理科(化学) 慶應義塾大学 医学部 1/1 <全体分析> 試験時間 2科目120分 解答形式 記述式 分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加) 難易(易化・変化なし・難化) 分量,難度とも昨年並みであった。 出題の特徴 計算問題の答えの数値の桁数は,今年,Ⅲの 6 では指定されていたが,他の設問では,例年のとおり, 指定されていない。 例年のとおり,論述問題,計算過程の記述が出題された。 その他トピックス 昨年と同様,銅の原子量として 63.6 が与えられた。 Ⅰの 5 で,原子量の基準が「酸素が 16」から変更された理由が問われた。 有機化合物の構造決定に関する問題が出題されなかった。 <大問分析> 番号 出題形式 Ⅰ Ⅱ 空所補充 出題分野・テーマ 理論,無機 範囲 コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど) 難易度 化学基礎 種々の元素の性質,結晶の密度の計算,炎色反応, 組成式からの原子量の計算,原子量の基準 標準 記述,論述 ・ 計算 化学 記述,論述 有機 化学 トリペプチド(組成式,異性体,アンモニアの 逆滴定),イオン交換樹脂(アミノ酸の分離) 標準 理論 化学 エステルの加水分解反応の反応速度に関する 実験 標準 計算 Ⅲ 記述,論述 計算 描図 ※難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で、当該大学の全統模試入試ランキングを基準として判断 しています。 <学習対策> 近年は,難易度はやや易化しているが,過去,理論分野・有機分野を含めた思考力・応用力を要する 問題がしばしば出題されていた。 基礎力を確立した上で,数多くの演習問題にあたり,思考力・応用力を培うよう努めること。 また,論述問題も頻出であり,理由説明や,推論の過程,答を導く過程を簡潔に記述する練習も,日ご ろから積んでおくこと。 © 河合塾 2017 年
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