OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド

Agilent OpenLAB
CDS Secure
ChemStation
Workstation
メンテナンスガイド
注意
© Agilent Technologies, Inc. 2014
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および国際著作権法によって保護され
ており、Agilent Technologies, Inc. の書面
による事前の許可なく、このマニュア
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マニュアル番号
M8313-96021
エディション
2014年9月
Printed in USA
Agilent Technologies, Inc.
保証
このマニュアルの内容は「現状の
まま」提供されることを前提とし
ており、将来の改訂版で予告なく
変更されることがあります。また、
Agilent は適用される法律によって
最大限許される範囲において、こ
のマニュアルおよびそれに含まれ
る情報に関し、商品の適格性や特
定用途に対する適合性への暗黙の
保障を含み、また、それに限定さ
れないすべての保証を明示的か暗
黙的かを問わず、一切いたしませ
ん。Agilent は、このマニュアルま
たはこのマニュアルに記載されて
いる情報の提供、使用または実行
に関連して生じた過誤、付随的損
害あるいは間接的損害に対する責
任を一切負いません。Agilent とお
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あり、このマニュアルの内容に対
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いる条件と矛盾する場合は、別に
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技術ライセンス
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提供されており、それらのライセンス
条項に従う場合のみ使用または複製す
ることができます。
安全にご使用いただくために
注意
注意は、取り扱い上、危険があ
ることを示します。正しく実行
しなかったり、指示を遵守しな
いと、製品の破損や重要なデー
タの損失にいたるおそれのあ
る操作手順や行為に対する注
意を促すマークです。指示され
た条件を十分に理解し、条件が
満たされるまで、注意を無視し
て先に進んではなりません。
警告
警告は、取り扱い上、危険があ
ることを示します。正しく実行
しなかったり、指示を遵守しな
いと、人身への傷害または死亡
にいたるおそれのある操作手
順や行為に対する注意を促す
マークです。指示された条件を
十分に理解し、条件が満たされ
るまで、警告を無視して先に進
んではなりません。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
目次
1
はじめに
対象読者
6
障害復旧プラン
7
バックアップ/リストア手順の概要
2
8
ソフトウェアのバックアップ手順
Windows サービスの停止
10
現在のシステムのイメージの作成
Windows サービスの開始
11
15
3
データバックアップ手順
4
ソフトウェアのリストア手順
5
データ復旧手順
6
CDS Secure ChemStation Workstation のアクティベーション
7
メンテナンス手順
リソース使用率のモニタ
34
Data Store の保存場所の変更
データベース統計の更新
35
37
その他のベストプラクティス
38
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
1
はじめに
対象読者
6
障害復旧プラン
7
バックアップ/リストア手順の概要
8
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation は、
OpenLAB CDS ChemStation エディションの機能と Data Store
の機能を 1 台のコンピュータで提供します。
Data Store は、サポートされている分析システムによって生成さ
れるデータファイルを中央で管理するために使用します。このド
キュメントでは、長期間に安定して高いパフォーマンスを確保で
きるような、システムのメンテナンス手順について説明します。
このドキュメントでは、ハードウェアの不具合など、障害が発生
したときにシステムをバックアップし、リストアするためのガイ
ドラインについても説明します。
Agilent Technologies
5
はじめに
1
対象読者
こ の ド キ ュ メ ン ト は、OpenLAB CDS Secure ChemStation
Workstation システムのシステム管理者を対象としています。使
用するデータベース管理システムに関する管理者としての基本
的な知識が必要です。また、Windows のバックアップとリスト
アに関する知識も必要です。
6
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
はじめに
1
障害復旧プラン
CDS Secure ChemStation Workstation が、ハードウェアやソフ
トウェアの不具合により操作不能になるという予期せぬ事態に
備えて、復旧プランを準備します。プランには、オペレーティン
グシステム、ソフトウェア、データを完全にリストアするための
情報と手順を含める必要があります。障害復旧プランが機能する
ことを、あらかじめ確認しておいてください。
“障害復旧プラン”には次の情報を含める必要があります。
1 ハードウェア情報:CPU、メモリ、ハードディスクのコンフィ
グレーション情報
2 コンピュータ ID:名前、IP、ドメイン、URI など
• コンピュータの管理者情報:サーバーにログインするため
のユーザー名とパスワード
• データベースに対するユーザー名とパスワード(必要であ
れば)
3 ソフトウェア情報:OS バージョン、パッチレベル
4 インストールパラメータ:
• インストールフォルダー
• インストールログファイル
• OpenLAB Data Store データベースタイプ
• OpenLAB Data Store コンテンツディレクトリ
• OpenLAB Data Store インデックスフォルダー
• OpenLAB Shared Services の言語
• OpenLAB Shared Services データベース名
• インストールライセンス
• 登録済みアプリケーション
5 サードパーティソフトウェア情報:アプリケーションとその更
新およびインストールパス
6 バックアップ手順(17 ページの「データバックアップ手順」)
7 バックアップメディアのロケーションと機構の詳細
8 リストア手順(27 ページの「ソフトウェアのリストア手順」)
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
7
はじめに
1
バックアップ/リストア手順の概要
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation のバックアッ
プ手順には、すべてのソフトウェアとデータが含まれます。この
ガイドでは、ポータブル USB ハードドライブと Windows システ
ム修復ディスク上に現在のシステムのイメージを作成する方法
について説明します。必要に応じて、システムを元の状態にリス
トアするために、USB ドライブと修復ディスクを一緒に使用し
ます。
すべてのワークステーションを必ず定期的にバックアップして
ください。定期的な完全バックアップと、完全バックアップの間
に実行する差分バックアップは、管理者が作成する必要がありま
す。これらのバックアップは、ハードウェアまたはソフトウェア
の不具合が発生したときにシステムをリストアする唯一の方法
です。
バックアップがシステムのリストアに十分であることを確認す
るには、必ず障害復旧プランとリストア手順もテストする必要が
あります。
完全バックアップは、アップロードしたファイルやデータベース
も含めて、CDS Secure ChemStation Workstation 内のすべての
データを取り込みます。差分バックアップは、前回の完全バック
アップ以降に発生した変更だけをバックアップします。差分バッ
クアッププロセスは、変更された要素だけをバックアップするの
で、完全バックアップよりも短時間で行えます。
この手順では、ワークステーションに対する管理者権限を持つ
ユーザーが必要です。
8
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
2
ソフトウェアのバックアップ手順
Windows サービスの停止
10
現在のシステムのイメージの作成
Windows サービスの開始
15
11
Agilent Technologies
9
ソフトウェアのバックアップ手順
2
Windows サービスの停止
Windows サービス(図 1 )を開いて、次のサービスを示された
順序で停止します。これらのサービスの停止方法の詳細について
は、Microsoft 管理コンソールのヘルプを参照してください。
1 alfrescoTomcat
2 Agilent OpenLAB Shared Services
3 PostgreSQL
図1
10
サービスの停止
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
ソフトウェアのバックアップ手順
2
現在のシステムのイメージの作成
システムイメージ
Secure ChemStation Workstation の機器コンフィグレーション
に変更があった場合、新しいシステムイメージを作成します。
1 ポータブル USB ドライブをコンピュータの 3.0 USB ポート
(青色)に接続します。
注意:初めてドライブを PC に接続する場合、自動再生ウィン
ドウが表示されます。自動再生ウィンドウを閉じます。
2 適切な Windows プログラムを使用して、システムイメージを
作成します。詳細については、Windows ヘルプを参照してく
ださい。
• Windows 7 では、Windows コントロールパネルの[バック
アップと復元]をクリックします(図 2 )
。
図2
Windows 7 バックアップと復元
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
11
ソフトウェアのバックアップ手順
2
• Windows 8.1 では、
a Windows コントロールパネルの[ファイル履歴]をク
リックします(図 3 )
。
図3
Windows 8.1 ファイル履歴
b [システム イメージ バックアップ]をクリックします
(図 4 )。
図4
Windows 8.1 システム イメージ バックアップ
3 [システム イメージの作成]をクリックします。
4 [次へ]をクリックします。
12
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
ソフトウェアのバックアップ手順
2
5 バックアップに含めるドライブを選択します。
OpenLAB 製品を C:¥ ドライブ以外の場所にインストールした
場合、
[どのドライブをバックアップに含めますか?]と聞かれ
たときにそのドライブを選択する必要があります(図 5 )。
6 [次へ]をクリックします(図 5 )。
図5
バックアップに含めるドライブ
7 [バックアップの開始]をクリックします。
8 Windows 7 を使用している場合、Windows の指示に従ってシ
ステム修復ディスクを作成します(図 6 )
。
図6
システム修復ディスクの作成
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
13
ソフトウェアのバックアップ手順
2
Windows 8.1 を使用している場合、Windows の指示に従って、
Windows コントロールパネルから[回復]プログラムを使っ
て回復ドライブを作成します。
9 すべてのウインドウを閉じます。
10 新しく作成した Windows 回復ディスクを取り出します。
11 USB ドライブの接続を解除します。
12 バックアップソリューションのチェックリストを記入します。
13 USB ドライブ、Windows 回復ディスク、記入済みのバック
アップソリューションのチェックリスト、バックアップガイ
ド、バックアップソリューション回復チェックリストを安全な
場所に保管します。
14
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
ソフトウェアのバックアップ手順
2
Windows サービスの開始
Windows サービス(services.msc)を開いて、サービスを示さ
れた順序で開始します。詳細については、サービス Microsoft 管
理コンソールのヘルプを参照してください。
1 PostgreSQL
2 Agilent OpenLAB Shared Services
3 alfrescoTomcat
サービスが完全に開始するまでに 2~3 分かかります。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
15
ソフトウェアのバックアップ手順
16
2
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
3
データバックアップ手順
OpenLAB Secure ChemStation Workstation ソフトウェアには、
データをバックアップするためのバッチスクリプトがあります。
バックアップスクリプトは、差分データバックアップと完全デー
タバックアップを実行します。バックアップスクリプトが特定の
バックアップ先ディレクトリに初めて使用されるときには、完全
バックアップが実行されます。以降にこのバックアップスクリプ
トを使って実行される、バックアップ先が同じバックアップはす
べて、差分バックアップになります。
スクリプトは 3 つの方法で使用できます。
• ディレクトリ内の .bat ファイルから – フォルダーの場所を連
続して入力できます。管理者権限が必要です。
• Windows 管理者コマンドプロンプト ウィンドウから – フォ
ルダーの場所を一度に入力できます。管理者権限が必要です。
• Windows タスクスケジューラ プログラムを使用してスクリ
プトから – 自動データバックアップのスケジューリングが可
能です。管理者が自動タスクをセットアップすると、スケ
ジュールされた時刻にログインしたユーザーに管理者権限が
ない場合でも、バックアップが行われます。
このデータバックアップ手順は、ChemStation 機器コンフィグ
レーションをバックアップしません。コンフィグレーションに変
更があった場合、新しいシステムイメージを作成してください。
Agilent Technologies
17
データバックアップ手順
3
.bat ファイルからスクリプトを実行するには:
1 OpenLAB フォルダー(…¥Agilent Technologies¥
OpenLABCDSBackup¥BackupScript)に移動します。
2 プログラムがコンピュータに変更を加えようとする前にユー
ザーに通知するよう Windows ユーザーアカウント制御が設
定されている場合、Secure_ChemStation_backup.bat を右ク
リックし、[管理者として実行]を選択します。
ユーザーに通知しないでプログラムがコンピュータに変更を
加えられるように Windows ユーザーアカウント制御が設定
されている場合、Secure_ChemStation_backup.bat をダブル
クリックします。
3 メッセージが表示されたら、データを保存するデータバック
アップ先ディレクトリフォルダーを入力し、Enter を押します
(図 7 )。バックアップ先ディレクトリは、同じマシン、ネッ
トワークロケーション、または外部 USB ドライブ内にありま
す。バ ッ ク ア ッ プ 先 パ ス に は、引 用 符 で 囲 ま れ た 有 効 な
Windows ディレクトリ名を指定する必要があります。
4 メッセージが表示されたら、インストール時に指定した Data
Store コンテンツディレクトリ フォルダーパスを、引用符で囲
んで入力し、Enter を押します(図 7 )。Data Store コンテ
ンツディレクトリパスを確認するには、インストール場所¥
OpenLAB Data Store OpenLabDataStoreUtility.exe にある
Agilent OpenLAB Data Store ユーティリティを使用します。
5 メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ た ら、イ ン ス ト ー ル 時 に 指 定 し た
PostgreSQL データファイルディレクトリ パスを、引用符で囲
んで入力し、Enter を押します(図 7 )
。
図7
18
.bat ファイルからのスクリプトの実行
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
データバックアップ手順
3
Windows 管理者コマンドプロンプト ウィンドウを使用し
てスクリプトを実行するには:
1 [Windows 管理者: コマンドプロンプト]ウィンドウを開きます。
2 図 8 に示されたコマンドの後に、場所を引用符で囲んで入力
します。ここで、
• “D:¥Destination” は、バックアップを保存するデータ
バックアップ先を表します。
• “C:¥DSContent”は、インストール時に指定した Data
Store コンテンツディレクトリを表します。
• “C:¥PostgreSQL Data” は、インストール時に指定した
PostgreSQL データファイルディレクトリを表します。
図8
Windows 管理者
コマンドプロンプト ウィンドウからのスクリプトの
実行
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
19
データバックアップ手順
3
Windows タスクスケジューラ プログラムを使用してスク
リプトを実行するには:
[Windows タスクスケジューラ]プログラムを開始します
(図 9 )。
このプログラムの使用方法の詳細については、Windows ヘルプ
を参照してください。
図9
Windows タスクスケジューラ プログラム
このプログラムを OpenLAB に使用するためのヒント
1 以下を使用して、ニーズに応じてタスクを作成します。
• プログラム/スクリプト:<InstalLocation>¥
OpenLabCDSBackup¥BackupScript¥
Secure_ChemStation_Data_Backup_TaskScheduler.bat を参照し
ます。
20
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
データバックアップ手順
3
• 現在ログインしているユーザーに関係なくデータバックアッ
プを実行するには、
[ユーザーまたはグループの変更]
(図 10 )
を使用して、タスク実行アカウントを System(図 11 )に設定
します。
図 10
ユーザーまたはグループの変更
図 11
ユーザーまたはグループを選択
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
21
データバックアップ手順
3
• 必要に応じて、
[トリガー]> [新規]
(図 12 )からデータバッ
クアッププロセスをスケジュールします。バックアップタスク
とフルウィルススキャンを同時に実行するスケジュールを、設
定しないことを推奨します。
図 12
22
トリガー
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
データバックアップ手順
3
•[アクション]> [新規]から[引数の追加]を選び、データバッ
クアップ先、Data Store コンテンツ、PostgreSQL データファ
イルのディレクトリパスを引用符で囲み、スペースで区切って
連続して入力します(図 13 )。
例:
“E:¥Databackup” “C:¥DContent” “C:¥PostgreSQL Data”
図 13
引数の例
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
23
データバックアップ手順
3
Windows 8.1 では、<InstallLocation>¥OpenLabCDSBackup¥
からコンピュータ(C:¥)にバックアップスクリプトをコ
ピーします。コピーした新しいフォルダーに移動し、
Secure_ChemStation_Data_Backup_TaskScheduler.bat を選
択します(図 14 )
。
図 14
24
Windows 8.1 のディレクトリパス
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
データバックアップ手順
3
2 バックアッププロセスの速度を速めるには、より高い優先度を
タスクに割り当てます。タスク XML ファイルを[タスク スケ
ジューラ]>[タスク スケジューラ ライブラリ]>[タスク名]
> [エクスポート](図 15 )からエクスポートします。XML
タグの <優先度> を 4~6(重要度:通常)の数値に更新し、更
新した XML ファイルをタスクスケジューラにインポートし
て戻します。
図 15
タスクのエクスポート
3 Windows タスクスケジューラがバックアップを開始すると、ロ
グオンしているユーザーに通知されます。ユーザーは、バック
アッププロセス中、OpenLAB またはウィルス対策ソフトを使
用できません。バックアップは、メッセージウィンドウのヘッ
ダーに表示された時刻から 10 分後に開始します。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
25
データバックアップ手順
26
3
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
4
ソフトウェアのリストア手順
この手順を使用して、既存のバックアップシステム イメージから
システムをリストアします。詳細については、Windows インス
トールドキュメントを参照してください。
1 リカバリ USB ドライブを USB 3.0 ポート(青色)に接続し、
Windows リカバリ DVD を DVD ドライブに挿入します。
2 PC を起動または再起動し、再起動プロセス中に PC モニタに
[CD または DVD から起動するには、何かキーを押してくださ
い...]というメッセージが表示されるまで待ちます。メッセー
ジが表示されたら、スペースバーまたは他のキーを押します。
PC が DVD から起動します。
3 適切な情報を入力して[Windows のインストール]プログラム
を開始します。
4 [コンピュータの修復]を選択します。
Agilent Technologies
27
ソフトウェアのリストア手順
4
5 システム回復オプションを指定します。
• Windows 7 を使用している場合、Windows の指示に従って
システム回復オプションを選択します。
図 16
システム回復オプション
• Windows 8.1 を使用している場合、
[トラブルシューティン
グ]> [詳細オプション]> [イメージでシステムを回復]>
[目的のオペレーティング システムを選んでください。]を
クリックします。
6 デフォルトでは、
[システム イメージ バックアップの選択]ス
クリーンで[利用可能なシステム イメージのうち最新のもの
を使用する]が選択されています。
• 自動入力された情報が正しければ、
[次へ]をクリックします。
• 該当するイメージが見つからない場合は、
a [システム イメージを選択する]を選択し、
[次へ]を
クリックします。
b
適切なイメージを選択し、
[次へ]をクリックします。
c
日時を選択し、[次へ]をクリックします。
7 [ディスクをフォーマットしてパーティションに再分割する]
を選択し、[次へ]をクリックします。
8 [完了]をクリックします。
9 再イメージプロセスが完了したら、リストアを終了するために
システムを再起動します。
28
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
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5
データ復旧手順
この手順を使用して、保存したバックアップファイルからシステ
ムにデータをリストアします。
1 10 ページの「Windows サービスの停止」を参照し、次の順序
でサービスを停止してください。
a alfrescoTomcat
b Agilent OpenLAB Shared Services
c PostgreSQL
2 バックアップが保存されているバックアップ先フォルダーに
移動します。
• DSContentDir
• DSIndexDir
• PostgreSQLDataDir
3 バックアップ DSContentDir フォルダーからコンテンツをコ
ピ ー し、現 在 イ ン ス ト ー ル さ れ て い る OpenL AB Secure
ChemStation Workstation の Data Store コ ン テ ン ツ フ ォ ル
ダーに貼り付けます。フォルダーのコンテンツのみを移動しま
す。バックアップからフォルダー全体をコピーし、新規インス
トールに貼り付けて名前を変更すると、新規インストールのそ
の後のパフォーマンスでエラーが発生する可能性があります。
た と え ば、 現在 イ ン ス ト ー ル さ れ て い る OpenLAB Secure
ChemStation Workstation の Data Store コンテンツディレク
トリが C:¥DS Content であれば、バックアップ DSContentDir
フォルダーのコンテンツを C:¥DS Content フォルダーに貼り付
けます。
4 バックアップ DSIndexDir フォルダーからコンテンツをコピー
し、現在インストールされている OpenLAB Secure ChemStation
Workstation の Data Store インデックスフォルダーに貼り付
けます。
5 バックアップ PostgreSQLDataDir フォルダーからコンテンツ
をコピーし、現在インストールされている OpenLAB Secure
Agilent Technologies
29
データ復旧手順
5
ChemStation Workstation の Data Store PostgreSQL デ ー タ
フォルダーに貼り付けます。
6 15 ページの「Windows サービスの開始」を参照し、次の順序
でサービスを開始してください。
a PostgreSQL
b Agilent OpenLAB Shared Services
c alfrescoTomcat
7 サービスが正常に再起動したら、コンピュータを再起動します。
30
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
6
CDS Secure ChemStation Workstation
のアクティベーション
OpenLAB Data Store データベースは、インストール中に内部認
証(デフォルトユーザー Admin、パスワード openlab)を使っ
て自動的にアクティブ化され、構成されます。最初のログインで、
続行する前にこのパスワードを変更するよう求めるメッセージ
が表示されます。
必要な場合は、ここで認証モードを変更できます。詳細について
は、コントロールパネルのオンラインヘルプを参照してください。
Agilent Technologies
31
CDS Secure ChemStation Workstation のアクティベーション
32
6
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
7
メンテナンス手順
リソース使用率のモニタ
34
Data Store の保存場所の変更
35
データベース統計の更新
37
その他のベストプラクティス
38
Agilent Technologies
33
メンテナンス手順
7
リソース使用率のモニタ
データファイル、インデックス、データベースはハードディスク
に保存されます。
システム管理者は、データが保存されているすべてのディスクの
ディスク領域の使用率を定期的にモニタする必要があります。
ディスクの使用率が 80% に近づいたら、ディスク領域の拡張を検
討してください。
CPU、メモリ、ネットワーク使用率をモニタして、サーバーにパ
フォーマンスのボトルネックがないか確認する必要があります。
リソース使用量のモニタの推奨ベストプラクティス
1 ディスクの使用率を毎週1回以上モニタします。
2 オプションとして、ディスクの使用率がスレッショルドを超え
ると電子メール通知を送信する、自動ディスク領域モニタツー
ルを実行する。このようなツールの例として、Monit、Munin、
Cacti、Nagios があります。
3 メモリ、CPU などのリソース使用量と、ネットワークスルー
プットをモニタする。これには Windows パフォーマンスモニ
タが利用できます。
34
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
メンテナンス手順
7
Data Store の保存場所の変更
Data Store にアップロードされたすべてのファイルは、ハード
ディスクに保存されます。Data Store を長期間使用しているうち
に、ディスク使用率が高くなります。使用率が高くなった場合は、
システムの動作に支障がないようディスク領域を拡張する必要
があります。
Data Store のファイルとインデックスのディスク保存場所を変
更する場合、最初にコンテンツフォルダーの場所とインデックス
フォルダーの場所を特定する必要があります。これらのパスは、
インストールプロセス中に決定されます。図 17 に示す Agilent
OpenLAB Data Store ユーティリティを使用すると、現在使用さ
れているパスを特定できます。
図 17
Agilent OpenLAB Data Store ユーティリティ
次の手順を使用して、コンテンツフォルダーを別の場所に移動し
ます。
1 alfrescoTomcat サービスを停止します。
2 コンテンツフォルダー全体を新しい場所に移動します。
3 C:¥Program Files (x86)¥Agilent Technologies¥OpenLAB Data
Store¥tomcat¥shared¥classes¥alfresco-global.properties
のdir.root 値を更新します。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
35
メンテナンス手順
7
4 ファイル C:¥Program Files (x86)¥Agilent Technologies¥
OpenLAB Data Store¥tomcat¥conf¥server.xml でポート 443
と 8444 のコネクタ要素の keystorefile 属性と truststorefile
属性を更新します。
5 alfrescoTomcat サービスを開始します。
次の手順を使用して、インデックスフォルダーを別の場所に移動
します。
1 alfrescoTomcat サービスを停止します。
2 Data Store インデックスフォルダー solr を新しい場所に移動
します。
3 そのフォルダー内の次の 2 つのファイルで data.dir.root 値を
更新します。
a solr¥archive-SpacesStore¥conf¥solrcore.properties
b solr¥workspace-SpacesStore¥conf¥solrcore.properties
4 ファイル C:¥Program Files (x86)¥Agilent Technologies¥
OpenLAB Data Store¥tomcat¥conf¥Catalina¥localhost¥
solr.xml で古いディレクトリパスを新しいパスに置き換え
ます。
5 alfrescoTomcat サービスを開始します。
36
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
メンテナンス手順
7
データベース統計の更新
デ ー タ ベ ー ス の 最 適 な パ フ ォ ー マ ン ス を 維 持 す る に は、
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation データベース
統計を定期的に更新してください。データベースエンジンがクエ
リーを実施する最善の方法を決定する際に、この統計が使用され
ます。
2 つのデータベース OpenLABDS と OLSharedServices の統計を
更新する必要があります。インストール時にカスタムデータベー
ス名を選択した場合、インストールメモから正しい名前を使用し
てください。
次の手順を定期的に実行する必要があります。頻度は、システム
の使用状況により異なります。ガイドラインとして、少なくとも
完全バックアップを実施するたびにこの手順を実行してください。
メンテナンスウィザードを使用した統計の更新
1 PostgreSQL pgAdmin を起動して、データベース管理者とし
て接続し、統計を更新するデータベースを選択します。データ
ベース管理者のデフォルトのユーザー名は postgres、デフォル
トのパスワードは(文字が入力されていない)空の文字列です。
2 データベースを右クリックし、[メンテナンス ...]コンテキス
トメニュー オプションを選択します。以下のウィンドウが表
示されます。
図 18
データベース OpenLabDS のメンテナンス
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
37
メンテナンス手順
7
3 [ANALYZE]を選択し、
[OK]をクリックしてデータベースを解
析します。
PostgreSQL データベースの追加メンテナンス
PostgreSQL では、データベースシステムの円滑な運用を維持す
るために、追加のメンテナンスコマンドをサポートしています。
このようなコマンドとして VACUUM と REINDEX があります。こ
れらのコマンドの詳細については、PostgreSQL のドキュメント
を参照してください。
http://www.postgresql.org/docs/9.0/static/maintenance.html
その他のベストプラクティス
1 サードパーティのアップデートとパッチを適用します。
Agilent カスタマケアポータルでは、OpenLAB ソフトウェア
スイートに使用できる、検証済みのサードパーティアップデー
トおよびパッチの情報が、定期的に公開されています。これに
は、OS セキュリティパッチおよびアップデート、データベー
スのアップデート、アプリケーションのアップデートが含まれ
ます。
カスタマケアポータルの URL は次のとおりです。
http://www.ccportal.chem.agilent.com/PortalHome
2 Agilent ソフトウェアアップデートを適用します。
アップデートの通知を受け取ったら必ず内容を確認し、アップ
デートが適用可能かどうか、およびその緊急度を判断してくだ
さい。
38
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
www.agilent.com
 Agilent Technologies, Inc. 2014
Printed in USA
2014年9月
M8313-96021
M8313-96021
Agilent Technologies