issue date 2016/11/22 ソニーフィナンシャルホールディングス 金融市場調査部 為替 21日のドル円相場は、アジア市場から欧州市場序 盤にかけて米長期金利の低下などが重石となって 110円台半ばまで軟化したものの、NY市場に入っ て111.40円目前まで持ち直した。ただし、日本時 間22日6時頃に福島県沖で震度5弱の地震が発生 し津波警報が出されると、再びドル円は110.40円 台まで一時値を下げた。アジア市場中は津波関連 ■為替レート(NY市場引け値) 通貨 2016/11/21 前日比 (%) ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル円 NZドル円 110.83 117.79 138.47 81.65 78.30 -0.07 0.31 1.15 0.33 0.72 年初来 (%) -8.04 -10.60 -22.46 -6.78 -4.62 情報などが懸念材料となり、ドル円の上値は限ら れるとみられるが、被害状況の確認が一巡し、原 発などに異常が見られなければ、徐々に市場の関 心は地震から離れ、通常の相場に戻ると考えられ る。もっとも、本日は主要な経済イベントの予定 もない。従って、主要国株価や各国の金利動向を 眺めつつ、サンクスギビングデー(24日)を意識 してのポジション調整メインの値動きになりそう だ。 本日の予想レンジ:110.20~111.40円 株式 21日の米国株式市場は反発した。主要4株価指数は ■NYダウ ■日経平均株価 最高値を更新。トランプ次期政権下で経済成長を 促す政策が推し進められるとの期待から、上値を 試す展開が続いている。また、先週末にイランと イラクが石油減産合意への姿勢を示したと報道さ れたことから、原油価格が反発。これも米株価の 上昇を後押しした。堅調なドル円相場が好感され る一方、利益確定売りが広がる展開となり、本日 の日経平均株価はもみあう展開か。 債券 21日の米国債相場はまちまちの展開。米2年国債の 入札は来月の米連邦準備理事会(FRB)による利 上げを睨んで需要が弱く、落札利回りは1.085%と、 ■各国国債利回り (%) 2016/11/21 前日比 (変化率) 前日 (終値) 1カ月前 (終値) -0.172 -0.01 -0.165 -0.25 日本10年国債 0.03 -0.01 0.040 -0.05 日本30年国債 0.614 0.01 0.607 0.51 日本2年国債 日本40年国債 0.727 0.06 0.662 0.58 2年債入札としては2009年以来の高水準となった。 米国2年国債 1.0683 0.00 1.068 0.82 米2年債利回りは上昇した一方で、米10年債利回り 米国10年国債 2.3154 -0.04 2.355 1.73 はやや低下。これを受けて本日の日本国債相場は 米国30年国債 2.9924 -0.04 3.030 2.48 ドイツ10年国債 0.274 0.91 -0.634 0.01 フランス10年国債 0.758 0.01 0.745 0.29 イタリア10年国債 2.07 -0.02 2.094 1.37 底堅い展開が予想されている。本日は残存期間5年 超15.5年以下の銘柄で、5000億円程度の国債発行 が実施される予定。 1 Daily Market Reportについてのご注意 本レポートは、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社(以下「当社」といいます)が経済情勢、市況などの投 資環境に関する情報をお伝えすることを目的としてお客様にご提供するものであり、金融商品取引法に基づく開示資料で はなく、特定の金融商品の推奨や売買申し込み、投資の勧誘等を目的としたものでもありません。 本レポートに掲載された内容は、本レポートの発行時点における投資環境やこれに関する当社の見解や予測を紹介するも のであり、その内容は変更又は修正されることがありますが、当社はかかる変更等を行い又はその変更等の内容を報告す る義務を負わないものといたします。本レポートに記載された情報は、公的に入手可能な情報ですが、当社がその正確 性・信頼性・完全性・妥当性等を保証するものではありません。本レポート中のグラフ、数値等は将来の予測値を含むも のであり、実際と異なる場合があります。 本レポート中のいかなる内容も、将来の投資環境の変動等を保証するものではなく、かつ、将来の運用成果等を約束する ものでもありません。かかる投資環境や相場の変動は、お客様に損失を与える可能性もございます。 当社は、当社の子会社及び関連会社(以下、「グループ会社」といいます)に対しても本レポートに記載される内容を開 示又は提供しており、かかるグループ会社が本レポートの内容を参考に投資決定を行う可能性もあれば、逆に、グループ 会社が本レポートの内容と整合しないあるいは矛盾する投資決定を行う場合もあります。本レポートは、特定のお客様の 財務状況、需要、投資目的を考慮して作成されているものではありません。また、本レポートはお客様に対して税務・会 計・法令・投資上のアドバイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資の選択や投資時期の決定は必ずお 客様ご自身の判断と責任でなされますようお願いいたします。 当社及びグループ会社は、お客様が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したこと(お客様が第三者に利用さ せたこと及び依拠させたことを含みます)による結果のいかなるもの(直接的な損害のみならず、間接損害、特別損害、 付随的損害及び懲罰的損害、逸失利益、機会損失、代替商品又は代替サービスの調達価格、のれん又は評判に対する損失、 その他の無形の損失などを含みますが、これらに限られないものとします)についても一切責任を負わないと共に、本レ ポートを直接・間接的に受領するいかなる投資家その他の第三者に対しても法的責任を負うものではありません。 本レポートに含まれる情報は、本レポートの提供を受けられたお客様限りで日本国内においてご使用ください。 本レポートに関する著作権及び内容に関する一切の権利は、当社又は当社に対して使用を許諾した原権利者に帰属します。 当社の事前の了承なく複製又は転送等を行わないようお願いします。 本レポートに関するお問い合わせは、お客様に本レポートを提供した当社グループ会社の担当までお願いいたします。 ソニーフィナンシャルグループ 東証第一部上場(銘柄コード8729) 100%出資 100%出資 100%出資 生命保険事業 ソニーフィナンシャルホールディングスは、ソ ニー生命保険株式会社、ソニー損害保険株式会 社、ソニー銀行株式会社の3社を中核とする金 融持株会社で、東京証券取引所第一部に上場 (銘柄コード8729)しています。 損害保険事業 当社グループの各事業は、独自性のある事業モ デルを構築し、合理的かつ利便性の高い商品・ サービスを個人のお客さまに提供しています。 銀行事業 当社グループの基本情報、業績、グループ各社 の事業内容などにつきましては、当社ホーム ページでご覧いただけます。 http://www.sonyfh.co.jp 100%出資 介護事業 2
© Copyright 2024 ExpyDoc