issue date 2016/10/18 ソニーフィナンシャルホールディングス 金融市場調査部 為替 17日に発表されたNY連銀製造業景気指数が予想外 にマイナスとなったことで、ドル安が進行。ドル ■為替レート(NY市場引け値) 通貨 2016/10/17 インデックス(ドルの名目実効為替レート)は、 7カ月ぶりの高値付近から反落した。米連邦準備 理事会(FRB)のフィッシャー副議長がNYで講演 し、「歴史的な低金利状態はしばらく続くかもし れない」と述べたことなどもドルの上値を抑えた。 ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル円 NZドル円 103.9 114.29 126.57 79.26 74.13 前日比 年初来 (%) (%) -0.27 -0.02 -0.36 -0.09 0.47 -13.79 -13.26 -29.12 -9.52 -9.69 ドル円は103円台後半まで下落。本日は米国で9月 の消費者物価指数(CPI)が発表される。総合、お よび食品とエネルギーを除いたコアともに徐々に 加速の兆しがみられることから、8月の結果を上回 れば年内の利上げが意識されるなかドル円は堅調 に推移しよう。テクニカル上は、日足一目均衡表 の雲上限103円51銭がNY引け値ベースでサポート されるかがポイント。割れればいったんは90日移 動平均線102円72銭、同均衡表雲加減102円35銭 付近まで調整する可能性があるため注意したいと ころ。 本日の予想レンジ:103.30~104.30 株式 ■日経平均株価 ■NYダウ 17日の米国株式市場は下落。供給過剰懸念から NY原油先物相場(WTI)が下落したことを受け、 エネルギーセクターを中心に売られる展開となっ た。また、10月のNY連銀製造業景気指数が市場予 想に反してマイナスとなったことも投資家心理の 悪化につながった。米株価の下落や足元の円高を 背景に、本日の日経平均株価は軟調に推移すると 予想する。 債券 ■各国国債利回り (%) 2016/10/17 前日比 (変化率) 前日 (終値) 1カ月前 (終値) 日本2年国債 -0.267 0.00 -0.267 -0.26 NY連銀製造業景気指数の低下を受けて、米国債相 日本10年国債 -0.052 0.00 -0.054 -0.04 場は上昇、利回りは低下した。最近、FRBのイエ 日本30年国債 0.507 0.01 0.502 0.56 日本40年国債 0.591 0.02 0.570 0.64 米国2年国債 0.8147 -0.02 0.835 0.76 米国10年国債 1.766 -0.03 1.798 1.69 米国30年国債 2.5216 -0.04 2.558 2.45 ドイツ10年国債 0.055 0.71 -0.657 0.01 フランス10年国債 0.341 0.01 0.329 0.31 イタリア10年国債 1.4 0.02 1.378 1.34 レン議長やフィッシャー副議長などから相次いで、 低金利の長期化をにおわす発言があったことも、 米国債市場をサポートしているようだ。12月の利 上げ観測は後退していないものの、来年以降の利 上げは極めて緩やかなペースになるとの見方が広 がっている。米国市場の「債券高・株安」の流れ は本日の日本国債市場に引き継がれるとみている。 1 Daily Market Reportについてのご注意 本レポートは、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社(以下「当社」といいます)が経済情勢、市況などの投 資環境に関する情報をお伝えすることを目的としてお客様にご提供するものであり、金融商品取引法に基づく開示資料で はなく、特定の金融商品の推奨や売買申し込み、投資の勧誘等を目的としたものでもありません。 本レポートに掲載された内容は、本レポートの発行時点における投資環境やこれに関する当社の見解や予測を紹介するも のであり、その内容は変更又は修正されることがありますが、当社はかかる変更等を行い又はその変更等の内容を報告す る義務を負わないものといたします。本レポートに記載された情報は、公的に入手可能な情報であすが、当社がその正確 性・信頼性・完全性・妥当性等を保証するものではありません。本レポート中のグラフ、数値等は将来の予測値を含むも のであり、実際と異なる場合があります。 本レポート中のいかなる内容も、将来の投資環境の変動等を保証するものではなく、かつ、将来の運用成果等を約束する ものでもありません。かかる投資環境や相場の変動は、お客様に損失を与える可能性もございます。 当社は、当社の子会社及び関連会社(以下、「グループ会社」といいます)に対しても本レポートに記載される内容を開 示又は提供しており、かかるグループ会社が本レポートの内容を参考に投資決定を行う可能性もあれば、逆に、グループ 会社が本レポートの内容と整合しないあるいは矛盾する投資決定を行う場合もあります。本レポートは、特定のお客様の 財務状況、需要、投資目的を考慮して作成されているものではありません。また、本レポートはお客様に対して税務・会 計・法令・投資上のアドバイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資の選択や投資時期の決定は必ずお 客様ご自身の判断と責任でなされますようお願いいたします。 当社及びグループ会社は、お客様が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したこと(お客様が第三者に利用さ せたこと及び依拠させたことを含みます)による結果のいかなるもの(直接的な損害のみならず、間接損害、特別損害、 付随的損害及び懲罰的損害、逸失利益、機会損失、代替商品又は代替サービスの調達価格、のれん又は評判に対する損失、 その他の無形の損失などを含みますが、これらに限られないものとします)についても一切責任を負わないと共に、本レ ポートを直接・間接的に受領するいかなる投資家その他の第三者に対しても法的責任を負うものではありません。 本レポートに含まれる情報は、本レポートの提供を受けられたお客様限りで日本国内においてご使用ください。 本レポートに関する著作権及び内容に関する一切の権利は、当社又は当社に対して使用を許諾した原権利者に帰属します。 当社の事前の了承なく複製又は転送等を行わないようお願いします。 本レポートに関するお問い合わせは、お客様に本レポートを提供した当社グループ会社の担当までお願いいたします。 ソニーフィナンシャルグループ 東証第一部上場(銘柄コード8729) 100%出資 100%出資 100%出資 生命保険事業 ソニーフィナンシャルホールディングスは、ソ ニー生命保険株式会社、ソニー損害保険株式会 社、ソニー銀行株式会社の3社を中核とする金 融持株会社で、東京証券取引所第一部に上場 (銘柄コード8729)しています。 損害保険事業 当社グループの各事業は、独自性のある事業モ デルを構築し、合理的かつ利便性の高い商品・ サービスを個人のお客さまに提供しています。 銀行事業 当社グループの基本情報、業績、グループ各社 の事業内容などにつきましては、当社ホーム ページでご覧いただけます。 http://www.sonyfh.co.jp 100%出資 介護事業 2
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