(1) m = 1 - SUUGAKU.JP

年 番号
1
氏名
1 つのさいころを 4 回投げ,i 回目 (i = 1; 2; 3; 4) に出る目を ai とする.また,出る目
の種類を数え,その数を m とする.例えば,a1 = 2; a2 = 3; a3 = 2; a4 = 5 のとき,
2; 3; 5 の 3 種類の目が出たので m = 3 とする.次に答えよ.
(1) m = 1 となる場合は何通りあるか.
(2) m = 2 となる確率を求めよ.
(3) m の期待値を求めよ.
(4) a1 5 a2 5 a3 5 a4 となる確率を求めよ.
( 九州工業大学 2012 )
2
¼
¼
; ÎAOC =
を満た
2
3
している.線分 OA と OB を s : 1 ¡ s (0 < s < 1) に内分する点をそれぞれ P,Q とし ,
¡!
¡
! ¡!
¡
! ¡!
¡
!
4CPQ の重心を G とする.OA = a ; OB = b ; OC = c ; ÎBOC = µ (0 < µ < ¼)
四面体 OABC は OA = 1; OB =
B
15; OC = 2; ÎAOB =
として,次に答えよ.
¡! ¡
! ¡
! ¡
!
(1) ベクトル OG を a ; b ; c と s を用いて表せ.
¡!
(2) ベクトル OG は平面 ABC に垂直であるとする.
(a) s と cos µ の値を求めよ.
(b) 線分 OG と BC の長さ,および ÎBAC を求めよ.
(c) 四面体 OABC の体積 V を求めよ.
( 九州工業大学 2012 )
3
p
® > 1; x > 0 とする.O を原点とする座標平面上に 3 点 A(0; 1),B(0; ®),P( x; 0)
がある.次に答えよ.
(1) sin ÎOPB と sin ÎAPB を ® と x を用いて表せ.
(2) sin ÎAPB を x の関数と考え,その関数を f(x) とおく.f(x) の最大値を ® を用いて
表せ.
(3) (2) で求めた最大値が
1
となる ® を求めよ.
2
( 九州工業大学 2012 )
4
a; b を実数とし ,関数 f(x),g(x) を f(x) = a(ex + e¡x ),g(x) = 4x + b とする.
曲線 C : y = f(x) の点 (log 3; f(log 3)) における接線が直線 ` : y = g(x) と一致す
るとき,次に答えよ.ただし ,対数は自然対数を表し ,e は自然対数の底とする.また,
log 3 < 1:1 を用いてよい.
(1) a; b の値を求めよ.
(2) 曲線 C と直線 ` および直線 x = ¡ log 3 で囲まれた図形の面積 S を求めよ.
(3) 曲線 C と直線 ` および直線 x = ¡ log 3 で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転してで
きる立体の体積 V を求めよ.
( 九州工業大学 2012 )
5
関数 f(x) = kx3 ¡ 3kx (k > 0) が表す座標平面上の曲線を C : y = f(x) とする.曲
線 C 上の 2 点 P(p; f(p)),Q(ap; f(ap)) における接線をそれぞれ `1 ; `2 とする.た
だし,p > 0; a Ë 1 とする.以下の問いに答えよ.
(1) 点 P における接線 `1 の方程式を k; p を用いて表せ.
(2) 点 Q における接線 `2 が点 P を通るとき,a の値を求めよ.
(3) ある k に対して 2 つの接線 `1 ; `2 が点 P において垂直に交わっているとき,k を p を用
いて表せ.また,そのような k が存在する p の値の範囲を求めよ.
(4) ある k に対して 2 つの接線 `1 ; `2 が点 P において垂直に交わっているとき,接線 `2 と曲
線 C によって囲まれた図形の面積 S を p を用いて表せ.
( 九州工業大学 2012 )
6
O を原点とする座標平面上に点 A(0; 1) があり,点 A からの距離が 4 である点 P(x; y)
が x > 0,y > 1 をみたすように動く.直線 AP が x 軸の正の向きとなす角を µ,点 P か
ら x 軸に垂線を下ろしたときの交点を Q とする.以下の問いに答えよ.
(1) 点 P の座標を µ を用いて表せ.
(2) 四角形 OAPQ の面積 S を µ を用いて表せ.
(3) (2) で求めた S が最大となるときの sin µ の値を求めよ.
(4) 四角形 OAPQ を x 軸のまわりに 1 回転させてできる立体の体積 V を µ を用いて表せ.
3
で最大となることを示せ.
(5) (4) で求めた V が sin µ =
4
( 九州工業大学 2012 )
7
O を原点とする座標平面上に点 P0 (1; 1),Q0 (1; 0) がある.ある p (0 < p < 1) に対し
て,点 P1 (p; p),Q1 (p; 0) を定め,さらに,自然数 n について点 Pn+1 ,Qn+1 を次のよ
うに定める.
² 点 Qn を通り直線 Q0 P1 と平行な直線と,直線 OP0 の交点を Pn+1 とする.
² 点 Pn+1 を通り y 軸と平行な直線と,x 軸の交点を Qn+1 とする.
また,4Qn¡1 Pn Qn の面積を Sn とするとき,以下の問いに答えよ.
(1) S1 を p を用いて表せ.
(2) 点 Qn¡1 の x 座標を q とするとき,点 Qn の x 座標を p; q を用いて表せ.
(3) Sn を p; n を用いて表せ.
(4) n を定数として,p を 0 < p < 1 の範囲で動かすとき,Sn を最大にする p とそのときの
Sn をそれぞれ n を用いて表せ.
(5) (4) で求めた Sn に対して, lim nSn を求めよ.必要であれば,自然対数の底 e について
n!1
lim(1 + h)
h!0
1
h
= e が成り立つことを用いてよい.
( 九州工業大学 2012 )
8
1 辺の長さが 1 の正三角形の頂点を時計回りに P,Q,R とする.これらの頂点のいずれか
にある動点が,次のように辺上を移動することを 1 回の試行とする.さいころを 1 回投げ
て,1 の目が出れば反時計回りに長さ 1 だけ移動し,6 の目が出れば移動せず,それ以外の
場合は時計回りに長さ 1 だけ移動する.動点は最初に点 P にあり,n 回の試行後に動点が
点 P,Q,R にある確率をそれぞれ pn ; qn ; rn (n = 1; 2; 3; Ý) とする.以下の問いに
答えよ.
(1) p1 ; p2 をそれぞれ求めよ.
(2) q2 ; r2 をそれぞれ求め,さらに p3 を求めよ.
(3) pn+1 を rn を用いて表せ.
(4) pn+3 を pn を用いて表せ.
(5) p3n を n を用いて表せ.
( 九州工業大学 2012 )
9
a; b を正の実数とし,関数 f(x); g(x) をそれぞれ f(x) = 3x¡2a sin x cos x; g(x) =
x2 + b cos2 x ¡ b とする.以下の問いに答えよ.
(1) a = 3 のとき,0 5 x 5 ¼ における f(x) の増減を調べ,極値を求めよ.
(2) a = 1 のとき,x = 0 において f(x) = 0 が成り立つことを示せ.
(3) x = 0 において f(x) = 0 が成り立つような a の範囲を求めよ.
(4) x = 0 において g(x) = 0 が成り立つような b の範囲を求めよ.
( 九州工業大学 2011 )
10 実数 a と行列 A = #
a¡2
¡2a
4a
¡2a + 2
; がある.A が表す座標平面上の点の移動に関す
る以下の二つの条件を考える.
条件 1: 原点 O 以外のある点 P が A によって P 自身に移される.
条件 2: 原点 O 以外のある点 Q が A によって線分 OQ 上の Q 以外の点に移される.
以下の問いに答えよ.
‘ 条件 1 がみたされるとき,a の値を求めよ.
’ 条件 1,条件 2 の両方がみたされるとき,a の値を求めよ.
“ a は ’ で求めた値とする.自然数 n に対して,点 Rn を次のように定める.
² R1 の座標を (4; 5) とする.
² A によって Rn¡1 が移される先を Rn (n = 2) とする.
Rn の座標を (xn ; yn ) とするとき,xn =
12
16
¡ 2; yn = n ¡ 3 であることを数学的帰
2n
2
納法を用いて証明せよ.
( 九州工業大学 2011 )
11 正の実数 a と関数 f(x) = jx2 ¡ a2 j (¡2a 5 x 5 2a) がある.y = f(x) のグラフを y
軸のまわりに回転させてできる形の容器に ¼a2 (cm3 = 秒) の割合で水を静かに注ぐ.水を
注ぎ始めてから容器がいっぱいになるまでの時間を T(秒) とする.ただし,長さの単位は
cm とする.次の問いに答えよ.
(1) y = f(x) のグラフの概形を描け.
(2) 水面の高さが a2 (cm) になったとき,容器中の水の体積を V(cm3 ) とする.V を a を用い
て表せ.
(3) T を a を用いて表せ.
(4) 水を注ぎ 始めてから t 秒後の水面の高さを h (cm) とする.h を a と t を用いて表せ.た
だし,0 < t < T とする.
(5) 水を注ぎ 始めてから t 秒後の水面の上昇速度を v (cm/秒) とする.v を a と t を用いて表
せ.ただし,0 < t < T とする.
( 九州工業大学 2011 )
12 図のような番号のついたマス目と駒とサイコロを使って,以下に示す規則にしたがうゲー
ムを考える.
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
² 駒は最初 0 番のマス目に置く.
² サイコロを投げ,出た目の数だけ駒を 10 番のマス目に向かって進める.
² 駒がちょうど 10 番のマス目に止まればゴ ールとする.
² ただし,10 番のマス目を超える場合は,その分だけ 10 番のマス目から 0 番のマス目側に
戻る.
たとえば,7 番のマス目に駒があり,出た目が 5 であった場合は,駒は 8 番のマス目に移
動し,その次に出た目が 2 であった場合はゴ ールする.以下の問いに答えよ.
(1) 2 投目でゴ ールする確率を求めよ.
(2) 2 投目の後,9 番のマス目に駒がある確率を求めよ.
(3) 3 投目でゴ ールする確率を求めよ.
(4) このゲームを使って A,B の 2 名が対戦する.A から始めて,交互にサイコロを投げて各
自の駒を進める試行を行ない,先にゴ ールした方を勝ちとする.ただし,ど ちらも 2 投以
内でゴ ールしない場合は引き分けとする.引き分ける確率を求めよ.
(5) A,B の駒をそれぞれ 0 番,k 番 (0 < k < 10) のマス目に置いて (4) と同様の対戦を開始
するとき,A が勝つ確率より B が勝つ確率の方が高くなるための k の条件を求めよ.
( 九州工業大学 2011 )