ず せいこう ★神港教区 阿部信仰師 あ ★三ツ沢教区 京浜連合 坂本正教師 さ か も と しょうきょう 副住職 26 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 4 開導聖人御生誕 200 年に向けて 事務局長 柴山迪昭 という節目に「大化の改新」になぞら 討のための検討に終わってしまいがち これまでも、過去、種々改良のため の委員会が設けられてきましたが、検 速、入隊希望があったとのことです。 ご奉公に奔走していたことを、思い起 地に敷設された、大テントの会場設営 要」 。当時、壮年会の幹部として、境内 奇跡の生還をされ、全信徒が悦びの中 歳。あれ 周年記念法 でした。今回の「改新委員会 」は、期 こします。当時、まだ若干 50 から 年、この正月で、いよいよ 歳 で迎えた、「妙深寺創立 限を一年間に区切り、できるところか ら即決定、実行をモットーに進められ え た「平 成 の 改 新 」ご 奉 公 を 推 進 し、 てきたのが特徴です。 ほんの一例ですが、 ①「教区力増進委員会」での各教区独 りました。 れ一年間にわたりご奉公を進めてまい おりました。しかしこのためには、遅 参詣の方々にお召し上がりいただいて んと温かいお味噌汁)を用意し、開門 朝6時から寒供養(炊きたての朝ごは ております。本年導入させていただい 徒の平均年齢もジワジワと上がってき ことほど左様に、日本の高齢化は異 様なスピードで進んでおり、妙深寺信 この1月6日からは、宗門恒例の寒 の団塊の世代が、毎年200万人規模 参詣がはじまります。妙深寺では例年、 で古希に突入してまいります。 ることになりました。 「開花運動」に則したご奉公を推進す いう言葉を強調して使用した、宗門の までの総祈願を大幅に刷新し『花』と ③「 周年記念事業委員会」では、妙 のシャトルバスの運行。 地下鉄三ツ沢上町駅から妙深寺境内へ 参 詣 奨 引 の 徹 底 を 目 指 し た、三 大 会 ~心に花を 人に力を~ (門祖会・開導会・高祖会)の連合ブ 佛立開花運動ご奉公成就 を「弘通方針」の冠として掲げ、昨年 ロックご奉公体制による、土日各一座 ②「ご奉公改新委員会」では、お会式 信心前を学ばせていただける、功徳の からこそ、阿仏坊と千日尼のお給仕の し て、本 年 初 め て 試 験 的 に 導 入 し た、 りませんでした。苦労を伴うご奉公だ 奉修体制の確立。また、参詣支援策と 積みどころと言えるのかもしれません という中で、気軽にできるものではあ にとっては、仕事や子育てをしながら 奉公を受け継いでもらいたい若い方々 寺に泊まり込んでのご奉公となり、ご ばならず、多くの場合、前の晩からお くとも朝5時前には準備を始めなけれ ながら、門祖五五〇回御遠諱報恩ご奉 これからの生き方として、自分自身 のエンデイングもご奉公の視野に入れ 平均年齢 歳と、すでに高齢の域に達 奉公にお気張りの婦人層の皆さまが、 でも、法城護持など寺院で中心的なご 平均年齢は 歳に達しております。中 結果、全正宗徒(650戸)の戸主の た、「情報管理システム」による分析の 70 69 と、子どもたちを中心に、100名を 願の冒険基地、「ツリーハウス」の完成 深寺「ふれあいの森」に子どもたち念 ら7時までのご供養はセルフサービス めに「改新」を行い、平日の朝6時か た。これを、ご奉公者の幅を広げるた が、ご奉公のハードルは高いものでし ております。 から取り組まなければならないと考え 省に立って、信徒の高齢化問題に正面 公での「正宗徒増加」誓願未達成の反 している現状にあります。 79 と妙深寺のボーイスカウト・ガールス 近隣住民へのツリーハウスのお披露目 が決まりました。 奉公できるような方法で実施すること 健勝でご奉公に邁進させていただけま 最後に、この一年間のご奉公の開始 にあたり、新たな決意を込め、共々ご とさせていただきます。 ■ すことをご祈念申し上げ、年頭の所感 カウトの見学・体験を兼ねた「ツリー 念キャンプ「陸前高田 サマー」 。また、 とし、泊まりのご奉公をしなくてもご 70 さて、私事になりますが、今から 年前、先住日爽上人があのお怪我から 20 in 「白い蓮の花のように生きる」 昨年、私たち妙深寺は、創立 周年 「妙深寺」 にふさわしい運動展開として、 深まり。 本年、妙深寺は、平成 年にお迎え す る「佛 立 開 導 日 扇 聖 人・ 御 生 誕 お慶び申し上げます。 200年慶讚」のご奉公に向け、宗門 自ご奉公推進による教区内信徒の絆の の古希を迎えます。数年先には、後続 70 年 頭 所 感 新年、明けましておめでとうござい ます。皆さまにおかれましては、ご家 50 の弘通方針である「佛立開花運動」を 族共々に良き新年をお迎えのことと、 3つの「委員会」を立ち上げ、それぞ 20 超える参加者で開催された、 周年記 70 ハウスオープンデー」も開催され、早 5 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 29 平成 26 年度 弘通方針 平成 29 年「開導聖人御生誕 200 年慶讃」/ 平成 28 年「当山先師上人御年回報恩」 白い蓮の花のように生きる ∼心に花を 人に力を∼ 佛立開花運動ご奉公成就 30 による減少で、現在651戸。 また、御本尊奉安後3年を経過とい う正宗徒規定を満たしていない「正宗 徒見込み」の信徒約40戸を合わせる 回忌(3月) 回忌(8月) 会のテーマを引き継ぐこととし、その 平成 年から 年に向けて、︻総祈 願︼の文言を刷新する中で、この高祖 花を 人に力を」というテーマを打ち 出しました。 回忌(5月) 回忌(6月) 冠に「白い蓮の花のように生きる ~ 心に花を 人に力を~」と題しました。 ◆妙深寺4ヵ年報恩ご奉公 妙深寺開基日晨上人御 長松寺長松日峰上人御 妙深寺初住日博上人御 妙深寺先住日爽上人御 ︽平成 年︾ 17 50 27 33 29 法の時代に、決して泥の色に染まらぬ 直し・改善・改良が進められました。 平成 年中は「平成の改新」が推進 され、お会式の二座制などご奉公の見 います。 目指すというメッセージが込められて 蓮華のように、妙深寺信徒は強く正し (帰寂・退転者等は含まず) 「人々を教化して、世の中を利益す そうした中で、震災以後、不安や苦 悩ばかりが取りざたされる世相の中で、 る」私たち一人一人が真の佛立菩薩に 花を咲かせる」「佛立開花運動」を展開 れ、宗門の弘通方針に則った「教化の たな信徒を生み出す︻教化︼に力を入 正宗徒づくりの第一段階、すなわち新 80 ありたいと、昨年の高祖会では「心に 方針「教化力増進」です。 薩の誓い」であり、平成 年度の弘通 く美しく生き、人を助ける「菩薩」を しかし、すでに各教区ではもはや新 たに︻御講願主︼を発願する︻宗徒︼が 妙深寺の信徒は 「人の心に花を咲かせ」 ならせていただく。これが本当の「菩 目標とする750戸まで 戸~ 戸 の 正 宗 徒 を 誕 生 さ せ る た め に、再 度、 開することが不可欠です。 種まき、︻教化︼のご奉公を大々的に展 には、もう一度新たな信徒を生み出す です。今後、正宗徒を増加させるため の刈り取りをした段階とも言える状況 「人にさまざまな力を与える」存在で 25 妙深寺では、年の初めにこの「総祈願カード」を全ご信者さんに配布して います。このカードに記載されている各項目は、今年のご奉公の目標であり、 お寺のスローガンです。このカードを御宝前に掲げ、妙深寺の一員として、 ご弘通ご奉公が成就できますよう、毎日のお看経で言上いたしましょう。 ▼ 60 することを以て、平成 年度の妙深寺 弘通方針といたします。 26 26 まで正宗徒の増加が予想されます。 いなくなってしまった、いわば農作物 ◆総祈願カードが新しくなりました 平成 年に正宗徒750戸を達成し、 御題目は「白い蓮の花の如き正しい教 「一級寺院昇格」 を大目標といたします。 え」という意味を持ち、闇の深まる末 に則していること。それと、法華経・ 『花』という言葉を強調して使用し ているのは、宗門の「佛立開花運動 」 26 はじめに 平成 年より4年にわたり、正宗徒 ︽平成 年︾ 750戸達成「妙深寺一級寺院昇格」 を目指し、弘通活動を展開してまいり ました。 11 を果たしましたが、帰寂者や退転者等 25 と、平成 年末までに最大で690戸 29 146戸の増加 (H 年 月 日現在) 佛立開導日扇聖人御生誕200年 平成 年当初の正宗徒数はおよそ 550戸。そこから4年間で正宗徒は 28 29 22 22 28 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 6 開導聖人御生誕 200 年に向けて 1、「 教化 力増進」のために ◆菩薩の誓いカードが新しくなりました みとして、毎月「下種結縁の日」を定め、 お教化の体験談を連載し、「これなら私 平成 年度の宗門、並びに神奈川布 教区では、弘通方針の具体的な取り組 ◆ 「お寺オープンデー」 開催 役中テキストにてお教化の想定問答 など、お教化のポイントやさまざまな ◆ 「お教化のツボ」 連載 立て、全教区まとめたものを1月 日 各教区では、︻正宗徒増加誓願︼︻教化 誓願︼の弘通2誓願を自主誓願として ◆ 「弘通2誓願」 を教区で自主誓願 でもお教化できるかも!」と教化の意 の弘通発願式にて御宝前に誓願言上い 寺院近隣地域や周辺の駅で結縁運動を 「菩薩の誓い」が始まって 年以上 が経過し、その本義が忘れられたりマ たします。 ◆教区独自のご奉公 欲が湧くように働きかけます。お講席 に御利益談を掲載し、お教化の後押し 妙深寺では、その方針を受け、妙深 などでも積極的にご披露をし、浸透を 寺らしい下種結縁ご奉公を展開します。 図ります。また、寺報では今まで以上 毎月第4土曜日(仮)を「お寺オープ 言われたから」といった中途半端な誓 の意識もなく名前を書く」とか「人に ドとなります。「年度が変わったから何 一般カードは 「人の力になります」 カー の立誓を促進します。また、今までの でお教化成就を目指すよう、教化誓願 シンプルなカードになりました。本気 めに「お教化します」を全面に出した などを一日に集約し、開催いたします。 られるよう、︻教区独自のご奉公︼を誓 道教室、ご住職の法華経(仏教)講座 室・教室・サークル、お講師による書 心 を 持 て る よ う な、セ ミ ナ ー・ 相 談 ズバー」を中心として、一般の方も関 う、今ある「夜のご住職御講」と「ボー 参加者が自分に合った催しを選べるよ 寺に来ていただけるような企画を設け、 知人や妙深寺の近隣の方々が気軽にお めに「何が必要か」を考える力を付け 自分の教区や部・班のご弘通発展のた 取り組みを、各教区の信徒一人一人が、 で決めていたご奉公の目標や具体的な の誕生には︻御講願主︼にならなけれ 宗徒増加誓願︼ も立誓します。︻正宗徒︼ 平成 年中は「教区力増進」を強く 推し進めてまいりますが、同時に︻正 平成 年より、各教区の「教区力 」 できるよう、弘通部の支援とともに受 を増進するため、今までお寺の弘通部 持教務と推進してまいります。 これまでにない試みで、各教区とも 戸惑いながらのご奉公でしたが、昨年 ◆正宗徒増加のために で誓願いたします。また、誓願が達成 12 なすご奉公。正式な信徒となるために も、御講願主の発願を推進しましょう。 御講願主になる後押しとして「菩薩 の稽古・御講編」(平成の改新・教区改 がっていることを実感いたしました。 熱い発表が行われ、教区力は着実に上 改新」による御講内容の変更事項も含 子を配布いたします。これは「平成の 開催し、御講の大事を学びます。 ■ まれ、役中から新入信者にも分かる内 容となっております。後日、勉強会を 進めることといたします。 本年は、こうした昨年のご奉公を継 続しつつ、さらにご奉公の的を絞って 表会」では、それぞれ生き生きとした、 新プロジェクト委員会作成)という冊 末に開催された「教区独自のご奉公発 26 25 ディアを出し、1月 日の弘通発願式 願にならないよう心がけましょう。 願し、また︻正宗徒増加誓願︼︻教化誓 ●お寺オープンデーの例 ︽結縁のためのコミュニティ︾ セミナー・教室・サークル ︻女性向け︼ 料理・ファッション・フラダンス ︻高齢者向け︼ 落語・健康・絵はがき・踊り ︻青壮年向け︼ 就活セミナー・婚活・フットサル ︻全般向け︼ ました。 ばなりません。御講はご信心の中核を すべきか、教区内でオリジナルのアイ 各教区内のご弘通発展、特に︻教化 力増進︼のためにどのようなご奉公を 12 願︼の弘通2誓願は自主誓願といたし 2、「 教区 力増進」のために 「菩薩の誓い」カードは、特に教化 ンデー」とし、この日はお寺あげての をいたします。 誓願の志を皆で高めさせていただくた 「下種結縁の日」といたします。友人、 ◆ ◆ ◆ がどれだけいるでしょうか。 まということになってしまっている人 カードに名前を書いたら一年間そのま ン ネ リ 化 し て い る 感 も 見 受 け ら れ、 展開します。 26 時 一般向けのセミナーなど 時 お坊さんの書道教室など 時 夜のご住職お講 『法華経(仏教)講座』 時 ボーズバー 18 15 13 19 習字・カラオケ・悩み相談 等 7 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 10 ﹁菩薩の誓い﹂ カードが 新しくなりました! ●「菩薩の誓いカード」とは? 救われるとお教えくだされています。 せがめぐり、他の人を救うことで、自分も の人を思いやることで、かえって自分に幸 合う、「菩薩の生き方」をすることです。他 と感じ、ともに悩み、互いに成長して喜び は、他の人の苦しみや悲しみを自分のこと 仏さまは、私たちに本物の幸せをつかむ ための方法を教えてくださいました。それ ●菩薩の生き方を 心をお勧めして、共に実践し、人を助ける 分だけでなく、一歩進んで他の人にもご信 誓います。「お教化しますカード」では、自 自他のご祈願」などをしっかりできるよう では、まず自分が「お看経・御法門聴聞・ すカード」 です。「人の力になりますカード」 した方は、「教化」を心がける「お教化しま ますカード」を、そして、ステップアップ あります。初めての方には「人の力になり 「菩薩の誓い」のカードには2つの種類が ●カードは2種類 「菩薩の誓いカード」とは、私たちが菩薩 という形に表し や携帯用カード ての自覚を高めるために、誓いを御宝前用 かなか難しいものです。そこで、菩薩とし だと分かっていても、実行をすることはな カードです。「菩薩の行い」は、それが大切 く、ご家族など、まわりの方でまだ誓いを 願をいたしましょう。また、自分だけでな 「菩薩の誓い」は、今年も一年、「誓い」の 思いを新たに実践に励めるよう、年頭に誓 ●年頭に誓願を! します。 え、上行所伝の御題目を弘める菩薩を目指 の行いを心がけることを、御法さまに誓う 「お教化」を志して、ご信心の喜びを語り伝 ます。 か? 遅くとも寒参詣が終わるまでには、 立てられていない方はいらっしゃいません 私たちが誓い の実践を心掛け りとお導きがい か ら も、お 見 守 強 く、御 法 さ ま たしましょう。 ■ お誓いをさせていただき、菩薩行に邁進い ください。この一年、また新たな気持ちで 族全員がこの運動に参加されるようお勧め る こ と で、よ り 「菩薩の誓い」を立て、妙深寺の全信徒、家 ただけます。 ︽菩薩の誓い ∼お教化します∼︾ この︽お教化します︾カードは﹁お教化﹂を御宝前にお誓いするカードです。 このご信心を人に勧め御題目を唱えさせる﹁お教化﹂は、相手の過去世からの 罪障や悪業から助けるという三世にわたる救済のご奉公となります。 ﹁お教化﹂は決して簡単ではありませんが﹁菩薩の誓い﹂の三項目を欠かさず つとめてゆけば、お計らいをいただき思いがけず成就へとつながります。 お教化の志をたてる功徳は計り知れないほど大きいと教えていただきます。 一、菩薩はお看経を人にも勧め、共に実践いたします。 一、菩薩はお参詣と御法門聴聞を他の人にも勧め、共に実践いたします。 一、菩薩は教化成就のご祈願・他の人の為のご祈願を実践いたします。 ︽菩薩の誓い ∼人の力になります∼︾ み仏は、人間の素晴しい生き方を教えてくださっています。 仏教の真髄は、本門佛立宗の﹁菩薩﹂という生き方です。 ﹁菩薩﹂という生き方は、向上心と慈しみに満ちた生き方です。 社会生活、学校生活、家庭生活で、私たちは菩薩の生き方を実践いたします。 一、菩薩は朝夕のお看経︵御題目口唱︶に心掛けます。 一、菩薩はお寺やお講席へのお参詣と御法門聴聞に心掛けます。 一、菩薩は自分と他の人の為のご祈願を心掛けます。 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 8 開導聖人御生誕 200 年に向けて 1 月6 日~ 2 月5 日 寒参詣にお参詣いたしましょう! そうした厳しい世相だからこそ、あら ゆる不安や災いにも負けない、健康な体 決して良いものとはいえない世の中です。 師さま(高祖日蓮大菩薩)佐渡ご流罪中 と、強い精神力を養うことが必要です。 今年も、年頭の1ヵ月間、「寒参詣(寒 修行) 」が実施されます。寒参詣は、お祖 の、阿仏坊・千日尼のお給仕にならって の修行です。 昔より、武道などでも「寒修行」は身 この期間は、朝参詣の奨励月間として、 体と心を強くするものとして行われてい ご信者全員で声をかけ合い、 日間の ます。子どもの頃から寒参詣に連れ参詣 唱えると、本当にすがすがしい気持ちに なで早起きし、朝一番に本堂で御題目を でいただくご供養はまた格別。家族みん 意してくださいます。家族そろってお寺 供養(朝食)をお当番のご信者さんが用 お参詣に励みます。寒参詣では、朝のご 「皆参(全日参詣) 」を目指し、みんなで ぜひ寒参詣には、家族そろって参詣し、 家族の健康や成長のため、また、昼夜に いただきます。 でなく子や孫をも幸せにできるとお教え 信行ご奉公に精進させていただけば、 必ず諸天が守護してくださり、自分だけ め、という意味でも重要です。 をすることは、逆境に強い人間形成のた なり、一日がスムーズに送れます。これ 今年一年、幸せに過ごすために、功徳の ていただきましょう。 ■ 祈願を叶えていただけるよう、気張らせ 9 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) は人生に幸せの種まきをする修行です。 ご守護がいただけるよう、もろもろのご 貯金となる寒参詣に、家族みんなで励ま しあい、お参詣いたしましょう。 また、ご供養を用意する側の「ご供養 当番」のご奉公や、法城護持(お寺の清 掃ご奉公)をさせていただくと、より大 きな功徳を積むことができます。 昨今、私たちの周りでは、数えきれな いくらいの事件や事故が報道され、私た ちの生活に大きく不安をもたらしていま す。また、子どもたちをとりまく環境も、 幼児虐待やいじめ、犯罪の低年齢化など、 受付で参詣カードをお受け取りください ●土曜・日曜・祝日の朝参詣は これまでの日曜・祝日に加え、土曜日も朝参詣は 8 時からと なります。お寺の開門とご供養開始時間は 7 時 30 分からです。 ●平日の朝参詣は 6 時 30 分から 8 時までです。お寺の開門時間は午前 6 時から 午後10 時までです。ご供養は 6 時から頂けます。 (7時までは早 朝セルフサービスとなります) ●朝の参詣受付時間は 平日は午前 9 時まで。土曜・日曜・祝日・お総講の日は午前 9 時 30 分まで。この受付時間以降にお参詣された方は、カード に捺印して 「のち参詣簿」に教区・氏名を記入してください。 ●御法門は 平日は 7 時と8 時の2 回。土・日・祝日は 9 時の1回。この時 間以外にお参詣の方も本堂ロビーに録画ビデオを用意していま すので、ぜひ聴聞させていただきましょう。 ● 「達成証」をもらおう 「目標参詣日数」を決めましょう。目標を達成された方へ 「達 成証」をお渡しして表彰いたします。 ● 『家族参詣』をいたしましょう 自分一人でお参詣するだけでなく、家族や班内の方に声を掛 け、予定を合わせて一緒にお参詣をいたしましょう。特に土曜 日・日曜日は、みんなで誘い合ってお参詣するようにしましょう。 31 をしたいと思っ ても、誰もがで きることではあ りません。しか し、私たちの祈 りは、遠く離れ ていても必ず届 月3日∼ 日 参与の正教師をはじめとして、総 勢 名がマイクロバスでお寺を出発 松風会では、研修旅行として千葉 へ行ってまいりました。 松風会研修旅行 4 資料館に立ち寄り、歌人で小説家で 宝物館では、お祖師さまにゆかりの の記念撮影と宝物館の見学しました。 し、一路千葉へ。天候に恵まれ、ア もある伊藤左千夫にまつわる愛用品 品や御一代伝記画などを見学いたし これからも毎月 渡ハウス」での「ボーズバー」も、毎 や文学作品、生家を見学しました。 クアラインからの眺めも良く、暖か また、戸塚教 区の佐藤典之さ 月継続して開催させていただいてお 欠かすことなく んが中心となって、教務(主に信仰 ります。 な日差しの中を順調に進みました。 毎月、東日本大震災発生日の 日 に、妙深寺では「忘れないという復 師)が毎月現地へ赴き、陸前高田に 続けさせていた 興支援」を合い言葉に、「復興祈願口 建立されている大塔婆でのご回向の 途中、伊藤左千夫記念公園と伊藤 左千夫の生家がある山武市歴史民俗 唱会」を開催し、毎月100名前後 その後、ホテルニューカネイに到 着。その日の夜は、白子の温泉と蟹 い合わせがあり、本家妙深寺のボー 者の方からもぜひ取材をしたいと問 また、この記事を見た神奈川区の 地域情報紙「タウンニュース」の記 きく掲載していただきました。 材を受け、 月 日発行の紙面に大 バーで、岩手日報の記者の方から取 誕生寺に到着後は、参加者全員で 綺麗な砂浜を堪能いたしました。 お天気はあいにくの曇りでしたが、 翌日は、お祖師さまの生家跡に建 立された誕生寺へ向かいました。途 ラオケや踊りで盛り上がりました。 も付いた豪華な料理、また楽しいカ おかげさまで事故もなく、楽しく 親睦を深めることができました。あ なった海岸へ休憩に立ち寄りました。 だき、妙深寺へ帰路につきました。 中、童謡「月の沙漠」のモチーフに りがとうございました。 (清信) ながら美味しい和食のお弁当をいた 見学の後は、誕生寺のすぐそばに ある「三水食堂」で、鯛の浦を眺め いただききました。 ご弘通にかけられた情熱を偲ばせて ご苦労を再度勉強させていただき、 ました。お祖師さまの大変な御一生、 の方々が本堂に集まって御題目を唱 法要や、昨年4月に大船渡にオープ ズバーに来てくださり、 月 日発 12 19 12 た。この紙面は、 月 日の新聞各 行の紙面に紹介をしてくださいまし 12 12 20 います。 これからも、誇りを持ってこうし た取り組みを継続して行きたいと思 りがたいことです。 約4万軒に配られました。本当にあ 社の朝刊に折り込まれ、神奈川区の 12 11 いています。現地へ行って直接支援 の創造空間プロジェクトの拠点「来 え、震災からの復興と被災された皆 だきます。 きます。これは、 10 44 こうした活動が、地元メディアの 目 に 留 ま り、 月 の 大 船 渡 ボ ー ズ 地元新聞に掲載される ンした、ふんばろう東日本・みんな 震災支援活動が さまのご健勝をご祈願させていただ 陸前高田・大船渡 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 10 月 日 月 日 マグマスパスタジオで結縁の法要 17 準備。スタッフやインストラクター 月 日、ご住職の親しいご友人 である小泉正太さんが経営される、 の 若 い 女 性 の 方 々、総 勢 約 名 の というものがどっかに残っているな らば、それを解決しなければなりま せん。 これから、この御本尊に向かって、 みんなで『南無妙法蓮華経』と唱え ます。この言葉には大きな力があり ます。これは自分の心の中のエネル ました。 まず始めにご住職から、昨年の法 要の経緯と、今回の法要の意味につ これは、一昨年の 月末に、小泉 正太さんからご住職に連絡があり、 いてお話しされました。 方々も、岩盤にバスタオルを敷いて 自分の経営する六本木のお店の中で、 「私は除霊師でも祈祷師でもありま ギーを浄化するための方法で、どん をじっくり観察していました。お昼 誰もいないはずの2階から音が聞こ 座を抜粋した法要のしおりを見なが 山いたしました。 たちの言うことを聞いて、無事に帰 なくなり、六本木という最高の立地 そうした不気味な現象は一切起こら 大御本尊をお供し、深夜のお店でご 持っていると、それが自分に悪い影 心は本当に大きなエネルギーを 持 っ て い て、ネ ガ テ ィ ブ な 思 い を (方法)を説かれました。 を勤めることをお約束されました。 をし、また、定期的にこうした法要 御本尊を奉安してしっかりとご信心 受 け、ご 住 職 と 若 手 の 教 務 5 名 で、 ち に、心 の 仕 組 み に つ い て 説 か れ、 えてくださいました。 みんな頷きながら真剣に聞かれ、 その後、お看経。お配りした妙講一 かみんなで唱えていただきたい」 救っていただく力があります。どう な浮かばれない霊も、私たちの魂も、 は ブ ル ー シ ー ト を 広 げ、み ん な で えたり、霊のような影を見たりなど、 を勤めます。皆さんは、体の老廃物 ら、みんな声を合わせて読んでくだ 座り、みんなで法要を営みました。 持ってきたお弁当を食べて休憩。子 を外に出し、体を健康にする方法を さり、御題目も大きな声で一緒に唱 園には色々な動物がいっぱい。みん どもたちは観察した動物たちの感想 スタッフが気持ち悪がっているので 指導する方々ですが、ブッダは私た 最後に清康師から、「命ということ について、もう一度考えて生活をし にもかかわらずお客が入らずに閉店 響を与える。それが〝カルマ〟や〝運 なオリに近づいて、動物たちの様子 をお互いに話しながら、交友を深め どうにかならないか、という相談を よう」とお話しをいただき、解散と を考えていたという店舗が、法要の 命〟と言われるものです。汗を出さ せることと同じように、怨みや怒り 回 向 の 法 要 を 行 い ま し た。そ の 後、 こ と が で き る の か、そ の メ ソ ッ ド どうやったらその心をきれいにする 腕や手の中におさまる小さな命たち 後には最高来客数、最高売上を記録 午後からは小さな動物たちとの触 れあいコーナーへ。ハツカネズミや のぬくもりから、子どもたちも命の なりました。 したという喜びの連絡があったとの 帰りはまたみんなで地下鉄に乗っ てお寺まで帰山。みんなクタクタに なりながらも、最後まで世話役さん そうした経緯から、今回も別の店 舗(麻布十番店)と、新しくオープ ンする店舗 (麻布十番アネックス店) の2ヵ所での法要をお願いしたいと いうことで、再びご住職と共にご奉 公をさせていただくことになったの です。 その後、ご住職はスタッフの方々 と食事を交わしながら、これからは もう一つの店舗でも、同様に法要 を行いました。 大切さについて色々と感じてくれた お寺では、今後もこうした行事を 通じて、子どもたちが楽しみながら 全く新しいご弘通の形を学ばせて いただいたご奉公でした。 (清従) モ ル モ ッ ト、ニ ワ ト リ に ヒ ヨ コ と、 ようです。 学べる場を提供いたします。ぜひご ことでした。 11 家族でご参加ください。 (清翔) せん。ただこの御題目の力で、法要 ていました。 に乗り野毛山動物園へ。野毛山動物 月 日、薫化会ではお講にあわ せて、野毛山動物園への遠足を行い 20 ました。お寺でのお講の後、地下鉄 17 野毛山動物園へ遠足 23 23 (イ ン マ グ マ ス パ ス タ ジ オ〝 insea シー) 〟で、結縁の法要が行なわれ 薫化会 12 12 お店に伺い、早速溶岩浴のホール 中央へ大御本尊をお掛けし、祭壇を 11 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 11 11 新年あけましておめでとうございます。 昨年は、 「妙深寺創立 70 周年」 という節目の年を迎え、壮年会として70 周年記念事業や妙深寺諸行 事に、大勢の皆さまにご奉公いただき、誠にありがとうございました。様々なご奉公の中にたくさんの 感動があり、またたくさんの反省もありましたが、その全てを 「平成 29 年 佛立開導日扇聖人御生誕 200 年」 に向けて、大切なご奉公に反映し、改良すべく、教養各会と連携して、素晴らしいご奉公をさせ ていただきたいと思います。皆さま、本年もよろしくお願いします。 神奈川布教区壮年会 横浜グループ交流参詣 11月10日(日) 10 時 30 分より本立寺にて横浜グループの交流参 詣が行われました。妙深寺壮年会から6 名が参加し、 ご奉公させていただきました。本立寺壮年会長、小川 栄一氏の導師役のもと、力強いお看経が上がりまし た。第 2 部意見交換会では、各寺院の壮年会の現状 と今後の課題などの意見が出されました。最後に、11 月23日妙深寺での交流参詣(男子信徒ご住職お講) でお会いすることを約束し、本立寺を後にしました。 男子信徒ご住職お講奉修 11月23日(土) 晴天のもと、平成 25 年男子信徒ご住職お講が奉修されま した。布教区壮年会横浜グループ交流参詣も併せて行われ、 他寺院からもお参詣いただきました。妙深寺創立 70 周年の 記念の年にあたる今回のご住職お講は、参詣目標を 100 名 として各役員が将引ご奉公に励んだ結果、妙深寺壮年会 73 名、婦 人 会・青 年 会・寺 内 28 名、横 浜ブ ロック6 名、合 計 107 名のお参詣をいただきました。第 1 部では、お看経と御 法門。御教歌 『おのが身をいのる事かと思ひしに 人を助くる それが信心』 をテーマに、このたびの生き方についてお教え いただきました。その他、野 隆雄氏によるスリランカ団参 体験談、壮年会年間活動報告の映像を鑑賞しました。第 2 部 の懇親会では、横浜グループ他寺院参詣者のご挨拶、また初 めて参加された方のご紹介、ご住職と長倉深要師によるジェ スチャーゲーム等で大いに盛り上がりました。 ▲第 2 部、懇親会でゲームを楽しむ参加者 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 12 《活動報告》 ありがとうございます。今回は 12/15 に行われた学生お講について 特集します! この日は北・南ブロック合同お講でしたが、 「学生がお講 を企画する」という初の試みに挑戦しました。 数ヵ月前から打ち合わせを繰り返し、 「お講とはどんなものか」から 始まり、先輩会員が作ったお講冊子を参考にお講席でのご奉公につい て勉強しました。 ご奉公割りも決め、それぞれ進行・受付・御宝前・お給仕などしっ かりご奉公を務めさせていただきました。 また、 「御法門も学生で」ということで、大学生のお教務さんである 橋本恒潤師が御法門をお説きくださいました。 御教歌は、 「桜花ちらであるよの中なれば あはれとめづるひとやなからん」で、 「無常」という言葉を中心に、私たち凡夫はこの世やこの世にあるものは常にある ものと思ってしまうけれど、永遠に続くものはないと考えて、だからこそ大切に しなくてはならないと教えていただきました。 お講師はこの日がお講席では初の御法門ということで緊張されていたようです が、先月ご奉公で行かれたスリランカでの経験談を交え、スクリーンを使って分 かりやすくお話してくださいました。 ちょっとしたトラブルもありましたが、事前の準備もしっかりしていたのでス ムーズに進めることができました。学生会員の皆さんありがとうございました。 《お知らせ》 青年会では受験助行を実施しております。受験、就活など控えているご信者さん のお宅に伺い、御題目を唱えてご祈願させていただきますので、ぜひ青年会まで お声掛けください! また、1 月 19 日には成人式があります。成人者の皆さん、人生の大切な節目を お寺で過ごしませんか? お申込みは寺務所までお願いいたします! (Miyu) じの﹁おしゃれな防寒着﹂が、 今や大流行のようだ。 バス停で待つ人、可愛いペ ットとお散歩の若い女性?な ど言い合わせたようにそれを ﹁流 行 ﹂と い う 言 葉 は、既 に江戸時代の文献にもでてい れとなったような。 いる。新年を迎える風俗はそ 着 て い る、色 違 い、縫 い 目 の るので、以前この欄でも取り みんな着ている、自分も乗 り遅れないよう、という心理 地元が少ない位で、湘南・名 満車になるのだ。ナンバーは 気で、休日には広い駐車場が 陸したものだろう。すごい人 アメリカでの流行が日本に上 ラ ン ド を 格 安 で 売 る と い う。 場 直 接 販 売 ﹂と あ る。高 級 ブ 寄 っ た。そ の ス タ ー ト は﹁工 暮れの一日、用事を済ませ た後、﹁アウトレット﹂に立ち く、そんな感じだからだ。 る。またたく間に変わってゆ ないか、と思われたからであ 見てゆくことが出来るのでは 相はこの言葉の表わすもので 何でこんな固い言葉を出し たかというと、現代日本の世 時、大事な視点だろう。 使われていた。世の中を見る 行は変化するもの、の意味で え き ︶と は 変 わ ら ぬ も の、流 かの俳聖松尾芭蕉が﹁不易 流行﹂と言っている。不易︵ふ 正月はどうもいけない。何 となく流され、健全な日本の ろうか。 済ペースが失われてしまうだ 目に映った魅力的なものに 付き合っていたら、自分の経 計負担にどう響くのだろう。 が待ち構えているという。家 その時点にあって、消費増税 の恩恵が及ばない感じにある。 は好景気が伝えられるという うのかも知れない。大企業に この一年、日本はまたもム ダ使いの風潮に流されてしま の恐ろしさを味わったよう。 いうのが日本の現代か。流行 ってあった。何だこれで済む と思われる防寒のコートが吊 だ 一 冬 し か 着 て い な い か も、 し ま っ た。家 に も ど る と、ま が働いたのだろうか。買って 特徴はちがってもみんな着て 上げた。 古屋・なにわ、まで種々。 くなってしまいそうだ。 あるべき姿が見えず、縁が薄 一方で、消費者は何となくそ の に。で も 買 っ て し ま う、と ところで、古い人間にとっ ては、洋風綿入れといった感 13 妙深寺報 平成 26 年 1 月号(第 408 号) 平成26年(2014)年間主要行事 1月 1日(祝) 1月 6日(月) 1月12日(日) 1月19日(日) 2月15日(土) 16日(日)} 3月21日(祝) 4月 5日(土) 4月 6日(日) 6月15日(日) 6月28日(土) 29日(日)} 7月13日~20日 7月13日(日) 7月27日(日) 8月22日(金) 23日(土)} 9月 7日(日) 9月23日(祝) 10月25日(土) 26日(日)} 11月 9日(日) 12月23日(祝) 12月31日(水) 元旦初総講 寒参詣(~2月5日) 開講記念弘通発願式 第61回成人式 門祖会 (西村清良御住職) (西村日要上人) お盆総回向(教区内奉修) 夏期参詣(~8月13日) 長野別院三祖会 鈴江御導師特別お講 敬老松風大会 秋季総回向 高祖会 Myoshinji Information (姫井日覚上人) 春季総回向 町内観桜会 開導まつり 長松寺開導会 開導会 妙深寺インフォメーション (小山日誠上人) 七五三祝参詣 年末教講納会 除夜法要 頑張れ受験生! いよいよ年も明け、受験生にとって本番の時期に入 りました。合格のためには、まずはしっかりと勉強し、 また体調の管理にも気を付けるなど、自分で精一杯の 努力をすることはもちろんですが、試験のときには、自 分の心の状態や天候、試験会場の環境など、複雑な要素 が絡み合うもの。当日、落ち着いて試験に取り組め、今 まで勉強した 100%の力を発揮できるよう、お寺にお 参詣して、しっかりと御題目を唱えて、ご祈願をしてか ら試験に臨みましょう! 懐中御本尊をお供することも 忘れずに! 必ず御法さまのお導きをいただき、自分に とって一番プラスになる道を選べるようになります。 お寺では、お寺へ申し込まれた方の合格祈願を、発 表のあるその日まで、毎朝言上させていただいていま す。受験生の皆さまは、お寺への合格祈願の申し込みを いたしましょう。 《新企画》お寺オープンデー 今年から、毎月第 4 土曜日を「お寺オープンデー」と して、ご信心をしていない一般の方々にも気軽に妙深 寺へ来ていただけるような企画を実施いたします。 1 月 25 日(土) 13 時 お坊さんの書道教室 15 時 お悩み相談室(相談員=お講師・ご信者さん) 18 時 夜のご住職お講『法華経(仏教)講座』 19 時 ボーズバー“ロータス”開店 行 事 予 定 平成 26 年 1 月 1日11時 元旦初総講 6日 6時半 寒参詣(2月5日まで) 10日19時 事務局会議 12日 8時 高祖総講・開講記念弘通発願式 10時 教化成就・震災復興祈願口唱会(~12時) 16日10時 松風会お講 17日 6時半 開導総講 18日15時半 門祖会人事打合せ・教講推進会議 19日11時 第61回成人式 25日 8時 門祖総講 13時 お寺オープンデー開催 18時 夜の御住職お講 19時 ボーズバー 26日10時 薫化会お講・お餅つき大会 16時 青年会ブロック合同お講 2月 1日 6時半 月始総講 5日 6時半 寒参詣終了 16日10時 門祖会第一座 当山ご住職奉修 17日10時 門祖会第二座 札幌信廣寺・姫井日覚上人奉修 ※2月は現在決定している予定のみ掲載しています 境内花だより 「 パ ン ジ ー 」 ⋮ 世 紀 の は じ め、 イギリスの園芸家・トンプソンによっ てビオラ・トリコロルを元に改良され た品種とされる。 野生種はなく、 交雑に よって数千とも言われる品種が作られ 続けている。日本に入ってきたのは江 戸時代末期とされ、 当時は遊蝶花、 胡蝶 草などと呼ばれていた。妙深寺創立 周年の記念に高祖会で配布された種が このパンジーです。 (施設部) 19 発行:本門佛立宗 妙深寺・局長 柴山迪昭 編集:広報出版部・部長 黒﨑直和 住所:横浜市神奈川区三ツ沢上町22-1 045-321-7690 FAX 045-322-3419 寺務所:[email protected] / 編集部:[email protected] 《寺報・インターネット賛助基金のご案内》 妙深寺報など弘通活動へのご協力をお待ちしております。 ●郵便振替 口座番号 00250-6-131490 加入者名 妙 深 寺 ※郵便局で 【郵便振替払込用紙】 に 「寺報賛助基金」 と明記し、 ご依頼者名・住所をご記入の上、 お手続きください。 新年度の 「総祈願」 の中に繰り返し登 場する 「花」 。 よい香りを放ち、 可憐で 綺麗で、どこか儚げなイメージもあ るが、園芸ではよい花を咲かせるた めに、一本の茎に花を一輪だけ残す ということをする。その植物の生命 力がふんだんに注ぎ込まれて、初め てつぼみが美しく開く。そんな力あ ふれる存在が「花」だ。 泥中にあって その泥に染まらず、大輪の花を咲か せる白蓮華。この花を誰もがその心 に凜と咲かせられるよう、 力を蓄え、 それを本当の目的に活かす生き方を 学び、 実践していくこと。 その手助け の場が、本来の、普通のお寺である。 この普通のお寺の存在を、 守り、 世界 に伝えていく。そこで着実に自分の 役割を果たすために、 力を蓄えよう。 あなたも、 どうですか? (朋) 妙深寺報 平成26年1月号(第408号) ひとこと 70 平成 年(2014 年) 月号(第 408 号) 26 1 発 行 本門佛立宗 妙深寺 〒221 0 - 856 横浜市神奈川区三ツ沢上町 22 1 - 門 祖 会 テーマ 「白い蓮の花のように生きる」 ∼冬は必ず春となる∼ 2/15(土) 当山ご住職 2/16(日) 姫井日覚上人 ●第一座 10:00 ∼ 奉修導師 ●第二座 10:00 ∼ 奉修導師 http://myoshinji.jp/ (札幌・信廣寺)
© Copyright 2024 ExpyDoc