琵琶湖発の水環境改善技術をミャンマーに

PRESS RELEASE
独立行政法人国際協力機構
関西国際センター
2017 年 2 月 1 日
琵琶湖発の水環境改善技術をミャンマーに
~ヤンゴン市職員が滋賀県の琵琶湖周辺地域における生活排水浄化取り組みを視察(2/5-11)~
民主化に伴う近代化が進むミャンマーでは、都市の急速な拡大と外国資本の参入が進み、
経済活動が活発化する一方で河川や湖沼の汚染、交通渋滞や大気汚染などの社会・環境問
題が顕在化しています。こうした中、2012 年に環境保全法が制定されましたが十分な対策が打
たれていません。最大都市ヤンゴンでは、今後ますますの人口増加と都市拡大が見込まれ、
これら社会・環境問題が一層深刻化することが懸念されています。とりわけ下水処理システム
は貧困で、国全体での下水道普及率は 4%にとどまり、ヤンゴン市やマンダレー市などの主要
都市部に限られています。大五産業株式会社(本社:滋賀県草津市)はヤンゴン市内の公共用
水域の水質改善を促し、衛生及び生活環境の改善に貢献することを狙いとして、ヤンゴン市開
発委員会に浄化槽の正しい設置方法及び清掃・保守点検維持管理技術を移転することを提案
し、国際協力機構(JICA)の中小企業海外展開支援事業の「普及・実証事業」における委託契
約(プロジェクト期間 2016 年 2 月~2017 年 12 月)に基づいて実施しています。
ミャンマーでの普及・実証事業活動の様子
左側の写真:ヤンゴン市開発委員会との調印式
右側の写真:マハバンドゥーラ公園での浄化槽設置工事
このたびプロジェクトの一環としてヤンゴン市開発委員会の技術職員 4 名が来日し、草津市
役所や琵琶湖周辺の農業集落排水処理施設、汚泥処理施設等を訪問予定です。琵琶湖発の
優れた水環境改善技術を知って頂く絶好の機会です。是非、取材をご検討下さい。
【来日期間中(2/5-11)の取材可能な主な訪問先・日程】
⇒取材をご希望される場合は必ず取材日前日の 12:00 までにご連絡を下さい。
日程
時間
訪問先
2/6(月)
13:30 -14:30
草津市役所(草津市長 表敬訪問)
2/7(火)
09:30 -12:00
琵琶湖水質調査(琵琶湖汽船研修船)
2/8(水)
13:30 -16:00
草津市内の浄化槽、農業集落排水施設視察
2/9(木)
14:00 -16:00
湖南広域行政組合環境衛生センター視察(汚泥再生処理施設)
2/10(金)
09:30 -12:00
比叡山延暦寺でのご講話(「マザーレイク」の意味を知る)
【本件に関する問い合わせ先】
JICA 関西
業務第一課 中山
TEL:078-261-0397 E-mail:[email protected]