issue date ソニーフィナンシャルホールディングス 金融市場調査部 為替 2016/12/9 ■ドル円チャート(日足) 8日のドル円相場は上昇。欧州中銀(ECB)が理 事会で資産購入プログラムの9カ月延長を発表した。 2017年4月以降の購入額は月額600億ユーロに引 き下げ(従来800億ユーロ)たが、購入対象に「利 回りが預金金利を下回る債券」を組み入れること を発表したこともあり、ユーロドルは1.05ドル台 へ下落した。この対ユーロでのドル高などの影響 を受けてドル円は114円台を回復した。ECBの決定 を受けた株高が継続となればドル円には追い風だ ■ドル円チャート(8日) ■為替レート(NY市場引け値) が、本日は重要な経済イベントの予定がなく、週 2016/12/08 末10日に石油輸出国機構(OPEC)の加盟国と非加 ドル円 盟国の会合が予定されていることを考慮すると、 ユーロドル 手控えムードが広がりやすい状態と言える。ドル 114 騰落率(%) 前日比 年初来 0.22 -5.39 1.062 -1.28 -2.27 円は引き続き115円台乗せを視野に入れつつも、値 ユーロ円 幅はもみ合いの範囲に留まるものとみる。 ポンド円 本日の予想レンジ:113.20-115.20円 豪ドル円 85.10 -0.02 -2.85 NZドル円 81.80 0.36 -0.36 株式 ■日経平均株価(8日) 121 -1.05 -8.14 143.52 -0.08 -19.63 ■NYダウ(8日) 8日の米国株式市場は続伸 。NYダウ平均、S& P500はともに過去最高値を更新した。ECBの資産 購入プログラム延長を好感する形で株が買われた。 本日の日本株は米株高とド ル円が円売り優勢と なった流れを引き継ぐ形で上昇するとみられる。 ただし、週末を控え、さらにOPEC加盟国・非加盟 国会合への警戒感などもあり、終盤にかけては利 食い売りで上値が抑えられるのではないか。 債券 ■各国国債利回り(%) 8日の米国債は下落した。ECB理事会は資産買入 れプログラムを市場予想の6カ月延長を上回る9 カ月延長する発表した一方、2017年4月以降の購 入額を月額600億ユーロに引き下げるとしたこ 2016/12/08 -0.179 0.01 -0.190 -0.26 0.049 0.665 0.02 0.04 0.032 0.628 -0.07 0.49 0.774 1.1102 0.03 0.02 0.747 1.094 2.4071 3.1053 0.382 0.07 0.08 1.08 2.340 3.022 -0.693 0.60 0.89 2.06 0.809 1.997 0.00 0.05 0.806 1.943 日本30年国債 となった。本日の日本国債相場は欧米の流れを受 米国2年国債 になる公算で、下値は限定されそうだ。 利回り 1カ月前 日本2年国債 日本40年国債 銀輪番オペが予定されており、これが下支え要因 利回り 前日 日本10年国債 とで、欧州・米国ともに債券は全般的に売り優勢 けて、売り優勢となりそうだ。ただし、本日の日 変化率 前日比 米国10年国債 米国30年国債 ドイツ10年国債 フランス10年国債 イタリア10年国債 2.85 0.19 0.50 1.72 1 Daily Market Reportについてのご注意 本レポートは、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社(以下「当社」といいます)が経済情勢、市況などの投 資環境に関する情報をお伝えすることを目的としてお客様にご提供するものであり、金融商品取引法に基づく開示資料で はなく、特定の金融商品の推奨や売買申し込み、投資の勧誘等を目的としたものでもありません。 本レポートに掲載された内容は、本レポートの発行時点における投資環境やこれに関する当社の見解や予測を紹介するも のであり、その内容は変更又は修正されることがありますが、当社はかかる変更等を行い又はその変更等の内容を報告す る義務を負わないものといたします。本レポートに記載された情報は、公的に入手可能な情報ですが、当社がその正確 性・信頼性・完全性・妥当性等を保証するものではありません。本レポート中のグラフ、数値等は将来の予測値を含むも のであり、実際と異なる場合があります。 本レポート中のいかなる内容も、将来の投資環境の変動等を保証するものではなく、かつ、将来の運用成果等を約束する ものでもありません。かかる投資環境や相場の変動は、お客様に損失を与える可能性もございます。 当社は、当社の子会社及び関連会社(以下、「グループ会社」といいます)に対しても本レポートに記載される内容を開 示又は提供しており、かかるグループ会社が本レポートの内容を参考に投資決定を行う可能性もあれば、逆に、グループ 会社が本レポートの内容と整合しないあるいは矛盾する投資決定を行う場合もあります。本レポートは、特定のお客様の 財務状況、需要、投資目的を考慮して作成されているものではありません。また、本レポートはお客様に対して税務・会 計・法令・投資上のアドバイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資の選択や投資時期の決定は必ずお 客様ご自身の判断と責任でなされますようお願いいたします。 当社及びグループ会社は、お客様が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したこと(お客様が第三者に利用さ せたこと及び依拠させたことを含みます)による結果のいかなるもの(直接的な損害のみならず、間接損害、特別損害、 付随的損害及び懲罰的損害、逸失利益、機会損失、代替商品又は代替サービスの調達価格、のれん又は評判に対する損失、 その他の無形の損失などを含みますが、これらに限られないものとします)についても一切責任を負わないと共に、本レ ポートを直接・間接的に受領するいかなる投資家その他の第三者に対しても法的責任を負うものではありません。 本レポートに含まれる情報は、本レポートの提供を受けられたお客様限りで日本国内においてご使用ください。 本レポートに関する著作権及び内容に関する一切の権利は、当社又は当社に対して使用を許諾した原権利者に帰属します。 当社の事前の了承なく複製又は転送等を行わないようお願いします。 本レポートに関するお問い合わせは、お客様に本レポートを提供した当社グループ会社の担当までお願いいたします。 ソニーフィナンシャルグループ 東証第一部上場(銘柄コード8729) 100%出資 100%出資 100%出資 生命保険事業 ソニーフィナンシャルホールディングスは、ソ ニー生命保険株式会社、ソニー損害保険株式会 社、ソニー銀行株式会社の3社を中核とする金 融持株会社で、東京証券取引所第一部に上場 (銘柄コード8729)しています。 損害保険事業 当社グループの各事業は、独自性のある事業モ デルを構築し、合理的かつ利便性の高い商品・ サービスを個人のお客さまに提供しています。 銀行事業 当社グループの基本情報、業績、グループ各社 の事業内容などにつきましては、当社ホーム ページでご覧いただけます。 http://www.sonyfh.co.jp 100%出資 介護事業 2
© Copyright 2024 ExpyDoc