2009. 7発行 No.19

Suita Environment Learning association for the Future
特定非営利活動法人
すいた環境学習協会
NPO 法人
SELFnewsletter
NO.19
(NPO 法人 SELF)
発行責任者
石橋 修作
編 集:すいた環境学習協会 広報部
連絡先 565-0852 吹田市千里山竹園 1-3 G-501 牛田
TEL/FAX : 06-6386-9503
ホームページ//www. npo-self.com
2009.7
第 5 回 SELF 定期総会開催される
~新理事長に石橋修作氏、6年目スタート~
平成 21 年 5 月 29 日(金)、千里市民センター 大ホールにおいて、SELF(特定非営利活動法人すい
た環境学習協会)の第5回定期総会が賛助会員大阪ガス(株)野口善作様、正会員 128 名の参加を得て
開催されました。議長に今村一誠氏を選出後、議案審議に入り、全ての議案は、提案通りそれぞれ承認
可決されました。その後の理事会で新理事長に石橋修作氏を互選し、6年目がスタートしました。総会
終了後、阪口善雄市長はじめ、多数のご来賓をお迎えし、和やかな懇親会が行われました。
新年度を迎えて
このたびの定期総会にお
いて、理事長に就任いたし
ました。SELF 発足 6 年目の
更なる飛躍を求められる節
目の時期に、理事長の重責
を命じられその使命と責任
の重大さに身の引き締まる
思いであります。
私ども SELF は発足後 5 年に亘り工夫と努力により、
多くの実績を積み重ねて来ました。樹木調査、み
どりのカーテン作り、ビオトープ作りの指導、紙
すき体験講座、すいた森のサポーター事業、千里
第 2 緑地の保全活動、エコクラフト教室の展開、
くるくるプラザの施設案内、今年度は吹田市と共
催で運営する夏休み子ども体験学習、定着化しつ
つある市民環境講座、各組で取り組んでいる各種
の研究調査活動等々であります。
1
理事長
石橋 修作
しかし、環境学習支援事業は、文部科学省の指
導による学校側のニーズの変化に対応した工夫
も求められています。
活動拠点の確保や、各組・クラブの活動をサポ
ートする財政基盤の強化も視野に入れ、身の丈
に合った環境ビジネスや指定管理者制度へのア
プローチ、助成金制度の更なる研究も進めたい
と考えます。
また、さらに多くの企業様に賛助会員としてご
支援いただける努力も進めたいと思います。お
蔭様で会員数も、右肩上がりの成長を続けてい
ますが、加齢と共に諸活動への参加が困難にな
る方も出て参ります。
「環境(エコ)の語り部」として仲間を思いや
り「活き活きとしたシニア活動」を続ける為の
雰囲気作りも大切な仕事です。
皆様の絶大なるご理解とご支援をお願いいたし
まして 就任の挨拶と致します。
Suita Environment Learning association for the Future
平成 21 年度事業計画
平成21年度理事役割分担
SELF 事務局
第 5 回定期総会で承認を得ました平成 21 年度
の主な事業は以下の通りです。
SELF 事務局
理事の役割分担が第1回及び第 2 回理事会で次
の通り決まりました(敬称略)。
1.環境学習支援事業
①市内小中高等学校総合学習支援
「みどりのカーテンづくり」、「ビオトープ
再生」
「紙すき体験教室」
「樹木調査」など、
千里高等学校「樹木調査と地域交流」
「くる
くるプラザ施設案内」
「夏休み子ども社会体
験学習講座」など
②地区公民館、市民センター等での生涯学習
支援
市民環境学習講座の開催(5 月 30 日~6 月
20 日)
生涯学習の支援・講師の派遣
2.すいたシニア環境大学(SGC)運営受託事業
3.森林保全活動事業
①「すいた森のサポーター事業」 滋賀県高
島市の「吹田市少年自然の家(もくもくの
里)」内での「すいた森の水源」の保全活動
並びに自然観察会、地域交流会の企画運営
②「千里第2緑地」の里山保全活動並びに各
種イベントの企画運営
4.エコクラフト教室の開催
①商店街、企業、自治会などと連携して行う
エコクラフト教室
②行政、小学校と連携したエコクラフト教室
③地区公民館と連携したエコクラフト教室
5.普及啓発活動
行政、教育機関、諸団体と連携した各種普及
啓発活動に参画
「すいた環境教育フェア」
「すいたボランティ
アフェスティバル」「暮らしの CO2ダイエッ
ト」「万博ごみゼロウォーク」「フリーマーケ
ット出店」
「イオン幸せの黄色いレシートキャ
ンペーン」
「マイバッグ推進キャンペーン」
「博
物館1町5村アーカイブ展」「エコフェスタ
イン エキスポランド」他に参画・参加
6.調査研究事業
①新エネルギー研究
②大気汚染度調査研究
③その他
7.広報事業
①広報紙の発行
②ホームページ運営
③活動報告書発行
④展示パネル更新
理事長
石橋修作
副理事長
稲山三郎、美濃部剛
事務局長
牛田敏英 会計担当 菅田 勲
総務広報 G 長 武井 貢 サブ 大上晶三
事業開発部長 宮阪信次、サブ 前川光宏
事業統括部長 (兼)石橋修作
SGC 運営 G 長 (兼)石橋修作
環境学習 G 長 (兼)稲山三郎
サブ 内田正雄、奥 勝、佐々木聖紘
市民文化 G 長 (兼)美濃部剛
サブ 屋 啓子、前田正博、三浦正紀
理事会報告(4月度~6月度)
SELF 事務局
主要議題は①平成 21 年度事業計画案などを
主題とした総会への付議事項の審議、②自然体
験交流センター指導・運営委託への応募、③活
性化委員会発足、④理事の役割分担、組織図、
諸規則様式、事業の推進体制の説明・確認など
でした。
自然体験交流センター「指導・運営委託事業」
への応募のぜひを検討し、応募を決定しました
(詳細は別掲ご参照)。
昨年度来の課題である組織の「活性化」に付
き、特別委員を指名させて頂き、検討会を立ち
上げることとしました。第1回目の会議を6月
16 日に開催しました(詳細は別掲)。
年度初めにあたり、役員の皆様と組織の機能
の確認、諸規則、様式の確認を行いました。
「年賀寄附金配分申請」採用される
ビオトープクラブが中心となり郵便事業株式
会社の「年賀寄附金配分申請」を行い、採用さ
れました。本申請は、昨年度に続き 2 度目の挑
戦でした。ご努力に感謝します。
尚、本年度は、他に「大阪コミュニテイ財団」
(東洋ゴムグループ環境保護基金)、「都市緑化
基金」
(花王)、
「セブン-イレブンみどりの基金」
からも助成を受けることが決定しています。
助成の趣旨を十分に踏まえ、更に充実した事業
活動の実現に努めていく所存であります。
2
Suita Environment Learning association for the Future
自然体験交流センター
総会・懇親会スナップ
「指導・運営委託事業」へ応募の顛末記
SELF 事務局
市報 4 月 15 日号に「自然体験交流センター」
の「指導・運営事業受託団体」募集が掲載され
ていました。早速、応募要項を入手し、理事会
で応募の是非を討議しました。これだけの大規
模の「指導・運営委託事業」に応募するにして
は、時間が足りない、受託決定から運営着手ま
での時間も殆どない、他にも、検討せねばなら
ない事項が多くあるなど意見がありましたが、
応募することの承認を得ました。5 月 8 日に行
われた説明会で「会員以外の団体などの協力を
得る」ことは可能、食費は「ツーペイ」方式と
お話を伺い、これを元に検討しました。短期間
に協力団体への打診などを行い、
「環境教育フィ
ールドセンター」
「自然体験活動(学習)の推進」
の拠点にしたいとの意欲のもと、プログラムな
どを練り上げました。残念ながら、当協会の提
案は「非採択」となりましたが、自然体験交流
センターが、
「森の迎賓館」として、又「子ども
達が健全に育つ一つの拠点」として益々発展す
ることを切望し、顛末記と致します。
総会風景
就任挨拶する石橋新理事長
SGC8 期生の講座はじまる
SGC 運営グループ 金指 弘
6 月 18 日(木)からSGC第 8 期生の講座が
始まりました。当日は、授業に先立ち、午後 1
時からメイシアターレセプションホールで 8 期
生 31 名の入学式があり、阪口学長の「環境世界
都市すいた」推進構想、SGCの役割と期待、
池田語り部会会長の激励のことば、福井一彦学
生代表の力強い決意表明など緊張した空気の中
で、滞りなく終了しました。
開講の基調講演は京都ノートルダム女子大学
菅井啓介教授、テーマは「環境問題全般につい
て」。“自然との共生”の大切さを環境倫理や環
境哲学に活かしていくべきではないかと持論を
展開され、印象に残る第 1 回の講義でした。
午後 6 時からの親睦交流会も和やかに進み、
先輩諸氏との交流が十分出来たようでした。
懇親会でご挨拶される阪口市長
懇親会のひとコマ
今月の主な内容
1~3頁
4~頁
5~7 頁
8頁
第 5 回総会関係
活動報告、市民環境講座
活動報告、学習支援他
じぎょう&もよおし
3
Suita Environment Learning association for the Future
活
動
報
告
『講座の受講者のお礼状』
4 月から 6 月にかけて各組の活動、各種イベン
トへの参加、さらに観察会、見学会、など活発
な活動が続きました。
この度初めて、市民環境講座を受講させて頂き
ました。講演をしてくださった先生方、主催の
環境学習協会の皆様方ありがとうございました。
先生方の熱意あふれる講義と主催の環境学習
協会のいかにも、学問好きだから、講座を楽し
んでいるご様子が強く印象に残りました。
とてもスリリングな講座でした。また受講者
のレベルというか、意識の高さに感銘を受けま
した。本当に好きな人が聴きに来ていると思い
ました。
特に 1 回目の三輪先生の講義に感銘を受けま
した。先生の私なりに理解したキーワードは「利
他主義」と「環境経済学」です。今までのアメ
リカ流の利己主義的資本主義は破錠しました。
又、従来の簿記では、NOX や CO2 に代表される
環境に負荷を与えるモノはコストに含まれませ
んでした。これでいいのか?という先生の問い
かけに衝撃を受けました。
2 回目の武田先生の生態系の講義も興味深か
ったです。又 3 回目の良永先生の統計学を駆使
したフードシステムの講義も、今まで私にこう
いう発想がなかったので、刺激を大いに受けま
した。こういうアプローチをする学問があるの
だなとわかっただけでも、私にとって大きな収
穫です。
これからは、私なりに、 環境について勉強し
ていきたいと思っています。又私にできること
は、小さなことからやっていこうと思っていま
す。
最後にこのような機会を与えて頂きありがと
うございました。
09 年度「市民環境講座」
~成功裏に終了~
市民文化グループ
環境学習を標榜する SELF の社会貢献活動の
一環として企画しました「市民環境講座」も 07
年 08 年 09 年と今年で3年目を迎え、お蔭様で
リピーターの比率は年毎に上昇傾向が見えて来
ました。「SELF の市民環境講座」として広く市
民の間に定着して来た表れと関係者一同やりが
いと喜びを感じています。
「どうなる私たちの地球!環境科学と個々人
の果たす役割とは」をテーマに4回の連続講座
を展開しましたが、毎回ほぼ満席の聴講者から
高い評価を戴き全講座を無事終了しました。
温室効果ガス排出量削減の国際間交渉が正念
場を迎えたこの時期、わかり易い環境問題を共
通テーマに取り上げた[SELF の市民環境講座」
の狙いは的中し好評頂けたと思います。また選
定しました会場も JR 吹田駅ビル 4 階と繁華街に
近く聴講者には至便なロケーションでありまし
た。
<講座の概要と講師は次の通り>
吹田市古江台 在住
小畑 秀雄様より
・5 月 30 日
大阪学院大学 三輪教授
テーマ:「吹田の環境の未来を今から創るには」
・6 月 6 日
神戸大学大学院 武田教授
テーマ:「都市の自然と生物多様性」
・6 月 13 日
関西大学
テーマ:「食と環境」
良永教授
・6 月 20 日
大阪大学大学院 新田教授
テーマ:「環境・健康と移動・交通」
何れの講師からも意欲的な研究成果を
発表いただきました。
4
Suita Environment Learning association for the Future
(3)ビオトープの維持管理
南山田小学校
委員会の児童 40 名参加
吹田第二小学校 委員会の児童 30 名参加
クラブ活動の授業時間に、児童たちの手でビ
オトープの清掃を行った。水生植物やドジョ
ウ・メダカ・川ニナ・ヤゴなどの生き物も元
気な姿をみ
せ、児童たち
も興味深く
観察してい
た。吹田くわ
い保存会か
らいただい
た「くわい」
の苗を最後に植えて終了した。
(4)ビオトープの新設
岸部第一小学校
全校児童参加
現在、新設中のビオトープは 7 月中旬に完成
する予定です。
吹田市内 小・中学校における
体験型環境学習支援活動について
すいたビオトープクラブ リーダー
稲山
三郎
4月からの活動状況を、ご報告いたします。
(1)みどりのカーテンの設置
新設校 古江台小学校
4年生 4教室
高野台小学校
1年生 2教室
桃山台小学校
正面玄関他 1 ヶ所
既設校 佐竹台小学校
2年生 3教室
東佐井寺小学校 2年生 4教室
古江台中学校
1階コンピューター室
(2階建て)
2階職員室
昨年より3校増加。ゴーヤーや琉球朝顔の苗
は、各組の児童・生徒たちの手で植えた。
今後も、水やり、摘心、誘引などの日常の管
理は、児童・生徒たちが中心となって行う。
また、つる性植物の成長状況や、ヒートアイ
ランド現象に対する効果などについても、実
体験を通じて学習していく。なお、新設3校
の支柱材の
竹の切り出
しは、すいた
里山クラブ
の皆様方に、
ご協力をい
ただきまし
た。
(2)田んぼ作り
桃山台小学校 5・6 年生児童 130 名参加
校庭の一角に、児童たちの手作業により約 22
㎡の田んぼを作った。6 月 11 日(木)、1 時限・
2 時限目の授業で、5 年生の児童たちによって、
田植えを無事すませた。当日は、PTAの方々
も多く見学にこられた。
収穫まで、稲の成
長を日々観察しな
がら、水管理や草
取り、中干し、追
肥などの、日常管
理は児童たちが中
心となって行い、
お米のできるまでを、実体験を通じて勉強する。
―ふりかえりシートより―
「田んぼ作りは、したことがないので、たいへ
んなことがよくわかります。人びとが食べる
米を作るには、初めから苦労しないといけな
いことを知りました。でも、初めての体験な
ので、田んぼ作りの時間は楽しみです。」
「すいた森のサポーター」
~21 年度の活動がスタート~
すいた森のサポーター隊 前川 光宏
“都市住民ができる水源林への恩返し”のサブ
タイトルで、吹田市・地球環境課企画(運営・
SELF) 「すいた森のサポーター」事業が、今年
もスタートしました。
市民参加者が、環境保全への認識を深めてい
ただくための具体的なメニューを組み上げて、
秋の本番を迎えるための下見会を兼ねて滋賀
県:今津少年自然の家の周辺の新緑観察会を去
る 5 月 13 日(水)に開催しました。
今年度のすいた森のサポーター活動は、9 月
19 日(土)~20 日(日)に 1 泊 2 日での事前準備、
また 10 月 31 日(土)~11 月 1 日(日)には、
一般市民を交えての本番活動を予定しておりま
すので、SELF 会員の皆さんの奮ってのご参加を
期待しております。詳細は今後順次ご案内を致
します。
5
Suita Environment Learning association for the Future
地域交流と樹木調査
「吹田いま・むかし」おでかけイベント
千里高校学習支援に参加して
まち組 内田 正雄
吹田市立博物館の春季特別展は1町 5 村ア-
カイブ展「吹田 いま・むかし」と題し、4 月
25 日から実施されている。この内、旧吹田町と
旧山田村のト-ク&ウォ-ク(おでかけイベン
ト)が「まち組」に要請が有り、組を上げて取
り組みました。
みどり組 﨑山 妙子
千里高校 1 年生 7 クラス 280 名を対象とした
みどり組の学習支援を 6 月 8 日、9 日と 11 日、
12 日の 4 日間実施しました。
各クラス 5 班に分かれ、屋外 100 分授業をみ
どり組参加スタッフ 32 名、延べ人数 85 名で行
いました。主題は「地域交流と樹木調査」で、
みどり組としては 5 回目の支援でありました。
玄関前で SELF の紹介、コースの説明、説明者の
紹介の後、学
校内の樹木→
近隣の生垣・
樹木→高町池
のコースを歩
き、樹木の説
明、生垣助成
制度、建築協
定、吹田市の
緑の変遷について資料・写真を見せながら説明
を加えました。 近隣ではブラシノキ、スモー
クツリー等珍しい木やキョウチクトウ、ユリノ
キ等身近な木を中心に絞り込みました。また、
高町池では水鳥、外来魚、ヒメボタル等の動物
にも触れ、生態系の保全の大切さを説明しまし
た。
好天に恵まれ満足感のある 4 日間の支援を終
了することができました。
次の世代を担う高校生が自然環境の保全、緑
の維持の大切さを理解し自然との共生に心がけ
てくれることを願っています。
5/9(土)
午前
ト-ク
旧吹田町
市民参加
18 名
吹一公民館さんくす分館
「吹田の変遷&村から町さらに市へ」講師は
瓢風正男さん。
「行政区画」
「橋の建設」
「空襲と
疎開」など 10 項目別に歴史が整理された綿密な
資料と地元ならではの裏話・言い伝えを交えた
ユーモア溢れる話術で喜ばれました。
午後 旧吹田町一帯をまち歩き
特に“高浜橋・災害船着場”は存在さえ知ら
ない人が多かった。
“浜屋敷”では地元の方から
“だんじり”の解説、
“旧西尾家住宅”では中本
重一・川上隆弘さん達から一時間程丁寧な案内
を受けました。
6/13(土)旧山田村
市民参加
30 名
午前 南千里から山田ふれあいセンタ-まで加
藤篤斉さんの案内で”自然との共存、共生を五
感で感じ、環境
を考えながら”
歩く。
千里南公園で
は”すいたくわ
い”から自然と
共立?している
文学碑の解説も
有り、暑さも忘れて加藤さんの博識を聞きいる。
この後、高町池から山田西公園、姫ホタルの散
歩道と環境にやさしい地域を歩きました。
午後 ト-ク 山田ふれあい文化センタ-
「山田の歴史」講師は郷土史家の竹田純立先生。
1時間ほどパワ-ポイントを使って古代からの
山田や寺社の歴史を学んだ後、先生の案内でま
ち歩き。伊射奈岐神社 五間社流造の本殿に華
麗な彫刻が彫られている。紫雲寺 森祖仙が描
く内陣の天井絵を工事中にも拘らず特別に見せ
て頂きました。圓照寺 副住職より本尊で秘仏
の“千手千眼観音”などの話を聞きました。
両日共年配の方が多く、暑い日で疲れた事で
しょうが、楽しんでいただけたと思います。
SELF 活性化検討会発足
SELF 事務局
SELF 設立以来 5 年が経過し、活動のマン
ネリ化、会員の高齢化、活動会員の固定化
などに加え、設立の趣旨・活動理念への認
識の薄れなどが指摘され始めました。
「こうした閉塞感などを打破し、SELF の
活動理念を再確認した上で、更に、多くの
会員が参加する活力ある事業活動推進を図
りたい」との理事会の要請に応え、SELF 活
性化検討会が発足しました。
初会合は、6 月 16 日に開催されたのに続き、
月2回の会合を重ね、12 月中には答申案を
まとめあげることにしています。
6
Suita Environment Learning association for the Future
2年目のくるくるプラザ案内説明役
「すいた環境教育フェア」に参加して
もったいない組 椎橋 保彦
小学校 4 年生は社会科学習の一環として環境
問題を学びます。学習支援を務める SELF 新規事
業のくるくるプラザ説明案内役も 2 年目に入り
ました。新学期が始まり 4 月は 16 校 50 クラス
1730 名。5 月は 8 校 21 クラス 638 名を支援しま
した。
マルチホール
で吹田市のごみ
事情全般の予習
を行った後、ク
ラス別に分かれ
て破砕選別工場
へ向かいます。集められたごみのリサイクル方
法や再資源として生かす大切さを学んで貰いま
す。メモを取りながら見学する子供。リサイク
ルの方法の専門的な質問をする子供。案内役も、
正しく小 4 目線で答えられるように勉強して、
市と近隣市の小学校 4 年生の学習支援をします。
5 月 20 日以降に予定していた、6 校 15 クラ
ス 492 名は、新インフルエンザの影響で中止と
なりましたが、6 月から再会しました。
市民文化グループ長 美濃部 剛
毎年 6 月は環境月間です。吹田市で環境保全
活動を促進していく参加型事業の一環として
「すいた環境教育フェア 2009」が、6 月 20 日(土)
にメイシアターで開催されました。
SELF は環境に関するブースでの「活動の記録
写真パネル展示」、
「子ども工作教室」、小ホール
に於ける「事例発表”公園樹木への名札掛け”」
等盛り沢山の企画で参加しました。
当日は天気もよく、工作教室コーナーの小枝
人形作り、牛乳パックを材料にしたカエル君、
等には常に沢山の
子どもたちが群が
りました。 アジ
ェンダ21プロジ
エクトに援助参加
した、すいたエコ
クラフトクラブは、
打ち水用の「竹ひしゃく」の工作教室を展開し、
沢山の人に、竹の有効活用、竹の趣を感じて頂
いたと思います。お客様が多く、予定した個数
が早々になくなる盛況ぶりでした。
今回の出展で、SELF が取り組む「環境学習支援」
の一環を沢山の来場者に知らせることが出来た
と思います。
お世話頂いた皆様、本当にご苦労さまでした。
春の子どもエコ工作教室開催について
すいたエコクラフトクラブ 佐々木 聖紘
一つは、4 月 12 日東片山商店街のチャリティ
フリーマーケットにエコ工作教室を開催しまし
た。私たち会員7名が地域の子供たちに、工作
を優しく指導して、喜んでもらいました。エコ
工作品の飾りトンボ・鳴きカエルを、お爺ちゃ
んおばあちゃんも参加して、思い思いの形に完
成させて楽しんでくれました。また、竹製の菜
ばし作りは高齢者
に大変人気でした。
地域ぐるみで、こ
のような企画をさ
れる関係者の皆様
に頭が下がります。
二つ目は、5 月 3
日「博物館アーカイブ展」に竹工作教室を開催
しました。5 月の連休の初日とあって近くの小
学生や幼稚園児が家族連れで大勢参加しました。
私たち会員9名が、来客に工作を親切・丁寧に
指導して、子どもと一緒に時間を忘れ熱中しま
した。10 時~15 時まで、64 名もの方々に、竹
工作品の飾りトンボ・バンブーアート名札・竹
笛の工作を、楽しんで頂きました。
「紙すき道具」の準備完了と今後の予定
そら組 武井 貢
小、中学生および市民の方々に「紙すき」を体
験してもらい、地球温暖化防止に貢献できるこ
とを学んでいただくために「紙すき道具・機材
一式」を準備中でしたが、今年 3 月末①「イオ
ン幸せの黄色いレシートキャンペーン」の支援
金で、業務用ミキサー 2 台、家庭用ミキサー 3
台、バキューム掃除機 1 台を購入、②小物一式
を購入し、機材準備は完了いたしました。これ
でいつでも学習支援依頼に対応出来るようにな
りました。
今後の予定: 7 月 18 日(土)、午後 2:00~4:00、
吹田市立男女参画センター 実験室で そら組員
による、リハーサル兼「夏休み子ども体験学習
講座」参加者の子どもたちに渡す「修了証書用
はがき」を漉きます。SELFの皆様も多数ご
参加を御願いいたします(遊びに来てください)。
今後、この機材を有効に活用する場所をどの
ようにして獲得して行くかが課題です。
7
Suita Environment Learning association for the Future
じぎょう
SELF の
&
「のぼり、小旗、腕章」が完成!
SELF の屋外の活動の必需品である待望の「の
ぼり(幟)」4 本、
「小旗」4 本、
「腕章」20 個が
完成しました。4 月 25 日から始まった吹田市立
博物館「1町 5 村ア
ーカイブ展」で、す
いたエコクラフトク
ラブの「竹細工教室」
(5 月 3 日 10 時~15
時)、まち組が実施し
た「おでかけイベン
ト」
『吹田の変遷と吹
田村まち歩き』
(5 月
9 日 JR 吹田駅 10 時)、
『山田の歴史と山田
村まち歩き』(6
月 13 日南千里
駅 10 時)、6 月
20 日 の 環 境 教
育フェアなどの
活動で、SELF こ
こにあり、の意
気をお見せでき
ました。今後の活動に弾みがつくものと期待さ
れます。
もよおし
1.環境学習支援事業
①「ビオトープ改修と学習支援」
日時:4 月~11 月
場所:岸部第1小学校、桃山台小学校
②「みどりのカーテンづくりと学習支援」
時期:4 月~11 月
場所:市内小学校
古江台小学校、高野台小学校、佐竹台
小学校、東佐井寺小学校、
古江台中学校
③「たんぼづくりと学習支援」
日時:4 月~10 月
場所:桃山台小学校
④子ども夏休み社会体験講座
8 月 17 日(月)浜屋敷
8 月 21 日(金)勤労者会館
2.すいた里山クラブ「竹林保全活動」
場所:千里第二緑地
定例作業日:第 1 土曜日、第 3 木曜日
第 4 火曜日
3.普及啓発事業
吹田市博物館春季特別展「1町 5 村
アーカイブ展」協賛事業
①お出かけイベント「鎮守の森イベント」
日時:7 月 25 日(土)10;00~12:00
場所:紫金山公園
②講演会「吹田の自然の現状と保全。保護の
在り方」で事例報告(里山クラブ)
日時:8 月 1 日(土)13:30~15:30
場所:博物館
③お出かけイベント「千里の里山・竹林・自
然観察体験教室」
日時:8 月 8 日(土)9:30~12:00
場所:千里第2緑地
「アジェンダ21すいた」の動き
幹事 菅田 勲
6 月 2 日開催された幹事会で、下記のこと
が決まりました。
〇博物館アーカイブ展で 8 月 9 日開催シンポジ
ュウム「すいたの自然と人のかかわり」には、
自然部会橋本幹事が参加する。
〇市制 70 周年記念事業に独自の事業を企画し、
提案する。
〇平成 21 年度定期総会を下記の日程で開催する。
日時:平成 21 年 7 月 25 日(土)
午後 1 時 30 分~
場所:大阪学院大学
第一部 総会
平成 20 年度事業活動報告・収支決算報告
・監査報告・平成 21 年度事業活動計画・
収支予算・役員改選
第二部 講演会
講師:大阪大学大学院法学研究科
教授 大久保 規子 氏
8
■会員状況(平成 21 年 7 月 1 日現在)
・正会員 135 名
・ 賛助会員 5 社・特別会員 7 名
◇
-編 集 後 記-
インフルエンザが世界的な規模で拡大予測
されています、私達は体調を整え SELF の
目標達成のため頑張りましょう。(M)