線形代数学Ⅱ 確認問題 4 2016 年度後期 工学部・未来科学部 1 年 担当: 原 隆 (未来科学部数学系列・助教) (ⅰ) 講義終了時に提出 して下さい (時間が足りなければ、次回の講義時に提出しても構いません)。 チェックして翌週返却します。 (ⅱ) 何を参照しても構いません。また、相談しながら解いても結構です。 (ⅲ) ∗ 印のついた問題はおまけの問題です。時間に余裕のある人は挑戦して下さい。 (ⅳ) If you are not good at writing Japanese sentences, you can write your answer in English. 確認問題 4.*1 4 次正方行列 A = (aij )1≤i,j≤4 0 0 −1 0 0 3 0 0 = 0 −1 0 1 について、以下の設問に答えなさい。但し 1 0 0 7 ãij は行列 A の第 (i, j) 余因子を表すものとする。 (1) A の すべての 余因子 ã11 , ã12 , ã13 , ã14 , ã21 , ã22 , . . . . . . , ã43 , ã44 を計算し (計 16 個!!) 、余 e を求めなさい。 ※ 余因子の符号 と 余因子行列の成分の並べ方 に注意すること! 因子行列 A e を計算しなさい。単位行列のスカラー倍になっていること を確認すること。 (2) 行列の積 AA (3) (2) の結果を用いて A の逆行列 A−1 を求めなさい。 (4)∗ 夏学期の『線形代数学Ⅰ』で学んだ ( ) ( A In を行基本変形によって In 『n 行 2n 列行列 −1 という方法で A A−1 ) に変形する』 を求め、(3) の計算結果と一致することを確認しなさい。その上で、どち らの方法が計算が楽か 比較検証しよう (するまでもないとは思うけど)。 確認欄 学籍番号 *1 氏名 今回の確認問題は「如何に余因子行列を計算するのが大変/面倒か!」を皆さんに実感していただくことを意図して出題 作業ゲー」問題。 しています。断じて理由なき嫌がらせではない……はず。行列式の計算の難易度は簡単な「 クソゲー
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