資生堂、汐留エリアに事業所内保育施設を開設 資生堂は、男女共同参画社会の実現を目指して、子育てをしながら働く全国の男性・女性 社員を対象に「育児支援」を重要なテーマとして取り組んでいます。1990 年より育児休業、 育児時間制度を順次導入し、そしてこの 9 月からは新たに事業所内保育施設を開設します。 本保育施設は、資生堂汐留オフィス(※1)に隣接する「資生堂第 2 汐留ビル(仮称) 」 (東京都 港区東新橋 1 丁目 1-16)1 階のスペースに設置します。施設の利用対象者は、資生堂グルー プの従業員とします。さらに資生堂では、社員の仕事と育児の両立を支援するために、他企 業との連携も視野に入れながら、育児支援サービスのネットワークを拡大することも今後検 討していきます。 ※1:資生堂は 5 月に、本社機能を汐留再開発地区 C 街区「資生堂汐留オフィス」 (東京都港区東 新橋 1 丁目 6-2)に移転します。 資生堂の子育て支援 少子化の進行に歯止めがかからない状況の中、女性が働きながら子供を産み育てやすい職 場環境を整備することは、企業にとってますます重要になってきています。また育児・介護 については女性だけでなく、男性の参画も求められる社会環境になっています。 資生堂は、これまで育児支援を目的に 1990 年より育児休業制度や育児時間制度などの社 内支援制度を充実させてきました。2002 年からは、社内外に向けて育児休業者支援システム 「wiwiw(ウィウィ)※2」を開発し、インターネットを通じて育児休業者の職場復帰と育 児生活を支援しています。また本年 4 月には、育児休業及び育児時間に関する人事規程の一 部改訂を行い、夫婦で協力して育児に取り組める職場環境の整備を進めています。 「子育てのために働きたくても働けない」という問題を抱えている女性の増加や少子化問 題といった社会的背景をふまえ、資生堂は、多様な働き方や地域での子育てを実現していく ために、仕事と育児の両立を支援する仕組みづくりや意識改革を行う必要があると考えてい ます。 代表取締役社長の池田守男は、 「働く喜びと生きる喜びのバランスをとっていく社会 づくりに、企業として積極的に貢献していく」とも述べています。この度の保育施設を皮切 りに、今後は地域性やニーズを踏まえながら、企業の枠を超えた企業間ネットワークも視野 に入れて、資生堂独自の育児支援策を行う方向です。 昨年厚生労働省がとりまとめた「少子化対策プラスワン」の中では、仕事と子育ての両立 支援を推進するための具体的目標が設定されました。政府と企業が協力して、少子化対策を 一層充実させることが急務となっています。すでに日本経済団体連合会においても、国民生 活委員会内に「男女共同参画・子育て環境整備ワーキンググループ」が設置され、当社を含 む各企業が連携をとって保育施設の拡充に向けた取り組みについて、 議論を行なっています。 保育施設の概要 所 :東京都港区東新橋 1 丁目 1-16 「資生堂第 2 汐留ビル(仮称) 」1 階 施設面積 :約230㎡(約70坪) 定 員 :20名程度 対象年齢 :0歳児~小学校就学前まで 保育時間 :8:00~19:00まで 利用料金 :近隣の認可保育所の料金レベルを想定(個人負担) 施設利用者:資生堂グループの従業員 運営サポート :株式会社 ポピンズコーポレーション (東京都渋谷区広尾 1-10-5 代表取締役 中村紀子) 開設時期 :2003年9月 場 ※資生堂第 2 汐留ビル(仮称)… 敷地面積:1067.84㎡ 建築面積: 911.07㎡ 延床面積:9399.62㎡ 建築年月:1995 年 1 月(築 8 年) 鉄筋コンクリート造 地下2階、地上12階 ※ 2「wiwiw(ウィウィ) 」…育児休業取得中の女性に向けたインターネットプログラム。 育児休業中の女性が、必要な育児情報や職場復帰のためのスキルを自宅にいながら習得でき るもので、医療情報や育児ノウハウ、ビジネススキル向上のための IT 講座などを提供して います。2002 年 6 月から各企業の人事部に向けて販売を行っています。 (以下余白)
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