希少野生動物野生順化特別事業費８０百万円（８２百万円）自然環境局野生生物課１．事業の概要わが国において野生絶滅しているトキ及び絶滅のおそれが極めて高いツシマヤマネコの飼育下個体を本来の生息地に野生復帰させ、野生個体群を回復させることで種の絶滅を回避する。野生復帰にあたっては、事前に十分な野生順化訓練を実施するとともに、地元の理解や協力を得ながら、生息地環境の整備や保全にも努める。また、野生復帰後は、個体の追跡等によるモニタリングを実施し、必要に応じてフォローアップの策を講ずる。２．事業計画 ①トキ野生順化特別事業野生復帰プログラムの策定周辺環境整備野生順化訓練の実施モニタリング体制の確立試験的野生復帰及びモニタリング地域住民のコンセンサス作り ②ツシマヤマネコ野生順化特別事業野生復帰プログラム策定(基本計画) 〃 (復帰計画) 野生順化訓練実施地域住民のコンセンサス作り H18 H19 Ｈ20 Ｈ21 Ｈ22 Ｈ23 H18 H19 Ｈ20 Ｈ21 Ｈ22 Ｈ23 ３．施策の効果トキ、ツシマヤマネコの野生順化訓練と野生復帰及び野生復帰後のモニタリングを実施し、地域住民等地域社会の協力を得ながら総合的に当該種の野生復帰を適切かつ確実に進め、種の絶滅を回避する。４．備考事業費 79,787千円トキ野生順化特別事業（内地方公共団体委託１箇所ツシマヤマネコ野生順化特別事業 72,534千円 54,924千円） 7,253千円ハード絶滅のおそれのある種の生息域外保全（飼育下繁殖→野生復帰）に関する取組希少野生動物野生順化特別事業の流れソフト野生復帰計画（プログラム）の策定（順化訓練、放鳥・放獣、その後の監視方法など）順化施設の設計順化施設の整備飼育下繁殖施設の整備順化訓練の実施（飛行・採餌・繁殖・社会性など）飼育下繁殖施設の設計ﾄｷ：H20∼ ﾂｼﾏﾔﾏﾈｺ：H23∼ 野生復帰の実施（放鳥・放獣など）野生復帰個体の監視（モニタリング）＜目標＞地域住民のコンセンサスづくり（普及啓発活動・パンフレットなど）周辺環境整備に対する支援（ボランティア・NPO活動の支援）種の絶滅の回避野生個体群の回復