0 ≦ x ≦ ¼ - SUUGAKU.JP

年 番号
1
氏名
8 枚のカードがあり,2 枚のカードには数字の 2 が書いてあり,残りの 6 枚のカードには数
字の 6 が書いてある.8 枚のカード の中から同時に 2 枚を取り出すとき,その 2 枚のカー
ドに書かれた数字に対して,次のように点数を定める.
² 2 枚のカードに書かれた数字が同じとき,その数を a とし,方程式 cos(ax) = sin(ax) (0 5
x 5 ¼) の解の個数を点数とする.
² 2 枚のカード に書かれた数字が異なるとき,大きい方の数を b,小さい方の数を c とし ,
方程式 cos(bx) = cos(cx) (0 5 x 5 ¼) の解の個数を点数とする.
次に答えよ.
(1) 2 枚のカードに書かれた数字がともに 2 のときの点数を求めよ.
(2) 2 枚のカードに書かれた数字の一方が 2,他方が 6 のときの点数を求めよ.
(3) 2 枚のカードに書かれた数字が同じになる確率を求めよ.
(4) 点数の期待値を求めよ.
( 九州工業大学 2007 )
2
数列 fan g を,
a1 = a2 = 1;
an+2 = an+1 + an
(n = 1; 2; 3; Ý)
で定める.また,数列 fbn g を
bn = cos(an ¼) (n = 1; 2; 3; Ý)
で定め,数列 fcn g を
cn = cos #
an
¼;
2
(n = 1; 2; 3; Ý)
で定める.次に答えよ.
(1) b1 ; b2 ; b3 ; b4 ; b5 ; b6 の値を求めよ.
(2) bn+3 (n = 1; 2; 3; Ý) を bn を用いて表せ.
(3) b100 の値を求めよ.
(4) c1 ; c2 ; c3 ; c4 ; c5 ; c6 の値を求めよ.
(5) c2007 の値を求めよ.
( 九州工業大学 2007 )
3
3
行列 P = ' p
2
2
' 3
d
p
1
? がある.行列 A; B をそれぞれ A = ' 3
2
b
2
a
2 ?; B =
3
c
1 ? とする.次に答えよ.
3
(1) P = A + 4B; AB = BA をみたすように a; b; c; d を定め,積 AB を求めよ.
(2) a; b; c; d を (1) で定めた値とする.自然数 n に対して An と Bn を求めよ.
(3) 自然数 n に対して Pn を求めよ.
( 九州工業大学 2007 )
4
曲線 C : y = log x 上の点 P(e; 1) における法線が x 軸と交わる点を Q とする.ただし,
対数は自然対数を表し,e は自然対数の底とする.次に答えよ.
(1) 点 Q の座標を求めよ.
(2) 点 P; Q および原点 O を通り,y 軸に平行な軸をもつ放物線の方程式を求めよ.
(3) 曲線 C と x 軸との交点を R とする.(2) で求めた放物線と曲線 C および線分 OR で囲ま
れる図形の面積 S を求めよ.
(4) (3) の図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.
( 九州工業大学 2007 )
5
曲線 C : y =
2b #b >
1
1
; における接線 `1 と直線 `2 : y = b2 x +
(x > 0) 上の点 P #a;
x
a
1
; について,次に答えよ.
a
(1) 接線 `1 の方程式を求めよ.
(2) `1 と `2 の交点を Q(X; Y) とする.X と Y をそれぞれ a; b を用いて表せ.
p
(3) `1 ; `2 および y 軸で囲まれる図形の面積 S が 2 ¡ 2 であるとき,ab の値を求めよ.ま
たこのとき,X を a を用いて表し,Y を b を用いて表せ.
p
(4) 点 P が動くとき,S = 2 ¡ 2 をみたしながら動く `1 と `2 の交点 Q(X; Y) の軌跡を図
示せよ.
( 九州工業大学 2007 )
6
a; b を 0 < a < 4b を満たす定数とする.放物線 C1 : y2 = ax と直線 ` : x = ¡b に対
p
し ,放物線 C1 上の動点 P(t; at) (t = 0) を中心として直線 ` に接する円を C2 とする.
以下に答えよ.
(1) 円 C2 の方程式を t; a; b を用いて表せ.
(2) 円 C2 は x 軸と異なる 2 点で交わることを示せ.
p
(3) 動点 P(t; at) が t = 0 の範囲で動くとき,(2) における交点間の距離の最小値を求めよ.
( 九州工業大学 2007 )
7
実数 a (a > 0) に対して曲線 C1 : y = x2 + ax および曲線 C2 : y = ¡2x2 + ax を考え
る.曲線 C3 : y = f(x) は
f(x) = V
x2 + ax
¡2x2
(x < 0)
+ ax (x = 0)
で与えられるものとする.また,実数 k に対して直線 ` : y = ¡ax + k を考える.
(1) 曲線 C1 と曲線 C2 は原点 O で共通の接線をもつことを示せ.
(2) 直線 ` が原点を通るとき,曲線 C3 と直線 ` で囲まれる部分の面積を求めよ.
(3) 曲線 C3 と直線 ` の共有点の個数が 2 となるとき k を a を用いて表せ.
(4) (3) で,共有点の個数が 2 となる k > 0 に対して,曲線 C3 ,直線 ` および y 軸によって
囲まれる x = 0 の部分を,x 軸の回りに 1 回転してできる立体の体積を求めよ.
( 九州工業大学 2007 )
8
座標平面上の点 A(s; t) が 2 £ 2 行列 D により点 B(u; v) に移るとは,
&
u
v
> = D&
s
t
>
が成り立つことである.0 < µ <
M=&
r cos µ ¡r sin µ
r sin µ
r cos µ
¼
; 0 < r < 1 とし,n を自然数とする.行列
2
>
に対し,M の n 乗を Mn で表す.座標平面上の 4 点 P0 (1; 1),Q0 (¡1; 1),R0 (¡1; ¡1),
S0 (1; ¡1) に対し,これらの 4 点が行列 Mn により移る点をそれぞれ Pn ,Qn ,Rn ,Sn と
する.点 P1 は線分 P0 Q0 上にあるものとする.以下に答えよ.
(1) r を µ を用いて表せ.
(2) 次の等式が成り立つことを数学的帰納法を用いて証明せよ.
Mn = &
rn cos(nµ) ¡rn sin(nµ)
rn sin(nµ)
rn cos(nµ)
>
¡¡¡¡!
¡¡!
(3) Pn Pn+1 = (r sin µ)Pn Qn となることを示せ.
¡¡! ¡¡¡!
(4) Pn Qn と Qn Rn は垂直であることを示せ.
(5) 四角形 Pn Qn Rn Sn の面積を求めよ.
( 九州工業大学 2007 )
9
次の問いに答えよ.
(1) 袋 A には 1; 2; 3; 4 の番号が書かれた球がそれぞれ 1 個ずつ入っており,袋 B には
番号 1 が書かれた球が 1 個,
番号 2 が書かれた球が 2 個,
番号 3 が書かれた球が 3 個,
番号 4 が書かれた球が 4 個,
入っている.ただし 1 個の球には 1 つの番号が書かれている.袋 A および袋 B から球を 1
個ずつ取り出すとき,同じ番号が書かれた球を取り出す確率を求めよ.
(2) 袋 A には 1; 2; Ý; n の番号が書かれた球がそれぞれ 1 個ずつ入っており,袋 B および
袋 C には
番号 1 が書かれた球が 1 個,
番号 2 が書かれた球が 2 個,
番号 3 が書かれた球が 3 個,
Þ
Þ
Þ
番号 n が書かれた球が n 個,
入っている.ただし 1 個の球には 1 つの番号が書かれている.以下に答えよ.
‘ 袋 A および袋 B から球を 1 個ずつ取り出すものとする.同じ番号が書かれた球を取り
出す確率を n を用いて表せ.
’ 袋 A および袋 B から球を 1 個ずつ取り出すものとする.取り出した球に書かれた番号
が同じであればその番号分のポイントがもらえるものとする.平均していくらのポイ
ントがもらえるか n を用いて表せ.
“ 袋 B および袋 C から球を 1 個ずつ取り出すものとする.同じ番号が書かれた球を取り
出す確率を n を用いて表せ.
” 袋 B および袋 C から球を 1 個ずつ取り出すものとする.取り出した球に書かれた番号
が同じであればその番号分のポイントがもらえるものとする.平均していくらのポイ
2
1
ントがもらえるか.自然数の立方の和の公式 13 + 23 + 33 + Ý + n 3 = S n(n + 1)k
2
を用いてよい.
( 九州工業大学 2007 )
10 1,1,2,2,3,3,0 の 7 個の数字を並べてできる 7 桁の自然数( 先頭の数字が 0 になる
ことはない)について,次に答えよ.
(1) 10 の倍数は何個あるか.
(2) 数は全部で何個あるか.
(3) 2000000 以下の数は何個あるか.
(4) 一の位の数字が 1 である数は何個あるか.
(5) すべての数の平均値を求めよ.
( 九州工業大学 2006 )
11 平面上に一辺の長さが k の正方形 OABC がある.この平面上に ÎAOP = 60± ,ÎCOP =
¡! ¡
! ¡! ¡
!
150± ,OP = 1 となる点 P をとり,線分 AP の中点を M とする.OA = a ,OP = p と
おいて,次に答えよ.
¡!
(1) OM の長さを k を用いて表せ.
¡!
¡
! ¡
!
(2) OC を k と a ; p を用いて表せ.
¡! ¡!
(3) AC と OM が平行になるときの k の値を求めよ.
¡! ¡!
(4) AC と AP が垂直になるときの k の値を求めよ.
( 九州工業大学 2006 )
12 行列 A を A = '
B'
1 ¡1
1
1
1 ¡1 2
1
1
1
1
3
? とする.B は 3 行 2 列の行列で,
? = , ¡1 ¡1 D をみたしている.次に答えよ.
¡1 ¡3
(1) B を求めよ.
(2) AB および (AB)2 を求めよ.
(3) 自然数 n に対して,E + AB + (AB)2 + Ý + (AB)n を求めよ.ただし,E = '
1 0
0 1
?
とする.
(4) 自然数 n に対して,BA + (BA)2 + (BA)3 + Ý + (BA)n+1 を求めよ.
( 九州工業大学 2006 )
13 m > 0 とする.曲線 C : x2 + 3y2 = 3 (x = 0) と直線 Lm : y = mx ¡ 1 の 2 つの共有点
を A(0; ¡1),Bm (p; q) とおく.次に答えよ.
(1) p; q を m を用いて表せ.
(2) 2 点 A,Bm の間の距離を f(m) とする.f(m) の最大値とそのときの m の値 m0 を求
めよ.
(3) (2) で求めた m0 に対して,曲線 C と線分 ABm0 の囲む図形の面積 S を求めよ.
( 九州工業大学 2006 )
14 k を実数とする.曲線 Lk : y = x + x ¡ k と円 C : x2 + (y ¡ 2)2 = 1 がある.次に答
えよ.
(1) 曲線 L2 を図示し,曲線 L2 と円 C の共有点の個数を求めよ.
(2) 曲線 Lk と円 C の共有点の個数を調べよ.
( 九州工業大学 2006 )