第 25 回全国小学生作文コンクール 「わたしたちのまちのおまわりさん

第 25 回全国小学生作文コンクール
「わたしたちのまちのおまわりさん」
審査員特別賞(高学年の部)
タイトル:ぼくらを守るおまわりさん
氏
名:南部 匠史
小学校名:岡山県 赤磐市立城南小学校 四年
ぼくは、徒歩通学です。朝、七時に家を出ると、ぼくの交通安全登校が始まります。車
もバイクも軽トラックも、大きなトラックも通ります。横断歩道のない十字路があって、
キケンです。集合場所から少し行った所に、横断歩道があります。そこに、毎日立ってい
る体の大きな人がいます。その人が、ぼくらを守るおまわりさんの、かじえさんです。
毎月、十日と二十五日は、交通安全の日です。その日は、家の人が交たいで、立番をし
ます。その時に、佐伯北の交通のかじえさんも来て、見守り活動をしてくれます。ぼくた
ちが横断歩道に近づくと、かじえさんは、
「おはよう。
」
と、大きな声で、あいさつをしてくれます。ぼくたちも、かじえさんみたいな大きな声で、
あいさつします。すると、かじえさんは、信号のボタンをおして、車を止めてくれます。
ぼくたちは、わたり終わった後、両側の車におじぎをしますが、かじえさんもいっしょに
おじぎをしてくれます。
六月になってから、かじえさんは毎朝、キャットアイの横断歩道の所に来て、ぼくたち
を待ってくれるようになりました。今までとかわらず、大きな声で、
「おはよう。走ったらあぶないぞ。
」
と、声をかけて見送ってくれました。梅雨になって朝から雨ばかりの日が続きました。か
さがやぶれそうなほどのどしゃぶりで、大雨けいほうで学校が休みになりそうな日でも、
かじえさんは、信号の所で待っていてくれました。かじえさんは、かさをささずに、白い
カッパを着て、
「おはよう。歩きの子は大へんだなあ。気をつけて行っておいで。」
と、言ってくれました。ぼくたちが、やっと学校についたら、なんと校門の所に白いカッ
パを着た人がいました。かじえさんです。
「おはよう。ぶじに着いてよかったなあ。」
と、ずぶぬれになりながら、言ってくれました。ぼくは、なぜ、かじえさんが学校にも来
ているのか、不思議に思いました。その日は、お母さんが立番だったので、家に帰って聞
いたら、
「かじきさんは、みんなが出発した後に、車に乗って様子を見ながら、学校へ先回りして
いるんだよ。みんな、幸せだね。
」
と、言いました。岡山で発ぽう事件があったので、それから毎日、朝の登校を見守る事に
なったと、お母さんから聞きました。
ぼくたちは、知らない間に、守られていました。かじえさんは、終業式の日まで、毎日
立番をしてくれました。だから、事故もなく楽しい夏休みをむかえる事ができました。
ぼくは、おまわりさんは、子どもや岡山、日本を守るスーパーヒーローだと思います。
これからも、暑い日も雨のキツイ日も、おまわりさん、がんばってください。