固定資産税課税事務 - 豊岡市

平成22年度 豊岡市事務事業評価シート(事務事業)
事務事業名・コード
6321005
分野別
政策
施策
基本施策
担当部・課
予
算
費
目
固定資産税課税事務
6
3
2
1
基本計画の実現に向けて
新しい時代にふさわしい行政経営
効率的、効果的な行財政運営の推進
持続可能な財政運営
市民生活部 税務課
課長
桒垣 吉嗣
会計
款
項
目
連絡先
1
2
2
2
シート①
一般会計
総務費
徴税費
賦課徴収費
0796-21-9046(内線2201)
対象(誰を・何を)
意図(どういう状態にしたいのか)
事
業
課税客体の正確な把握による公平、適正な賦課を行い、安定的な財源確保を
目 固定資産を所有する納税義務者
目指す。
的
地方税法、国有資産等所在地市町村交付金法、相続税法、行政不服審査
根拠法令・要綱等 法、固定資産評価基準、市税条例、豊岡市固定資産税等に係る返還金交
法的義務の有無
有
付要綱等
総コスト
(単位:千円)
平成21年度決算
206,629
平成22年度決算
192,828
平成23年度予算
189,195
事業にかかるコスト
事業費
国県支出金
(財源内訳)
地方債
その他
74,332
75,528
71,895
一般財源
74,332
75,528
71,895
概算
人件費
年間従事者数
正職 臨時 嘱託
1.13
132,297 15.82
117,300 14.32 0.50 0.00
117,300 14.32 0.50 0.00
1次評価(シート②各業務の現状・問題点、改善方針のまとめを記述)の内容
1次評価
B
公平で適正な課税を遂行するために、課税の仕組み、評価方法等に関する情報を市広報、市
ホームページ等で周知するとともに、台帳、図面、賦課資料のデジタル化の推進、航空写真等の活
用による未評価家屋の把握などにより、事務効率の向上を図る。
B
︵
市域が広大であることに加え、近年の地籍調査により膨大な土地異動が発生する中で、課税客体
を正確に把握し、公平で適正な課税を遂行するためには、適正な人員配置が必要である。
また、課税の仕組み、評価方法等に関する情報を市広報、市ホームページ等で周知し、納税者の
理解を得るとともに、台帳、図面、賦課資料のデジタル化の推進、航空写真等の活用による未評価
家屋の把握などにより、事務効率の向上を図る。
︶
前
回
評
価
外部評価(事務事業評価委員会)の内容
外部評価
2次評価(最終評価)の内容
最終評価
総
合
評
価
︵
-
︶
前
回
評
価
B
︵
︶
前
回
評
価
-
1/5
平成22年度 豊岡市事務事業評価シート(事務事業を構成する業務)
№
1
業務名
固定資産税課税業務
業務期間 毎年度
価格決定(納税通知書の送付)、交付税・概要調書等の作成、減
業務内容 免・非課税の認定・処理、公簿の整備・縦覧・閲覧、審査申出に対
する業務、農工法等に係る課税免除の認定及び減収補填
事業費
H21決算額
13,534
H22決算額
16,034
6321005
固定資産税課税事
務
(単位:千円)
主な支出内容
費目
金額
郵便料
3,109
字限図更新業務委託料
1,278
パソコン・サーバー借上料
690
H23予算額
12,717
・価格の決定、告示
・毎年 当初納税通知書 (H20:36,215通、H21:36,222通、H22:36,248通)
4期調定額 固定資産税 (H20:5,224百万円、H21:5,508百万円、H22:5,504百万円)
都市計画税 (H20:606百万円、H21∼:廃止)
・更正決定通知書約1千件
・価格等の変更のお知らせの発送
・納税通知書公示送達(住所、戸籍、現地等調査) (H20:19件、H21:12件、H22:7件)
・市広報掲載 課税の仕組みお知らせ版やQ&A作成送付 HPへの掲載
・交付税基礎数値、概要調書、土地評価変動割合調、総評価見込調の作成、県等の団体から
実施内容・結果
の照会
(過去3年間の数
・減免申請書受付、審査、調査、決定通知、電算入力(通年)
値の推移も記入)
・減免済みの物件の使用状況照会、現地確認(3年ごと)
・非課税申請書受付、審査、調査、決定、電算入力
・縦覧の告示、広報
・縦覧における対応、課税説明
・土地台帳、家屋台帳、課税台帳(名寄帳)、公図の閲覧業務
・不服に対する審査申出 弁明書、口頭審理 (H20:4件、H21:6件、H22:1件)
・口振率の向上(家屋評価、申告書通知書同封・相代届同封)
・農工法等に係る課税免除申請受理、調査及び認定 (H20:5件、H21:8件、H22:9件)
・農工法等に係る課税免除に対する減収補填措置 (H20:3件、H21:6件、H22:8件)
項目別
関与必要性
総合評価
(現状・問題点)
1
次
評
価
B
改善方針(今後)
4
有効性
4
効率性
3
土地の下落状況や近年の不況の影響などから納税者が評価額を納得しないケース
が増加してきている。
また、過年度の課税や更正処理を手作業により行っているため、集計に時間を要し
ている。
固定資産税の課税の仕組み、評価方法等を市広報やHPに掲載し、納税者の理解
を得る。
また、平成22年度において、過年度の課税や更正処理に対応可能なオープン系
パッケージシステムへの移行スケジュールが決定し、遅くとも平成25年度に本稼動が
予定されている。
これにより非効率的な事務作業が改善される見込みである。
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平成22年度 豊岡市事務事業評価シート(事務事業を構成する業務)
№
2
業務名
事業費
固定資産税課税事
務
(単位:千円)
主な支出内容
費目
金額
相続財産税務署長通知業務
(№1に含まれる)
業務期間 毎年度
業務内容
6321005
相続税法第58条により、死亡者に関連する事項の通知、相続代表
人管理
H21決算額
H22決算額
0
H23予算額
0
0
・死亡又は失踪に関する届書を受理したときは、当該届書に記載された事項を所在地の所轄税
実施内容・結果 務署長に通知する事務
(過去3年間の数 相続税法第58条通知を税務署へ回答(H20:1,045件、H21:1,011件、H22:1,125件)
値の推移も記入) ・毎月相続人に対して相続人代表者、納税管理人の照会をする事務
届出送付、受理、電算入力約70件/月、不明案件の戸籍調査
項目別
4
関与必要性
1
総合評価
B
次 (現状・問題点)
評
価
改善方針(今後)
№
4
有効性
3
近年、相続人代表者・納税管理人届の未提出者の増加、債務超過、都市流出によ
る相続放棄案件の急増等により、納税が滞るケースが増加している。
相続代表者・納税管理人届の未提出者への督促を強化するとともに、戸籍・住民票
の照会等、相続人調査の徹底を図っていく。
3
業務名
効率性
(単位:千円)
主な支出内容
費目
金額
国有資産等所在市町村交付金申請事務
(№1に含まれる)
業務期間 毎年度
業務内容 国有資産等所在市町村交付金法第11条による交付金の請求
事業費
H21決算額
H22決算額
0
H23予算額
0
0
国又は地方公共団体は、所有する固定資産のうち、国又は地方公共団体以外の者が使用し
実施内容・結果 ている固定資産に該当するものについて、当該市町村に対して国有資産等所在市交付金を交
(過去3年間の数 付する。市は、その交付金申請の事務を行う。
値の推移も記入) ・当該物件への照会や調査に対する回答に関する業務
・交付金の請求 (H20:15件・23,553千円、H21:17件・27,103千円、H22:16件・26,724千円)
項目別
関与必要性
1
総合評価
A
次 (現状・問題点)
評
価
改善方針(今後)
4
有効性
4
円滑に事務は執行されている。
引き続き効率性を念頭に置いて業務を遂行する。
効率性
4
3/5
平成22年度 豊岡市事務事業評価シート(事務事業を構成する業務)
№
4
業務名
6321005
固定資産税課税事
務
(単位:千円)
主な支出内容
費目
金額
固定資産異動更新業務委託料
8,558
固定資産税土地評価業務
業務期間 毎年度
業務内容 評価対象物件の把握及び現地調査、電算入力
事業費
H21決算額
15,435
H22決算額
8,558
H23予算額
16,475
・実納税義務者 (H20:27,476人、H21:27,612人、H22:27,701人) (4期概調)
・実課税筆数 (H20:277,926筆、H21:278,148筆、H22:276,630筆) (4期概調)
・評価対象物件の把握(登記済通知書、農業委員会資料等)
・当該年の異動処理(登記済通知書の処理、農地転用調査) 約1万筆/年の資料収集、現地調
査、電算入力
・土地台帳整理
実施内容・結果 ・土地評価マニュアルの更新
(過去3年間の数 ・字限図のデジタル化
値の推移も記入) ・デジタル地番図の更新
・雑種地の新基準運用、現地調査、電算入力 (新市見直し)
・特殊な課税(ゴルフ場、鉄軌道、高圧線下)検証、電算入力
・航空写真を活用した地目認定の検証、現地調査、電算入力
・デジタル地番図を活用した画地認定、引用路線の検証、現地調査、電算入力
・住宅用地特例の適用検証、現地調査、電算入力
・画地認定による加算、補正の検証、現地調査、電算入力
項目別
関与必要性
総合評価
1 (現状・問題点)
次
評
価
B
改善方針(今後)
4
効率性
有効性
3
3
H22年度から評価業務が本庁集約され、本庁が全市域を所管することになった。現
況地目の認定、所有者及び地目の異動による画地の認定、住宅用地特例の適用確
認などに関する事務の効率が悪くなっている。
また、地籍調査による土地異動(約2,500筆/年)や旧町から豊岡市への承継による
登記(約10,700筆/年)が膨大な量となっており異動処理業務にかなりの時間を費や
し、人的に不足状態となっている。
課税客体の正確な把握による公平、適正な賦課を行うためには、適正な人員配置
が必要となる。
また、数年サイクルで、航空写真と地番図を活用した固定資産の課税内容(現況地
目の認定、画地認定、住宅用地特例、適用路線、加算補正等)の検証を業者に委託
し、その結果を基に職員が現地確認による検証を行う。
4/5
平成22年度 豊岡市事務事業評価シート(事務事業を構成する業務)
№
5
業務名
6321005
固定資産税課税事
務
(単位:千円)
主な支出内容
費目
金額
土地鑑定評価手数料
43,530
土地鑑定評価業務
業務期間 毎年度
業務内容 土地の鑑定評価
事業費
H21決算額
8,436
H22決算額
43,530
H23予算額
36,148
地方税法第388条に規定される固定資産評価基準によれば、標準宅地の適正な時価は、地価
公示法による地価公示価格、都道府県地価調査に基づく基準地価格、及び不動産鑑定士等に
実施内容・結果 よる鑑定価格から求められた価格の7割を目途として評定するものとされている。そのため、3年
(過去3年間の数 サイクルの評価替え業務における鑑定と毎年の下落による価格修正のための鑑定を行う。
値の推移も記入)
・H24年度評価替えに向け、標準宅地の鑑定 623地点
・標準宅地の時点修正(H20:150地点、H21:170地点、H22:165地点)
項目別
関与必要性
1
総合評価
次 (現状・問題点)
評
価
A
改善方針(今後)
№
4
有効性
4
4
鑑定評価は、土地の固定資産評価の基礎資料となるものであり、納税者からの審査
申出に対応するためにも必要不可欠である。
また、市内のみならず隣接市町との均衡の取れた路線の付設、状類区分をする必
要がある。
財政的な制約があるが、納税者の理解を得るためには、より細かい路線価の付設
や、今後も続くと予測される土地下落を反映させ、毎年の時点修正のポイントを増や
すことが必要となってくる。
6
業務名
効率性
(単位:千円)
主な支出内容
費目
金額
固定資産異動更新業務委託料
5,248
家屋評価システム借上料
1,685
固定資産税家屋評価業務
業務期間 毎年度
業務内容 評価対象物件の把握及び現地調査、電算入力
事業費
H21決算額
36,673
H22決算額
6,933
H23予算額
6,080
・実納税義務者 (H20: 27,296人、H21:27,360人、H22:27,471人) (4期概調)
・実課税棟数 (H20: 71,872棟、H21:71,857棟、H22:71,713棟) (4期概調)
・評価対象物件の把握(登記済通知書、建築確認申請書、市内パトロール等)
実施内容・結果 ・評価依頼文書の発送
(過去3年間の数 ・新増築家屋現地評価約400棟/年及び異動処理(登記済通知書等処理)約3,000棟/年
値の推移も記入) 上記に係る調書収集 現地調査 図面と調書の作成 更正 電算入力
・新築特例、住宅用地特例の申請書受理 電算入力
・家屋台帳整理 ・家屋評価マニュアルの更新
・デジタル家屋図の更新
項目別
関与必要性
4
有効性
3
効率性
3
B
H22年度から評価業務が本庁集約され、本庁が全市域を所管することになったこと
により、旧市町当時の機動力の確保が困難となり、新増築や取り壊しなど、課税客体
の把握や家屋評価の事務の効率が悪くなった。
改善方針(今後)
対象家屋の把握に支所の情報収集力を生かしつつ、事務を集約し、事務効率の向
上を図る。
また、航空写真を活用したサーバー管理による家屋形状のデジタル化と属性情報
をリンクさせ、未評価家屋の把握を行い、課税漏れを防ぐ。
課税客体の正確な把握による公平、適正な賦課を行うためには、適正な人員配置
が必要となる。
総合評価
1 (現状・問題点)
次
評
価
5/5
平成22年度 豊岡市事務事業評価シート(事務事業を構成する業務)
№
7
業務名
6321005
固定資産税課税事
務
(単位:千円)
主な支出内容
費目
金額
印刷製本費
263
入力支援システム改修手数料
210
固定資産税償却資産評価業務
業務期間 毎年度
申告書発送及び受理、審査及び評価対象物件の調査、資産の電
業務内容 算入力 、新規開業者等に関する資料収集、未申告者調査及び申
告督促、償却資産に関する周知
事業費
H21決算額
254
H22決算額
473
H23予算額
475
事業の用に供することができる資産で、その減価償却額又は減価償却費が法人税法又は所
得税法の規定による所得の計算上損金又は必要経費に参入されているものについては、固定
資産税の課税客体である償却資産となる。
・納税義務者 (H20:1,260件、H21:1,280件、H22:1,266件) (第4期概調)
・申告書様式、手引更新発注 ・申告書発送業務 約4,000件(法人・個人)
実施内容・結果
・申告書受理、電算入力
・未申告者の督促
(過去3年間の数
・国税資料閲覧複写 (H20:300件〔法人〕、H21:110件〔法人〕・190件〔個人〕、H22:57件〔法
値の推移も記入)
人〕・184件〔個人〕)
・消防署、保健所等への新規開業者の照会 新規申告書発送数 (H20:300件、H21:200件、
H22:210件)
・市ホームページへの関連情報の掲載
・償却資産申告と国税資料との差異に係る調査、申告督促
項目別
関与必要性
総合評価
1
B
(現状・問題点)
次
評
価
改善方針(今後)
4
有効性
4
効率性
3
電算入力業務の軽減、未申告者への対応、新規申告対象者の捕捉、申告資産の
検証と適正化を図る必要がある。
引き続き、税務署等公的機関の情報提供の協力を得て、申告内容と収集資料の差
異に係る現地調査を実施する。
市広報、ホームページで納税者に制度周知を図っていく。
また、外部研修、先進市の情報収集手法の検討により改善を図る。