平成28年度 授業改善推進プラン 視点 現状分析・課題 ・計算問題が苦手な児童と得意な児童のペースに差が ある。 1 年 教科 授業改善策 ・早く終わった児童には追加プリントを用意し、飽きない ように工夫をする。また、苦手な児童に個別支援ができる ように、学習支援員やTTを活用していく。 ・計算問題は、正確に解くことができるが、文章問題の題 ・文章問題を解く前に、重要な箇所に線を引くように指導 意を正しく捉えることが苦手な児童がいる。 法を工夫する。立式のポイントとなる言葉を覚えるよう、繰 り返し声に出して読むようにする。 ・時計の長針を反対に書いてしまう児童がいる。 ・学校生活の中で時計を意識させる。休み時間や給食の 時間には、時間を守る指導と同時に、時計の読み方につ いての理解も深める。 ・筆算の仕方を理解して、たし算・ひき算ができるように ・1年生の繰り上がりのあるたし算、繰り下がりのあるひき なってきたが、数の分解・合成が理解できず、指を使って 算にさかのぼり、繰り返し計算練習をさせる。速く正確に 計算している。 計算できるように指導していく。 2 年 ・時刻と時間では、時刻が正確に読めない児童や、「午 ・時刻と時間を生活の中で実感、体感させ、理解できるよ 前」「午後」がなかなか理解できない児童、時間を求める うにしていく。時刻を読ませたり、時間を答えさせたり練 ことができない児童がいる。 習を繰り返す。 ・文章問題を内容をとらえて読むことを苦手としている児 ・文章を読む際に問われている言葉や数字にラインを引 童が多く、正しく立式ができない児童がいる。 かせながら問題を読ませるようにする。ラインを引いたとこ ろを意識して問題に取り組ませる。 3 年 ・あまりのあるわり算が苦手な児童がいる。 ・繰り返し復習の時間を設ける。また、具体物を用いて、 あまりを捉えやすくする。 ・計算問題では、繰り上がりはできるが、繰り下がりを苦 手とする児童が多い。 ・繰り下がった数を書くことを徹底する。二重に繰り下がる 計算は特に注意させていく。 算数科 中間検証 最終検証 ・見通しをもって、筋道を立てて考えることが不十分であ ・問題を解く前に、見当を付ける習慣を身に付けさせ、ど る。 んな方法で問題解決を図ったか説明させる時間を設け る。 ・図形などの空間認識能力が弱い児童がいる。 4 年 ・図形などは、いろいろな角度から観察できるような具体 物を用意する。また、自分の身近で使えるようなものを用 意させ、操作しながら学習させる。 ・基礎的な四則計算や小数の計算の位取りが苦手な児 ・朝学習と家庭学習で計算練習に取り組み、定着の度合 童が見られる。 いを計るために定期的にミニテストを行う。また、ベーシッ クドリルを有効に活用し、既習事項の定着を図る。 5 年 ・図形を正確に作図したり、図形の特徴や性質を理解す ・定規やコンパスの使い方を繰り返し指導し、身に付いて ることが十分できていない児童が見られる。 いない児童には個人指導を行う。また、図形の特徴や性 質を示す掲示を教室内に貼り、常に目に付くようにする。 ・四則計算の技能の個人差が大きい。 ・朝学習や家庭学習、授業の初めの時間に、既習事項 の確認小テストを繰り返し行い、基礎計算力を養う。 ・面積や体積を求める際に、公式を提示すればそれに当 ・単元の学習が終わった後も、宿題等で繰り返し練習問 てはめ問題を解くことができる。しかし、公式を覚えてい 題に取り組む。 ないため、自力での解決は難しい児童がいる。 6 年 ・文章問題を読んで題意を理解し、式に表すことができ ない児童がいる。 ・自力解決のための手立て(既習事項、絵や図、表やグ ラフ)を具体的に提示し、児童自身が活用できるように指 導していく。
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