インフォメーション・ディベロプメント

インフォメーション・ディベロプメント
(4709・東証 1 部)2016 年 9 月 23 日
1 Q は ソフ ト ウエア 開 発 事 業 が 2 割 増 収
主 要 指 標 2016/9/20 現 在
リ サ ー チ ノ ー ト
株
(株)QUICK
前田 俊明
業
績
2016/3
2017/3
2018/3
動
向
売上高
百万円
直前のレポート発行日
価
982 円
発行済株式数
8,029,535 株
時 価 総 額
7,885 百万円
前期比
%
営業利益
百万円
前期比
%
経常利益
百万円
ベーシック
前期比
%
当期純利益
百万円
2016/7/13
前期比
%
EPS
円
績
20,082
6.4
970
0.4
964
-3.4
548
7.9
76.09
会 社 予 想
(2016 年 4 月発表)
21,400
6.6
1,280
31.9
1,260
30.6
830
51.2
114.72
アナリスト予想
21,000
4.6
1,270
30.9
1,250
29.6
830
51.2
114.72
アナリスト予想
22,000
4.8
1,450
14.2
1,430
14.4
950
14.5
131.30
実
1Q は退職給付費用などが利益を抑え営業微減益
17/3 期 1Q の連結業績は売上高が前年同期比 9%増の 51.8 億円、営業利益は同微減の 1.9 億円。ソフト
ウエア開発事業が 2 割増収となり全体を牽引。システム運営管理事業も増収を確保した。一方、退職給付
制度変更に伴う退職給付費用の増加に加え、IT ソフトウエア受託開発を手掛けるテラコーポレーションの
株式取得に関する業務委託費の発生などが利益を押し下げた。QUICK 企業価値研究所は、システム運営管理
事業は想定通り、ソフトウエア開発事業の伸びは想定以上と捉えている。退職給付費用の増加は引き続き
利益を抑えるが、前期は 2Q と 4Q に不採算案件が発生しており、この反動から通期では営業増益を見込ん
でいる。
事業別売上高をみると、ソフトウエア開発は同 21%増の 20.5 億円。金融系がシステム統合や更改対応で
増加するとともに、公共系も制度改正や法改正対応などの案件が増加した。システム運営管理は同 4%増の
29.4 億円。一部案件が収束したが、金融系のフォーム系開発業務(低コストかつ高信頼性のシステム稼働
環境を設計・構築するサービス)などが増加した。
5%増収、31%営業増益の通期予想を据え置き
直近の日銀短観(16 年 7 月公表の 6 月調査)によれば、16 年度の全産業(含む金融機関)のソフトウエ
ア投資額は前年度比 5.3%増となる計画。同社との関連が深い金融機関は同 8.1%伸びる見通し。
当研究所は、17/3 期通期の連結業績について売上高 210 億円(前期比 5%増)
、営業利益 12.7 億円(同
31%増)の従来予想を据え置く。主な顧客業種である金融機関を中心とした受注が増加する見通し。シス
テム運営管理とソフトウエア開発の両事業ともに増収を予想。ソフトウエア開発事業は順調に進捗してお
り上振れする可能性もありそうだ。利益面では、退職給付費用を含め人件費が増えるほか、外注費の増加
などを想定するが、前期にあった本店移転に係る一過性の費用負担がなくなることに加え、不採算案件は
管理体制の強化などで抑制できるとみている。
翌 18/3 期は売上高 220 億円(前期比 5%増)
、営業利益 14.5 億円(同 14%増)を予想する。企業のソフ
トウエア投資は緩やかな増加が続くとみており、主な顧客業種である金融機関を中心とした受注が増加す
る見通し。システム運営管理事業とソフトウエア開発事業はともに増収を予想する。
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1
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