3 34410A/11A プログラミング -こん んなとき、どんなコマンドを使う?- 34410A/34411Aマルチメータは、LAN, USB, GPIBインターフェースを標 準装備し、付属 属のAgilent IOライブラリ・スイートを使用すれば、PCに接 続し さまざま 続し、さまざま まな開発環境より制御することが可能です。 まな開発環境より制御することが可能です 本アプリケー ーションノートでは、34410A/34411Aのリモート制御におい て、シンプルな な測定から、演算機能の利用、高速連続測定まで、目的 にあった制御コ コマンド(SCPIコマンド)の使用例を紹介します。また 34410A/34411A Aマルチメータを最大限利用するためのプログラミング のヒントとなる情報を提供します。 コマンド ド使用例 例1. 測定データを取得するための最も簡単なコマ マンドは? 2 例2. 複数ポイントの測定を実施し、データをまとめ めてPC に転送するには? 4 例3. 複数 複数ポイントの測定を実施し、その平均値を取 取得するには? 例 測定を実施 、そ 均値を取 取得す 5 例4. 複数ポイントの測定を実施し、測定値に対して てリミットテストを実施するには? 6 例5. 外部信号入力をトリガに、指定したサンプリン ング間隔で測定を実施するには? 7 例6. .定期的にPC にデータを転送しながら高速連続データロギングを実施するには? 8 例7. 34411A にて最速50kSa/sec を実現するには? ? 12 最適なインターフェースの選択 高速データロギングを実施する場合、PCとの接続に使用するインターフェースの選択は、重要な要素の1つです。 『表1. 34410/11Aの測定速度とスループット』 を参照すると、 、単一読み取りでは、他のインターフェースと比較して、 GPIBが最も速く GPIBが最も速く、一方、一度に大きいサイズのデータを読み 方 度に大きいサイズのデ タを読み み取る場合は USB2 0またはLAN(S k t)による読み取り み取る場合は、USB2.0またはLAN(Socket)による読み取り がGPIBと比較して速いことがわかります。34410/11AとPCの の接続に使用するインターフェース(LAN, USB, GPIB)は、や り取りするデータサイズや要求するサンプリング速度を十分 分考慮して選定する必要があります。 表1. 34410/11Aの測定速度とスループット ト 34410/11A 測定速度とスループット 測定速度と プ ト GPIB USB2.0 LAN ((VXI-11)) LAN (Socket)) (S 単一読み取り *1 2.6ms/読み取り 2.9m ms/読み取り 4.6ms/読み取り 3.2ms/読み取り ASCII データの読み取り *2 4,000 読み取り/s 8,5000 読み取り /s 7,000 読み取り/s 8,500 読み取り/s 32ビットバイナリ データの読み取り *2 89,000 読み取り/s 265,000 読み取り/s 読 110,000 読み取り/s 270,000 読み取り/s 64ビットバイナリ データの読み取り *2 47,000 読み取り/s 154,000 読み取り/s 読 60,000 読み取り/s 160,000 読み取り/s *1. DCVまたは抵抗測定。 NPLC=0.006(0.001[34411Aの場合])設定 定時の測定および読み取り時間 *2. 不揮発性メモリからの最大読み取り速度 制御コマンドの種類 34410A/34411Aのリモート制御には、IEEE488.2共通コマン ンドおよびSCPI(Standard Commands for Programmable Instruments)コマンドを使用します。 IEEE488.2共通コマンドは、IEEE488.2に準拠する計測器にて て使用でき、*IDN?(モデル名その他の情報の取得), *RST(リセット), *CLS(クリア)を代表とする測定器の種類に依 依存しない一般的な処理をする共通コマンドです。 一方、SCPIコマンドは、計測器にではなく、計測器の機能 方、 、計測器 な 、計測器 機能に対して用意され、同機能を持つ別のモデルへの置き換 対 用意さ 、同機能を持 別 デ 置 換 えを可能にするよう設計されているコマンドセットです。 344410A/34411Aをリモート制御し、計測を実施する際は、 SCPIコマンドを主に使用します。 制御コマンドの送信順序 34410A/34411Aに限らず計測器を制御する場合、コマンド ドを送信する前の機器の状態によって、リモート制御時の 動作が変わってしまうことがないよう 制御プログラムの先頭行では、 動作が変わってしまうことがないよう、制御プログラムの先 頭行では *RST;*CLS RST; CLS コマンドを送信し、 コマンドを送信し 機器を常に既知 のデフォルト状態にしておくことが望ましいです。 例1. 測定データを取得するための最も簡単 単なコマンドは? *RST;*CLS ‘ リセッ ット、クリア MEAS VOLT DC? AUTO MEAS:VOLT:DC? AUTO, DEF ‘ DCV 測定, 測 オートレンジ, 測定 オ トレンジ デフォルト分解能(51/2 桁)に設定 ' 測定 定およびデータ問い合わせ >データ受信(ASCII) とにかく簡単に測定値を取得したいという場合は、MEAS??コマンドを使用します。 MEAS?コマンドは、 1つのコマンド にて測定ファンクション、測定レンジ、測定分解能の設定お および測定、測定値の読み取りまで、実施してくれる多機能 な マンドです なコマンドです。 MEAS:ファンクション? レンジ, 分解能 2 例えば、他の測定ファンクションであれば、 例) MEAS:CURR:DC? 1, 1E-5 ' DC 電流 流測定、1Aレンジ、51/2 桁 ‘測定およ 測定およ よびデ タ問い合わせ よびデータ問い合わせ MEAS:RES? 100 ‘ 抵抗測定、100Ωレンジ、デフォルト分解能(51/2 桁) ‘ 測定お およびデータ問い合わせ MEAS:VOLT:AC? ‘ AC 電圧 圧測定、オートレンジ、デフォルト分解能(51/2 桁) ‘ 測定およ よびデータ問い合わせ と記述 ます と記述します。このとき、レンジ、分解能のパラメータは省略 とき ジ 分解能 パ タは省略 略する とも 能 すが 省略された場合は 各 略することも可能ですが、省略された場合は、各コマンドの ド デフォルト設定が採用されます。 複数の処理を1つのコマンドで実施することができる多機能なMEAS?コマンドですが、それぞれの設定処理をCONF, SENSコマンドなどに置き換えることが可能です。 MEAS?コマンド = CONF コマンド(またはSEENS コマンド) + READ?コマンド = CONF コマンド(またはSEENS コマンド) + INIT コマンド + FETC? コマンド 例えば、例1のプログラムは例1-1(または例1-2)のような、置き換えが可能です。 例1-1 *RST;*CLS ' リセット ト、クリア CONF:VOLT:DC 1, 1E-5 ' DCV測 測定, 1Vレンジ, 5桁半表示 READ? ‘ 測定開 開始およびデータ問い合わせ >データ受信(ASCII) 例1 2 例1-2 *RST;*CLS ' リセッ ット、クリア SENS:FUNC 'VOLT:DC' ' DCV測 測定 SENS:VOLT:DC:RANG 1 ' 1Vレン ンジ SENS:VOLT:DC:RES 1E-5 ' 5桁半 半表示 INIT '測定開 開始 FETC? 'データ タ問い合わせ >データ受信(ASCII) また、 各コマンドは、MEAS? → CONF → SENSの順序 序で送信します。順序を逆にしてしまうと、SENSコマンにて 行った設定を、MEASコマンドのデフォルト設定に誤って書き き換えてしまう可能性がります。 悪い例) SENS:VOLT:DC:NPLC 100 ‘ DCV測定 定、 積分時間100(6桁半表示) MEAS:VOLT:DC? ‘ DCV測定 定, オートレンジ、5桁半表示(積分時間デフォルト設定1) ‘ 測定お およびデータ問い合わせ 上記の例では SENS VOLT DC NPLC 100 上記の例では、SENS:VOLT:DC:NPLC 100コマンドにて、積分 マンドにて 積分 分時間を100PLCに設定した後に MEAS VOLT DC? コマンド 分時間を100PLCに設定した後に、MEAS:VOLT:DC? マンド を送信していますので、 MEAS:VOLT:DC? コマンドのデフォ ォルト積分時間1PLCに設定が上書きされてしまい、意図し た内容とは異なる設定にて測定を実施してしまいます。 3 複数データの読み取り 34410/11Aにて、複数データを取得する場合、例えば、例1-3のように、READ?コマンド送信およびデータ受信部分を 繰り返し実行するという手段をとることができます。 例1-3 *RST;*CLS ' リセッ ット、クリア CONF:VOLT:DC 1, 1E-5 ' DCV測 測定, 1Vレンジ, 5桁半表示 SENS:VOLT:DC:NPLC 0.001 ' 積分時 時間を0.001に設定 *** 繰り返し *** READ? ‘ 測定開 開始およびデータ問い合わせ >データ受信(ASCII) *** 繰り返し *** ただし、『表1. 34410/11Aの測定速度とスループット』 を参照 照すると、単一読み取り最速のGPIBインターフェースで あっても、NPLC=0.001PLC(34411Aの場合)設定時の測定お およびデータ読み取りには、2.6msの時間を要してしまうこと が確認できます。 例えば、単一測定ごとのデータ読み取りを8500回繰り返す すと、8500ポイントのデータを取得するのに、22.1s(= 2.6ms×8500読み取り)の時間を要することになります。 しかしながら、 34410/11Aは、メモリを保持しますので、内蔵メモリに複数の測定データを保存しておき、後にまとめ て読み出すことが可能です。 表2. 34410/11Aメモリサイズ モデル名 揮発性メモリ 不揮発性メモリ 34410A 50,000 読み取り 50,000 読み取り 34411A 100,000 読み取 取り 50,000 読み取り 例2: 複数ポイントの測定を実施し、データ タをまとめてPC に転送するには? *RST;*CLS ' リセッ ット、クリア CONF:VOLT:DC 1, 1E-5 ' DCV測 測定, 1Vレンジ, 5桁半表示 SENS:VOLT:DC:NPLC 0.001 ' 積分時 時間を0.001に設定 TRIG:COUN 8500 ' トリガ ガカウント8500回 INIT ' 測定開 開始 *OPC? ' 動作完 完了確認(ここでは測定の完了を確認) >1 ' 測定が が完了すると1 が返る FETC? ' データ タ問い合わせ > データ受信(ASCII) ' データ タは100 ポイント分がカンマ区切りで返る 例2の場合、0.001PLCおきに8500ポイントの測定を実施し、USBまたはLAN(Socket)インターフェースにてPCとの接続を 行っていれば、1.17s(=20us×8500読み取り+1s)にて、85000ポイントのデータを取得できます。 34410/11Aの内蔵メモ リを有効利用し、複数読み取りを実施することで、計測全体 体の時間を大きく短縮することが可能です。 4 演算機能の利用 演算機能の利用には、CALC:FUNC AVERコマンドを使用します。 CALC:STAT ON コマンドにて演算機能(平均値)を アクティブにすると、平均値だけでなく、下記のコマンドにて て、最大値、最小値、ピークツーピーク値、標準偏差の読み 取りも可能です。 取りも可能です 例) CALC:AVER:MAX? ' 最大値の問い合わせ CALC:AVER:MIN? ' 最小値の問い合わせ CALC:AVER:PTP? 'Peak to Peak P 値の問い合わせ CALC:AVER:SDEV? ' 標準偏差値の問い合わせ また、FETC?コマンドを併せて使用すれば、演算に使用した個々のデータも別途読み込みが可能です。 例3: 複数ポイントの測定を実施し、その平 平均値を取得するには? *RST;*CLS ' リセッ ット、クリア CONF:VOLT:DC 1, 1E-5 ' DCV測 測定, 1Vレンジ, 5桁半表示 SENS:VOLT:DC:NPLC 10 ' 積分時間を10に設定 TRIG:COUN 100 ' トリガ ガカウント100回 CALC:FUNC AVER;STAT ON ' 演算 算機能(平均値)をONに設定 INIT ' 測定開始 *OPC? ' 動作完了確認(ここでは測定の完了を確認) >1 ' 測定が完了すると1 が返る CALC:AVER:AVER? ' 平均値 値の問い合わせ >データ受信(ASCII) ' 平均値 値を取得 ただし、測定速度を優先したい場合は、演算機能をONにすることにより測定時間が遅くなりますので、 34410/11A 本体の演算機能は使用せず、サンプリングしたデータより、 、PC上のソフトウェアにて演算処理を実施することを勧め ます。 す。 リミットテスト機能の利用 リミットテストを実施するには、 CALC:FUNC LIM;コマンドを を使用します。CALC:LIM:LOW 、または、CALC:LIM:UPP コマ ンドにて、リミットの下限/上限値を設定し、CALC:STAT ON コマンドにてリミットテスト機能をアクティブにします。 コ ビープ音がON設定になっていれば、測定値がリミット値を を越えるたびにビープ音が鳴ります。(デフォルトON) ビープ音の設定は ビ プ音の設定は、下記のコマンドにてON/OFF切り替え可 下記のコマンドにてON/OFF切り替え可 可能です。 例) SYST:BEEP:STAT ON SYST:BEEP:STAT OFF ‘ビープ音ON ‘ビープ音OFF また、リミットテストの結果は、 34410A/34411Aのステータスシステムの中のクエスチョナブル・データ・レジスタの Bit11 Bit12のステータスにて確認することができます クエス Bit11,Bit12のステータスにて確認することができます。クエス スチョナブル・データ・レジスタは 各Bitが『図1 クエスチョ スチョナブル・データ・レジスタは、各Bitが『図1. ナブル・データ・レジスタ』に示す機器の状態に割り当てられ れており、STAT:QUES? コマンドにて、そのサマリを確認す ることができます。 5 例4: 複数ポイントの測定を実施し、測定値 値に対してリミットテストを実施するには? *RST;*CLS RST; CLS ' リセッ ット、クリア CONF:VOLT:DC 10, 1E-5 ' DCV測 測定, 10Vレンジ, 5桁半表示 SENS:VOLT:DC:NPLC 10 ' 積分時間を10に設定 CALC:FUNC LIM;STAT ON ' リミッ ットテスト機能をONに設定 CALC:LIM:LOW 0.5 ' リミッ ットテスト下限値を0.5Vに設定 CALC:LIM:UPP 1.5 ' リミッ ットテスト上限値を1.5Vに設定 READ? ‘ 測定& &デ タ問い合わせ &データ問い合わせ >データ受信(ASCII) STAT:QUES? ‘クエス スチョナブル・データ・レジスタを確認 >ステータスサマリを受信(ASCII) ‘Bit11(2046)、 Bit12(4096)のステータスによって判定 図1 クエスチョナブル 図1. クエスチョナブル・データ・レジスタ デ タ レジスタ Questionable Data Register C EV EN Volt Ovld 0 Curr Ovld 1 Sample Timing Violation 2 3 Tempp Ovfl 4 Freq Ovfl/Unfl 5 6 7 Cal Corrupt 8 Res Ovld 9 Cap Ovfl/Unfl 10 Lower Limit Failed 11 Upper Limit Failed 12 13 Mem Ovfl 14 15 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 1 2 4 8 16 32 64 128 256 512 1024 2048 4096 8192 16384 N t Used Not U d + OR STATus:QUES:COND? STATus:QUES:ENABle STATus:QUES:EVENt? STATus:QUES:ENABle? 例えば、 34410A/34411Aが、「Voltage Overload 」および「Uppper Limit Failed」の状態であるとき、 例) STAT:QUES? ‘クエスチョナブル・データ・レジスタのステータスを確 確認 >4097 ‘ステータスサマリを受信 34410A/34411A のクエスチョナブル・データ・レジスタは、B Bit0(1)とBit12(4096)がONとなり、その合計値4097を戻り値 として返します。上記のように、クエスチョナブル・データ・レ レジスタのステータスサマリを確認し、 Bit11(2046)がONの 場合は、 「Lower Limit Failed」 、Bit12(4096) ( ) がONの「Uppe pp r Limit Failed」と判断するjことができます。 j Bit11(2046)お ( よびBit12(4096) がともにOFFであれば、リミットテストにPasssしていると判断することができます。 6 トリガとサンプリング 34410/11A は、測定開始のイベントとして、内部トリガ、バス ストリガ、外部トリガを利用することができます。利用するト リガの選択には、TRIG:SOURコマンドを使用し、下記のように に記述します。 例) TRIG:SOUR IMM ‘内部トリガ TRIG:SOUR EXT ‘外部トリガ TRIG:SOUR BUS ‘バストリガ バストリガを選択した場合は、ソフトウェアから*TRGコマンド ドを発行したタイミングで測定を開始いたします。 例 は 背 例5では、背面Ext Trig端子からの信号入力をトリガに一定の 端 から 信号 力を ガ 定の時間間隔でサンプリングを実施する場合のコマンド使用 時間間隔 プ グを実施する場合 ド使 例を紹介しています。 図2. トリガとサンプリング トリガ#1 トリガ 遅延 ト トリガ#2 トリガ# サンプリング間隔 … 測定#1 測定#2 測定#3 トリガ 遅延 サンプリング間隔 測定#1 測定#2 測定#3 例5: 外部信号入力をトリガに、指定したサ サンプリング間隔で測定を実施するには? *RST;*CLS ' リセッ ット、クリア CONF:VOLT:DC 1 ' DCV測 測定, 1Vレンジ SENS:VOLT:DC:APER 1E-3 ' アパー ーチャー時間を1msに設定 SENS:VOLT:ZERO:AUTO OFF ' オートゼロOFF TRIG:SOUR EXT ' 外部トリガ TRIG:COUN 1 ' トリガ ガカウント1回 SAMP:COUN 1000 ' サンプ プリングカウント1000回 TRIG:DEL 0 ‘トリガ トリガ ガ遅延を0sに設定 SAMP:SOUR TIM ' サン ンプリングソースをタイマーに設定 SAMP:TIM 1E-2 ' サンプ プリング時間を10msに設定 *OPC? '動作完 完了確認(ここでは機器設定の完了を確認) >1 ' 設定が完了すると1が返る INIT ' 測定開始 *外部信号入力 *OPC? ' 動作完了確認(ここではサンプリング完了を確認) >1 ' サンプ プリング完了すると1 が返る FETC? ' データ タ転送 >データ受信(ASCII) ' データ タは1000 ポイント分がカンマ区切りで返る 7 トリガ発生から測定の開始までに遅延を挿入したい場合は は、TRIG:DELコマンドを使用します。 例) TRIG:DEL 1E-3 ‘トリガ遅延を1msに設定 また、 34410A/34411Aでは、トリガの回数、および一回のトリ リガにて実施するサンプリングの回数を下記のコマンドに て指定します。 例) TRIG:COUN 2 SAMP:COUN 10 ‘トリガ回数 2 ‘1回のトリガで実施するサ サンプリング回数 例えば、上記のコマンド設定の場合、1回目のトリガが発生 生すると、10ポイント測定して、2回目のトリガの発生を待ち ます。 2回目のトリガが発生したら、再度10ポイント測定す するという動作をします。 一定時間間隔でサンプリングを実 施する場合、SAMP:TIMコマンドを利用して、『図2.トリガとサ サンプリング』中のサンプリング間隔を指定することができ ます。 例) SAMP:SOUR TIM SAMP:TIM 1E-2 ' サンプリングソースをタ タイマーに設定 ' サンプリング時間を10m msに設定 このとき指定するサンプリング時間は、 34410A/34411Aの測定時間より長く設定する必要があります。 測定時間 (図2:測定#)の大部分は、積分時間(アパーチャ時間)が占 占めますので、積分時間(アパーチャ時間)の設定を参考 にして、サンプリング時間を決定する必要があります。 例6: 定期的にPCにデータを転送しながら ら高速連続データロギングを実施するには? *RST;*CLS ' リセッ ット、クリア DISP OFF ' ディス スプレイ表示OFF CONF:VOLT:DC 1 ' DCV測 測定 1Vレンジ 測定, SENS:VOLT:DC:APER 20E-6 ' アパー ーチャー時間を20usに設定 SENS:VOLT:ZERO:AUTO OFF ' オート トゼロOFF TRIG:SOUR IMM ' 内部ト トリガ TRIG:COUN INF ' トリガ ガカウント無限大 TRIG:DEL 0 ' トリガ ガ遅延 0 FORM REAL REAL, 32 'デ データ タフォ タフォーマットをバイナリ(4バイト実数)に設定 タ マットをバイナリ(4バイト実数)に設定 *OPC? '動作完 完了確認(ここでは機器設定の完了を確認) >1 ' 設定が が完了すると1が返る INIT ' 測定開 開始 **** 定期的に繰り返し**** DATA POIN? DATA:POIN? ' 現在ま までに読み取 たデ タ数の確認 までに読み取ったデータ数の確認 > 1000 ' 現在、 、1000 データを取得(例) R? 1000 ' 読み取 取った1000 データ分を問い合わせ >データ受信(BINARY) ' データ タはIEEE488.2 BINBLOCK フォーマット ****定期的に繰り返し**** ABOR 'ロギン ングを中止 8 34410A/34411Aでは、例6のプログラムのように、データ問 問い合わせコマンドとして、R?コマンド(または、DATA:REM? コマンド)を使用することで、定期的にPCへデータを転送しな ながら連続データロギングを実現します。 これにより、 34410A/34411Aメモリサイズ以上となる長時間のデータロギ ギングをPCのメモリが許す限り継続して実施することが可 能となります。 能となります 高速化のための設定 測定速度に影響を与える設定として、下記のような設定があります。 積分時間 34410A/34411Aの測定速度の大部分は、内部A/D変換器の 測定速度 大部分は 内部 変換器の積分時間が占めます。積分時間の指定は、測定ファン 積分時間が占めます 積分時間 指定は 測定 クションにより以下のコマンドにて設定します。 例) SENS:VOLT:DC:NPLC 100 SENS:VOLT:DC:APER 1 ‘ 積分時間100PLCに設定 ‘ アパー ーチャ時間1秒に設定 アパーチャ時間の設定は、設定可能範囲内であれば、20us分解能で設定が可能です。 また、例6は定期的にPCにデータを転送しながら指定した たサンプリング間隔で連続測定を実施する例になりますが、 PCへのデータ転送のタイミングは、 34410/11Aメモリサイズ ズの制限と指定したサンプリング間隔を考慮し、メモリが溢 れないタイミングでデータ転送を行う必要があります。 レンジの設定 オートレンジを選択していると、測定時に最適レンジを検索 索する動作をするためレンジ検索時間が追加されます。 例) MEAS:VOLT:DC? CONF:VOLT:DC AUTO SENS:VOLT:DC:RANG AUTO などのコマンドを使用している場合、オートレンジに指定され れています。 例えば、MEAS:VOLT:DC?のように、レンジ設 定パラメータを省略してしまった場合は、デフォルト設定であ あるオートレンジが採用されます。 例)CONF:VOLT:DC 1 ‘DCV測定、 1Vレンジ指定 定 のように レンジを指定することでレンジ検索時間を省くこと のように、レンジを指定することでレンジ検索時間を省くこと とができます。 9 表3. 34410/11A 積分時間と読み取り速度 積分時間(PLC) *読み取り/秒 分解 解能 (レンジのppm ) ADコンバータの分解能(ビット) 0.001 50,000 30 15 0.002 25,000 15 16 0.006 10,000 6 17 0.02 3,000 3 18 0.06 1,000 1.5 19 0.2 300 0.7 20 1 60(50) 0.3 21 2 30(25) 0.2 22 10 6(5) 0.1 23 100 0 6(0 5) 0.6(0.5) 0 03 0.03 ~25 25 *60 Hzおよび(50 Hz)動作で、オートゼロをオフにした場合の最高速度 度です。0.001PLCおよび0.002PLCは34411Aのみです。 オートゼロ機能 オートゼロ機能は、DCV測定、DCI測定、2線式抵抗測定、温度測定のときに、入力信号の接続を内部的に切断して ゼロ読み込みを行い、入力信号測定結果よりゼロ読み込み み値を引いた値を測定結果として返す機能です。オートゼ ロ機能をONに設定していると、測定の都度、ゼロ読み取りを を行うため2回分の測定時間がかかります。 例)SENS:VOLT:ZERO:AUTO ON ‘DCV測定のオー ートゼロ機能ON オートゼロ機能をOFFにする、または、最初の1度だけゼロ測定を実施する設定にすることで、測定の都度ゼロ読み 取りを実施せず、測定時間の短縮が可能です。 例)SENS:VOLT:ZERO:AUTO OFF SENS:VOLT:ZERO:AUTO ONCE ‘DCV測定のオ オートゼロ機能OFF ‘DCV測定のオ オートゼロ機能 ONCE ただし、確度を優先する場合は、 SENS:ZERO:AUTO ON 設定 定を使用することが望ましいです。 オフセット補正機能 100Ω, 1kΩ, 10kΩレンジにおける抵抗測定モードおよびRTD D温度測定のときに、測定の都度、テスト電流あり/なしの2 パターンにて電圧測定を実施し、寄生する電圧オフセット分 分を補正して測定値を返す機能です。オフセット補正機能 をONにしていると、測定の都度、オフセット電圧測定を実施 施するため、測定時間が2 倍かかります。 例) SENS:RES:OCOMP ON SENS:FRES:OCOMP ON ‘2線式抵 抵抗測定のオフセット補正機能ON ‘4線式抵 4線式抵 抵抗測定のオフセット補正機能ON オフセット補正機能をOFFにすると、測定の都度オフセット電 電圧測定を実施いたしませんので、測定時間の短縮が可 能です。 例) SENS:RES:OCOMP OFF SENS FRES OCOMP OFF SENS:FRES:OCOMP ‘2線式抵 抵抗測定のオフセット補正機能OFF ‘4線式抵 抵抗測定のオフセ ト補正機能OFF 抵抗測定のオフセット補正機能OFF ただし、確度を優先する場合は、オフセット補正機能をONに にすることが望ましいです。 10 トリガ遅延 *RSTコマンド送信後、または、自動とリガ遅延ONの設定に になっているとき、 34410/11Aのトリガ遅延の設定は、デ フォルト状態に設定されます。 例)TRIG:DEL:AUTO ON ‘自動トリガ遅延 ON 『表4. 34410/11A デフォルト状態のトリガ遅延設定』のように に、ファンクション設定に応じて、トリガ入力後に自動的に 遅延が挿入されます。 高速化を優先する場合は、TRIG:DEEL 0コマンドを送信することでトリガ遅延をゼロに設定する ことができます。 表4. 34410/11A デフォルト状態のトリガ遅延 延設定 ファンクション レンジ トリガ遅延(積分時間) 直流電圧 全レンジ 160 us(>=1PLC), 130 us(0.06PLC, 0.2PLC),100 us(=<0.02PLC) 直流電流 全レンジ 1.55 ms(>=1PLC), 1 ms(0.06PLC, 0.2PLC), 1 ms(=<0.02PLC) キャパシタンス 全レンジ 0s Slow(3Hz)* 2.5 s M di (20H ) Medium(20Hz) 0 625 s 0.625 High(200Hz) 0.025 s 交流電圧 ファンク ション レンジ 2線式抵抗測定 トリガ遅延(積分時間) 4線式抵抗測定 トリガ遅延(積分時間) 100 Ω 80 µs(>=1PLC), 100 µs(0.06PLC C, 0.2PLC) 130 µs (=<0.02PLC) 1.0 ms(>=1PLC), 1.0 ms (0.06PLC, 0.2PLC) 1.5 ms (=<0.02PLC) 1 kΩ 110 µs(>=1PLC), 130 µs(0.06PLC C, 0.2PLC) 160 µs (=<0.02PLC) 1.0 ms(>=1PLC), 1.0 ms (0.06PLC, 0.2PLC) 1.5 ms (=<0.02PLC) 10 kΩ 130 µs(>=1PLC), 160 µs (0.06PLLC, 0.2PLC) 190 µs (=<0.02PLC) 1.0 ms(>=1PLC), 1.0 ms (0.06PLC, 0.2PLC) 1.5 ms (=<0.02PLC) 100 kΩ 540 µs(>=1PLC), 670 µs (0.06PLLC, 0.2PLC) 800 µs (=<0.02PLC) 1.0 ms(>=1PLC), 1.0 ms (0.06PLC, 0.2PLC) 1.5 ms (=<0.02PLC) 1 MΩ 5.0 ms(>=1PLC), 6.0 ms (0.06PLC, 0.2PLC) 7.5 ms (=<0.02PLC) 10 ms(>=1PLC), 10 ms (0.06PLC, 0.2PLC) 15 ms (=<0.02PLC) 10 MΩ 60 ms(>=1PLC), 70 ms (0.06PLC C, 0.2PLC) 84 ms (=<0.02PLC) 100 ms(>=1PLC), 100 ms (0.06PLC,0.2PLC) 100 ms (=<0.02PLC) 100 MΩ 60 ms(>=1PLC), 70 ms (0.06PLC C, 0.2PLC) 84 ms (=<0.02PLC) 100 ms(>=1PLC), 100 ms (0.06PLC, 0.2PLC) 100 ms (=<0.02PLC) 1 GΩ 60 ms(>=1PLC), 70 ms (0.06PLC C, 0.2PLC) 84 ms (=<0.02PLC) 100 ms(>=1PLC), 100 ms (0.06PLC, 0.2PLC) 100 ms (=<0.02PLC) 抵抗 11 例7: 34411A にて最速50kSa/sec を実現す するには? *RST;*CLS ' リセッ ット、クリア DISP OFF ' ディス スプレイ表示OFF CONF:VOLT:DC 1 ' DCV測 測定, 1Vレンジ SENS:VOLT:DC:NPLC 0.001 ' 積分時 時間を0.001(最速)に設定 SENS:VOLT:ZERO:AUTO OFF ' オート トゼロOFF TRIG:SOUR IMM ' 内部ト トリガ TRIG:COUN 1 ' トリガ ガカウント1回 TRIG:DEL 0 ' トリガ ガ遅延 0 SAMP:COUN 50000 ' サンプ プリングカウント50000回 FORM REAL, 32 'データ タフォーマットをバイナリ(4バイト実数)に設定 *OPC? '動作完 完了確認(ここでは機器設定の完了を確認) >1 ' 設定が が完了すると1が返る INIT ' 測定開 開始 *OPC? ' 動作完 完了確認(ここでは測定の完了を確認) >1 ' 測定が が完了すると1 が返る DATA:REM? 50000 ' データ タ問い合わせ >デ タ受信(BINARY) >データ受信(BINARY) ' データ デ タはIEEE488.2 タはIEEE488 タ 2 BINBLOCK フォーマットで返る。 フォ マ トで返る 50kSa/secのデータロギングは、積分時間(アパーチャ時間 間)を0.001PLC(20usec)に設定可能な34411Aのみで可能と なります。34410Aの場合、 ただし、外部トリガを使用した場合、積分時間(アパーチャ時 時間)が0.001PLC(20usec)であっても、最大5kSa/secに制限 されますので注意が必要です。 34410/34411Aのデータ転送コマンドは複数存在します。例 例6のように、34410/34411Aの連続測定と同時にデータ転送 を実施したい場合は、 R?コマンド(またDATA:REM?コマンド))を利用します。 また、例7では、DATA:REM?コマンドを使 用した例を紹介していますが、R?コマンドに置き換えることも も可能です。 DATA:REM?コマンドとR?コマンドの違いは、 例えば、測定回数を50000回に指定して測定を実施中に、こ これらのコマンドを発行してデータ転送を試みたときの動作 です。 DATA:REM?コマンドを発行した場合、50000回の測定 定が完了していなければ、 34410/34411Aが機器エラーとな り デ タを受け取ることができませんが R? り、データを受け取ることができませんが、R?コマンドを発行 ンドを発行 行した場合は 50000回の測定が完了していなくても これ 行した場合は、50000回の測定が完了していなくても、これ までに完了した測定データのみ受け取ることができます。 例7では、 DATA:REM? 50000コマンドにて、一度に50000個 個のデータを読み取っています。このように一度に大きなサ イズのデータを転送する場合、データ転送フォーマットをバ バイナリフォーマットに指定することで、より高速なスルー プットを実現できます。 データの転送フォーマットは、FORM:DATAコマンドを使用して、以下のように指定します。 例) FORM:DATA ASC ‘ASCIIフォ ォーマットにて転送 FORM REAL, 32 ‘バイナリ リブロック(4バイト実数)フォーマットにて転送 FORM REAL, 64 ‘バイナリ リブロック(8バイト実数)フォーマットにて転送 なお、FETC?、READ?、MEAS?コマンドに対して、バイナリブロ ロックフォーマットの指定はできません。 12 また、例7のデータ読み取りには、DATA:REM?コマンドを使 使用していますので、データ読み取り後、メモリ内のデータ は消去されます。R?コマンドを使用した場合も同様にして、メモリ内のデータは消去されます。(FETC?, READ?, MEAS? されません。) コマンドでは、データ読み取り後、メモリ内のデータは消去さ データを不揮発性メモリに保存する場合、揮発性メモリ(R RDG_STORE) 内のデータを不揮発性メモリにコピーします。 不揮発性メモリ内のデータの読み取りには、 DATA:DATA? NVMEM コマンドを使用します。 例) DATA:COPY NVMEM, RDG_STORE RE) 内のデータを不揮発性メモリにコピー ‘ 揮発性メモリ(RDG_STOR DATA:DATA? NVMEM ‘不揮発性メモリ内のデ データ読み取り 参考資料 ・ Agilent 34410A/34411Aマルチメータ さらに機能拡張した た次世代マルチメータ http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5989-3738JJAJP.pdf ・ テスト・システム開発ガイド コンピュータI/Oについて Application Note 1465-2 http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5988-9818JJA.pdf ・ Agilent IO Libraries Suite 簡易取扱説明書 http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-0331JA AJP.pdf ・ Using COM-based Formatted I/O in Microsoft® Visual Basic 6 http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5989-6583EN.pdf ・ Using VISA COM I/O API in .NET http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5989-6338EN.pdf ・ オンラインヘルプ: 34410A/11A 6 ½ Digit Multimeter Proogrammer’s Reference http://www.home.agilent.com/upload/cmc_upload/Alll/34410A_11A_SCPIReference.zip 13 自動計測関連情報 【ソフトウェア】 [IO Libraries Suite 最新版] IO Libraries Suite は VISA 等を含むコネクティビティ・ソフトウェアです http://www.agilent.com/find/iolib 2012年11月現在の最新版は 16.3 です。バージョン 16.X X は無償でご利用いただけます。 Agilent IO Libraries Suite 16.3/16.2 簡易取扱説明書] http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-0331JAJP.pdf [[Agilent g VEE Pro 最新版]] (計測制御用のプログラム開発 ( 御 発環境です) 環 ) http://www.agilent.com/find/vee VEE Pro は有償です。上記より 30日間の評価版をダ ダウンロード可能です。 2012年11月現在の最新版は 9.3 です。 【サンプル・プログラム (無償) 】 サンプル・プログラム、日本語資料のダウンロードが可能です グラム] [Agilent PS-X30 G10101A E3600 DC 電源 サンプルプログ h // http://www.agilent.co.jp/find/E3600_sample_progra il j /fi d/E3600 l m [Agilent PS-X30 G10102A 34970A/34972A データロガー サンプルプログラム] http://www.agilent.co.jp/find/datalog_sample_progrram [InfiniiVision オシロスコープ用サンプル・プログラム ライブラリ] http://www.agilent.co.jp/find/InfiniiVision-sample 【定期開催トレーニング】 【特長】 ポイント1 受講者の高い満足度 受講者の50%以上が上司/同僚からの推薦。 さらに、受講後アンケートで88%が「他の方に勧めたい」と と回答 ポイント2 少人数制。1人1台での測定器実機実習 習 「実機演習有り」のコースでは、測定器を受講者1人1台使 使用 できますので、自分のペースで実習できます。 「実機演習無し」のコースでも、少人数制ですので、 わからない点は講師に質問しやすい環境 ポイント3 お客様先でのトレーニング実施もお勧め め 定期開催以外にも、経験豊富な講師が、御社にてトレーニ ニングを 実施いたします。新人研修などにご利用ください ポイント4 受講後のアフターサポートも安心 計測機器ベンダーサポートランキングで、7年間連続の総 総合No1獲得。 専任エンジニアが常駐し、受講内容・測定方法のアドバイ イスを提供 [トレーニングコース一覧](日程も記載しています) http://www.agilent.co.jp/FIND/training [自動計測トレーニングコース詳細] http://www.agilent.co.jp/find/programing105 [Excelで始める測定器制御] [Visual Basic.net による測定器制御 - VISA COM ライブ ブラリ編 -] [Excel® VBA による測定器自動制御入門 オシロスコー ープ編] [VEE 9.3 基礎] [VEE 9.3 プログラミング] アジレント・テクノロジー株式会社 本社〒192-8510 東京都八王子市高倉町9-1 計測お客様窓口 受付時間9:00-18:00(土・日・祭日を除く) TEL ■■ 0120-421-345 (042-656-7832) FAX■■ 0120-421-678 (042-656-7840) Email [email protected] 電子計測ホームページ www.agilent.co.jp 記載事項は変更になる場合があります 記載事項は変更になる場合があります。 ご発注の際にご確認ください。 ©Agilent Technologies. Inc. 2013 Published in Japan, February 19 ,2013 5991-2011JAJP 0000-08A
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