2017年1月17日 トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2017年1月7日~2017年1月13日までの推移】 【トルコ・リラ 為替推移】 (2016年12月16日~2017年1月13日) 【1】先週の回顧 先週のトルコ・リラ相場は、1週間を通して見ると対米 ドル、対円で下落となりました。また、2年国債は金利 上昇となりました。トルコ・リラが下落する中、中央銀行 は通貨防衛のために外貨建て預金準備率の引き下げ や、民間金融機関に対する流動性規制を発表したほ か、必要に応じて直接介入を含む追加措置の実施に ついて示唆しました。トルコ・リラは一時、対米ドルで 3.94台の過去最安値を更新したものの、トルコ中央銀 行の対策を受けて、下落幅を縮小しました。また、9日 (現地)からは憲法改正に関する議論が議会で始まっ ています。 (円/トルコ・リラ) (トルコ・リラ/米ドル) 42.0 3.40 38.0 3.50 トルコ・ リラ 3.60 高 31.03 34.0 30.0 3.70 26.0 3.80 円/トルコ・リラ(左軸) トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転) 22.0 3.72 18.0 12/16 12/23 12/30 1/6 3.90 安 4.00 1/13 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】今週の見通し 【トルコ 金利推移】 今週は特段重要な経済指標の発表はありません。 市場では、トルコ中央銀行が通貨安に対してどのよう な対策をとるのかについて注目が集まっています。ト ルコ中央銀行は、過去、トルコ・リラが大きく下落する 局面では、市場への直接介入や政策金利の大幅な引 き上げなどの対策を実施してきてました。トルコ・リラの 下落を止めるためには政策金利の引き上げが必要と の見方が強いものの、政府は利上げに対して否定的 とみられています。今後も、トルコ・リラの動向と24日に 予定されている金融政策委員会の決定をめぐる思惑 に左右されやすい相場展開が想定されます。 (2016年12月16日~2017年1月13日) (%) 12.0 2年国債 11.21 11.0 10.0 9.0 12/16 12/23 12/30 1/6 1/13 【3】主要経済指標 発表日 1/11 発表頻度 月次 期間 11月 ※「主要経済指標」は、資料作成時点のデータを基に作成しております。 指標名 経常収支 データ -22.7億ドル (参考)前回 -16.6億ドル (出所:ブルームバーグより大和投資信託作成) 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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