後期高齢者医療制度について平成２０年４月より新しい医療制度がはじまります文京区国保年金課 2015/10/1 1 背景わが国は国民皆保険のもと、誰もが安心して医療を受けることができる医療制度を実現し、世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきました。しかし、医療を取り巻く環境が変化しています。 • 急速な少子高齢化 • 経済の低成長 • 老人医療費の大幅な増加国民皆保険を堅持し、医療制度を将来にわたり持続可能なものにしていくため構造改革が急務となりました。構造改革が急務 2 医療費の現状国民の医療費は平成１７年度で約３３兆円、そのうちの３割超が老人医療費のための費用になっています。老人医療費は年々伸びる傾向にあり、現役世代の負担と国の財政負担は増加していく一方です。東京都の年間１人当たり老人医療費で見ると、 75歳以上は約８２万円になっています。 3 国民医療費に占める老人医療費の割合国民医療費に占める老人医療費の割合の推計年度 30.0% 元年度 6 14 20兆円 33.3% 7年度 9 18 27兆円平成元年度から1･６5倍 36.4% 17年度 12 21 33兆円 36.1% 19年度 13 老人医療費その他医療費 36兆円 23 40.0% 24年度 18 27 45兆円平成19年度から1･5倍 44.4% 24 29年度 54兆円 30 兆円 0 10 20 30 40 50 60 ＜医療費の推移＞出典：『老人医療事業報告（平成17年）表19 老人医療費と国民医療費の推移』厚生労働省＜医療費の推計＞出典：『第15回社会保障審議会医療保険部会資料3国民医療費の見通し（平成17年5月）』厚生労働省から作成 4 東京都における後期高齢者医療費の推計後期高齢者医療費総額の推計一人当たり医療費の推計（万円） 120 100 平成20年度の1.3倍 100万円を突破！ 95.6 98.5 92.8 87.5 90.1 101.4 104.5 107.6 110.8 114.1 （億円）平成20年度の1.8倍 20,000 1 8 ,1 8 3 1 7 ,0 8 8 18,000 16,000 1兆円を突破！ 14,000 80 12,000 60 10,000 1 5 ,0 4 2 9 ,8 8 5 1 0 ,6 6 0 1 1 ,4 8 0 1 2 ,2 9 3 1 3 ,1 6 4 1 6 ,0 3 1 1 4 ,0 8 7 8,000 40 6,000 4,000 20 2,000 0 0 Ｈ20 Ｈ21 Ｈ22 Ｈ23 Ｈ24 Ｈ25 Ｈ26 Ｈ27 Ｈ28 Ｈ29 Ｈ20 Ｈ21 Ｈ22 Ｈ23 Ｈ24 Ｈ25 Ｈ26 Ｈ27 Ｈ28 Ｈ29 年度（平成）年度（平成）出典：『被保険者数及び医療費の推計（平成19年11月）』東京都後期高齢者医療広域連合 5