シーアールイー(3458・東証 1 部) 2016 年 6 月 28 日 開発案件の順調推移は想定内。当研究所予想を据え置き 主 要 指 標 2016/6/27 現 在 リ サ ー チ ノ ー ト 株 (株)QUICK 細貝 広孝 業 績 動 売上高 百万円 向 価 2,780 円 発行済株式数 5,851,600 株 時 価 総 額 16,267 百万円 前期比 % 営業利益 百万円 前期比 % 経常利益 百万円 直前のレポート発行日 ベーシック 2016/05/20 アップデート - 前期比 % 当期純利益 百万円 前期比 % EPS 円 績 25,224 - 2,373 - 2,185 - 1,338 - 289.25 想 (2015 年 9 月発表) 34,638 37.3 2,597 9.4 2,314 5.9 1,403 4.9 246.27 アナリスト予想 35,412 40.4 3,155 32.9 3,005 37.5 1,790 33.7 305.90 2017/7 ア ナ リ ス ト 予 想 42,828 20.9 3,898 23.5 3,748 24.7 2,308 28.9 394.43 2015/7 実 会 2016/7 社 予 3Q 累計実績は物件売却の減少で大幅営業減益 16/7 期 3Q 累計の連結業績は、売上高が前年同期比 42%減の 116 億円、営業利益が同 78%減の 5.2 億円 だった。主力の不動産管理事業では、マスターリース物件が引き続き高い稼働率を維持し、賃貸等収益はほ ぼ前年同期並みに安定的に計上されたほか、プロパティマネジメント(PM)の管理面積が堅調に拡大して PM フィー収入は増加した。ただ、開発物件のリーシングフィーの獲得を今期は 4Q に計上する見通しであり、 3Q 累計ではリーシングフィー収入が減少し、同事業の売上高および営業利益は前年同期を下回った。また、 物流投資事業では今期の開発物件の売却は 4Q に予定していることから、3Q 累計では物件売却収入が前年同 期を下回って減収となり、営業損益は前年同期の黒字に対して今期は赤字だった。 通期の当研究所予想は据え置き。4Q に物件売却進捗で営業増益予想 16/7 期通期の連結業績に関して会社側は、期初計画を据え置いた。売上高は 346 億円(前期比 37%増)、 営業利益は 26 億円(同 9%増)を計画。会社側は、4Q に物件売却を見込むなか、当該売却物件のリーシン グが進捗するなど、開発プロジェクトは順調に推移しているとの見方を示した。 16/7 期通期の連結業績に関して QUICK 企業価値研究所でも、売上高 354 億円(同 40%増) 、営業利益 32 億円(同 33%増)の前回予想(16 年 5 月)を据え置く。今期は 4Q に物件売却が集中することから、3Q 累 計業績が大幅減収減益となったことは想定の範囲内。また、開発プロジェクトの順調な推移、物件価格の上 昇などは織り込み済み。前年同期に比べて会社側の計画が保守的との見方も変えておらず、会社計画を上回 る 3 割の営業増益予想を変えていない。 続く 17/7 期の連結業績に関しても、売上高 428 億円(前期比 21%増)、営業利益 39 億円(同 24%増) の前回予想を据え置く。前回予想時点では、17/7 期における開発物件の会社計画開発面積は 3 万 3388 坪プ ラスアルファとされていたが、 「ロジスクエア久喜 II」 (17 年 2 月竣工予定)の開発着手がリリースされ、 17/7 期の開発面積は 3 万 7603 坪となった。当研究所の前回予想において、既発表 3 物件プラス 1 物件の開 発を織り込んでおり、開発面積の増加はほぼ想定範囲内。当該物件売却収入を織り込んで増収増益を見込ん だ前回予想を変えていない。 アナリストレポート・プラットフォーム 1 デ ィ ス ク レ ー マ ー 1.本レポートは、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。 )が実施する「アナリストレポー ト・プラットフォーム」を利用して作成されたものであり、東証が作成したものではありません。 会社概要 2.本レポートは、東証によるレビューや承認を受けておりません(ただし、東証が文面上から明らかに 誤りがある場合や適当でない場合にレポート作成会社に対して指摘を行うことを妨げるものではありま せん) 。 3.レポート作成会社及び担当アナリストには、この資料に記載された企業との間に本レポートに表示さ れる重大な利益相反以外の重大な利益相反の関係はありません。 4.本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的として作成されたもので、有価証券の 取引及びその他の取引の勧誘又は誘引を目的とするものではありません。有価証券の取引には、相場変 動その他の要因により、損失が生じるおそれがあります。また、本レポートの対象となる企業は、投資 の知識・経験、財産の状況及び投資目的が異なるすべての投資者の方々に、投資対象として、一律に適 合するとは限りません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、投資者ご自身の判断でなされるようにお 願いいたします。 5.本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当 該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものでは なく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点の ものであり、今後予告なく変更されることがあります。 6.本レポートは、レポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、東証及 びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が 欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものでは ありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきまし ても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる 情報の使用による結果について、東証及びレポート作成会社は何ら責任を負うものではありません。 7.本レポートの著作権は、レポート作成会社に帰属しますが、レポート作成会社は、本レポートの著作 権を東証に独占的に利用許諾しております。そのため本レポートの情報について、東証の承諾を得ずに 複製、販売、使用、公表及び配布を行うことは法律で禁じられています。 <指標の説明について> 本レポートに記載の指標に関する説明は、東京証券取引所ウェブサイトに掲載されております。 参照 URL ⇒ http://www.jpx.co.jp/listing/reports/analyst-report/03.html アナリストレポート・プラットフォーム 2
© Copyright 2024 ExpyDoc