2016年12月20日 トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2016年12月10日~2016年12月16日までの推移】 【トルコ・リラ 為替推移】 (2016年11月18日~2016年12月16日) 【1】先週の回顧 先週のトルコ・リラ相場は、対米ドルで下落する一方、 対円では上昇となりました。また、2年国債金利は1週 間を通して見ると低下しました。トルコの7-9月期の GDP(国内総生産)は、7月のクーデター未遂事件とそ れに伴う政治的不透明感の高まりが景況感の悪化に つながり、消費の落ち込みから予想外のマイナス成長 となりました。また、米国で開催されたFOMC(米国連 邦公開市場委員会)では市場予想通り政策金利の 0.25%ポイントの引き上げが決定されたほか、2017年 の政策金利見通しも引き上げられました。 (円/トルコ・リラ) (トルコ・リラ/米ドル) 42.0 3.10 円/トルコ・リラ(左軸) トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転) 38.0 33.95 3.20 トルコ・ リラ 34.0 3.30 30.0 3.40 26.0 3.50 3.51 22.0 11/18 11/25 12/2 12/9 高 安 3.60 12/16 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】今週の見通し 今週は、金融政策決定会合の開催が予定されてい ます。今回の予想については、意見が割れており、際 どい判断になると見込まれています。ブルームバーグ 社の集計によると、翌日物貸出金利を0.25%ポイント 引き上げるとの見方が優勢となっています。トルコ・リラ 安が進む中、インフレ懸念の高まりや通貨防衛のため にも利上げを見込む見方もありますが、トルコ政府から は景気浮揚のための利下げが望まれており、仮に据 え置きとなれば、再び通貨安が進展する可能性も考え られます。引き続き、地政学リスクの高まりには注意が 必要なほか、年末を控えて市場での取引は閑散となり やすく、値動きの荒い相場展開になりやすいと考えま す。 【トルコ 金利推移】 (2016年11月18日~2016年12月16日) (%) 12.0 2年国債 11.0 10.84 10.0 9.0 11/18 11/25 12/2 12/9 12/16 【3】主要経済指標 発表日 12/12 12/12 12/20 12/20 12/20 発表頻度 月次 四半期 月次 月次 月次 期間 10月 7-9月期 - 指標名 経常収支 GDP(前年同期比) 1週間物レポ金利 翌日物貸出金利 翌日物借入金利 ※「主要経済指標」は、資料作成時点のデータを基に作成しております。 データ -16.8億ドル -1.8% - (参考)前回 -16.8億ドル 3.1% 8.00% 8.50% 7.25% (出所:ブルームバーグより大和投資信託作成) 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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