旬のレシピ ~秋~『かぼちゃ』

朝晩が冷え込んでくると、粘膜が乾燥してのどや肺などが傷つき、風邪をひきやすくなります。
この時期は皮膚や粘膜を強化するビタミンAやカロテンを豊富に含む食材を摂りましょう。
抗酸化作用のある栄養
素を豊富に含む
●分 類 ウリ科カボチャ属
●原産地 アメリカ・中南米
15世紀にコロンブスによって、ジャガイモ・タバコととも
にヨーロッパに持ち帰られ、その後世界各地に広まっ
た。日本へは16世紀ポルトガル人が九州の大名に献
上したのが始まりといわれています。
カボチャは夏から初秋が収穫時期ですが、暗い所で
寝かせておくと収穫して1~2か月後に甘味がピークに
達します。店頭に並んでいるのはすでに甘味が増えた
状態のものが並んでいます。
● カボチャの栄養 ●
β-カロテンはカボチャの場合、黄色い果肉に含ま
れており、体内に入るとビタミンAに変化して吸収さ
れ、目の粘膜や口や喉の粘膜を保護します。ビタミ
ンCは細胞同士をつなぐコラーゲンを生成して皮膚
や粘膜を丈夫にし、感染症に対する抵抗力を高め
ます。カボチャのビタミンCはでんぷんに包まれてい
るため、加熱による損失が少ないのも魅力です。
ビタミンC
ビタミンB1
ビタミンB2
βーカロテン
ビタミンE
カボチャのビタミンCは、トマトの
約3倍。ビタミンEは野菜の中で
もトップクラス!ビタミンEは細
胞の老化を防ぎ、肌荒れを防
ぎます。
● 材 料 ●(5杯分)
かぼちゃ 340g(1/4個)
牛乳
200cc
バター
15g
塩
小さじ1/2(3g)
● 作り方 ●
皮ごと
使えます!
①カボチャの種とワタを取り、2cmくらいの幅に切る
②鍋に切ったカボチャを入れて、カボチャがかぶるくらい水を入れる
③カボチャが柔らかくなったら茹で汁とともにミキサーにかけてペースト状に
する
④鍋に戻し、牛乳とバター、塩を加え温める
● 1杯分の栄養 ●
カロリー
炭水化物
脂質
ビタミンC
110 kcal
14.0g
4.1g
148mg