平成28年度埼玉県学力・学習状況調査分析(中学校) 【別紙4-1】 1 国語 学年 項目 (1)考察(現状分析・実態) ほとんどの項目において、県と市の平均を上回っているが、唯一「書く能力」で上尾市の平均を下回っ た。記述問題の正答率では、県・市の平均を下回った。 (2)生徒の伸びの傾向 65%の生徒の学力が伸びている。また、どの学力の階層でも50%超の生徒に学力の伸びが見られ た。 1年 (3)これまでの成果と今後の課題(調査結果を踏まえて) 漢字テストを定期的に行い、漢字に対する知識が身についてきている。「書く能力」をあげるために、書 く力をつけさせていく。 (4)具体の取組 アクティブラーニングを取り入れ、積極的に授業に参加させると同時に、自分の考えを伝えるだけでな く、ノートにまとめていく活動も取り入れていく。 (1)考察(現状分析・実態) 全項目において埼玉県平均を上回っている。特に「話す・聞く能力」においては、県平均を10ポイント 以上上回っている。一方「読む」においては、県平均を2ポイント、「言語文化」では県平均を5ポイント 上回っているに過ぎない。また「書く」については県平均を上回ってはいるものの値としては50ポイント であった。 (2)生徒の伸びの傾向 正答率をみると「話す聞く書く」「言語文化」「知識・理解・技能」が高い値を示している。昨年度と今年度 のレベルが「8-A」であり、大きな学力の伸びは見られなかった。 2年 (3)これまでの成果と今後の課題(調査結果を踏まえて) 「話す聞く」の力が高い値を示している点については、「グローバルシティズンシップ科」での調べ学習 やプレゼンテーション等での活動が起因していると考える。一方「書く」については県平均は上回ってい るが、改善の余地は多々あると思われる。 (4)具体の取組 積極的にアクティブ・ラーニングの指導法を取り入れ、協働学習により全体のレベルを高めていきたい と考える。また、言語能力については日々継続的な学習により、その能力の定着を図っていきたい。加 えて「グローバルシティズンシップ科」での横断的な学習をとおして、思考力・判断力の向上を目指した い。 (1)考察(現状分析・実態) ほとんどの項目において埼玉県平均を上回っている。特に「話す・聞く能力」においては、県平均を6ポ イント以上上回っている。一方「言語文化」では県平均を1ポイント下回った。また「書く能力」について は前年度に比べて18ポイント下回った。 (2)生徒の伸びの傾向 昨年度の結果と比べるとすべての項目で下回った。昨年度と今年度のレベルが同じ「8-A」であり、 大きな学力の伸びは見られなかった。 3年 (3)これまでの成果と今後の課題(調査結果を踏まえて) 「話す・聞く能力」が高い値を示しているのは、普段の授業で小グループでの話し合い活動を多く取り 入れている成果であると考える。一方、「書く能力」が5割を下回る結果になっているため、早急に改善 する必要がある。 (4)具体の取組 アクティブ・ラーニングを行い、複数での学習も大切にする一方で、話し合い考えたこと、人の意見を聞 き考え改めたことなどを文章でまとめる活動も大切にしていきたい。書く活動を普段の学習から多く取 り入れることで、書くことに対する抵抗を減らしていきたい。 1 2 数学 学年 項目 (1)考察(現状分析・実態) 全ての領域・観点で埼玉県と上尾市の平均を上回っている。記述式の問題では県・市の平均を下回っ た。 (2)生徒の伸びの傾向 59%の生徒が昨年度よりも学力が伸びている。学力の階層が高い生徒の方が学力の伸びの割合が 大きい。 1年 (3)これまでの成果と今後の課題(調査結果を踏まえて) 基礎基本が身についているが、記述能力がやや低い。今までのように反復練習を継続していくことと 合わせて、自分の考えを書いたり発表したりする時間を確保し、表現力を高めていく。 (4)具体の取組 答えを求めるだけでなく、自分の考えをまとめ、書く活動を多く取り入れ、記述能力を高めていく。 (1)考察(現状分析・実態) 昨年度の埼玉県の平均正答率と今年度の埼玉県の平均正答率を比較すると、約3ポイント上まわっ ていることが分かる。 (2)生徒の伸びの傾向 基礎基本の定着が図られている。特に、式と計算における知識・理解、技能の伸びが見られる。昨年 度の「7-A」から「8-C」へ1伸びた。 2年 (3)これまでの成果と今後の課題(調査結果を踏まえて) 基礎基本の定着を数学的思考力に反映させる。小テスト、フラッシュ計算を活用し、反復練習を継続 していく。また、自分の考えを書いたり発表したりする時間を確保し、表現力を高めていく。 (4)具体の取組 ICTを利用して効率よく数量関係の学習を進め、数学的思考力を養う時間を確保する。 (1)考察(現状分析・実態) 平均正答率では埼玉県と上尾市の平均を下回ったが、領域別では「資料の活用」で県平均・上尾市平 均を上回っている。選択式、短答式の問題では県や市と大きな差は無いが、記述式の問題では、県や 市の平均から約10ポイント下回っている。 (2)生徒の伸びの傾向 学力は昨年度の「7-A」から「8-B」へ2伸びた。また、平均正答率では、昨年度に比べて約10ポイ ント伸びている。 3年 (3)これまでの成果と今後の課題(調査結果を踏まえて) 昨年度、図形は県平均より随分低かった(県61.6、本校48.2)ことから考えると、図形は顕著に伸びてい ると言える。基礎基本の定着はもちろん、自分の考えを書いてまとめる力も必要である。 (4)具体の取組 得意分野の図形や数量関係をより伸ばせるように、スパイラルに計算演習を既習事項も含め、積み重 ねたい。また、授業の中で自分の考えをまとめ、文章に表す活動を多く取り入れていく。 2 3 英語 学年 項目 (1)考察(現状分析・実態) 領域別に見ると、読むこと、書くことは県平均を上回っているが、聞くことは若干下回った。観点別に見 ると、知識・理解の能力は県平均を上回っているが、表現の能力が県平均の半分にしか達していな い。 (2)これまでの成果と今後の課題(調査結果を踏まえて) 基本文の文法を使った英文の読み書きを繰り返し練習しているので、基礎的な英文をしっかり記述す 2年 ることができる。表現の能力を伸ばすことが今後の課題である。何を聞かれているのかを読み取った り、聞き取ったりする力を伸ばしながら、それに対する答えを短い答えで的確に答えられる力を身につ けさせる。 (3)具体の取組 英会話テストや英作文テストなどを今まで取り組んでいたが、難易度に応じた出題を工夫するなどして 自己表現に対するプレッシャーを少しでも取り除いていく。 (1)考察(現状分析・実態) 埼玉県の平均を全て上回っている。関心・意欲もあり、英語学習には前向きに取り組めている。 (2)生徒の伸びの傾向 昨年度の「9-C」から「9-A」まで、2の伸びがあった。埼玉県と上尾市の学力の伸びが1なので、大 きく学力を伸ばすことができたといえる。 3年 (3)これまでの成果と今後の課題(調査結果を踏まえて) 教科書以外の英文に触れる機会をつくっており、「まとまった英文を読む力」は、育ってきている。「表 現の能力」に課題があり、自由英作文をするまでの力は身に付いていない。理解する力は付いてきて いるが、自分の感情や意見、考えを表現するための英語活用力をもっと身に付けさせなければならな い。 (4)具体の取組 「書くこと」「話すこと」を中心とした表現の課題に取り組む。特に授業内では言語の知識理解を解答す る練習だけでなく、自由英作文で自分の意見や考えを書いたり、自分の思ったことを発話して相手に 伝えたりできるようなロールプレイなど発展的な課題に取り組んでいく。 3
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