ファーマライズホールディングス

ファーマライズホールディングス
(2796・東証 1 部)2016 年 10 月 26 日
1 Q
苦 戦 も 想 定 内 、 予 想 据 え 置 く
主要指標 2016/10/24 現在
リ サ ー チ ノ ー ト
株
(株)QUICK
真下 弘司
2016/5
2017/5
2018/5
通期
通期
価
545 円
発行済株式数
9,039,050 株
時 価 総 額
4,926 百万円
売上高
百万円
業績動向
直前のレポート発行日
前期比
%
営業利益
百万円
前期比
%
ベーシック
2016/9/16
リサーチノート
2016/6/2
経常利益
百万円
前期比 当期純利益 前期比
%
百万円
%
EPS
円
実績
48,511
22.8
813
-28.9
659
-33.9
382
67.7
42.44
会社予想
(2016年7月発表)
52,000
7.2
810
-0.4
640
-3.0
100
-73.8
11.10
アナリスト予想
52,400
8.0
880
8.2
700
6.1
140
-63.4
15.49
アナリスト予想
54,400
3.8
980
11.4
800
14.3
200
42.9
22.13
通期
診療報酬・薬価改定の影響で 1Q は営業赤字に
17/5 期 1Q の連結業績は、売上高が前年同期比 22%増の 127 億円、営業損益は 29 百万円の損失(前年同
期は 2.2 億円の利益)となった。15 年 10 月に連結子会社化した薬ヒグチ&ファーマライズの寄与もあり 2
割超の増収だが、16 年 4 月の診療報酬および薬価改定の影響、新卒採用・研修等の費用の増加もあり営業
赤字を余儀なくされた。
調剤薬局事業の売上高は同 4%増の 102 億円、セグメント利益(全社費用等控除前営業利益)は同 78%減
の 60 百万円。前期に出店・買収した店舗の寄与等から増収。診療報酬・薬価改定の影響に加えて、費用の
増加もあり大幅な減益に。16 年 8 月末現在の調剤薬局店舗数は、16 年 5 月末比 2 店増加、4 店減少の 247
店舗。開局から 12 カ月以上が経過し前年同期との比較が可能な既存店 218 店舗合計の売上高は、前年同期
比 2%減の 93 億円。処方せん枚数は前年同期並みを確保したが、処方せん単価の低下が響いた。
物販事業の売上高は 21 億円(前年同期は 1.6 億円)
、セグメント損益は 67 百万円の損失(同 40 百万円の
損失)
。薬ヒグチ&ファーマライズの連結子会社化により大幅な増収だが、ドラッグストア店舗の多くは採
算改善の途上にあり損失が拡大。16 年 8 月末現在の調剤を併設しない店舗数は 2 店舗増加、1 店舗減少の
61 店舗となった。
会社計画・当研究所予想とも変更なし
17/5 期の連結業績に関して会社側は、売上高が前期比 7%増の 520 億円、営業利益は同横ばいの 8.1 億円、
負ののれん発生益がなくなり純利益は同 74%減の 1.0 億円を計画。期初公表の計画を据え置いた。薬ヒグ
チ&ファーマライズの通期寄与から増収だが、診療報酬・薬価改定の影響で営業利益は伸び悩む見通し。
企業価値研究所予想の 17/5 期の連結業績は、売上高が前期比 8%増の 524 億円、営業利益は同 8%増の
8.8 億円。1Q の業績は概ね想定どおり推移しており前回予想を据え置く。子会社再編や低採算・重複店舗
の閉局・閉店による収益性の向上を見込み会社計画を若干上回る水準を予想する。
続く 18/5 期は、売上高が前期比 4%増の 544 億円、営業利益は同 11%増の 9.8 億円を予想する。診療報
酬・薬価改定の影響が一巡、既存店の回復を見込んだ。
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参照 URL ⇒ http://www.jpx.co.jp/listing/reports/analyst-report/03.html
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