独立行政法人国際協力機構 PRESS RELEASE 東北支部(JICA 東北) JICA 青森デスク 2016 年 1 月 21 日 ルワンダ大虐殺を通して考える「平和な社会のためにできること」 青森明の星中学・高等学校 鳥谷部教諭実践授業 独立行政法人国際協力機構(JICA)では、毎年、小、中学校・高等学校等の先生方を対象に、開発 途上国における国際協力の現場を視察し、その経験・素材等を活かした開発教育実践のための教師海 外研修を実施しています。本研修は開発教育に取り組まれている、これから取り組もうとしている先 生方を対象に、開発途上国の置かれている現状を知るとともに、日本との関係や国際協力への理解を 深め、その成果を、次代を担う児童・生徒の教育に役立てて頂くことを目的としており、研修後は教 育現場や地域において開発教育実践が行われています。 この度、本年度の教師海外研修へ参加し、7 月 25 日から 8 月 7 日の日程でルワンダを訪問した青 森明の星中学・高等学校鳥谷部絵美教諭(地理・歴史・公民)の実践授業が 1 月 25 日に同校にて行 われます。 授業は高校 3 年生を対象に「ルワンダの歴史から未来を考える」というテーマで行われます。 ルワンダは 1994 年にフツ族によるツチ族の大虐殺が起こり、3 ヶ月間で 100 万人が殺害されたと言 われています。この痛ましい歴史を 2 度と繰り返さないために、同国ではフツ族とツチ族の和解を目 的とした政策が行われてきました。 鳥谷部教諭は、大虐殺の記念館訪問や大虐殺に関わった加害者及び被害者の方々から直接話を伺う経 験を通して悲劇に胸を痛めると同時に、平和とは何か、赦しとは何かを考え、歴史と向き合う機会に なったと話します。 命の危険にさらされる機会はほとんどない日本に生まれ、暮らしてきた高校生がルワンダの大虐殺 を知り、 「平和」をどのように捉え、 「平和な社会」のためにどんなことができるのか、ルワンダの歴 史(大虐殺)を踏まえて、 「和解、赦しとは何か」 「平和な社会を築くために私たちに何ができるか」 を考えます。 公開授業の日程は以下の通りです。 ぜひ取材して頂き、広く青森県民へ本研修並びに青森明の星中学・高等学校の取り組みを紹介いただ ければ幸いです。 《公開授業日程》 題材 ルワンダの歴史から未来を考える 日時・場所 日時:2016 年 1 月 25 日(月)14:25~15:15 場所:青森明の星中学・高等学校(青森市浪打 2 丁目 6-32) 【本件に関する問い合わせ先】 JICA 青森デスク 小笠原直子 TEL:017-735-2249 FAX:017-735-2252 E-Mail: [email protected] ※このプレスリリースは青森県庁記者クラブで配布しています。
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